観客を魅了するセクシーな演技で定評のある本田真凛選手。
フィギュアスケート界随一のスケーティングセンスを誇る選手で、その名はノービス時代から知れ渡っていました。
本記事では、そんな「天才」とも言うべき逸材の経歴や学歴、交友関係などをご紹介。
話題の家族構成や、本田選手ならではの魅力についても触れていきたいと思います。
目次
1.本田真凛選手のプロフィールと経歴
まずは、本田選手のプロフィールと主な経歴についてご紹介します。
生年月日:2001年8月21日
身長:163cm
血液型:A型
出身地:京都府京都市伏見区
学校:青森山田高校に在学中
趣味:料理
所属先:JAL
・スケートとの出会いからノービス時代まで
本田選手がスケートを始めたのは2歳半の頃。
彼女の父と兄がスケートをやっていたことから氷上にいると安心するようで、みるみるうちに滑りを上達させていったと言います。
10歳の頃からはジュニア以下の選手が出場する「ノービス」の大会にも出場するようになり、2012年の全日本選手権では当時の歴代最高得点を更新して見事優勝。
高い表現力を活かした美しい演技は、この時代から彼女の持ち味だったそうです。
・ジュニアデビューシーズンに世界ジュニア選手権で優勝
中学2年生になった2015-2016シーズンにはジュニアデビューを果たし、ジュニアGPシリーズに初出場。
アメリカ大会では2位、クロアチア大会では優勝してファイナルへの出場権を獲得すると、ファイナルの大舞台でも同世代の有力選手たちを超える演技で3位表彰台に上がります。
その後はジャンプのミスが続いたことにより、全日本ジュニア選手権は6位、初出場の全日本選手権も9位となかなか表彰台には届かない結果に。
全日本での悔しさを晴らす思いで臨んだ世界ジュニア選手権では、ショートとフリーで完璧な演技を披露して192・98点という高得点を獲得。
初出場の舞台で初優勝する素晴らしい結果を残しました。
・ジュニア2年目に初の200点超えを達成
翌年の2016-2017シーズン、中学3年生になった本田選手はジュニアGPシリーズに出場すると、横浜大会とスロベニア大会でいずれも2位表彰台に。
2年連続でファイナル進出を果たしますが、残念ながらインフルエンザで試合本番は棄権する結果となりました。
全日本ジュニア選手権でも3位表彰台入りを果たし、全日本選手権でも4位と1年で大きな成長を見せつけた本田選手。
世界ジュニア選手権の代表にも2年連続で選出され、本番では次々にジャンプを決めて201.61点という高得点をマークし自身初の200点超えを成し遂げます。
最終的にロシアのアリーナ・ザギトワ選手の出した208.60点が本田選手の得点を上回って2位に終わりますが、観客の目を引く美しい演技に称賛の声が相次ぎました。
・得点に伸び悩んだシニアデビューシーズン
高校入学後に迎えた2017-2018シーズンは、細かいミスに苦しめられる日々。
シニアクラスに転向後、初となるGPシリーズでは初戦のカナダ大会、続く中国大会とも5位に終わりファイナルへの出場を逃す結果となります。
全日本選手権でもショート、フリー共にジャンプのミスが響いて7位に終わった本田選手は、2018年の世界選手権代表枠の座を獲得できずに終わります。
・2018-2019シーズンはアメリカを拠点にスケート漬けの生活
2018年3月、環境を変化させて新たなスタートを切りたいと考えた本田選手は拠点をアメリカに移すことを発表します。
それに伴ってコーチの変更も行い、今まで教わってきた濱田美栄コーチの元を離れて主にジャンプ教育で名高いラファエル・アルトゥニアンコーチに師事するように。
それからおよそ半年の練習を重ね、迎えたGPシリーズ初戦のアメリカ大会。
ショートでは4位と順調な滑り出しを見せますが、フリー冒頭の連続ジャンプ転倒時に足首に負った怪我の影響で回転不足等のミスを連発。
総合結果は8位に終わります。
思い切った気持ちで臨んだと言うフランス大会のショートは、冒頭の連続ジャンプの回転不足以外ほぼノーミスの演技で4位発進。
フリーでは最高レベルのスピンを含む力強い演技を披露し、総合6位に入ります。
点数だけ見るとショート、フリーとも今シーズンの自己ベスト。
表彰台には届かずとも、自身の成長を実感して自信が付いた一試合だったということです。
12月に開幕した全日本選手権では、ショートで18位発進と厳しい状況に追い込まれます。
フリーでもジャンプミスを連続してしまい、美しさに欠ける演技に。
思うように点数を伸ばせず総合15位という結果に終わります。
・スケートの楽しさを思い出した2019-2020シーズン
アメリカでの練習を活かして苦手なジャンプを成功させたいと意気込んで迎えたGPシリーズ初戦のカナダ大会。
本田選手は本番直前に乗っていたタクシーが事故に巻き込まれ、足を負傷するアクシデントに見舞われてしまいます。
目指している演技には程遠く、ショートの結果は10位とのbませn
それでも、事故の影響を一切感じさせず果敢に氷上を舞った本田選手に観客は称賛の嵐を贈りました。
しかし、ショート終了後から体調不良に襲われた彼女はフリーへ出場するか否か悩み始めます。
それでも、「自分は大丈夫」と言い聞かせてリンクへ向かうと豊かな表現力を活かした演技で追い上げ、総合6位に。
自分でも納得のいくパワフルな演技と共に、久々にスケートを楽しむことが出来たと振り返りました。
続く中国大会ではショートで6位発進。
フリーでは冒頭の3フリップで転倒。
他のジャンプでもミスが目立ち、順位を落として総合7位に終わります。
12月の全日本選手権では、本人も楽しんで滑れたと話すショートで6位発進。
フリーでの最終グループ入りを果たしますが、フリー本番は冒頭の3ルッツの転倒によって総合8位となり表彰台には届きませんでした。
2020年、1月18日に広島で開催された「プリンスアイスワールド2020」に出場した際、会場の観客からもらった声援が彼女の折れかけた気持ちを復活させたと話した本田選手。
自身のスケート選手としての競技生活期間についても触れ、早くて北京オリンピックまでになるだろうと話しました。
2.本田真凛選手の学歴
本田選手の出身小学校は関西大学初等部で、中学と高校も同じく関西大学の中等部、高等部に進学しています。
ただ、高等部については単位が足りず進級出来ない可能性が出てきたことにより、途中で進級のしやすい青森山田高校に編入したそうです。
この高校はスポーツ選手を多数輩出していることでも有名で、日本の卓球界を牽引する水谷隼選手も卒業生の一人。
彼のようなオリンピックメダリストのスポーツ選手も通学していたということで、この高校なら安心してスケートの練習にも励めると考えたのでしょう。
今年3月に高校を卒業した後は、明治大学への進学が決まっている本田選手。
大学の勉強とスケートの練習を両立するのは大変ですが、大卒の資格が得られればスケート選手を引退した後の選択肢が広がると思うので頑張ってほしいところです。
3.本田真凛選手の家族構成
本田家は、両親と5人兄弟の7人家族。
5人兄弟のうち4人がスケートをしているフィギュアスケート一家として有名です。
本田真凛選手は5人兄弟の次女に当たるそうですが、彼女以外の兄弟もスケート界でどのように活躍されているのか気になりますね。
以下で詳しく見ていきましょう。
長女:本田真帆
真帆さんだけはスケートをしておらず、メディア等にも一切顔出しをしていません。
年齢のみ、現在24歳であることが判明しています。
長男:本田太一
5歳からスケートを始めた長男の太一さんは、兄弟で唯一の男子。
関西大学に通いながら、現役の男子シングルフィギュアスケート選手として活躍しています。
2013年の全日本ジュニア選手権では見事な演技を披露して4位。
2年連続で出場した2014年の全日本選手権では15位に。
さらに、2015年の全日本ジュニア選手権で10位に入りました。
昨年末に開催された全日本選手権にも出場し、22位に入っています。
演技終了後、来シーズンでの活動を最後に引退することを発表。
夏に就職活動をされていたようなので、引退後はスケート以外の職業に就く可能性が高いと思われます。
三女:本田望結
3歳の時にスケートを始めた望結さん。
4歳の時には芸能界デビューも果たし、スケート選手と女優業の2つを両立し始めます。
CMやドラマ出演等で女優としての活動の場を広げる一方、スケート選手としても2013年の全日本ノービス選手権では8位に入る活躍ぶり。
2017年と2018年には2年連続で全日本ジュニア選手権への出場権を獲得しています。
スケートと女優の両立を諦めようか迷う時期もあったそうですが、それをきっかけに改めてどちらも全力で取り組むことを決意されたと言います。
2020年の1月には姉の本田真凛選手と共に熊本で開催された「プリンスアイスワールド」に出演し、気持ちのこもった表現やステップで観客を魅了しました。
四女:本田紗来
兄や姉に影響を受けてスケートを始めた紗来さん。
彼女のスケートセンスも優れていると評判で、大会へ出場し始めた2016年には近畿ノービス選手権で優勝。
2017年には小学4年生にして3ルッツを取得し、同大会で2連覇を成し遂げています。
その後も数々の舞台で優勝を飾り、姉の本田真凛選手からは「才能があり過ぎて恐い」と言われるほど。
今後の活躍に注目したい選手です。
4.本田真凛選手の交友関係
日本女子卓球界で活躍する1歳年下の伊藤美誠選手と親友関係にあるという本田選手。
伊藤選手が本田選手の出演する試合やアイスショーへ直接足を運び、応援することもあるそうです。
同じスポーツ選手として切磋琢磨する以外に、素の相性もピッタリだという2人は「みまりん」というコンビ名で親しまれており、互いのファンから愛されています。
5.本田真凛選手の魅力
①生まれ持ったスケーティングセンス
本田選手には生まれ持ったスケーティングセンスがあります。
多くのスケート選手は努力することでより素晴らしい演技を生み出しますが、短い練習時間で質の高い演技を仕上げられるのは本田選手の強み。
無限の可能性に大きな期待が寄せられています。
②大人の魅力あふれるセクシーな演技
本田選手の年齢離れしたセクシーな演技には、元男子シングルのフィギュアスケート選手で今年からアイススケート選手に転向された高橋大輔選手からも絶賛の声が寄せられています。
彼によれば、本田選手は体のちょっとした動きに色っぽさが感じられるそう。
その色気をさらに引き出すための要素として、演技中の着用衣装も大きなポイントとなります。
今年の1月4日に開催された「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」の中で彼女が初披露した全身タイツの衣装姿にも、今までの彼女とは違うセクシーさが感じられると大きな反響がありました。
③スケートに対する熱意
昔は生まれ持ったスケートセンスに甘えがちだった彼女ですが、平昌オリンピックの代表権を逃してからは自信を喪失。
その自信を取り戻すため、アメリカに拠点を移します。
そこで次回の北京オリンピックに出場するには今以上の努力が必要だと学んだ本田選手は、スケート中心の生活へとシフトして本気でオリンピック出場を目指すことを決意しました。
以前にも増したスケートへの熱い思いは、表現力にも必ず影響を与えるはず。
彼女の演技を通してスケートへの熱意を感じ取りましょう。
まとめ
今回は、ベテランの選手にも負けない表現力と色っぽさを誇る本田真凛選手の経歴や学歴、さらには交友関係や家族構成、彼女ならではの魅力についても触れてきました。
次回の北京オリンピックに向けてスケート漬けの生活を送りながら日々奮闘する彼女が、今後の実戦の場でどのような成長ぶりを見せてくれのるか非常に楽しみですね。
更なる飛躍を期待して待ちましょう!