2000年代初頭に訪れた青春パンクブーム、その中でも特に爆発的な人気を集めたバンドが「モンゴル800」です。
今なお数々の楽曲がCMなどに使用され、世代を問わず多くの人々に愛されています。
今回は史上最強のインディーズバンド、モンゴル800について、さまざまな角度からその魅力を詳しく解説していきます。
インディーズながらダブルミリオンを記録するほどの大人気。一体彼らはなぜここまで支持されるのか、この記事を読めば、その一端がわかるかもしれません。
目次
モンゴル800の歴史
モンゴル800は1998年沖縄で結成された3ピースロックバンドです。
通称は「モンパチ」で、バンド名に特に深い意味はなく、思い付きで付けたとのこと。
浦添高校の同級生同士で結成したため、結成当時はメンバー全員高校生でした。
その後、全員大学へ進み、バンド活動も継続し、沖縄で発売した1stアルバムが沖縄県内で大ヒットし、全国発売がされます。
その後Hi-STANDARDやBRAHMANなど、名だたるアーティストたちのフロントアクトを務めたり、多くのフェスに参加したり、さまざまな活動を重ねていきます。
そして2001年に発売したアルバム「MESSAGE」が空前の大ヒットし、全国にその名を一躍知られることとなりました。
お気づきかもしれませんが、モンパチはこの時点でメジャーデビューしていません。
そして、現在にいたるまでもメジャーには進出していません。
MESSAGEは約280万枚もの、驚異的な売り上げを記録しました。
インディーズシーンからトリプルミリオンに迫るヒット作を繰り出すとは、物凄いことですよね。
その後もモンパチはシングル・アルバムリリースや、全国ツアー開催、多数の夏フェス参加、海外公演などのさまざまな活動を、沖縄を拠点として続けます。
そして2019年、結成当時からのメンバーであった儀間さんが脱退し、現在は2人で活動を行っています。
モンゴル800のメンバー
上江洌清作さん
1981年生まれ。モンパチではメインボーカルとベースを担当しており、沖縄国際大学の卒業生です。
少ししゃがれたような柔らかいような1度聴いたら忘れられない独特の声質をもっています。
SNSで日々音楽や日常に関することを発信しています。
SNSには、自分を模したお腹がチラ見えする恰幅のいい沖縄風おじさんのキャラがたびたび登場します。
高里悟さん
1980年生まれ。ドラムスとバックコーラスの担当です。
四国大学の卒業生で、2016年から四国大学短期大学部音楽家の特任教授になっています。
無類の釣り好きで、全国各地の釣り場に出掛けています。
127cm・25.6kgのロウニンアジという大物を釣り上げ、地元沖縄のニュースに取り上げられたこともあります。
SNSでは音楽活動や釣りのことなどを発信しています。