14歳の時に3アクセルの史上最年少記録を更新!紀平梨花選手のプロフィールや魅力について

14歳の時に3アクセルの史上最年少記録を更新!紀平梨花選手のプロフィールや魅力について

中学生時代に3アクセルを習得したことで一気に飛躍し、シニアデビューの年にはGPシリーズを制覇したことで注目を集めたフィギュアスケーターの「紀平梨花」選手

その活躍の裏には、幼い頃から続けてきたスケートへの熱意と努力の積み重ねがあるそうです。

本記事では紀平選手のプロフィールや経歴のほか、国内外で高い人気を誇る彼女ならではの魅力についてご紹介します。

紀平梨花選手のプロフィールと経歴


まずは、紀平選手のプロフィールと主な経歴をご紹介します。

生年月日:2002年7月21日
身長:154cm
血液型:O 型
出身地:兵庫県西宮市
学校:N高校(通信制)に在学中
家族構成:父、母、姉
趣味:音楽鑑賞、映画鑑賞
所属先:関西大学KFSC

スケートとの出会い

紀平選手がスケートに出会ったのは、3歳の時
母親と4歳年上の姉と共に神戸のアイスリンクに遊びに行った際、スムーズな滑りを見せる姉に対抗心を燃やしてスケートに熱中するようになったそうです。

5歳になると教室でレッスンを受けるほどスケートの虜になった紀平選手は、掛け持ちしていたピアノ、体操、バレエ、ダンス等多くの習い事の中から、自らの意思でスケートだけを続けていくことを決意します。

MEMO


小学校の卒業文集でも”NHK杯で活躍する選手になること”を夢として掲げていたそうで、彼女のスケートに対する意思の強さが伺えます。

世界への挑戦を目指し始めた中学生時代

中学生になると世界に通用するスケート技術を身につけるため、平昌オリンピック4位の宮原知子選手も師事する濱田美栄コーチに指導を受けるように。
有力選手たちと同じ環境で練習に励む中、濱田コーチから3アクセルへの挑戦を勧めらたことをきっかけにその練習に取り組み始めます。

2016年、14歳で出場したジュニアのGPシリーズでは見事に練習の成果が発揮され、公式戦で自身初となる3アクセルを成功して当時の世界最年少記録を更新。
さらに、翌年のジュニアGPファイナルでは女子シングル史上初となる3アクセル+3トウループの連続ジャンプを成功させる快挙を達成しました。

12月には全日本選手権に出場し、ショートとフリーで計3回の3アクセルを成功させて3位表彰台に上ります。

シニアデビューの2018-2019シーズン

GPシリーズデビュー戦となる初戦のNHK杯では、フリーで2本の3アクセルを成功。
初出場にして初優勝を飾りました。
続くフランス大会も優勝し、ファイナルへの進出権を獲得します。

ファイナルの舞台ではショートで首位発進。
フリーでも抜けたジャンプを冷静な判断力でリカバリーし233.12点という高得点を出して優勝しました。
シニアデビューの日本人選手がファイナルを制覇するのは、元女子シングルで現役プロフィギュアスケーターの浅田真央さん以来の快挙だそうです。

強者揃いの若手ロシア勢と激闘する2019-2020シーズン

2019年10月、GPシリーズ第2戦のカナダ大会に出場した紀平選手。
ショートの演技では冒頭の3アクセルを着氷後、続くコンビネーションジャンプも見事に成功して首位発進します。
しかし、フリーでは4回転を3本決めるという驚異の演技を披露したロシアのアレクサンドラ・トゥルソワ選手に逆転優勝を許し、2位という結果に。

続くNHK杯ではショート、フリー共に2位。
ロシアのアリョーナ・コストルナヤ選手におよそ9点差をつけられて優勝を逃したものの、無事にファイナルへの出場権を獲得します。

2連覇を目指して臨んだファイナルの舞台には、ロシアの若手選手が集結。
美しい3アクセルや4回転を軽々決める彼女たちに、会場は翻弄されていきます。
紀平選手はショートでジャンプの乱れや転倒が見られ、6位発進。
フリーでは巻き返しを狙うも挑んだ4サルコーで転倒してしまい、総合4位に終わります。

3月の世界選手権の代表選考会を兼ねた全日本選手権では、ショートで首位に立ち初優勝に王手をかけた紀平選手
フリーは直前で4回転を入れない構成に変え、着実にジャンプを決めて総合優勝します。
これにより、世界選手権の代表入りが確実となりました。

紀平梨花選手の出身校は?

小、中学校

小、中学校はどちらも地元の学校に進学している紀平選手。
小学校は西宮市立大社小学校、中学校は西宮市立上ヶ原中学校に通学されていたそうです。

中学生時代は常にスケート優先で忙しい学生生活を送っていたそうですが、その努力が報われて中学2年の時にはスケート協会の強化指定選手に選出されます。
3アクセル初成功の快挙も在学中に成し遂げられているので、彼女のスケート人生に大きな変化をもたらした期間だったと言えるでしょう。

高校

西宮市立上ヶ原中学校を卒業した後は、N高校に入学。
この高校は通信制で通学不要であるにも関わらず、早稲田大学や慶應義塾大学のような難関大学の合格者を生み出す学校として有名です。

MEMO


紀平選手は厳しいスケートの練習と両立しながらも、ハイレベルな大学を目指せる通信制高校としてN高校を選んだと思われます。


N高校には現在も在学中で、2021年3月に卒業予定だそうです。

紀平梨花選手の魅力


日本人だけでなく、海外ファンをも魅了する紀平選手。
ここでは彼女の持つ魅力について迫っていきたいと思います。

素直だけれど負けず嫌いな性格

スケートを始めたきっかけが姉への対抗心からだったという紀平選手は、非常に負けず嫌いな性格のようです。
それと同時に繊細な一面も持ち合わせており、昔はかなりの緊張しいだったそう。
カメラのシャッター音にさえ集中力を切らしていたと言いますが、最近では数々の舞台で経験を積み重ねたことによって自然と気持ちのコントロールが出来るように

濱田コーチから「素直できちんと話が聞ける選手」と評価されている彼女だからこそ、経験を直接的に成長へと繋げられるのだと思います。
負けず嫌いだからと言って独りよがりにならず、他人の意見を受け入れる性格もフィギュアスケーターにとって大切な素質だと言えるでしょう。

笑顔が可愛い

試合中の真剣な表情から一転、笑った時の笑顔がとても素敵な紀平選手。
不意に見せる表情のギャップがたまらなく可愛いとファンの間で囁かれています。
幼い頃に歯列矯正をされているらしく、笑った時に見せる美しい歯並びも魅力の一つです。

氷上に馴染む肌の透明感

日本人フィギュアスケート選手の中でも特に色白と評される紀平選手の肌には、氷上に馴染むほどの透明感があります。
そんな彼女の演技する姿は、まるで雪の中を舞う妖精のよう

美肌に目を奪われて応援し始めるファンも多いそうです。

ファン思い

大会終了後には毎度と言っていいほど自身のインスタグラムを更新し、ファンからもらったプレゼントの写真を投稿してくれる紀平選手。
自分のあげたプレゼントが応援している選手本人のアカウントに掲載されるなんて、ファンにとっては夢のような体験ではないでしょうか。

そんなファン思いの一面も持ち合わせた選手です。

プロも絶賛のスケーティング

紀平選手の「スケーティングの質感」は天性のものだと言われています。

世界一のスケーティング技術を持つと賞されてきた元男子シングルで現役プロフィギュアスケーターのパトリック・チャンさんですら、彼女のスケーティングは緩急や強弱のアクセントの付け方が上手いと称賛するほど。

その強みを活かした美しい滑りには、力強さとのびやかさが感じられます。

まとめ

今回は、シニアデビューの年から今日まで日本のスケート界を牽引する存在として活躍中の紀平梨花選手のプロフィールや経歴、さらには国内外で人気を集める彼女ならではの魅力についてまとめてきました。

紀平選手の人気の裏には天性の「スケーティングの質感」を活かした美しい滑りや、ファン思いの優しい一面等が関与していることがお分かり頂けたかと思います。

次回の実戦の場である来月の世界選手権でも、彼女の美しい3アクセルが見られることを期待して楽しみに待ちましょう!

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