Travis Japanは2012年に結成した7人組ジャニーズJr.です。
何度かメンバーの入れ替えはあったものの、今の7人体制になったのは2017年11月で、現メンバーの松倉海斗と松田元太が加入しています。
ファンの中ではトラジャの愛称で呼ばれており、グループ名の由来は、世界的に有名な振付師のTravis Payneから来ています。
ジャニーズJr.の中でもシンクロしたダンスが魅力のトラジャ。オリ曲も多数発表されています。今回はトラジャオリ曲の魅力を徹底解剖していきます!
目次
Travis Japanオリ曲紹介
夢のHollywood
トラジャ初のオリ曲となった夢のHollywoodは、後から加入した松松コンビ(松倉海斗・松田元太)が入る前に披露された楽曲です。夢ハリと略されるこの曲は、トラジャのすべてが詰まっている1曲です。
この曲の魅力は、なんといってもタップダンスやステッキでの演出です。まるでショーを見ているかのような感覚になります。
曲の振り付けにはトラジャオリジナルのTJのポーズ(指でアルファベットのTとJを作る)も存在します。最後の高速タップダンスは、トラジャだからこそあのシンクロを生み出せるのだなと思わず唸ってしまいます。
曲の途中で、「憧れのドリームステージ」という宮近くんのソロパートがありますが、ステージごとに歌詞を変えて歌ってくれます。会場名の「横アリのドリームステージ」や、公演名の「サマパラのドリームステージ」などに変えており、「今日はなんて歌ってくれるのかな」と考えるのもライブの楽しみの1つになりますね。
難易度が高いダンスにも関わらず、YouTubeのジャニーズJr.チャンネルで配信されているダンス動画では、曲を踊りきった後メンバーの息が全く切れていません。あれほどのダンスを踊った後でも疲れを見せないところに、トラジャの完成度の高さの片鱗を見ることができます。
ちなみに、YouTubeのダンス動画では「YouTubeのドリームステージ」と変えて歌っています。
・Travis Japan【ダンス動画】夢のHollywood(dance ver.)
初めてのオリ曲ということでメンバーの思い入れも違うのかと思いきや、実はHollywoodのスペルが書けないメンバーが数名いることが発覚。
You Tubeで配信されている動画の中で、トラジャの代表曲をメンバーそれぞれが発表する際、中村くん・吉澤くん・松倉くん・松田くんがスペルを書け無いという事態に。松倉くんに至っては、Hollywoodの部分はずっとカタカナ表記だと思ってたそうです。ちなみに宮近くんはメンバーの七五三掛くんの「掛」の字を間違えるというミスも。
・Travis Japan【以心伝心ゲーム】罰ゲームは…バンジージャンプ!
最近はジャニーズクイズ部としてクイズ番組への出演が多い川島如恵留くんですが、それ以外のメンバーは少しお馬鹿な人が多いです。パフォーマンス中の一糸乱れぬダンスとは裏腹に、YouTubeで見せるちょっぴりお馬鹿な一面、そのギャップこそトラジャの魅力の一つです。
Dance With Me~Lesson1~
トラジャのダンスレッスンという設定のこの楽曲。オリ曲として2曲目のこの曲は、7人体制になって初めての曲です。
ミュージカル調の曲で、まるでディズニーのようなキラキラとしたメロディーが特徴です。
ファンも一緒に踊れる簡単なフリもあり、YouTubeではファン用のコール&レスポンスとフリも披露されています。
途中、メンバーの名前を呼ぶコールも盛り上がること必至!ライブでは欠かせない1曲となっています。ファンコール講座で練習してからライブに参戦すると、よりライブが楽しくなるでしょう!
・Travis Japan【ファンコール講座】Dance With Me ~Lesson 1~
Happy Groovy
通称ハピグルと呼ばれるこの曲は、聞いているだけでハッピーな気持ちにさせてくれる1曲です。
メンバーが本当に楽しそうに踊るので、見ているこちらも自然と笑顔になってしまいます。
お洒落なメロディーに、「太陽がスポットライト」、「街角オンテージ」、「レモネード、サンドウィッチ」などの海外を彷彿させる歌詞はまさにエンターテイメントの国、ニューヨークの街中を連想させます。
嵐の二宮和成さんがHappy Groovyの定点カメラのダンス動画を見た際、そのクオリティの高さに驚いたと、ラジオで語っていました。
・Travis Japan【ダンス動画】Happy Groovy (dance ver.)
こちらもYouTubeでファンコールの練習動画が披露されているので、ライブ前は予習しておきましょう!
・Travis Japan【ファンコール講座】コンサートが100倍楽しめる!
2年目となる舞台「虎者―NINJAPAN―」では、この曲のジャズバージョンが披露されました。メンバーの松田くんも、この曲が一番好きかもと語っており、演出も振り付けも新しくアレンジされました。ジャズバージョンも是非YouTubeで配信して欲しいですね!
Lock Lock
Kis-My-Ft2のコンサートでバックダンサーとしてつくことが多かったトラジャですが、その際にキスマイからプレゼントしてもらった1曲です。振り付けもキスマイの千賀健永さんが担当してくれました。
曲が始まる前の斜めに並ぶ立ち位置で、ファンは「Lock Lock来る!」と気付き、盛り上がる曲です。
途中の「Lock Lock」と言いながら腕を振り回す振り付けも、ファンが参加しやすいフリとなっています。
トラジャは他のグループと違い、メンバーカラーの衣装を着ることは少ないです。
同じ衣装を着て息の合ったパフォーマンスをするからこそ、より映えるパフォーマンスになるのでしょう。
YouTubeでは、このダンスの高速バーションと低速バージョンが披露されています。
低速の方が難しがっているのは、早いテンポでのシンクロダンスを売りにしているトラジャならではな一面が見られます。
・Travis Japan【倍速ダンス】「Lock Lock」倍速再生でダンスは難しい!
・Travis Japan【低速ダンス】「Lock Lock」1/2スピードでダンスは激ムズ!
VOLCANO
今まで歌ってきた明るいキラキラ王道ジャニーズソングとはうって変わり、カッコいいを前面に押し出した曲で、これまでと違ったトラジャを見ることが出来ます。
横浜アリーナで行われた初の単独ライブで初披露されましたが、ひとり1フレーズずつ歌割がされているので、ダンスだけではないトラジャの歌唱力の高さが垣間見れる1曲です。
サビに入る場面、全員でジャンプするところは迫力満点で、力強く、エネルギッシュなトラジャを見ることが出来ます。闘志みなぎる歌詞には、トラジャの強い意志や貪欲さが伝わってきます。
2019年、横浜アリーナで行われたオースティン・マホーンの来日公演にトラジャがスペシャルゲストとして出演しました。そのライブの1曲目にVOLCANOを披露し、会場を魅了し、存在感を放ちました。
・Travis Japan「VOLCANO」(AUSTIN MAHONE Japan Tour 2019@横浜アリーナ)
Talk it! Make it!
通称トキメキは歌詞中の「フー」という部分を一緒に歌って楽しめる曲となっています。
キスマイからのプレゼント第二弾の楽曲で、振り付けは前回同様、キスマイの千賀健永さん、カラフルでポップな衣装は玉森裕太さんがデザインしてくれ、キスマイのライブでも披露されました。「Lock Lock」とは正反対に、可愛さを前面に押し出した楽曲となっています。
「明けない夜はきっとない」という歌詞に元気をもらう人も多く、ガンガン踊る曲とのギャップがエモいと評判です。
宮近くんの「みんな一緒に」という掛け声とともに、「フー」と左手を横に出し、カタカナの”フ”を体で表現する振りを一緒に踊ることで、一体感が味わえるのも、この曲の魅力です。
舞台「虎者―NINJAPAN―」では、カーテンコール後の最後に歌われる曲で、幕が下がってからみんなで「フー」と一緒に歌います。幕が下りるということは即ち夢の時間が終わりを迎える合図です。そんな色々な感情が入り混じる瞬間ですが、観客とキャスト全員の楽しそうな「フー」は、明るく幸せな気持ちで舞台を締めてくれます。
・Travis Japan「Talk it! Make it!」(LIVE 2020 ENTER 1234567)
Namidaの結晶
トラジャ全員で主演した舞台「虎者―NINJAPAN―」のテーマソングとなった曲です。
この曲だけ唯一公式MVが存在し、YouTubeで公開されているMVは2021年2月16日時点で再生回数633万回という驚異の数字を叩き出しています。
滝沢秀明さんプロデュースのMVは、舞台の曲というだけあって、世界観に引き込まれること間違いなしの1曲となっています。
曲調としては舞台の雰囲気にあった和を基調としながらも現代的な音がうまく組み合わさり、懐かしさと新しさ、そして音の美しさを堪能することができます。
・Travis Japan「Namidaの結晶」MV (「虎者 ―NINJAPAN―」テーマソング)
Jr.のうちにMVを作ってもらえるのはかなり貴重な経験で、「Namidaの結晶」以前では2020年にデビューしたSixTONESが2018年に日本人初のYouTubeアーティストプロモキャンペーンに抜擢された際に作成された「JAPONICA STYLE」のみしか作られていません。
2019年に公演された舞台「虎者―NINJAPAN―」は、2020年にもパワーアップして公演され大反響でした。
Unique Tigers
ジャニーズの十八番とも言える、自己紹介ラップです。
松倉くんを中心に作成した曲で、振り付けも自分たちでしてしまう、全員の魅力がぎゅっと詰まった1曲となっています。
タイトルのTigersは、トラジャの「トラ」→「虎」→「タイガー」から来ています。
この曲を聴けばメンバーの個性も呼び方も一瞬で分かってしまいます。
自己紹介ラップにも関わらず、しっかり踊るところもトラジャならではの特徴ですね。
- ちゃかちゃん(宮近)→不動のセンター「Leader Tiger」
- しめちゃん(七五三掛)→天使で小悪魔、甘いマスクで魅了する「Sweet Tiger」
- うみんちゅ(中村)→気分屋、マイペース、おねだり上手、可愛がりたい「Pet Tiger」
- げんげん(松田)→色気だだ漏れ最年少。愛されキャラのお馬鹿ちゃん「Sexy Tiger」
- しーくん(吉澤)→Travis Japanのムードメーカー「Comedy Tiger」
- まつく(松倉)→作詞作曲ギターも弾ける、アーティスティックな「pure Tiger」
- のえさん(川島)→アクロバット、タップ、料理に英語、多芸多才の「Brain Tiger」
・Travis Japan【ファンコール講座】Unique Tigers
Together Now
こちらも舞台「虎者―NINJAPAN―」で初披露された、Travis Japan初のバラードソングとなっています。全く踊らないこの曲は、トラジャの新しい一面を見ることができ、ライブの最後を飾るのにもぴったりな1曲です。
歌詞の中の「君とまた時間を重ねていく」、「思い出が僕らを繋いている」、「たしかなモノなんてない、でもずっと信じて行くよ」という言葉は、ファンと一緒に必ずデビューするというトラジャの覚悟が感じられる曲となっています。
2020年の舞台「虎者―NINJAPAN―」で歌った時は、感極まって泣いてしまうメンバーもいました。コロナウィルスの影響でライブができなくなってから、初めてファンの前でパフォーマンスできたことに喜びを感じ、より結束が深まったことでしょう。
・Travis Japan「Together Now」(LIVE 2020 ENTER 1234567)
GET ALIVE
最新曲のGET ALIVEは、ヘドバンが振り付けであるように、とても激しい曲となっています。最初からエンジン全開で、「この曲で売れるぞ!」というトラジャの決意が感じられます。宮近が「生き抜けろ」と叫ぶところは圧巻で、それに負けない他のメンバーの気迫もこの曲の魅力です。
「全然敵じゃない」「恐怖さえ感じたい」「サイアクさえ愉しもう」、という歌詞も、必ずこのエンターテイメントの中で生き抜いてデビューするという気持ちが感じられます。
2020年の配信ライブHappy LIVE Jr.祭りで初披露されました。
勢いのあるメロディーと全身全霊でパフォーマンスする姿に魅了されること間違いなしの1曲です。
・Travis Japan「GET ALIVE」(Johnny’s World Happy LIVE with YOU Jr.祭り ~Wash Your Hands〜)
最後に
以上、トラジャのオリ曲を紹介してきましたが、You Tube動画の最後にかかるエンディング曲もメンバーそれぞれが作った曲なので、聞いてみるとそれぞれの色が感じられます。
2019年は初の単独ライブをつとめ、2020年はオンライン配信となってしまいましたが、本来であれば3都市を回るツアーを予定していました。
2021年は全国12都市を回る全国ツアーを予定していましたが、こちらもコロナの影響で2月4日までのライブは中止が発表されました。
緊急事態宣言解除後は、人数制限をしつつ振替公演をすることが決定しています。
ジャニーズJr.のグループでありながら全国ツアーをできるという所にトラジャの人気の高さが伺えますね。またメンバー全員で銀のさらのCMにも出演していたりとメディア露出も増えてきています。
2021年1月15日にテレビ朝日で放送されたミュージックステーション内の今年さらに活躍しそうなアーティスで9位にTravis Japanがランクインしました。
フジテレビで放送されたRIDE ON TIMEでも4週にわたって特集がくまれるなど、今大注目のグループです。(2021年1月22日、29日、2月5日、12日放送)
2019年に行ったジャニーズJr.の東京ドーム公演はDVDもリリースされています。
ジャニーズアイランドストアオンライン限定版では「素顔4 Travis Japan盤」が発売され、トラジャ独自の特典映像がついたりとファンには嬉しい出来事が多くありました。2021年には「MUSIc STATION
SnowManとSixSTONESがデビューした今、Jr.内でも一番の古株となったトラジャですが、2020年は2組のデビューにかなり悔しい思いをしたはずです。
今までは、SnowMan、SixSTONES、Travis Japanの3組で一緒に活動することが多かったトラジャですが、2組のデビューはファンと同じタイミングで知りました (2019年8月8日のジャニーズJr.祭りにて)。発表直後の曲では、歌唱中、如恵留くんは悔しさのあまり涙を流すシーンもありました。今までの経験を糧に、なんとしても、デビューを掴んでほしいです!