歌い手界を代表する大人気歌い手の1人、りぶ。
ライブ以外での顔出しは一切せず、その「歌声」のみで多くの人々を魅了してきた実力派の歌い手となっています。
そこで今回は、りぶの「歌声」で彩られた、歌ってみた・カバー動画をご紹介します!
楽曲毎に印象が変わる事に定評がある、りぶの歌声。
そんな彼の歌声が持つ魅力を存分に味わえる、おすすめの歌ってみた・カバー動画達について語っていきます!
目次
りぶとは
MYLIST(disc1,2)とPLAYLIST、無事マスタリング完了しましたの!!!!お楽しみに!!!! 追伸)ビクタースタジオがなんか可愛くなってたよ #りぶマイリスト pic.twitter.com/5wXzO9uDOi
— りぶ (@singing_rib) October 9, 2021
りぶは、YouTubeやニコニコ動画、TikTokなどのSNSを中心に、活動を続けている男性アーティストです。
活動開始は2010年。
歌ってみたの投稿を行う歌い手として、その音楽活動をスタートさせました。
活動開始早々から、男性が歌うには難しいとされていた楽曲を見事に歌いあげ、一躍人々の注目を集める事に。
以降、楽曲毎に印象が変わる変幻自在な歌い方を武器に、多くの人々を魅了していく事となります。
2012年にはメジャーデビューを果たし、デビューと共に発売した1st アルバム「Rib on」がオリコン年間アルバムの新人部門ランキング8位にランクインするという、驚きの結果を出します。
その後発売された2ndアルバム「Riboot」も、当時の歌い手としては初のオリコン週間ランキング上位入りを達成する事となります。
2021年11月現在は、動画サイトへの動画投稿に加え、歌手としてオリジナル楽曲の発表、さらにはTwitterやTikTokを通して、「#アコギdeつまみぐい」という弾き語りのショート動画をアップするなど、様々な「歌」に関する活動を続けています。
11月24日には、ベストアルバム「MYLIST」とアコースティックカバーアルバム「PLAYLIST」の2枚が発売される事も決定しており、現在も歌い手界を代表する男性歌手として活躍し続けている人物です!
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夜もすがら君想ふ
ボカロP TOKOTOKO(西沢さんP)の楽曲「夜もすがら君想ふ」の歌ってみた。
ロキノン系ロックに影響を受けてきたというTOKOTOKO(西沢さんP)。
本作は、そんな彼の作風が大いに活かされた1作となっており、ネガティブだけど前向きな姿勢も忘れない、深いメッセージ性が詰め込まれた歌詞が胸を打つ、爽やかポップなロックソングとなっています。
そんなメッセージ性の深い歌詞を、パワフルに元気よく歌い上げるりぶ。
明るい声で楽しそうに歌う声は、聞いてるだけでこちらも元気になってくる不思議な力があります。
どんな憂鬱な気分も吹き飛ばしてくれるりぶの歌声に、笑顔になれる1作です!
落ち込んだ時に聴いてみてはいかがでしょうか?
エンヴィキャットウォーク
ボカロP トーマの楽曲「エンヴィキャットウォーク」の歌ってみた。
クールでハイセンスな作りの、非常にお洒落な1曲なのですが、しかし実際に歌うとなると、その速すぎるテンポや、いくつもの四字熟語や英語が登場する歌詞に戸惑わされる、高難易度の楽曲となっています。
そんな高難易度の楽曲を、見事に歌いこなしたりぶ。
「実力派」という肩書に相応しい歌声だといえるでしょう!それどころか、りぶ独自のがなるような歌い方やコーラスも取り入れられており、それがまた楽曲の世界観を深めていると言っても過言ではありません。
楽曲の世界観に深みを与えるりぶの実力とアレンジセンスに感動する事間違いなしです!
東京テディベア
ボカロP Neru(ねる)の楽曲「東京テディベア」の歌ってみた。
本楽曲はNeru曰く「劣等複合の唄」とのこと。
「劣等複合」とは、様々な「劣等」的な感情を持つ人々の事を指す心理学用語です。日本でいう「コンプレックス」という言葉は、この「劣等複合」の事を指している場合が多いといわれています。
そんな劣等複合の少年の心境を歌った、ダークロックソングの「東京テディベア」。
扱う題材が題材の為、歌詞の内容も聴く者の心を突き刺すような鋭いものとなっています。それを歌うりぶの声も、鋭く尖りのあるものになっているように感じられます。
しかし反面、Cメロで見せてくる切ない歌声には、劣等感に塗れた少年の心の奥底に隠れた本音を掬い上げているかのような物悲しい印象も感じられ、りぶの表現力の高さに目を瞠らされる事になる1作となっています。
背景、夏に溺れる
ボカロP n-buna(ナブナ)の楽曲「背景、夏に溺れる」の歌ってみた。
n-bunaは、大人気バンド・ヨルシカのコンポーザーとしても活躍中の人物でもあります。
そんなn-bunaが作り上げた本作は、彼の作風とも呼ぶべき文学的な表現力で綴られた、美しい「夏の風景」が込められた歌詞が魅力的な1作となっています。
夏という季節独特の「ノスタルジックな空気」を体現したバラードソングとなっており、そこにりぶの伸びやかな歌声が重なる事で、世界観の密度が増しているように感じられます。
夏独特のあの、身体全体にまとわりつく、じっとりとした暑さ。
しかし夕暮れ時に近づく程、どこか涼しくなり始める空気。
そんな夏の空気を、じっくり歌い上げるりぶの歌声に、心震わされる1作です。
ドラマツルギー
シンガーソングライターとして絶賛活躍中の歌い手・Eveが制作した楽曲「ドラマツルギー」の歌ってみた。
本作は、りぶの音楽活動を語る上で、1つの起点となっている作品です。
2012年にメジャーデビューを果たし、多くの快挙を成し遂げ続けたりぶでしたが、実は2015年に一度、その活動が全て停止します。
その後、それから2年が経った2017年。活動再開の合図として公開された作品が、本作でした。
曲名の「ドラマツルギー」は社会学用語の1つで、「人間のアイデンティティというのは、演劇における俳優のように、時、場所、周囲の人々に応じてその場で再構築されている」という意味を持つ用語だといいます。
本作を通して音楽活動を再開したりぶの様は、正しく、歌い手としての自分を「再構築」したといっても過言ではないでしょう。
2年という月日をあけながらも、衰えを一切感じさせない、それどころか以前よりもパワフルになって帰ってきたようにも感じる力強い歌声には、りぶという歌い手の圧倒的な実力を感じさせられます。
歌い手りぶの活動の歴史を感じられる1作です!
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エンヴィーベイビー
ボカロP Kanaria(カナリア)の楽曲「エンヴィーベイビー」の歌ってみた。
日本語と英語を混ぜこぜにして作られた、不可思議で独特かつリズミカルな歌詞に思わず目が行く本作。
2分15秒と短い楽曲でありながら、一度聴けば忘れられない強い印象が頭の中に残されるダークな1作となっています。
そんな本作の最大の特徴である歌詞を見事に歌い切る、りぶの滑らかな滑舌の素晴らしさには、舌を巻くこと間違いなし!
もちろん、忠実に楽曲の歌詞を歌い切るだけではなく、りぶ独特の起伏のついた歌い方も同時になされています。穏やかな歌声の中に時折混ざる、力強い感情的な歌声のギャップには胸掴まれるものがあります。
りぶの実力と、彼独自のセンスに聞き惚れる歌ってみたです!
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不可幸力
シンガーソングライター Vaundy(バウンディ)の楽曲「不可幸力」のアコースティックカバー。
本作はりぶ自身がアコギを弾きながら歌う、いわゆる「弾き語り」テイストのカバー動画となっています。
その為、動画内にはりぶ本人が顔を映さない形で出演。
実際にアコギを弾きながら歌っている姿が映し出されています。
どこか諦念的な目で世の中を見つめると同時に、そんな視点だからこそ見える「世界の美しさ」について歌う「不可幸力」。
そんな深いメッセージ性が詰まった歌詞をじっくりと歌い上げるりぶの低く色気溢れる歌声は、本楽曲が持つダウナーな雰囲気をさらに味わい深いものへ変貌させているように感じられます。
かと思えば、ラストのサビに入った途端に見せる、感情を爆発させるかのような歌い方には、ハッとさせられる強い衝撃があります。
りぶの歌声が魅せる二面性に聞き惚れるカバー動画です。
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神のまにまに
ボカロP れるりりの楽曲「神のまにまに」の歌ってみた。
本作は日本神話の「天の岩戸伝説」をモチーフに制作された楽曲であり、れるりり曰く「日々しあわせに暮らせていることへの感謝」と「前向きに楽しく生きていこうという決意」、この2つをいつまでも忘れずにいたいという思いを込めて制作したとの事です。
そんなれるりりの深い思いが込められた楽曲を、りぶが、シンガーソングライターとしても活躍中の歌い手・伊東歌詞太郎(いとう かしたろう)とコラボする形で歌唱!
りぶと伊東歌詞太郎、2人の活気溢れる歌声が、本作に込められたメッセージ性をさらに強く、聴く者の心に向けて届けてくれる1作に仕上がっています。
また本作で使用されているMVは、原曲のMV制作を務めたイラストレーター・市ノ瀬雪乃が、本作用に制作したものが使用されています。
原曲でも使われたMVの中に、伊東歌詞太郎とりぶがキャラクターとして溶け込んだものとなっており、元のMVとは少し異なった展開を目にする事ができます!
市ノ瀬雪乃の可愛いイラストで作られた暖かな世界観のMV、そしてりぶと伊東歌詞太郎の圧倒的な歌唱力に大注目の作品です!
ニュートンダンス
ボカロ曲「ニュートンダンス」の歌ってみた。
本楽曲は、ボカロP ナユタン星人とChinozoがコラボをし、制作した楽曲となっています。
「あみだくじで決めたペアで制作した楽曲を収録する」という、とんでもコラボ企画により制作されたコンピレーションアルバム「キメラ」の収録楽曲として制作された本作。
ナユタン星人らしい「宇宙」を連想されるワードが多く取り組まれた歌詞に、Chinozoらしいリズミカルかつ疾走感溢れる曲調が魅力的な1作です。
そんな2人のボカロPの魅力が最大限に詰め込まれた楽曲の歌ってみた。
楽曲開始早々に響き渡る、りぶの力強い「ニュートンダンス!」という歌声には、聞く者の心を一瞬で掴む力があります。
リズミカルなメロディーの中で「ここぞ!」という時に力を入れてくる、起伏ある歌い方も惚れ惚れするものがあり、耳にしたら最後、心を掴まれ離れられなくなる魅力ある歌声となっています。
その様は、まるで一種の「引力」でも働いているかのよう!
なお、原曲「ニュートンダンス」が投稿されたのは2021年10月16日の事ですが、りぶによる「ニュートンダンス」の歌ってみたは、2021年10月17日と、なんと原曲公開日の翌日に投稿されている事が判明しています。
原曲公開からたった1日で、ここまで完璧に楽曲を歌いきるりぶの実力に、感服せざるを得ない1作でしょう!
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りぶが歌う明治チョコレートのテーマ
日本を代表する大手食品会社 明治とりぶがコラボして作られた1作。
その為本作は、これまで紹介してきた歌ってみた達とは、少々一線を画する作品となっています。
「チョコレートは明治」のフレーズでおなじみの明治チョコレートのCMソング、「明治チョコレートのテーマ」。
本作はその楽曲を、ボカロ界では「流星P」の名でおなじみのアーティスト・湊貴大(みなとたかひろ)がアレンジし、りぶが生演奏のもと歌唱を行う、という壮大なカバー作品となっています。演奏を担当したメンバーも、弾いてみたや叩いてみたの世界では有名なメンバーが揃っています。
元のメロディーを活かしつつも、原曲にはないお洒落で大人っぽい印象抱く曲調に仕上げられた本作。
全体的にビターな雰囲気のある曲調となっていますが、そこにりぶの甘い歌声が合わさる事で、まるで甘さと苦さ、そのどちらもを兼ね備えた「チョコレート」そのものを連想させるような雰囲気の楽曲になっています。
ぜひ、チョコレートを食べながら聴いてほしい1作です!
りぶ・まとめ
以上、りぶのおすすめ歌ってみた・カバー動画でした!
各楽曲が持つ雰囲気、作風と見事にマッチしたりぶの歌い方には、彼自身の音楽センスを感じると共に、彼が本当に原曲の事を大事に思いながら歌っている姿勢も伝わってくるのではないでしょうか。
楽曲毎に印象が変わるその歌い方こそが、りぶという歌い手の全てを物語っているようにも思えます。
りぶによる歌ってみた・カバー動画は、現在も続々と投稿が行われています。
気になる方は、ぜひりぶのTwitterやYouTubeチャンネル等を覗きにいってみてください!
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