“幽霊は信じるが宇宙人否定派”というギャル女子高生のモモと、“宇宙人は信じるが幽霊否定派”というオカルトマニアのオカルンが宇宙人や幽霊などと戦うオカルト青春物語が原作のTVアニメ『ダンダダン』。
漫画『チェンソーマン』の原作者藤本タツキも絶賛している本作品がTVアニメ化し、2024年10月から放送を開始しました。宇宙時代も近づき、都市伝説が社会現象化している今日この頃、本記事では、オカルトを奇妙にポップに表現したTVアニメのOP・EDテーマを紹介します。
目次
TVアニメ『ダンダダン』
概要
漫画配信サービス「少年ジャンプ+」(集英社)で2021年から連載中の龍幸伸の漫画が原作のTVアニメ『ダンダダン』。霊媒師の家系に生まれ、“幽霊は信じるが宇宙人否定派”のギャル女子高生のモモ(綾瀬桃)と、“宇宙人は信じるが幽霊否定派”という同級生のオカルトマニアのオカルン(高倉健)が宇宙人や幽霊など怪異と戦うオカルト青春物語です。同配信サービスの漫画『SPY×FAMILY』『怪獣8号』に続く看板漫画で、2024年10月からTVアニメの放送を開始しました。
「少年ジャンプ+」史上初めて新連載にして2話連続で100万PVを超え、閲覧数は4億4,000万を突破した大人気作品です。2024年10月時点で、コミックス累計発行部数は400万部を超え、「全国書店員が選んだおすすめコミック 2022」と「出版社コミック担当が選んだおすすめコミック 2022」両方で第1位、「第6回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で第4位など、様々な賞でランクインを果たしています。
劇場版アニメ『四畳半タイムマシンブルース』で副監督を務めた山代風我の初監督作品です。シリーズ構成・脚本は『呪術廻戦』『進撃の巨人』などの作品に参加してきた瀬古浩司、キャラクターデザインは『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの恩田尚之、宇宙人・怪人のデザインは『犬王』の作画監督を務めた亀田祥倫、音楽はTVアニメ『チ。ー地球の運動についてー』の音楽も手がけた牛尾憲輔と、錚々たるスタッフ陣が集結しました。
さらに、『映像研には手を出すな!』『平家物語』『犬王』など数多くのアニメ作品で絶賛されるサイエンスSARUがアニメーションを制作しています。
UMA系(未確認動物)の“恐怖”とモモとオカルンの“コミカルなやりとり”と緩急をつけるほか、幽霊(ターボババア)は赤、宇宙人(セルポ星人)は青、特撮の雰囲気が漂う白黒と、画面を覆う映像の配色も効果的にギャップをつけて、スピード感のあるアニメーションになっています。
あらすじ
メインは、霊媒師の家系に生まれた女子高生モモ(綾瀬桃)と、同級生でオカルトマニアのオカルン(高倉健)の2人。“幽霊は信じるが宇宙人否定派”のモモと、“宇宙人は信じるが幽霊否定派”のオカルンは、否定し合う幽霊と宇宙人を信じさせるため、モモはUFOスポットの病院廃墟へ、オカルンは心霊スポットのトンネルへ向かうところから物語は始まります。
そこで2人はそれぞれ信じていなかったものと遭遇。宇宙人のセルポ星人に拉致されたモモは超能力に目覚め、オカルンは都市伝説のターボババアに呪われてしまいます。オカルンの呪いをとくため、2人は人間の想像を超えた怪奇現象にアクロバティックに挑みます。ギャルとオカルトマニアという2人の距離も縮まって恋も始まるのか、怪異の恐怖に青春のドキドキが交差する物語です。
モモ/綾瀬 桃(若山詩音)、オカルン/高倉 健(花江夏樹)、星子(水樹奈々)、アイラ/白鳥愛羅(佐倉綾音)、ジジ/円城寺 仁(石川界人)、ターボババア(田中真弓)、セルポ星人(中井和哉)、フラットウッズモンスター(大友龍三郎)、アクロバティックさらさら(井上喜久子)、ドーバーデーモン(関 智一)、太郎(杉田智和)、花(平野 文)など。
*( )内は声優名。