中村歌六 リセールチケット一覧

五代目中村歌六（ごだいめ　なかむら　かろく）は、1950年、二代目中村歌昇の長男として生まれた歌舞伎役者で、屋号は「播磨屋（はりまや）」。1955年、歌舞伎座「松竹梅湯島掛額」の小僧、「夏祭浪花鑑」の倅市松で四代目中村米吉を襲名して初舞台を踏む。米吉時代には親戚にあたる故・中村勘九郎（18世勘三郎）らとともに勉強会を開いて古典歌舞伎を学ぶ傍ら、浅利慶太に師事し劇団四季に参加するなど精力的に活動。1981年に「鬼一法眼三略巻　一條大蔵譚」の一条大蔵卿で歌六を襲名。主に三代目市川猿之助の一座を中心に活躍。ほぼ全てのスーパー歌舞伎や復活狂言で重要な役回りを担った。長年の舞台生活と老役が認められ、2010年松尾芸能賞演劇優秀賞、2015年第22回読売演劇大賞優秀男優賞、芸術選奨文部科学大臣賞、2016年日本芸術院賞、2018年春の褒章で紫綬褒章を受章するなど、多くの賞を受賞している。2023年には「歌舞伎脇役」人間国宝となる。2024年は歌舞伎座「四月大歌舞伎」「六月大歌舞伎」などへの出演を控えている。