2021年1月、コロナ禍で結成された新人バンドが今話題を呼んでいる。
そのバンドの名は「G over」。
ヴォーカル:Nao、ギター:Yoki、ベース:Arata、ドラム:Ibukiの4人による音楽プロジェクトのスタート地点は、NaoとIbukiが運命の出会いを果たした音楽系専門学校だった。
新型コロナウイルスの感染拡大でライヴハウスから灯りが消えた2020年、NaoとIbukiのふたりは自宅で作曲や機材の使い方を学んだと言う。
2021年1月にYokiとArataが合流し、G overとしての体制が整うと、同月には早くも初となる音源「曙光」をYouTubeに投稿。
結成直後にも関わらず、「曙光」は即座に音楽ファンの注目を集め、現在までに約2.9万回の再生回数を記録している。
3月下旬には第2弾音源「花曇」を発表したばかりのG overだが、驚くべき速さで第3弾音源をドロップ。
それが4月28日に公開となった衝撃の新曲「深意」だ。
新人離れした完成度と若々しい感性、2021年のダークホースは彼らかもしれない。
目次
G over・第3弾シングル「深意」
2021年4月28日に世に放たれたG overの新曲「深意」。
色気のあるリードプレイとざらついたリフを見事に使い分けるギター、ソリッドなリズムで曲を牽引するドラム、ギターとドラムをガッチリと接着してみせる芯のあるベース、そして聴く者の首筋に牙を突き立てる攻撃的なヴォーカルが耳を蹂躙する4分弱は、すべての音楽ファンにとってスリリングな体験となるだろう。
ドラムビートから始まる「深意」の作詞・作曲を担当したのはドラムのIbuki。
誰もが本音と建前を使い分けて生きている現代社会、そんな状況に甘んじる人たちや受け入れてしまいそうな自分に対してNOを突き付ける歌詞が痛快だ。
<でもって言葉で逃げてみれば?>
こんな言葉に思わず目を背けてしまいそうになるのは、自分が「でも」という言葉で逃げている何よりの証拠なのかもしれない。
リリックビデオの中では、鏡に向かってたたずむ少女がひとり。
手前の少女が少し口角を上げて微笑んでいるように見えるのに対し、鏡の中の少女は浮かない顔。
どちらが少女の「深意」なのか…。
その答えは楽曲を聴いて、あなた自身で導き出して欲しい。
音源配信リンク
https://nex-tone.link/A00087079
G over・オフィシャルYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UChrOk9DyqfUXHa0WdYNsTlQ