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Eve
Eve(イヴ)は歌い手としてだけでなく、ボカロPとしても活動していたアーティストの一人です。「ドラマツルギー(初音ミク)」「ナンセンス文学(初音ミク)」などを代表曲に、ニコニコ動画だけでなくYouTubeでも活躍しています。
詳細なプロフィールや素顔は晒していないため、覆面アーティストとしても知られています。ちなみに本人もなんで顔出しをしないのか、あまり考えたことはないようです。ただ、ライブやイベントにおいては、その場の空気感を大事にしたいため、基本的には顔を出して活動を行っています。
低音から高音までを丁寧に歌う歌唱力は、聴く人に心地良さすら届けてくれます。また、ギターメインで制作される楽曲はどれもテンポが速く、独特なリズムである種の高揚感を生み出しています。
制作する楽曲のジャンルは実に多種多様で、現代社会の風刺的なものをテーマにしたものや、和を強調したものなど、様々な角度から見る世界観には釘付けになってしまうかもしれません。
ニコニコ動画時代に投稿された動画には、本人が歌唱しているものはありませんが、YouTubeでは本人が歌うMVが投稿されているので、気になる方はぜひご覧ください。しかし、デビュー前に制作された曲も非常におすすめなので、ニコニコ動画に投稿されている楽曲も覗いてみるのがおすすめです。
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米津玄師
最後に紹介するのは、話題に事欠かないシンガーソングライター・米津玄師(よねづけんし)です。デビュー前は歌い手だけでなく、ボカロPとしても名を馳せていました。
米津さんがニコニコ動画に自身の楽曲を投稿するようになったのは、2009年頃になります。ハチという名義で活動を始め、自身で制作した楽曲をセルフカバーしたものを投稿していました。
しかし、米津さんはこれらの楽曲を全て削除してしまい、多くの人が驚きを隠せませんでした。この行動には様々な理由が挙げられますが、本人曰く自分の影響されたものが色濃く反映されすぎていることが理由のようです。
その後はニコニコ動画だけでなく、当時加入していたバンド活動を並行しながら楽曲制作に取り組みました。ハチという名前が知れ渡る頃には、ニコニコ動画でも知名度の高い「マトリョシカ(初音ミク/GUMI)」「結ンデ開イテ羅刹ト骸(初音ミク)」「パンダヒーロー(GUMI)」など、数々の名曲を生み出しました。
本名で活動するようになってからは、VOCALOIDを封印した本人歌唱のインディーズ・デビューアルバム「diorama」をリリース。今回のアルバムでVOCALOIDを封印したのには訳があり、「VOCALOIDを隠れ蓑にしたくない」というこだわりからでした。
そしてレコード会社ユニバーサルシグマと契約を結び、シングル「サンタマリア」をリリースしてついにメジャーデビューを果たします。その後の活動は言わずもがな、数々の名曲を生み出し、国内だけでなく現在では海外からも高い評価を得るアーティストとして人気を博すようになりました。
SNSで彼が一言呟けば、それに多くのファンが反応しており、音楽界のアイドル的存在とすらいえます。今後、彼がどのような楽曲を制作していくのか、ファンであれば目をそらすことはできないでしょう。次なる活躍に期待しかありません。
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ネット出身は今や当たり前
以上、元歌い手の人気アーティストの紹介でした。
この記事を読んだ人で、人気アーティストが実は歌い手出身であると始めて知った人もいるのではないでしょうか。今の時代、ニコニコ動画やYouTubeで活躍するアーティストから引き抜かれることも少なくありません。音楽に限らず、小説でもネットからデビューする作家も多数います。今後どのようなアーティストが登場するのか、非常に楽しみですね。
それではここまでご覧頂きありがとうございます。
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