ホリミヤ – 名言・名シーン7選！【甘酸っぱくて青春学園ストーリー】

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ホリミヤ – 名言・名シーン7選！【甘酸っぱくて青春学園ストーリー】

『ホリミヤ』は、互いに秘密を共有し合っている堀さんと宮村くんを中心に描かれた、高校生たちの甘酸っぱくて切ない青春学園ライフ。学生時代にしか味わえない、かけがえのない青春のひとときが魅力です。

本記事では、2021年7月に最終巻が発売された『ホリミヤ』の魅力を伝えるため、おすすめの名言や名シーンを7選紹介します。

※ネタバレにご注意ください。

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2021年ついに完結！漫画『ホリミヤ』とは？

『ホリミヤ』は萩原ダイスケさんによる高校生たちの青春学園ストーリー。

HEROさんの個人サイト「読解アヘン」で連載していた四コマWebマンガ『堀さんと宮村くん』が原作となっています。コミカライズが決定し、作画コンペを勝ち抜いた萩原ダイスケさんが原作を基にストーリーマンガに再構築しました。

高校生たちの甘酸っぱい青春ストーリーが多くの読者に愛され、過去には

「第5回ananマンガ大賞」準大賞
「第9回全国書店員が選んだおすすめコミック」6位
「2014コミックナタリー大賞」14位

を受賞。

2011年より連載されていましたが、ついに2021年7月に完結を迎えました。さらに完結を記念して、2021年7月22日より「ホリミヤ展」が開催。詳しくはこちらをご覧ください。

MEMO

ちなみにコミックス最終巻と同時に発売された『ホリミヤ画集 卒アル』には、高校を卒業した直後の堀さんと宮村くんを描いた外伝も収録されているそう。ぜひこちらもチェックしてみてください。

『ホリミヤ』のあらすじ

一見派手な見た目でクラスの人気者の女子高生・堀さんと、地味で根暗でクラスで孤立しているメガネ男子・宮村くん。クラスメイトの2人ですが、これまでほとんど交流がありませんでした。

そんなある日、堀さんの弟・創太がケガをして帰宅。たまたま近くにいた男性が家まで送り届けてくれたのですが、相手は耳や口にピアスをつけた人で…。いかにも怪しすぎる相手に警戒する堀さんでしたが、なんとその男性は宮村くんという衝撃！

一方彼も、クラスの人気者である堀さんが、家では地味で家庭的な姿をしていることを知り驚きます。

お互いに秘密を共有することになった2人は、この日を境に距離を縮めていくようになるのでした。

堀さんと宮村くんを中心に描かれる、友人とのかけがえのないひととき。ときには喧嘩したり、友情を深め合ったり、互いを認め合ったりと学生のときにしか味わえない青春ストーリーに同世代だけでなく、かつて学生だった大人たちも胸を打たれること間違いなしです。

『ホリミヤ』2つの見所ポイント！

まずこちらでは、『ホリミヤ』を読むうえでの見所ポイントを2つ紹介します。

2人だけの放課後の秘密

1つ目の見所は、堀さんと宮村くん2人だけの秘密の共有です。

学校では成績優秀でクラスの皆から人気を集めている堀さんですが、家では共働きの両親に代わって年の離れた弟・創太の面倒を見ている家庭的な一面を持っています。あまりにも学校とのギャップがあるため、仲の良い友人にも秘密にしている堀さん。

一方、耳や口に9個のピアス穴をあけていたり、腕や背中に刺青を入れている宮村くん。学校ではそんな姿を隠すために、一年中長袖を着て過ごしています。

創太をきっかけに、2人は誰にも言えない秘密を共有し合うかのように少しずつ距離を縮めていきます。学校とは違う2人の素の表情と、友達以上恋人未満な距離間で過ごす秘密の時間に注目です。

甘酸っぱくて切ない青春と恋模様

『ホリミヤ』のもう一つの見所は、堀さんと宮村くんを中心に描かれる登場キャラクターたちの複雑で切ない恋模様です。

簡単に説明するとこちらになります。

・堀さん×宮村くん
・堀さん×石川くん（告白するもフラれる）
・吉川さん×柳くん（告白するもフラれる）
・石川くん×（？）吉川さん（恋人のフリをしてもらう）
・石川くん×河野さん
・柳くん×（？）河野さん（友だち以上恋人未満？）
・堀さん×沢田さん（堀さんへの憧れ？）

このなかでも注目となるのが、石川くんを巡った吉川さんと河野さんの恋模様。

吉川さんも河野さんも石川くんに助けてもらったことがきっかけで、彼の人柄を知り心惹かれていくようになります。しかし、お互いに好意を寄せていることを知っていたため、石川くんに告白することを躊躇していました。

石川くん自身も堀さんへの未練を残しつつも、2人のことが気になり始めていて気持ちが定まっていません。3人が想いを口に出さないため、余計関係性が複雑になっていたのです。

最終的に3人がどうなったのかについて、ここではネタバレになってしまうので明かしません。ぜひ、コミックスを読んでみてください。

『ホリミヤ』の名言・名シーン7選

つづいてこちらでは、堀さんと宮村くんたち青春がたくさん詰まった、『ホリミヤ』の名言・名シーンを7選紹介します。

「堀さんが頑張ってること知ってるから」（1巻第2話）

家族のために一生懸命な堀さんの頑張りを応援する宮村くんのセリフ。

共働きの両親に代わり、年の離れた弟の面倒を見ている堀さん。まだ幼く甘えん坊な弟が寂しい思いをしないようにと、放課後は寄り道もせずに帰宅します。けれど、本当は仲の良い友人たちと過ごしたいと思っていたのです。

「私がしっかりしないと」と自分の気持ちに蓋をして、見ないふりをしていた堀さん。そんな堀さんの本音に気づいた宮村くんは、「皆は知らないだろうけど、僕はちゃんと堀さんが頑張っていることを知っているよ」と彼女の頑張りをたたえます。

無理矢理笑顔を作ってやり過ごしている堀さんの気持ちに寄り添うように、静かに包み込んでくれる宮村くんの優しさに感動です。

「困ってる男子がいたら、みんなこうやって自分の部屋に入れちゃう？」（1巻第6話）

修学旅行でふと見せた、宮村くんの男っぽいシーンより。

体中に刺青を入れているため、皆と一緒に風呂に入れず困り果てていた宮村くん。堀さんの提案で、彼女が泊まる部屋の風呂を借りることになります。

同室の友人は出かけており、2人きりの堀さんと宮村くん。そんな状況でもまったく危機感を持たずに招き入れた堀さんに、宮村くんは静かに忠告しました。

いくらほぼ毎日家に遊びに行っている間柄でも、男女が2人きりというのはさすがに宮村くんでも意識してしまうもの。初めは緩い雰囲気で「だめだよぉ」と指摘しますが、堀さんに「宮村なら大丈夫」と言われてしまい、思わず強めに忠告してしまいます。

普段は緩い笑顔で話しかける彼が、笑顔なのに少し怖い雰囲気を出して忠告する姿に思わず堀さんも固まってしまうのでした。

「堀さん、言わなくていいよ」（2巻第7話）

生徒会の頼みで手伝いをすることになった堀さんが、覚えのないミスで疑われてしまうシーンより。

人手が足りないということで、急きょ生徒会の書類作成を手伝うことになった堀さん。勉強と家のことで忙しいにも関わらず、皆の役に立てるならと一生懸命仕事に取り組んでいました。

しかし、生徒会メンバーの綾崎レミに渡した書類が一つ足りず、失くしたのではないかと疑われてしまいます。周囲に人がいるなかで一方的に攻め立てられてしまい、泣きそうになった瞬間、宮村くんが助けに入りある行動をとります。

これまで学校では目立たないように過ごしていた宮村くん。そんな彼が堀さんのために動く男らしいシーンです。

「お前…やっぱり変。変だけど、嫌いじゃねー！！」（2巻第10話）

堀さんをきっかけに距離を縮めていった、宮村くんと石川くんの友情回より。

幼い頃から「暗い」「変」と言われ、クラスで孤立していた宮村くん。誰かと過ごすことを諦め、高校でも大人しく過ごそうと決めていました。しかし、堀さんとの出会いをきっかけに、彼の学校生活は変わっていきます。

初めて経験する楽しい日々に戸惑う宮村くんは、自分と石川くんとの関係性は何だろうと思い始めるのです。

そんな宮村くんに石川くんは、このセリフを言うのでした。確かに宮村くんは周りに比べると変わっている部分があります。けれど、それは彼の個性。石川くんは宮村くんの変な部分も含めて、友人として好きなんだよというのを伝えたかったのでしょう。

男同士のちょっと泣ける友情シーンに、胸がじーんとなりました。

「宮村は私のだもん！！あげないから！絶対！！あげないから！！」（2巻第11話）

堀さんが宮村くんへの想いを自覚するシーンより。

ある朝、早く学校についてしまった堀さん。食堂で時間を潰していると、そこへレミがやってきます。

突然、「宮村をもらっていい？」と言い出すレミ。その言葉に、初めは落ち着いた様子で対応していた堀さんでしたが、だんだんと我慢できなくなり思わずこのセリフを言ってしまいます。

これまで宮村くんに対して好意を抱いていたものの、はっきりとしたものは自覚していなかった堀さん。レミの言葉がきっかけで、自分にとって宮村くんが誰よりも大切な存在であると自覚します。

「…なんかかっこいいな。誰が見てなくとも、そうやって頑張ってんのってさ」（3巻第16話）

生徒会メンバー・河野桜が、石川くんに想いを寄せるようになったきっかけのシーンより。

風に飛ばされた書類を拾ってあげた石川くんは、生徒会のなかで一番忙しそうに働く河野さんのことを気にかけます。けれど、彼女はとくに気にしていない様子。むしろ1人1人が気持ち良く働くには、それぞれの良さを生かした仕事をするほうがいいと答えます。

河野さんの誰かに見てもらっていないとしても陰で頑張っている姿を尊敬した石川くん。素直に感じたことを口にしました。

学校では大人しく地味なポジションにいた河野さんは、人から自分の頑張りを認めてもらったことで、石川くんを意識し始めるのです。

「創太の『お姉ちゃん』はとらないからさ、『京子』をくれないかな」（6巻第37話）

姉と宮村くんの恋人同士の触れ合いを見て、お姉ちゃんがいなくなってしまうのではないかと不安になった創太に宮村くんがかけたセリフより。

2人が仲良くなるきっかけとなった創太は、友人関係から恋人へと変化する過程を静かに見守っていました。しかし、彼はまだ小学生。両親に代わり幼い頃から面倒を見てくれていた姉が宮村くんと付き合い始めたことで、自分の知らない姉の姿に寂しさと不安を感じるようになります。

創太にとって姉も大事だけれど、同じように宮村くんも本当の兄のように大事。だからこそ、真剣に悩んでいたのでした。そんな創太の気持ちに、すぐ気づいた宮村くん。彼のお兄ちゃんとして、堀さんの彼氏として、彼の気持ちに真正面から向き合います。

実写版『ホリミヤ』もおすすめ！

最後に、2021年2月にドラマと映画で実写化された『ホリミヤ』についても紹介します。

実写キャストはこちら。

宮村伊澄役：鈴鹿央士（すずか おうじ）
堀京子役：久保田紗友（くぼた さゆ）
石川透役：鈴木仁（すずき じん）
吉川由紀役：岡本莉音（おかもと りおん）
仙石翔役：小野寺晃良（おのでら あきら）
綾崎レミ役：マーシュ彩（まーしゅあや）
河野桜役：さくら
井浦秀役：曽田陵介（そうた りょうすけ）
進藤晃一役：井上裕貴（いのうえ ゆうき）
柳明音役：板垣李光人（いたがき りひと）

2021年2月5日に映画が先行上映され、同年2月16日にドラマがMBS/TBS系にて放送されました。

実写『ホリミヤ』を務めるのは、フレッシュさ溢れる若手俳優人たち。原作同様に互いに悩みや秘密を持った登場人物たちが、たくさんの「初めて」を経験し成長していく過程が見所です。

不器用ながらも全力でぶつかって、今しかない一瞬一瞬を駆け抜けていく彼らの甘酸っぱくて切ない青春ライフがたっぷり詰まっています。

まとめ

『ホリミヤ』のキャッチコピー「超微炭酸系スクールライフ」のとおり、堀さんたちの学園生活はどれもキラキラしていて、炭酸のようにはじける爽快さに溢れていました。メインストーリーは堀さんと宮村くんなのですが、彼らの友人たちのストーリーも魅力的で心惹かれます。

ぜひこの記事をきっかけに、コミックス『ホリミヤ』と実写版『ホリミヤ』を見ていただけたら幸いです。

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この記事を書いた人

松本あるこ

図書館司書×副業ライター。好きなジャンルは漫画・アニメ・声優・乃木坂46・ジャニーズ（すの担）・＝LOVE。推しはしょっぴー＆さっくん！

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