中日ドラゴンズの若きエースとして活躍している髙橋宏斗(たかはしひろと)。
切れ味鋭いボールや大舞台でも物怖じしないメンタルを武器にチームを勝利に導いています。
本記事では、髙橋宏斗の経歴や成績、メジャー挑戦や年俸にいたるまで、その魅力を様々な角度から徹底解説します。
この記事を読めば、髙橋宏斗の様々な情報をチェックできるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
髙橋宏斗のプロフィール
・氏名:髙橋宏斗
・出身地:愛知県尾張旭市
・生年月日(年齢):2002年8月9日(22歳)
・身長:186cm
・体重:86kg
・投打:右投右打
・背番号:19
・ポジション:投手
・経歴:中日ドラゴンズジュニアー豊田シニアー中京大学附属中京高等学校ー中日ドラゴンズ
愛知県の名門、中京大学附属中京高等学校(以下、中京大中京)を経て、ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団しています。
そんな髙橋投手ですが、実はお兄さんが通っていた慶應義塾大学への進学を第一希望としており、プロ志望届の提出は第二の選択肢だったようです。
しかし、大学のAO入試で不合格となってしまい、急きょプロ志望届を提出。
地元愛知県の球団である中日ドラゴンズが一本釣りに成功し、プロ入りを果たすのです。
髙橋宏斗はどんな選手?
髙橋宏斗は最速158kmの直球とツーシーム、スプリット、カットボール、スライダー、カーブ、シュートと多彩な変化球を操る投手です。
特に、140km台中盤で鋭く落ちるスプリットとカウントを整えることもできるカットボールが強力で、髙橋投手の生命線となっています。
また、テイクバックが小さく力感のない投球フォームが特徴で、打者はタイミングを合わせることが難しいでしょう。
今後、それぞれのボールに磨きがかかれば、さらに手がつけられない投手になるはずです。
プロ入りまでの経歴
小学校時代に中日ドラゴンズジュニアに選出されるなど、幼いころから将来を有望視されていた髙橋宏斗。
プロ入りまでどのような経歴をたどってきたのでしょうか。
小学校〜中学校時代
小学校2年生のころから野球を始めた髙橋宏斗ですが、幼いころからその才能を発揮していました。
小学校6年時には中日ドラゴンズジュニアに選出され、元謙太(現:オリックス・バファローズ)らとともにNPB12球団ジュニアトーナメントに出場しています。
中学では、豊田シニアでプレーし、本格的に投手に挑戦。
3年夏には全国ベスト16入りを果たすなど、素晴らしい実績を残しています。
高校時代
高校は甲子園最多優勝を誇る名門、中京大中京でプレーしています。
2年秋に開催された明治神宮野球大会では、中山礼都(現:読売ジャイアンツ)、畔柳亨丞(現:北海道日本ハムファイターズ)らとともに優勝を果たすと、翌春のセンバツへの切符を手中に収めます。
しかし、コロナウイルスが世界的に大流行し、センバツ、夏の選手権ともに中止という異例の事態に見舞われたのです。
3年夏に開催された独自大会で愛知県を制し、阪神甲子園球場で前川右京(現:阪神タイガース)を擁する智辯学園高校と対戦。
この時の対戦について、髙橋投手と前川選手はお互いを意識していたと語っています。
試合は、中京大中京が見事サヨナラ勝ちを収め、中京大中京は新チーム結成後、公式戦無敗を達成したのです。
髙橋宏斗のNPBでの活躍
高校ナンバーワン投手としてドラフト1位でプロ入りした髙橋宏斗。
現在、プロ入り4年目のシーズンを送っていますが、どのような成績を残してきたのでしょうか。
2021年シーズン
2021年シーズンは故障の影響もあり1軍での登板はありませんでした。
また、2軍での成績も0勝5敗、防御率7.01とふるわず、プロとアマチュアの差を感じるほろ苦いシーズンとなりました。
髙橋投手はこの悔しさを胸に、来シーズンの飛躍を誓ったのです。
2022年シーズン
【1軍登板成績】
登板数:19登板
投球回:116.2回
勝敗数:6勝7敗
防御率:2.47
奪三振:134奪三振
2022年シーズンは開幕から1軍への帯同を勝ち取ります。
4月7日の東京ヤクルトスワローズ戦で初勝利を飾ると、その後も勝ち星を積み重ねていきました。
7月には球速が自己最速の158kmを記録するなど、トレーニングの成果が出始めます。
また、投球内容が安定しはじめ、7月は防御率0.84、8月は0.89といずれも0点台を記録するなど、圧巻の投球を披露したのです。
打線の援護がなく黒星のついた試合もあったことから、6勝7敗と負け越したものの、存在感を示したシーズンとなりました。
2023年シーズン
【1軍登板成績】
登板数:25登板
投球回:146.0回
勝敗数:7勝11敗
防御率:2.53
奪三振:145奪三振
シーズン序盤は調整に苦しんだものの、6月13日の千葉ロッテマリーンズ戦でプロ初完投・初完封を記録するなど、結果を残します。
最終的には自身初となる規定投球回に到達。
先発ローテーションを1年間守り抜いたのです。
先発ローテーションを守り抜いたことについて髙橋投手は、中6日での登板がしんどく、体力の無さを痛感したと語っています。
また、与四球および暴投数がリーグワーストを記録するなど、課題が見つかったシーズンとなりました。
2024年シーズンはチームの勝ちに貢献することおよび160〜170イニングを投げきることを目標に掲げ、さらなる飛躍を誓ったのです。