【神聖かまってちゃん×進撃の巨人】主題歌「僕の戦争」の歌詞に込められた意味とは…?

【神聖かまってちゃん×進撃の巨人】主題歌「僕の戦争」の歌詞に込められた意味とは…?


『進撃の巨人 The Final Season』のOP主題歌「僕の戦争」は、日本のバンド『神聖かまってちゃん』によって生み出されました。発表当時から多くの人を賑わせ、歌詞の和訳や考察が飛び交いました。今回は「僕の戦争」の歌詞に込められた意味を全体を通して紐解いていきます。

国内だけでなく海外からも注目され、常にファンの予想の斜め上を行く作品として知られている『進撃の巨人』原作も完結間近となり、それに合わせて放送されているアニメシリーズも大いに盛り上がっています。

『進撃の巨人 The Final Season』と題された第4期シリーズ。

これまでのシリーズを担っていたアニメ制作スタジオ『WIT STUDIO』から、ここ最近では『呪術廻戦』などの人気アニメを手掛けた『MAPPA』が担当することになり、ファンを驚かせました。

「作風が変わるのではないか」「MAPPAなら安心」という意見が飛び交う中、いざ放送されると、ファンの意識は今回のオープニング主題歌「僕の戦争」に持っていかれました。

不気味さだけでなく、謎に包まれた歌と映像。戦争というテーマを軸に制作された主題歌に、多くのファンが虜となりました。放送当初からSNSなどを中心に様々な考察がされ、現在でも興奮が冷めやらぬ状況が続いています。

進撃の巨人の最終章を飾る主題歌「僕の戦争」。今回の記事ではこの曲にスポットを当て、歌詞にはどのような意味があるのか、中毒性の高いコーラス部分などを含めて紹介したいと思います。

『進撃の巨人』歴代主題歌特集はこちら!

「神聖かまってちゃん」とは


https://twitter.com/kamattechaninfo

主題歌「僕の戦争」を解説する前に、主題歌を歌う『神聖かまってちゃん』について紹介したいと思います。

神聖かまってちゃんは千葉県出身のロックバンドで、2008年に結成されたグループです。

主にYouTubeやニコニコ動画などで活動しており、現在は3人で活動を行っています。

  • の子(ヴォーカル・ギター)
  • mono(キーボード)
  • みさこ(ドラム)

2010年に2ndアルバム「つまんね」をリリースしたのと同時に、ワーナーミュージック・ジャパンの傘下レーベル『unBORDE』よりメジャーデビューを果たしました。

デビュー以降は音楽番組などへの出演する一方で、スティッカム、PeerCast、ニコ生での動画配信を行っています。一時は配信の動画内容に不適切な部分があるとして炎上しており、様々な面で注目されたバンドでもあります。

ちなみに進撃の巨人の原作者・諫山創さんは彼らの大ファンであることを公言しており、『進撃の巨人 Season 2』の主題歌である「夕暮れの鳥」は、諫山さんの強い希望によって実現したそうです。

「僕の戦争」が進撃の巨人の主題歌に

原作・アニメ共に人気の作品『進撃の巨人』

完結間近となり、アニメシリーズも2020年12月7日より最終章にあたる第4期『進撃の巨人 The Final Season』が、NHK総合にて放送されました。

オープニング主題歌は、作者が大ファンであると公言している神聖かまってちゃんが担当。

曲名は「僕の戦争」。巨人を相手にしていたこれまでと違い、人類同士の戦争を描いた最終章に当てはめるために命名したものと思われます。

『進撃の巨人 Season 3』の最終回“壁の向こう側”では、壁内の巨人を全て駆逐して外の世界を調査する調査兵団一行の姿が描写されました。

そして、幼馴染み3人組のエレン、ミカサ、アルミンが夢見た“海”へとたどり着き、初めて見る海の景色に興奮を抑えられない一行。

しかし、主人公のエレンだけはさらにその先を見つめていました。

「向こうにいる敵…全部殺せば…オレ達、自由になれるのか?」

エレンの意味深な台詞で締めくくられた第3期は、視聴者を釘付けにするには充分すぎるほどの内容でした。

ファンが期待する中、満を持して放送された第4期アニメシリーズ。冒頭では主人公一行の姿はなく、新たなキャラクターたちを交えた内容のもの。

そして流れた主題歌「僕の戦争」は、視聴者を驚愕させる内容のものでした。戦場の爆煙を思わせる演出が繰り返され、これから戦場に向かう兵士が映し出されていました。

まるで戦争をPRするかのような過激な内容。不安や恐怖を掻き立てるようで、しかし、何度も見たい・聞きたいと思ってしまうような主題歌。

一部否定的な意見もあるようですが、ほとんどは今回の第4期にぴったりであると評価しているようです。

「諫山創」と「の子」のコメントを抜粋

今回の主題歌およびアニメ化に関して、作者の諫山創さんとの子さんがコメントを発表したので掲載しております。

【諫山創コメント】
僕が大ファンである神聖かまってちゃんにOPをやっていただけて大変嬉しく思います。神聖かまってちゃんの楽曲は聞けば聞くほどハマってしまう楽曲が多いですが、『僕の戦争』もその一つで、想像の余地が多いことが魅力です。今回の曲も聞いていると神聖な気持ちになれます。想像力が刺激される大好きな曲です。

【の子コメント】
「進撃の巨人」と「神聖かまってちゃん」この2つが持つ壮大な世界観は似た場所に位置しています。2期EDの「夕暮れの鳥」に引き続き、「僕の戦争」も双方が世界観を共有できました。なので、今回も神聖かまってちゃんの新たな作品を作るように作れました。いつも通り自宅で曲作りをしましたが、凄くイマジネーションが走りました。この曲を生み出せた事を誇りに思います。諫山先生をはじめスタッフ関係者一同に感謝いたします。フルになると日本語歌詞も出てきて曲全体としての世界がまた見えるはずなので、フルもよろしく。

http://kamattechan-bokunosensou-special.com/

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