板垣巴留『BEASTARS』 – 弱肉強食な動物たちの青春！オレンジ制作アニメのネタバレ徹底解説

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板垣巴留『BEASTARS』 – 弱肉強食な動物たちの青春！オレンジ制作アニメのネタバレ徹底解説

週刊少年チャンピオンでの連載も堂々完結した板垣巴留の『BEASTARS』。

私立チェリートン学園で起きた食殺事件の犯人に迫るアニメ2期も好評のうちに幕を閉じ、単行本の続きの映像化が待たれています。

今回は『BEASTARS』のキャラクターや専門用語、ストーリーをネタバレ徹底解説します。

『BEASTARS』原作漫画の紹介

『BEASTARS』は週刊少年チャンピオン（秋田書店）2016年41号から2020年45号まで全196話連載されました。

単行本は全22巻、累計発行部数は500万部を突破したヒット作です。

私立チェリートン学園とその外の世界を舞台に、17歳のハイイロオオカミ・レゴシの青春を描いた本作は、人種差別の隠喩ともとれる肉食獣と草食獣の対立や断絶をテーマにし、幅広い層に受け入れられました。

以下、『BEASTARS』の賞歴です。

  • 2017年 『このマンガがすごい!2018』（宝島社）オトコ編 第2位
  • 2018年第42回講談社漫画賞・少年部門受賞
  • 第11回マンガ大賞大賞
  • 2018年第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞
  • 第22回手塚治虫文化賞新生賞

2021年1月8日には最終22巻発売記念として、ファンメッセージに乗せて板垣巴留の制作風景を撮ったムービーがYouTubeで公開されました。

『BEASTARS』の前身となるのは板垣巴留が読み切りとして週刊少年チャンピオン及び別冊少年チャンピオンに発表した『BEAST COMPLEX』（秋田書店）です。

『BEAST COMPLEX』は『BEASTARS』と同一世界観の物語で一部キャラクターも共通しています。原則1話完結で、草食と肉食の友情や恋愛、価値観のすれ違いから起きるドラマを描きました。

この短編連作シリーズの好評を受け、『BEASTARS』が本格始動しました。

『BEAST COMPLEX』は既刊3巻で、最新刊には『BEASTARS』完結後のレゴシとハルのエピソードが収録されています。

『BEASTARS』作者・板垣巴留の紹介

板垣巴留の来歴

『BEASTARS』作者・板垣巴留（いたがきぱる）は1993年9月9日東京都生まれ、現在28歳の女性漫画家です。

家族構成は両親と姉2人。

SNSやYouTubeをはじめとするマスメディアにはニワトリの被り物をして登場します。これは『BEASTARS』に登場するキャラクター、雌鶏のレゴムです。

マンガ大賞と手塚治虫文化賞の授賞式にもこのスタイルで現れて会場を沸かせました。

なお被り物を外した貴重なショットもあります。

元は映像クリエイター志望でしたが、武蔵野美術大学造形学部映像学科（現：造形構想学部映像学科）在学中に映画製作の大変さを痛感したこと、学祭でオリジナルイラストをモチーフにした同人誌を出して創作の楽しさに目覚めたことから漫画家志望に転向します。

父親は『バキ』シリーズで有名な板垣恵介。

同姓なことから連載当初より親子ではないかと囁かれていたものの、公式発表されるのは中盤以降です。作風の違いに驚いた読者も多いのではないでしょうか。

ちなみに親子関係を伏せていたのは親の七光りと誹謗中傷され、炎上するのを避けた編集部の判断でした。

したがって『BEASTARS』が名実ともに人気作の地位を確立した頃に対談が主催されました。

週刊少年チャンピオン誌上では親子対談も実現しています。

YouTubeではプロコスプレイヤーのえなことのお絵描き中継が頻繁に配信されており、同年代の女性同士公私をこえた仲の良さがうかがえますね。

板垣巴留の作品

最新作はサンタの末裔であり、老人に変身できる男子中学生・三田が主人公の近未来ファンタジー漫画『SANDA (サンダ)』。

作者のtumblrには創作の裏話や日常の雑記、らくがきなどが投稿されています。

『BEASTARS』アニメーションの紹介

『BEASTARS』アニメは現在2期まで放送されています。

テレビアニメ第1期は2019年10月から12月まで、第2期は2021年1月から3月まで。

話数は両方とも12話、合計24話。第2期の続編はNETFLIXアニメシリーズとして配信が予定されています。

制作スタジオはオレンジ。

近年の代表作に『宝石の国』やボンズと共同制作の『ゴジラ S.P ＜シンギュラポイント＞』などが挙げられ、3DCGの立体的な質感やアクションにこだわりを見せています。

以下賞歴です。

  • 第23回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品
  • クランチロール・アニメアワード2021ベスト・オープニング・シークエンス賞

『BEASTARS』ミュージックの紹介

第1期オープニングテーマは「Wild Side」（作詞/LeoとJua、作曲・編曲・歌/ALI）。

第1期エンディングテーマは「Le zoo」（作詞/唐沢美帆、作曲・編曲/神前暁、歌/YURiKA）。

「眠れる本能」（作詞/唐沢美帆、作曲・編曲/広川恵一、歌/YURiKA）。

「マーブル」（作詞/唐沢美帆、作曲・編曲/高橋邦幸、歌/YURiKA）。

「月に浮かぶ物語」（作詞/唐沢美帆、作曲/神前暁、編曲/広川恵一、歌/YURiKA）。

第2期オープニングテーマは「怪物」（作詞・作曲・編曲/Ayase、歌/YOASOBI）。

第2期エンディングテーマは「優しい彗星」（作詞・作曲・編曲/Ayase、歌/YOASOBI）。

「怪物」と「優しい彗星」は曲をイメージした小説を原作者の板垣巴留が書き下ろしています。

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『BEASTARS』のストーリー紹介

擬人化された動物たちが暮らす世界。

ハイイロオオカミのレゴシは17歳、思春期真っ只中の悩める高校生。名門校である私立チェリートン学園の演劇部に在籍しています。

肉食動物として怖いイメージを持たれがちなレゴシですが、その実体はナイーブな感性を秘める心優しい少年でした。演劇部の活動でも決して前に出ず、黙々と裏方に徹しています。

ある日演劇部の部員であるアルパカのテムが学園内で食殺される事件が発生、肉食獣に疑いがかけられます。

テムの食殺事件をきっかけに草食獣と肉食獣の間の緊張が高まる中、眉目秀麗、文武両道の学園のカリスマ・ルイとレゴシが急接近。

演劇部の部長も兼ねるルイは、対立する部員たちを束ねて新入生歓迎公演の稽古に励みます。

そんな中ルイから夜間練習の見張りを命じられたレゴシはドワーフウサギの女生徒・ハルと出会い、彼女の匂いに触発されて襲いかかってしまいました。

間一髪レゴシが本能を制してハルは難を逃れたものの、彼は強い自己嫌悪を覚えます。

後日部活の小道具の鉢植えをもらいに園芸部を訪れたレゴシはハルと再会、肉食獣にも臆さず接する彼女に興味を抱きました。

ところがハルはレゴシの言動を誤解、自分とセックスしたがっていると思って誘惑してきます。

童貞のレゴシはパニックに陥って逃げ出しますが、ハルを忘れられず悶々。

しかし彼女に会いたい、触れたいと欲する衝動が恋と食欲どちらに起因するものかわからず苦悩します。

はたしてレゴシは本能を克服し、ハルへの気持ちを見極めることができるのでしょうか？

『BEASTARS』の世界観・用語紹介

私立チェリートン学園

レゴシたちが通う私立の名門学園。草食獣と肉食獣の共学で中高一貫の全寮制。数多くのビースターを輩出しています。中心街からやや離れた丘の上に建っており、市街地が一望できます。

部屋割は種族別でレゴシはイヌ科の部屋で仲間たちと共同生活を送っていました。

演劇部

ルイが役者長を務める部活。テムの食殺事件が起きるまでは肉食獣と草食獣が和気藹々と活動していました。レゴシは裏方として大道具のセッティングに携わっています。
毎年新入生歓迎公演で劇を演じています。

ウサギの血

肉食獣の間で流行っている麻薬。興奮作用があります。

アドラー

新入生歓迎公演で演劇部が演じる伝統劇。死神アドラーと少女を巡る悲劇です。

食殺事件

肉食獣が草食獣を食い殺す事件のことで本作の世界では日常的に発生しています。

混血

種族が異なる獣の間に生まれた子供をさします。レゴシはコモドオオトカゲの祖父を持っており、爬虫類のクォーターとのちに判明します。

終盤のキーパーソンになるメロンよろしく肉食と草食の特徴が齟齬をきたす体質に悩まされ、本作の不条理を象徴する存在です。

裏市

肉食の成獣の間では暗黙のスラム街。
表の世界では禁じられている肉食が公認されており、病院や葬儀屋から極秘裏に提供された草食獣の屍肉が売買されています。

貧しさ故に自分の体を切り売りする草食獣もいます。

ビースター

この世界における全獣の指導者で司法的な権力も持ち合わせます。現在のビースターはレゴシの祖父と因縁深い馬のヤフヤ。
各学園の代表となる青獣ビースターと、その中からさらに選抜される壮獣ビースターの二種類に区別されます。

ルイとレゴシは二人合わせて「ビースターズ」をめざしました。

隕石祭

この世界に太古の昔に落ちてきた巨大な隕石に祈りを捧げるお祭り。お祭り期間中には多数の露店が並び、歌や踊りなどのパフォーマンスが演じられます。チェリートン学園演劇部の面々も会場設営に駆り出されました。

食肉前科獣

この世界で食肉を行った獣に課されるレッテル。

草食獣との婚姻の禁止、草食獣との共学校への入学・通学の禁止、草食獣が役員を務める会社に就職困難になるなど刑事罰の他に様々な社会的制裁を下されます。

海洋生物

海に住む動物たちの総称。海洋語と呼ばれる独自の言語を用い、貝殻を通貨として代用します。輪廻転生を尊ぶ仏教的な宗教観を持っています。

『BEASTARS』のキャラクター紹介

レゴシ（声優：小林親弘）

代表作

  • 『ゴールデンカムイ』杉元佐一
  • 『転生したらスライムだった件』ランガ
  • 『イエスタデイをうたって』魚住陸生

私立チェリートン学園高等部2年演劇部所属、17歳のハイイロオオカミの少年。祖父はコモドオオトカゲのクォーターです。
優しく真面目で誠実。童貞。ハルに恋心を抱きながらも捕食本能に目覚めて葛藤します。

ビースターになる宿命を背負ったルイと不滅の友情を築きました。

周囲からは何を考えてるかわからないと思われ孤立気味です。ラブラドールレトリバーのジョンは幼馴染で良き理解者。
のちに裏市の医師・ゴウヒンに弟子入りし鍛え上げられます。

運命的な出会いをしたハルとは肉食獣と草食獣を阻む価値観を乗り越えて交際に至り、ハッピーエンドを迎えました。

名前の由来は俳優のベラ・ルゴシ。綴りはLegoshi。

ルイ（声優：小野友樹）

代表作

  • 『佐々木と宮野』小笠原次郎
  • 『ブルーロック』國神錬介
  • 『はたらく魔王さま!』芦屋四郎〈悪魔大元帥アルシエル〉

私立チェリートン学園高等部3年演劇部所属、演劇部の役者長を務めるアカシカ。眉目秀麗、文武両道な学園のカリスマで絶大な人気を誇ります。

ホーンズ財閥の御曹司であり、父親から後継ぎとしてプレッシャーをかけられています。

プライドが高い完璧主義者で自分にも他人にも厳しい性格。稽古中の捻挫の痛みを隠して舞台に立とうとするなど強情な一面もあります。

実は裏市出身。幼少期は他の草食獣と共に食肉業者の檻に閉じ込められ、足裏の番号の烙印・4で呼ばれていました。

食肉業者失踪後に財閥総帥の養父に引き取られエリート教育を施されます。

レゴシとはハルを巡る三角関係に陥りながらも友情を結び、共に手を携えてビースターズをめざします。

最終回では婚約者と家庭を持ち、ジュノとは互いの前途を祝して決別しました。

綴りはLouis。

ハル（声優：千本木彩花）

代表作

  • 『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』トリッシュ・ウナ
  • 『かげきしょうじょ！！』渡辺さらさ
  • 『転生したらスライムだった件』シュナ

私立チェリートン学園高等部3年生で園芸部所属。レゴシの1年先輩にあたりますが「ハルちゃん」と呼ばれています。
種族はドワーフウサギ。家族構成は両親と兄・姉、末っ子として可愛がられてきました。

小柄で可憐な見た目とは裏腹に発展家。

自分がか弱いウサギで捕食対象にすぎない現実をよく理解し、劣等感を抱いていました。園芸部の部室代わりのプレハブ小屋に種族問わず男子生徒を引っ張りこんで不純異性交遊に及ぶのもそのコンプレックスの裏返しで、ルイとも関係を持っています。

その奔放な振る舞いから彼氏を寝取ったと恨まれ、同級生にいじめを受けていました。

当初はレゴシを変わった子と見なしていましたが、彼の一途さに感化され次第に恋愛感情が芽生えていきました。

将来の夢はレストランを兼ねた花屋。夢を叶える為に大学に進んで勉強中。

のちにレゴシと交際に至り最終回でプロポーズします。

恋愛に奥手でセックスに踏み切れないレゴシをリードする押しの強い女の子です。綴りはHaru。

ジュノ（声優：種﨑敦美）

代表作

  • 『Vivy -Fluorite Eye’s Song-』ヴィヴィ/ディーヴァ
  • 『フルーツバスケット』魚谷あずさ
  • 『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』双葉理央

私立チェリートン学園高等部1年生で演劇部の役者チームに所属、16歳のハイイロオオカミ。レゴシの後輩にあたり、彼に片想いしていました。

当初は気弱で他の男子生徒にいじめられていましたが、演劇部で徐々に真価を発揮。自他ともに認める美貌と演技力を磨き上げて花形役者に上り詰め、隕石祭で脚光を浴びます。

「日の当たる場所でないと肉食獣は輝けない」と自負しており、上昇志向の強い言動はこの信条の表れ。

その本心を初めて指摘したルイを意識し始め、やがて彼と恋に落ちます。綴りはJuno。

ゴウヒン（声優：大塚明夫）

代表作

  • 『バキ』範馬勇次郎
  • 『Fate/Zero』ライダー
  • 『モブサイコ100』エクボ

裏市に住むジャイアントパンダの中年男性。食殺を犯した肉食獣の捕獲・カウンセリング・治療を行い、更生に貢献する心療内科医。
既婚者ですが妻子には逃げられています。

口も態度も悪く粗暴な言動は目立ちますが根は面倒見が良く、レゴシを師として導きます。

筋骨逞しい体躯は患者の抵抗を封じる為に笹を食べ、自己鍛錬に励んだ賜物。

ゴウヒンが課した過酷なトレーニングの成果でレゴシは食肉の誘惑を克服しました。綴りはGohin。

ピナ（声優：梶裕貴）

代表作

  • 『鬼滅の刃』錆兎
  • 『PSYCHO-PASS サイコパス3』慎導灼
  • 『進撃の巨人』エレン・イェーガー

私立チェリートン学園高等部1年生、ドールビッグホーンの美少年。ルイ脱退後の演劇部のエース。女遊びの激しいナルシストで、自分の容姿に絶大な自信を持っています。

人の神経を逆なでする言動が多いものの、レゴシと組んで自ら囮となりリズを誘き出す大胆さも兼ね備えていました。

綴りはPina。

リズ（声優：白熊寛嗣）

代表作

  • 『オーバーロード』ガゼフ・ストロノーフ
  • 『FAIRY TAIL』ウォーロッド・シーケン

私立チェリートン学園高等部2年、演劇部音響チームに所属するヒグマ。

温厚で大人しく周囲からは「ハチミツ好きの優しいクマさん」と認識され、大道具の持ち運びなど頼られる場面が多く描かれています。
反面筋力抑制剤の副作用で慢性的な気だるさや頭痛に悩まされており、午前中はやる気が出ません。

実はテムを食殺した真犯人。

肉食獣の自分を差別せず受け入れてくれたテムに好意を抱いていたものの、感極まって力のコントロールを忘れ、食べてしまったというのが事件の真相でした。

そのショックから自分の行為を正当化し、「テムは喜んで食べられた」と記憶を改竄しています。

真相に辿り着いたレゴシと大晦日の決闘を経て逮捕、チェリートン学園を退学。現在は刑務所に収監されており、ピナが時々面会に訪れています。

綴りはRiz。

『BEASTARS』アニメ第3期の展開

『BEASTARS』はアニメ第3期も決定しています。こちらは引き続きオレンジが制作を担当し、NETFLIXアニメシリーズとして独占配信されます。

第3期のキーパーソンとなるのは連続殺獣鬼・メロン。

第3期は私立チェリートン学園退学後のレゴシが中心となる「外」の話ですが、そこで彼はガゼルの父と豹の母の混血であり、この世界の矛盾と不条理を体現するメロンと邂逅します。

見た目は草食獣ながらも母譲りの鋭い牙を持ち、食欲に酷似した破壊衝動を生まれ持ったメロンは、混血であるが故に重度の味覚障害を患っていました。

ハルとの結婚やさらにその先、混血の子供が生まれる未来を考えたレゴシは、メロンの凶行に立ち向かえるのでしょうか？

本作随一の狂気を持ったトリックスター、メロンの声優発表が待たれますね。

また、レゴシの祖父・ゴーシャや現ビースターのヤフヤなどダンディズム炸裂の中高年キャラクターにも注目してください。

特にゴーシャとヤフヤの友情エピソードはレゴシとルイに対比され萌えますよ。

おわりに

以上、板垣巴留『BEASTARS』のキャラクターやストーリー、アニメ第3期の予想を紹介しました。

第2期も非常にいい所で終わっており、今後レゴシを待ち受ける激動の運命から目が離せませんね。

はたしてルイとレゴシは数多くの障害を突破しビースターズに成り上がれるのでしょうか、種族を超えた二人の友情の行く末を見届けてください。

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この記事を書いた人

まさみ

都内在住ライター。漫画・アニメ・小説・海外ドラマ・映画好き。趣味は読書とYouTubeとネトフリ視聴、好きな作家は恩田陸・浅田次郎・平山夢明・東山明良・古川日出男。BL小説書いてます。

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