TVアニメ『ミギとダリ』OP・ED・主題歌一覧

TVアニメ『ミギとダリ』OP・ED・主題歌一覧

『ミギとダリ』OP・ED

OP「ユウマガドキ」そらるとりぶ


OPテーマ曲はそらるとりぶが担当しました。ネットミュージックシーンの第一線で活躍し、まふまふとAfter the Rainのユニットで活動を行うアーティストそらると、顔出しせず動画共有サイトやSNSなどネットシーンで活動し、高い歌唱力が支持される男性ボーカリストりぶという、10年来の友人同士が組んだユニットです。


ボカロPで作詞作曲も制作するコンポーザー煮ル果実が書き下ろした楽曲。ピアノ音が弾み、時計がチクタクと秒針を刻むような音楽で、サビに向かってドラマチックに聴き手を引き込んでいきます。

OP映像では、双子を“太陽と月”と表すように、歌詞では〈縁・怨/天国・地獄/白・黒〉など、合わせ鏡のような言葉を並べています。そらるとりぶ、それぞれの歌声も、高音から低音を行き来し重なってと、まるで双子が追いかけっこをしているみたいに聞こえてきます。
アニメOP映像とMV映像も、作品の世界とシンクロさせてミステリアスな映像になっています。

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ED「Skyline」Nulbarich


EDテーマはNulbarichが担当。シンガー・ソングライターのJQ(Vo)がトータルプロデュースし、メンバーは固定せず、その時々によって様々なスタイルに変化し活動しています。バンド名は「Null(何もない)」けど「Rich(満たされている)」を意味し、ソウルやファンクなどをベースに多岐にわたる音楽性が特徴です。

JQは「漫画はどストライクでストーリーも描写も空気もたまらない。いつのまにか佐野先生の世界に支配されていた」とコメント。LAの砂漠で一晩座りながら書き下ろし、本曲のおかげで新しい自分に出会えた気がした、とも語っています。

ボートで漕ぎ進む希望ある歌詞からは、母の死後、協力して生きる双子の生命力を感じさせます。ボートから見える遥か遠くの景色は、タイトル「Skyline」が示す果てしない地平線のようで、ゴールの見えないその先に進む力強さも見えてきます。


初タッグとなる三武直人が監督したMV映像は、2人の少年の島での夏を描いています。シュノーケルをしたり花火をしたりと、賑やかな夏の終りに別れが訪れる切ない物語。ロケ地となった東京・神津島の港町や海の景色の美しさにも引き込まれるノスタルジックなMV映像です。

MEMO

TVアニメEDの映像と配信ジャケットのイラストは、漫画家の佐野菜見が描き下ろしています。曲とイラストがリンクして、特に毎回流れるEDではファンの目頭を熱くしています。

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『ミギとダリ』まとめ

OPテーマ曲は、そらるとりぶが双子とリンクして、ミステリアスに展開する作品の世界を投影し、EDテーマは、母を亡くした双子を見守る温かさがあり、音楽ファンと原作ファンを楽しませています。


ちなみに、動画配信サイトYouTube「日活アニメチャンネル」では、堤丸太役を務めた武内駿輔の司会進行「堤丸太の秘密基地」の動画も配信しています。監督や作画総監督の制作の秘密の話の他、キャストのアフレコトークを展開。ノーカット版は2024年に発売するBlu-ray BOXに収録しています。

双子のミギとダリをまつ毛の量や分け目など、微妙に描写を変えている美しい絵、「裏のない人間なんていないのさ」など、真似したくなる印象的な台詞の数々、シリアスな物語設定の中で、思わずフフフっと笑えてくるシーンを散りばめている『ミギとダリ』。

“佐野先生の笑いのセンスは永遠”という声が寄せられるほど、多くの読者を虜にしてきた佐野菜見独特の漫画スタイル。果たして双子は目的を果たせるのか、最後までハラハラするミッションとクスリと笑える一瞬から目が離せません。

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