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『機動戦士ガンダム 水星の魔女』エンディング主題歌
放送期間中、SNSを中心にファンたちの熱い議論が交わされた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。そのエンディングを飾った主題歌を紹介します。
君よ 気高くあれ / シユイ
Season1のエンディング主題歌は、2021年からインターネットを中心とした音楽活動をスタートさせた歌手・シユイのメジャーデビュー曲“君よ 気高くあれ”。
敏腕クリエイター集団supercellの中心人物・ryoをサウンドプロデュースに迎えて制作された同曲は、そのタイトル通り気高さを感じるサウンドと歌声が全編を支配します。
力強い低音から美しい高音まで淀みない歌声を響かせるシユイのヴォーカルスキルを存分に堪能できる1曲です。
Red:birthmark / アイナ・ジ・エンド
Season2エンディング主題歌“Red:birthmark”を歌うのは、2023年6月29日の東京ドーム公演をもって解散したBiSHのアイナ・ジ・エンド。BiSH在籍時の2023年4月10日、彼女の10thソロ配信シングルとしてリリースされた楽曲です。
作詞・作曲・編曲を手掛けたのは、ロックバンド・凛として時雨のTK。アイナの圧倒的な存在感を誇るヴォーカルを中心に据え、静と動のコントラストが光るドラマティックな音世界を演出しました。
強く凛々しい主人公像を描いた他の主題歌とは異なり、“Red:birthmark”では不安や弱さを抱えた内面の葛藤が生々しく歌い上げられています。あえて影の部分に焦点を当てたことにより、物語にさらに深みが加わったと言えるのではないでしょうか。
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『機動戦士ガンダム 水星の魔女』挿入歌
宝石の日々 / アイナ・ジ・エンド
Season2の最終話で挿入歌として使用されたのは、同シーズンのエンディング主題歌を担当するアイナ・ジ・エンドの“宝石の日々”。
BiSH解散直後となる2023年7月3日、11thソロ配信シングルとしてリリースされた楽曲です。
作詞・作曲をアイナ・ジ・エンド自身が担当した同曲は、痛々しささえ感じさせた“Red:birthmark”とは対照的に、人肌のような安心感を持つ温かみのあるナンバーに仕上がっています。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』まとめ
これまでのシリーズのイメージから逸脱し、新たなファン層を獲得することに成功したアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。
その新たな試みは主題歌にも及び、いわゆる“アニソン”とは一線を画したアーティストを意識的に起用しているようにも見受けられます。
しかし、制作された楽曲は本編の内容と無関係なものではなく、作品の世界観としっかりリンクした名曲がズラリと揃いました。
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のストーリーを思い起こしながら改めて楽曲を聴いてみると、そこには何か新しい発見があるかもしれません。