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モンゴル800の魅力
爆発的なヒットにより全国区のインディーズバンドとなったモンパチ。
今も昔も支持され続ける、モンパチならではの魅力をご紹介します。
溢れる沖縄愛
モンパチは結成当初から現在まで、ずっと沖縄を拠点に活動し続けています。
ほかのバンドは活動の幅を広げる手段として、東京など大都市に拠点を置き活動を行うケースが非常に多いですよね。
しかし、モンパチにとって沖縄は決して離れることのできない地元。
メガヒットを記録した後も、活動の起点は変わらず沖縄です。
沖縄の事務所に所属し、沖縄のライブハウスや沖縄の野外会場で演奏する。
2002年には国民的音楽番組「紅白歌合戦」への出場を打診されたもののそれを断り、沖縄のライブハウスで年越しライブを開催したとのこと。
ヒットに関わらず、沖縄から音楽を発信し続ける、彼らの変わらぬ地元愛はモンパチの大きな魅力の1つです。
マイペースな活動を貫く姿勢
モンパチの特徴に、TV出演をあまりしないことが挙げられます。
正確には全くしていないわけではありませんが、20年以上の活動の中で数えるほどにとどまります。
極端な取材や露出は負担が大きくなるとして、ブーム真っただ中の頃はその話題性の大きさに反し、取材はほとんど断っていたと言います。
ブームが落ち着いた頃から普通に取材を受け始めていますが、メディアへの露出は多くはありません。
このようなマイペースな姿勢がモンパチの持ち味でもあります。
大ヒットを記録しても、自分たちらしさを第一に活動していく、変わらないモンパチのバンド観に惹かれるファンも多いでしょう。
シンプルな楽器構成からなるサウンド
モンパチのサウンドは、ほぼエレキギター・ベース・ドラムスのみの非常にシンプルな構成からつくり出されています。
さまざまな楽器や機器を組み合わせて音に厚みを出していくような楽曲制作の仕方もあるでしょう。
しかし、シンプルなサウンドだからこそにじみ出る味もあると思いませんか?
さまざまな活動を経て洗練されながら、いつまでもバンドキッズのようなフレッシュさを忘れないモンパチのサウンドは、オーディエンスの心をワクワクさせるパワーがあるのです。
モンゴル800のおすすめナンバー
それでは、モンパチの中でも特におすすめのナンバーをご紹介します。
モンパチをあまり知らない方はぜひ視聴してみてください。
あなたに
CMで起用されたことをきっかけに話題を集めました。
なお、現在にいたるまで、さまざまなアーティストや俳優などがカバーし、ドラマや映画、CMなど多くの媒体に使用されています。
パンクらしい激しいサウンドと、爽やかなメロディライン、躍動感あふれるリズムが見事にマッチし、「あなた」へのストレートなメッセージを後押ししている爽快な1曲です。
これぞモンパチという空気感が味わえます。
Don’t worry be happy
1stアルバム「GO ON AS YOU ARE」の1曲目に収録されているナンバー。
歌詞にもある通り、晴れた日曜を思わせるような、カラッとした爽やかさと踊り出したくなるようなテンポの良いスカのビートが印象的です。
お馴染みの曲でノリが良いのでライブでも非常に盛り上がります。
特に野外にぴったりですね。
落ち込んだときや元気をもらいたいときにおすすめの曲です。
小さな恋のうた
オリジナルバージョンのほか、ほかのアーティストによるカバーやアレンジなどもなされ、発表から10年以上が経った今でもたびたびCMなどに起用されています。
発表当時に物心を付いていたた世代なら、きっと誰しもが口ずさめることでしょう。
「ほらあなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるの」というさりげない歌詞が心にダイレクトに染み込みます。
また、Cメロの静かなメロディから、大サビに繋がるまでの流れは、胸にグッと迫るものがあります。
多くの人が感じたことがあるであろうささやかな気持ちを、これほど真っ直ぐ歌い上げてくれるバンドもなかなかありません。
邦楽の中では歌詞も演奏時間も短い曲ですが、だからこそ、オーディエンスはその曲間に自分を照らし合わせ、大きな共感を覚えるのではないでしょうか。
爽やかさ、熱さ、甘酸っぱさ、せつなさが全て詰まった、青春パンクの頂点とも言える名曲です。
最後に
今も昔も変わらず沖縄から自分たちの音楽を発信し続けているモンパチ。
結成から20年以上経った今でも、モンパチはモンパチらしさを大切にしています。
カバー曲やアレンジなどから原曲に興味を持つ方もいるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、モンパチの楽曲や活動をチェックしてみてはいかがでしょうか。