TVアニメ『夏目友人帳』 OP・ED・劇場版主題歌一覧

TVアニメ『夏目友人帳』 OP・ED・劇場版主題歌一覧

第三期『夏目友人帳 参』OP・ED主題歌

OP『僕にできること』HOW MERRY MARRY

第三期のOP主題歌『僕にできること』は、温かみや懐かしさを聴き手の心にもたらす4人組バンド・HOW MERRY MARRYが手がけました。

爽やかなバンドサウンドと繊細かつ力強いボーカルが、聴き手に前向きな力を与えてくれる本楽曲。

迷いながらも進もうとする様を描く歌詞からは、色々な悩みに直面しつつも、人や妖怪との関わりの中で日々を大切にする夏目の姿が浮かびます。

OP映像では、夏目が雨の中でどこか暗い表情を浮かべる前半に対し、大切な人達に囲まれて柔らかな表情を見せる後半が印象的。

聴き終わった後に、背中を押してくれるような楽曲です。

ED『君ノカケラ feat 宮本笑里』中孝介

第一期ED主題歌で視聴者の涙を誘った中が、再び本作で歌声を披露。それこそが第三期ED主題歌『君ノカケラ feat 宮本笑里』です。

本楽曲ではバイオリンに宮本笑里、作詞にいしわたり淳治を迎えたコラボレーションが実現。

中の穏やかで温かみのある歌声は本楽曲でも異彩を放ち、そこにバイオリンの美しく澄んだ音色が寄り添うことで、聴き手の心に深い感動を呼び起こします。

いしわたりが紡いだ歌詞は、今は会えない大切な相手への思いが伝わってくるもので、切なく胸を締めつけること必至です。

ED映像でまず目に入るのは、浴衣を身にまとい線香花火の光を見つめる夏目の姿。
楽曲が進むと、夏目が共に暮らす藤原夫妻が登場し、儚げに輝く光を3人で優しく見つめる場面が描かれます。

その光景は温かさを感じさせる一方で、どれだけ大切な人とも、いつかは別れる時が訪れる。そんな事実に気付かせてくれ、だからこそ今この瞬間を大事にしていこうと思わせてくれます。

MEMO

第三期では、中がアニメ声優に初挑戦
奄美大島在住の彼は、標準語のイントネーションに苦労したと明かします。中が出演した第八話は要チェックです。

第四期『夏目友人帳 肆』OP・ED主題歌

OP『今、このとき。』 ひいらぎ

2012年に放送された第四期でOP主題歌『今、このとき。』を歌ったのは、札幌出身の女性アコースティックデュオ・ひいらぎ

路上ライブをルーツに持つ彼女達は、歌を通して人と繋がることを大切に、様々な感情や景色を楽曲として形にしてきました。

そんなひいらぎが生み出した本楽曲では、辛い気持ちを抱える「君」を思いやり励ましてくれる温かい言葉と、それを伝えるまっすぐな歌声が聴き手の心を軽くしてくれます。

歌詞に並ぶ言葉は、夏目と関わる人達から夏目への、優しく温かな眼差しと捉えることも可能です。

OP映像では、孤独な時を過ごした幼い夏目、そして友人や妖怪、藤原夫妻など大切な人達に囲まれる現在の夏目の姿が温かな印象を与えます。

夏目は妖怪が見えることで辛い経験をしてきたものの、それは悪いことばかりではなく、今では大切な人達やニャンコ先生といった妖怪達にも出会うことができました。

そうした夏目に思いをはせつつ、聴き終わった後には、明るく前向きな気持ちになれる楽曲です。

ED『たからもの』河野マリナ

ED主題歌にはバラード『たからもの』が起用され、河野マリナの清らかで伸びやかな歌声が響き渡りました。

河野は2010年開催の「第4回全日本アニソングランプリ」で優勝を果たし、鮮烈なデビューを飾った女性歌手。現在は河野万里奈として音楽活動を続けています。

『夏目友人帳』は思い入れのある作品で、作品が持つ温かさを表現すべくレコーディングに臨んだ河野。

本楽曲では安心感を与えてくれる優しいメロディに対して、別れや寂しさを感じさせる歌詞が印象的ですが、彼女の歌声はそうした感情をも包み込む温かさを聴き手にもたらします。

そんな楽曲が流れるED映像で目に入るのは、雪で出来たかまくらの中で過ごす夏目とニャンコ先生の姿。

映像から伝わってくる温もりは、本楽曲が持つ魅力とあわさって、じんわりと見る者の心に染み渡ることでしょう。

第五期『夏目友人帳 伍』OP・ED主題歌

OP『タカラバコ』ササノマリイ

2016年放送の第五期でOP主題歌『タカラバコ』を手がけたのは、「ねこぼーろ」名義でインターネットを中心に楽曲を発表してきた男性シンガーソングライター・ササノマリイ

彼のメジャー移籍第1弾としてリリースされたのが同名シングルで、本楽曲はアニメのために書き下ろされたものです。

いち視聴者として、これまでTVシリーズに触れてきたササノ。彼が作品に寄り添って作り上げた同楽曲は爽やかさがあり、その穏やかな歌声は聴き手の心に癒しを与えてくれます。

また、繊細な言葉で紡がれる歌詞は、夏目の姿にも重なります。

TVシリーズで様々な出会いと別れを通して、少しずつ成長してきた夏目。そうした変化は過去の経験があったからこそ、たどり着けたものでもあります。

何度も繰り返し聴きながら、TVアニメの世界に浸りたくなる魅力的な楽曲です。

ED『茜さす』Aimer

対するED主題歌は、Aimerがしっとりと歌い上げた、秋に聴きたいバラード『茜さす』

Aimerは唯一無二のハスキーな歌声を持つ女性歌手で、バラードからアップテンポな曲調まで幅広い楽曲を通して、抜群の歌唱力と豊かな表現力を発揮してきました。

本楽曲で強く心に残るのは、Aimerによる聴き手の胸を打つ伸びやかな歌唱です。

そこにピアノやベース、ドラムなど柔らかいサウンドが優しく寄り添い、歌声の美しさをさらに引き立たせます。

そして秋を想起させる言葉が顔を出し、少し肌寒く、どこか寂しい季節へと聴き手を誘うのがAimerが紡いだ歌詞。

本楽曲は夏目が赤く染まる空の下、秋めく景色を眺めるED映像とあいまって、切なくも温かい感情を見る者にもたらします。

1人で歩く秋の道すがら、ふと聴きたくなる楽曲です。

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