TVアニメ『夏目友人帳』 OP・ED・劇場版主題歌一覧

TVアニメ『夏目友人帳』 OP・ED・劇場版主題歌一覧

2008年の初放送以来、何度となく続編が作られ、長きにわたり愛されるTVアニメ『夏目友人帳』

妖怪が見える少年と妖怪達との切なくも心温まる交流を描く物語は、多くのファンから絶大な支持を集めてきました。

そんな本作の世界観に寄り添い、彩るのが主題歌の存在です。

本記事では、TVアニメシリーズや劇場版を盛り上げてきた珠玉の主題歌達をまとめて紹介します。

TVアニメ『夏目友人帳』とは?

概要

TVアニメ『夏目友人帳』は、緑川ゆきの同名漫画をアニメ化した作品です。

原作は2003年にスタートし、雑誌「LaLa DX」(白泉社)への初掲載を経て、読み切りシリーズとなりました。

その後、2007年からは雑誌「LaLa」(白泉社)で連載を継続中です。

MEMO

2024年9月時点で、コミックスは31巻まで刊行中。国内累計発行部数は1,700万部を突破しています。

2008年にはTVアニメ第一期が放送スタート。
その人気の高さから第六期までシリーズを重ね、2018年には満を持して劇場アニメが公開されました。

あらすじ

幼い頃から妖怪の類を見ることができた高校生の少年・夏目貴志

両親をなくした彼は、この能力が原因で親戚の家を転々としてきましたが、後に父方の遠縁である藤原夫妻のもとに温かく迎え入れられます。

そんなある日、妖に追われた夏目は、招き猫姿の妖である「ニャンコ先生」こと斑と出会うことに。

ニャンコ先生が語ったのは、夏目と同じく妖怪を見ることができ、孤独を味わった母方の祖母・夏目レイコが遺した「友人帳」の存在。

そこに縛り付けられた名を返してほしくて、妖はレイコによく似た夏目を、レイコと勘違いして追いかけたのでした。

夏目は自称「用心棒」のニャンコ先生と共に、妖達に名を返す日々を送ることになります。

第一期『夏目友人帳』OP・ED主題歌

OP『一斉の声』喜多修平

アニメ第一期のOP主題歌として起用されたのは、喜多修平が歌う『一斉の声』です。

琴線に触れる切ないメロディと柔らかなサウンドが心地よい本楽曲。

夏目の心情を思わせる歌詞が印象的で、喜多の優しく包み込むような歌声で届く言葉の一つひとつが、胸に響きます。

喜多は2007年開催の「第1回全日本アニソングランプリ」で優勝者となり、デビューしたアニソンシンガー。数々の作品とタイアップし、これまでに多くの楽曲を世に送り出してきました。

そんな喜多が歌い上げた本楽曲は、TVアニメの世界観にしっかりと寄り添い、聴き手の心をじんわりと温かい感情で満たしてくれます。

MEMO

2024年9月現在、本楽曲は各音楽配信サービスでの取り扱いがない状況です。

ED『夏夕空』中孝介

TVアニメを観終えた後に、余韻を残してくれるのが、中孝介が歌うED主題歌『夏夕空』です。

中は奄美大島在住のシンガーソングライター。「地上で、最も優しい歌声」と称される歌声を持つ彼が表現した楽曲はどれもが美しく、聴き手の心の奥に眠る様々な感情を呼び起こします。

本楽曲でも、中の優しく透き通るような歌声は聴き手を魅了。

夏の終わりを思わせる言葉が散りばめられた歌詞は、寂しさや切なさ、温かさを感じさせ、作中で描かれる風景にも重なります。

そうした歌詞の魅力を存分に引き出しているのが、アコースティックギターを主体とした心地よいサウンドと、中の柔らかく伸びやかな歌声です。

歌詞、サウンド、歌声が絶妙に絡み合った本楽曲は、まぶたの裏に懐かしい情景を映し出し、聴き手それぞれの思い出をよみがえらせてくれることでしょう。

MEMO

2015年には第一期~第四期の歴代OP主題歌、ED主題歌、人気キャラクターソングを中が歌唱する、カバーアルバム『ベストカバーズ~夏目友人帳~』がリリースされました。

第二期『続 夏目友人帳』OP・ED主題歌

OP『あの日タイムマシン』 LONG SHOT PARTY

2009年に放送された第二期のOP主題歌では、LONG SHOT PARTY『あの日タイムマシン』が起用されました。

過去を大切に、自分が思い描く未来に向かって前へと走り出していける。前向きな希望に満ち、背中を押してくれる楽曲です。

そんな本楽曲では、新たな物語の幕開けを告げる軽やかなメロディとサウンドが作品を盛り上げました。

さらに、エネルギーにあふれた歌声で放たれるのは、過去、現在、未来を想起させる言葉です。

それらの言葉の数々は、幼い頃から孤独を感じてきた一方、今では受け入れてくれる温かい人達がいる夏目の姿に重なります。

ED『愛してる』高鈴

一方、第二期のED主題歌は、大切な人へのまっすぐな愛を歌った楽曲『愛してる』です。

手がけたのは、京都府出身の男女2人組ユニット・高鈴

山本高稲の表情豊かなボーカルと、山口彰久の繊細で優しい音色のギターによって生み出された楽曲は、時代をこえた普遍性を帯びています。

本楽曲で印象に残るのは、1つにとらわれない愛の形です。

聴き手はそれぞれに大切な人達の姿を思いながら、楽曲の世界に浸ることができます。

ED映像では最初1人で雪道を歩いていた夏目でしたが、次第にニャンコ先生をはじめ、同じ方向に進む大切な人達が増えていく様は必見。

今まで夏目はひとりぼっちでしたが、もうそうではありません。楽曲の優しさとあいまって、映像は冬景色ながら、寒さよりも温かさを感じさせてくれます。

大切な人と過ごす時間が愛おしくなり、噛みしめたくなること必至の楽曲です。

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