KALMA – 全員2000年生まれ! 結成4年でメジャーデビューを果たした青春ロックバンドとは?

KALMA – 全員2000年生まれ! 結成4年でメジャーデビューを果たした青春ロックバンドとは?

「お、また青春パンクの時代がくるか!?」と、アラサー以上をワクワクさせるようなスリーピースバンド・KALMA(カルマ)

若手バンドの活躍が目覚ましい昨今、最も「青春パンク寄り」といっても過言ではない存在です。

歌詞もメロディーも、もっと言えば演奏も歌声も飾り気ゼロ。

いい意味でまだまだ「青い」、彼らの魅力やオススメの楽曲についてご紹介します。

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KALMAの魅力

メンバー

  • 畑山悠月(はたけやま ゆづき)/ボーカル、ギター
  • 斉藤陸斗(さいとう りくと)/ベース、コーラス
  • 金田竜也(かねだ たつや)/ドラム、コーラス

「KALMA(カルマ)」は2016年に北海道の高校に通う同級生で結成されたロックバンド。

結成からわずか2年で全国流通盤のCDをリリース、その2年後にはメジャーデビューを果たすという勢いに乗っている3人組です。

そんな彼らの魅力といえば、「等身大」を感じさせる飾り気のない歌詞やサウンド。

KALMAを知らずとも彼らの楽曲を聴くだけで、「こんな人なんじゃないかなぁ」と性格からルックスまで想像が膨らむほど、まっすぐな印象を受けます。

メンバー全員が2000年生まれという若さゆえなのかそう感じるのか、それとも今後もストレートすぎるロックで戦っていくのか、これからの成長が楽しみなバンドです。

KALMAの由来

「KALMA」の由来は、人気ロックバンド「UVERworld」の楽曲にでてくる「カルマ」という歌詞。

響きが気に入ったようで、特に意味などは気にせずに命名したそう。

当初は「KARMA」でしたが、その後タイムテーブルで目立つために「-KARMA-」に改名。

その後、綴りが「KARMA」だと検索でひっかかりにくかったことから「KALMA」に改名しました。

MEMO

ボーカル・畑山悠月は英語が苦手で、長いバンド名は読めなかったそう。
だから短くてインパクトがあり、誰でも覚えられる名前をつけようと考えていたところに「カルマ」という単語に出会ったんだとか。
ちなみに、当時「カルマ」という言葉はUVERworldのオリジナルワードだと思っていたそうです。

KALMAのメンバー

畑山悠月(はたけやま ゆづき)/ボーカル、ギター

「畑山悠月」はKALMAでボーカルとギターを務めるメンバー。

全楽曲の作詞作曲も担当しています。

ベース・斉藤と同じ北海道石狩翔陽高等学校出身。

公式ホームページのプロフィールにも表れている通りユニークな人柄が魅力的。

斉藤陸斗(さいとう りくと)/ベース、コーラス

「斉藤陸斗」はKALMAのベース&コーラス担当。

ボーカル・畑山と同じ北海道石狩翔陽高等学校に通っており、KALAMの初期メンバーです。

「心を広く優しく」というのを常に心がけており、メンバーと行きたい場所はロサンゼルスなんだそう。

金田竜也(かねだ たつや)/ドラム、コーラス

「金田竜也」はKALMAでドラムとコーラスを務めるメンバー。

他の2人とは違う高校に通っていたため初期メンバーではなく、2017年ごろに加入しました。

公式プロフィールの項目が筋肉ネタで溢れていることから、筋肉好きな一面が伺えます。

KALMAの経歴

結成からメジャーデビューまでわずか4年。

まだまだキャリアの浅い彼らですが、これまではどのような道を歩んできたのかご紹介します。

バンド結成

彼らがバンドを結成したのは2016年のこと。

同じ高校に通う同級生4人で活動を始めました。

活動当初はKANA-BOONback numberRADWIMPSなどのコピーを中心に行っていたそうですが、徐々に楽曲制作も行い始めます。

当時からオリジナル曲の評判は良かったものの、バンド活動が波に乗ってきたところでギターが脱退。

その後は3人で活動を続けようとしますが、すぐにドラムも抜けてしまうという事態に陥りました。

MEMO

ボーカル・畑山が楽曲制作を始めたのは、バンド結成前の中学3年生ごろ。
初めて作ったのが1stアルバム「イノセント・デイズ」に収録されている「ハレルヤ」なんだそう。

ボーカル・畑山とベース・斉藤の2人になってしまったKALMAですが、バンドを続けたいという思いから新たなドラム探しを始めます。

しかし、同じ高校にはドラムができる人はいなかったため、音楽イベントで知り合った現ドラム・金田に加入を打診。

当時ライブもレコーディングも決まっていたため、半ば無理やり金田の加入を決定し、現在のメンバー編成へといたりました。

全国流通盤リリース

ドラム・金田の加入後すぐにレコーディングに取り掛かり、「年上の、お前」という楽曲をインディーズバンドの音楽配信サイト「Eggs」に投稿します。

すると瞬く間に再生回数がアップし、ランキングで1位を獲得。

2018年5月には「少年から」というCDをリリースし、7月には彼らの出身地である北海道の大型音楽フェス「JOIN ALIVE」に史上初の高校生バンドとして参加。

すぐに話題の存在となった彼らはスピードスターレコーズから声がかかり、2018年に初となる全国流通盤CD「イノセント・デイズ」をリリースしました。

翌2019年5月には北海道限定EP「クラスメート」を発売、10月には全国流通盤2ndEP「DAYS E.P」をリリース。

同EPではCDショップ「タワーレコード」がオススメするアーティスト「タワレコメン」に選ばれるなど、知名度をグンとあげました。

それを裏付けるように、同年に行った全国ツアーではソールドアウトが続出。

邦楽ロックバンド界で一躍人気の存在となった彼らはバンド名を「-KARMA-」から「KALMA」へ改名し、ついにメジャーデビューの切符をつかみます。

メジャーデビュー

2020年3月、メジャーデビューアルバム「TEEN TEEN TEEN」をリリース。

勢いに乗ってライブやツアーを展開していく予定でしたが、なんと新型コロナウイルスの流行によりすべて延期や中止になってしまいます。

しかし、彼らはめげません。

7月には初となるワンマン配信ライブを行い、大成功に終わります。

そして11月には3rdEP「La La La E.P.」をリリース。

新型コロナウイルスがやや収まった12月にはソーシャルディスタンスを保った上でのワンマンツアーを開催し、全会場ソールドアウトという記録を残しました。

2021年現在は2月にシングル「さくら」、3月にシングル「親友」、4月にシングル「恋人」を3ヶ月連続で配信限定リリースするなど、精力的な活動を続けています。

MEMO

2021年には夏を意識した楽曲「夏の奇跡」をリリースしました。

KALMAのおすすめ曲5選

KALMAの楽曲は「ストレート」というよりも、「素直」。

飾り気が無く、等身大の思いをそのまま歌うからこそ、多くの若者の心を掴んでいるのではないでしょうか。

とはいえ、大人に響かないというわけではありません。

彼らの素直な気持ちは、大人だからこそ「あー、わかるわかる」と共感できることもあるもの。

おすすめの楽曲をご紹介いたしますので、若者も大人もぜひ聞いてみてください!

これでいいんだ

「これでいいんだ」は、2020年3月にリリースしたメジャーデビューアルバム「TEEN TEEN TEEN」に収録されている楽曲。

甘酸っぱい思い出も、ほろ苦い過去も、全部を糧にして生きていこうという熱いメッセージが歌われています。

特に楽曲後半の<運命なんて信じないんだ/自分次第だ!/自分次第だ!>という歌詞はフレッシュさが溢れていて秀逸。

若いリスナーは励まされ、大人リスナーは「そうだ、頑張らねば」と奮い立たされます。

何かにつまずいた時や諦めたくなった時にぜひ聞いてほしい一曲です。

わがまま

「わがまま」は彼女に対してのわがままが歌われているキュートな楽曲。

<わがままなボクを愛してよ>といきなりヘビー級の主張から始まる通り、どこかダメ男っぽさを感じるわがままが癖になります。

とはいえ、こんな子犬系男子を嫌いになれないという女性も多いはず。

<朝は起こしてね/電話したらすぐに出てね>という要望に答えてしまった経験があるという人も多いのでは?

一昔前のロックといえば「俺についてこい!」的な楽曲が多かったように思いますが、同曲は全く別人格であるという点が令和の時代を感じさせます。

メジャーデビューアルバム「TEEN TEEN TEEN」に収録されていますので、チェックしてみてくださいね。

デイズ

「デイズ」は2ndEP「DAYS E.P.」の1曲目に収録されている楽曲。

続々と成長していく周囲に焦りを感じながらも、「自分は自分だ」と強くあろうとする思いが歌われています。

“取り残されている感”は、とりわけ若い頃に悩まされがちな感情のひとつ。

<彼女ができたアイツは気のせいか/少し男らしくなった>というフレーズや、<僕だけがずっと変われていないな>というフレーズに共感するという人も多いのではないでしょうか?

もし今悩んでいたら、ぜひ「デイズ」を聴いてみてください。

<人は人/自分は自分/誰のマネもすんな!>と励ましてくれますよ。

ねぇミスター

「ねぇミスター」は2020年にリリースした3rdEP「La La La E.P.」に収録されている楽曲。

憧れの人に近づきたい、彼女に振り向いてほしい、自慢の友達になりたい、という青い願望が等身大の言葉で歌われています。

<そんな事を考えて/気付けば20の歳になる>という歌詞に「20歳なんてまだまだこれからだから大丈夫…!」と励ましたくなる大人も多いかと思いますが、若き主張に共感できる部分も多いです。

また、同曲は<いろいろある今が幸せだ!>というフレーズで締めくくられるのも注目のポイント。

なんだかんだ言いながらも、現状にきちんと満足している彼らがとても魅力的に感じられます。

夏の奇跡

「夏の奇跡」は2021年6月にリリースしたシングルです。

タイトルのみだと淡い恋の歌のようにも思えますが、楽曲で歌われているのは夏の儚さと人生の儚さをリンクさせた胸に響くメッセージ。

サビ前半では<夏になってまた思い出すのさ/いろんなこと>と甘酸っぱさを漂わせながらも、サビ後半では<気づけば夏は終わるから/今/軌跡を青い空に>と、「“今”を大切にしよう」と訴えています。

なんだか過ぎ去った夏が恋しくなるような、だからこそ今この瞬間を大切にせねばと思えるような、いい意味で複雑な感情をもたらす一曲。

そしてその複雑さがなんだか青春を感じさせます。

青春ならではのセンチメンタルな気分に浸りつつも、前を向きたい人におすすめです。

KALMAのまとめ

聴き手まで「青春」に引き戻すようなパワーを持ったスリーピースバンド「KALMA」。

楽曲は5曲のみのご紹介でしたが、他にも若さ溢れるパワフルな曲や青春のほろ苦さを感じられる曲など魅力的な楽曲がたくさんあります。

ぜひチェックしてみてくださいね。

また、驚くべきことに彼らは全員2000年生まれという究極の若手。

まだまだ成長していくであろうKALMAの今後の活躍が楽しみですね。

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