『ゆるキャン△』各務原なでしこ – みんなを笑顔にする太陽的存在! その魅力をネタバレ徹底紹介!

『ゆるキャン△』各務原なでしこ – みんなを笑顔にする太陽的存在! その魅力をネタバレ徹底紹介!

かわいい女子高生たちがゆーるくキャンプを楽しむアニメ『ゆるキャン△』

キャラクターはどの子も個性的!そんな子たちがキャンプをしている作品なのですが、観ているだけで癒されます。

今作ではメインキャラクターとして各務原なでしこ(かがみはら なでしこ)というキャラクターが登場します。

元気いっぱいの女の子で、見ているだけで、なんだか笑顔になれるキャラクターです。

そんな、なでしこの魅力を漫画版、実写版、名シーンにも触れながらご紹介します。

ネタバレがあるのでご注意ください。

『ゆるキャン△』とは?

その名の通り、普通の女子高生たちがゆるーくキャンプを楽しむ作品です。

漫画原作で、アニメは第2期まで放送されており、第1期は2018年1月から、第2期は2021年1月からスタートしています。

2022年には映画化も決まっており、ますます目が離せないですね!

出てくるキャラクターたちは、皆、個性的で彼女たちのやりとりを見ているだけでも楽しめます。

キャンプ道具もリアルに描かれており、テントを組み立てるシーン、食事を作るシーンなど丁寧に作り込まれています。

実際に自分もキャンプに行ってみたくなるような、魅力的な作品となっています。

『ゆるキャン△』あらすじ

1人でキャンプするソロキャンが趣味の志摩リン(しま リン)は本栖湖でキャンプをしていました。

そこで出会ったのは、なでしこという少女。彼女は山梨に引っ越してきたばかりで、1000円札にも描かれている富士山を見にやってきたらしいのですが、自転車を何時間も漕ぐのに疲れ果て、キャンプ場の事務所のベンチで日が暮れるまで眠ってしまったのです。

なでしこは帰ろうとするのですが、山道は暗く、怖くなってしまった彼女はしばらくリンと一緒にいることにします。二人はキャンプ場で、カップ麺を食べながら色々な話をします。

なでしこは姉の電話番号を知っていることを思い出し、無事に迎えに来てもらいます。

別れ際、なでしこはまた、キャンプをやろうとリンに伝え、自分の電話番号を手渡します。

なでしこはこれを機に、キャンプに興味を持ち、高校の野外活動サークルに入ります。

実はリンも同じ高校で、二人は偶然再会するのですが、彼女は野外活動サークルには入っていませんでした。

そこでなでしこはリンを野外活動サークルに誘うのですが、リンは嫌そうな顔をするのでした。

なでしこのキャラクター


ピンクの長い髪に、青い瞳をした女子高生で、性格は明るく、天真爛漫。

興味を持ったことにはすぐに飛びつき、どこか小動物のような描かれ方をしています。

静岡県浜松市から山梨県へと引っ越してきた当日に、リンと出会い、帰れなくなっているところを助けられます。

この出来事からキャンプに興味を持ち、後に高校の野外活動サークルに入ります。
そこで大垣千明(おおがき ちあき)犬山あおい(いぬやま あおい)と出会うことになります。

常に、マイペースで元気いっぱいですが、人見知りなリンのことを思いやったりと、人の気持ちに寄り添うことのできる優しい性格をしています。

繊細な演技!なでしこの声優さんは?


元気いっぱいのなでしこの声を演じているのは花守ゆみり(はなもり ゆみり)さんです。

生年月日:1997年9月29日
出身:神奈川県
所属:m&i
過去作品:『ブルーピリオド』鮎川龍二役、『トロピカル〜ジュ!プリキュア』涼村さんご / キュアコーラル松役など

2016年公開の「ガラスの花と壊す世界」で劇場アニメ初出演で初主演を務めています。

憧れの声優さんの名前に竹内順子さんを挙げています。

なでしこのような声の高い元気な少女役から「映像研には手を出すな!」の百目鬼(どうめき)のようなボーイッシュで低めの声のキャラクターを演じ分けることができる声優さんです。

最初、なでしこの声と百目鬼の声が同じ人だと言われたときは、違いに驚いてしまいました。

『ゆるキャン△』のなでしこは、常に元気いっぱいでパワフルですが、どこかに優しさも感じられる演技をされています。

なでしこの言動に見え隠れする思いやりも見事に表現されていると思います。

あわせて読みたい!

ゆるくて癒される!漫画版

2015年5月から「まんがタイムきららフォワードCOMIC FUZ」で連載されています。

全体的にやわらかなタッチで、なでしこたちの活躍が描かれています。

アニメとはまた違った演出のシーンがありますが、基本的に流れは一緒です。

アニメ版と漫画版を比べてみると、アニメ版の方が声優さんの迫真の演技も相まって、より、なでしこの小動物っぽさがより強調された演出になっていると思います。

学校でなでしことりんがすれ違うシーンは、アニメ版では下駄箱でしたが、漫画では廊下でした。ドラマ版も廊下になっています。

あと、学校でなでしこがりんと再会するシーンは、アニメ版だとなでしこが勢い余って窓ガラスにぶちあたるのですが、漫画版、ドラマ版だとその描写は特に描かれていません。このあたりはアニメ特有の表現が生きてきますね。

細かなシーンがアニメとは異なっているので、気になる方はチェックしてみてください。

再現率の高さに驚き!ドラマ版

第1期が2020年1月から、第2期が2021年4月から放送されました。

このドラマ版の全体的な感想なのですが、俳優さんたちのビジュアル、お芝居、脚本がとても丁寧に描かれており、「原作のなでしこたちが実際に私たちの世界にいるとしたらこんな子たちなんだろうな」という感じが良く出ていていました。

私たちと『ゆるキャン△』の世界の橋渡しをしてくれているようで、より親近感を抱きました

キャンプ道具もリアルなものが用意されていたので、これを観て私もキャンプに行きたくなりました。

繰り返しになりますが、驚いたことがなでしこ役の大原優乃(おおはら ゆうの)さんのビジュアルがなでしこにピッタリだったことです。

明るくて、元気いっぱいの感じが出ていて、原作にもある笑顔がそこにはありました。

リン役の福原遥(ふくはら はるか)さんもリンのクールなイメージに合っていて、ぼそっと言うツッコミが最高でした。

あと、カップ麺を美味しそうにすするシーンがアニメのまま再現されていたのには感動しました。何度も口もとを写すのに、強いこだわりを感じました。

他にも、野外活動サークルの狭い部室が見事に表現されていて笑いました。両手を思いきり広げると、壁にぶつかってしまう広さです。特注で作ったのでしょうか。

野外活動サークルのメンバーとの軽快なやり取りも実写的にアレンジされたもので見ごたえがありました。テントのパーツが折れたときなどのシュールなやり取りが笑いを誘いました。

学校でのリンとの再会は、さすがに窓ガラスにぶち当たることはしませんでしたが、なでしこの元気いっぱいさが、にこにこの笑顔で表現されていて、良かったです。

野外活動サークルに誘われたときのリンの嫌な表情もコミカルに再現されていて、ポイント高かったです。

名シーン5選紹介

『ゆるキャン△』の名シーンを5つご紹介します。

キャラクター同士の距離感や、キャンプの臨場感などとても丁寧に描かれているのが『ゆるキャン△』の特徴です。

他愛もない会話に、焚火の揺らめく炎を見ているだけでも癒されますね。

今作を観て、仲間とキャンプに行きたくなるかも知れませんよ。

カップ麺が食べたくなる?なでしこの食事シーン

「第1話ふじさんとカレーめん」にて、お腹の空いたなでしこがリンからもらったカレー味のカップ麺を食べるシーンです。

ここが実に美味しそうなんですよね。

ずるずるとすする音に、熱さが伝わる息遣い、なでしこの笑顔がかわいくデフォルメされていて、こちらまでカレー麺を食べているような気分になってきます。

スープを飲んだ後に、白い息が出るのもポイント高いですよね。

なでしこの体がリズミカルに左右に揺れていて、カレー麺の美味しさとキャンプの楽しさがダイレクトに伝わってきます。

このシーンを観てキャンプでカレー麺を食べてみたいなと思った方も多いのではないでしょうか。

なでしこの優しさが溢れる

「第3話ふじさんとまったりお鍋キャンプ」では、なでしこの優しさが垣間見れます。

なでしこから野外活動サークルに誘われたとき、リンは思わず嫌そうな顔をしてしまいます。

それをずっと気にしていたリン。

その後、リンの友達の手伝いもあって、なでしことリンは二人でキャンプをすることになるのですが、その際、前にリンが嫌そうな顔をしたことの話題になります。

謝るリンに対して、自分も悪かったと非を認めるなでしこ。私はなでしこがきちんと謝ることができる子なんだと少し意外でした。

それに加えて、「また、気が向いたら皆でキャンプしようよ」と、リンを一人ぼっちにはさせないんですよね。

遠慮して、もう誘わないならよくある話ですが、相手を思いやりつつも懐に入っていく。

この2点から、なでしこの優しさ、思いやりを垣間見ることのできるシーンでした。

2つの美しい夜景が重なる

「第5話二つのキャンプ、二人の景色」では美しい名シーンが登場します。

なでしこたち野外活動サークルとリンは別々の場所でキャンプをしていました。

それぞれ美味しい料理に満足しながら、景色を楽しんでいます。

夜、なでしこはリンに美しい夜景の写真を送ります。それを見たリンはお返しと言って、同じように夜景の写真をなでしこに送ります。

特に感動的な言葉はありません。しかし、離れていても心は一緒のところにある。そんなメッセージを受け取ったような気がします。

この2つの夜景が重なるようにして画面に映し出される演出はとても美しいものでした。

エンディングもこの回だけの特別仕様で、それぞれのその後が描かれています。

確実になでしことリンの心の距離が縮まっているのを感じることができる素敵な回でした。

心躍るアウトドア用品店

第8話「テスト、カリブー、まんじゅううまい」はその名の通り、内容がぎゅっとつまった回でした。

野外活動サークルの3人は「カリブー」と言う名のアウトドア用品店へとやってきます。

ここでのなでしこのはしゃぎっぷりが実に気持ち良いのでご紹介します。

店に入ると軽快なBGMと共に映し出される、所狭しと並ぶアウトドア用品の数々。ここまで『ゆるキャン△』を観てきた人なら、目を輝かせる彼女たちに感情移入すること間違いないでしょう。

もちろん、なでしこは店内をはしゃぎながら回ります。

細かなところまで描きこまれた魅力的なアイテムに観ている私たちも、目を輝かせてしまいますね。

特に、なでしこが気に入ったガスランプの描写は丁寧で、ゆらゆら揺れる火に思わず欲しくなってしまいました。

その後も、テント見たり、椅子を見たりと店内を堪能します。その様子が本当に楽しそうで、観ているこちらまで笑顔になってしまいます。

アウトドア用品店を訪れるのも良いかもしれませんね。

5人揃ってのキャンプ

「第12話ふじさんとゆるキャンガール」より、ついに第1話冒頭の5人揃ってのキャンプシーンが登場します。

野外活動サークルの3人に加え、リンと彼女の友達の斉藤恵那(さいとう えな)、顧問の鳥羽美波(とば みなみ)も参加することになったクリスマスキャンプ。

皆楽しみにしていたようで、集合時間の前にほとんどのメンバーがやってくるほどでした。

高級な肉ですき焼きを食べたり、サンタクロースの格好をしたりと皆で楽しみます。

第12話ではカットされていますが、ここで第1話冒頭の5人揃って焚火でマシュマロを焼くシーンが入ると推測されます。

『ゆるキャン△』は最初どうやってこの5人が一緒にキャンプに行くのかが気になって仕方がないと思わせるような作りをしていて、その過程を全12話で丁寧に描いてくれています。

ソロキャンも良いですが、やっとこの5人でキャンプに来れたことが私も嬉しくなってしまい、穏やかな気持ちになりながらこの回を見守っていました。

色々あったけれど、お互い、徐々に打ち解けて、ついに一緒にキャンプをすることができた。

その過程を自然に描いている『ゆるキャン△』に多くの人は癒されるのだと思います。

第12話を見た後に、第1話の冒頭を見ると、なでしこ視点での皆の様子がわかり、より、彼女の喜びが伝わります。

なでしこが皆をつなげたと考えると感慨深いものがありますね。

まとめ

『ゆるキャン△』のなでしこについてご紹介させていただきました。

彼女はいつも明るくて、周りを照らす太陽みたいですね。最後揃った5人を結び付けた立役者です。

なでしこが最初にずかずかとリンに詰め寄っていたら、5人が揃うことはなかったでしょう。

彼女の人の気持ちを思いやる心が、クリスマスキャンプを成功に導いたのだと思います。

そんな魅力あふれる、なでしこが登場する『ゆるキャン△』。

ぜひぜひ、皆でキャンプに繰り出しましょう!

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