2022年11月にデビュー15周年を迎えるHey! Say! JUMP。
平成生まれのメンバーのみで構成された初のジャニーズグループということで、結成当時から話題性に溢れていました。
今回ご紹介する知念侑李さんは、可愛らしい笑顔とハイトーンボイスで長年人気を博してきました。
ここぞという時に必ず決めてくれる引きの強さはメンバーのお墨付き。持ち前の責任感の強さで常にグループを引っ張ってきた存在でもあります。
そんな知念侑李さんのプロフィールや魅力をご紹介していきます。
目次
Hey! Say! JUMPとは
Hey! Say! JUMPは、2007年11月14日に『Ultra Music Power』でCDデビューしたジャニーズアイドルです。
メンバー全員が平成生まれで構成されており、まさに時代の最先端を行くグループとして世の注目を集めました。
グループの結成が発表されたのは、2007年9月24日のこと。当時、大人気だった期間限定ユニットHey! Say! 7の単独ライブ「JOHNNYS’ Jr. Hey Say 07 in YOKOHAMA ARENA」で正式に発表されました。
メンバーは、J.J.ExpressとHey! Say! 7を兼任していた髙木雄也さん、有岡大貴さん、山田涼介さん、中島裕翔さん、知念侑李さんに加え、同じくJ.J.Expressだった伊野尾慧さんと森本龍太郎さん。
さらに、国民的アニメ「忍たま乱太郎」の主題歌を歌ったことでも有名なYa-Ya-yahから薮宏太さんと八乙女光さん。そして、夏休み期間限定で活動していた岡本圭人さんを加えた10人体制で活動がスタートします。
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こちらの公演の模様は、ダウンタウンが司会を務める音楽番組「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」にて生中継され、デビュー曲の『Ultra Music Power』も初披露しました。
森本龍太郎さんは、現SixTONESの森本慎太郎さんの兄。岡本圭人さんは、同じくジャニーズの男闘呼組として活躍した岡本健一さんの息子。
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結成が発表された時点で、グループ内に2つのユニットが生まれ、年上組の有岡さん、髙木さん、伊野尾さん、八乙女さん、薮さんがHey!Say!BEST。年下組の山田さん、知念さん、中島さん、森本さん、岡本さんがHey! Say! 7を引き継ぎました。
デビュー曲は、同年に開催された「ワールドカップバレー2007」のテーマソングに起用され、Hey! Say! JUMPも公式サポーターを務めました。こうして瞬く間に全国的な知名度を獲得していきました。
「平均年齢15歳」と若くして栄光を掴んだHey! Say! JUMP。しかし、グループの結成は、すなわちJ.J.ExpressとYa-Ya-yahの自然消滅を意味しており、デビュー当時はメンバーやファンの間に複雑な想いが交錯していました。
2008年には森本龍太郎さんの未成年喫煙が発覚し、後にジャニーズを退所。
2009年には、山田さんと知念さん、そして中山優馬さんから成るグループNYCがデビュー。単独で紅白歌合戦に出場するなど、JUMP内ではメンバー格差が浮き彫りになった時期もありました。
さらに、2018年からアメリカ留学のために活動休止していた岡本圭人さんが、2021年に俳優活動に専念するためグループを脱退するなど、Hey! Say! JUMPは常に活動体制を少しずつ変化せざるを得ない状況に置かれていました。
様々な逆境に直面してきたHey! Say! JUMPでしたが、活動を経ていくうちに独自の魅力を開拓していきます。
個性のぶつかり合いだけでなく、グループとしての一体感で魅せる表現が増加。人数を活かしたダイナミックなダンスフォーメーションや新しい音楽ジャンルへの挑戦等、彼らの貪欲な姿勢がさらなるファンの獲得へと繋がりました。
2020年には、Hey! Say! JUMPがYouTubeへ進出。正体不明のボーイズグループHoney Beeとして『狼青年』のMVをアップすると、顔を隠した状態にもかかわらず3日で150万回再生を突破し話題を呼びました。
知念侑李さんとは?
知念侑李さんのプロフィール
- 愛称:知念、侑李
- 生年月日:1993年11月30日
- 出身地:静岡県浜松市
- メンバーカラー:ピンク
- 身長:159cm
- 血液型:AB型
- 好きな食べ物:母が作る餃子
- 特技:体操、ジャズダンス、サッカー
- 主な出演映画:「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」(2004)、「超高速!参勤交代」(2014)、「超高速!参勤交代 リターンズ」(2016)、「金メダル男」(2016)、「坂道のアポロン」(2018)他
- 主な出演ドラマ:「先生はエライっ!」(2008年)、「スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜」(2008)、「スプラウト」(2012)、「必殺仕事人」シリーズ (2014-)、「頭に来てもアホとは戦うな!」(2019)
- 尊敬する先輩:大野智(嵐)
ジャニーズ事務所(現:SMILE-UP.)の入所経緯
知念さんがジャニーズに興味を持ったのは、5歳の頃。母と姉がファンだった嵐のコンサートについていき、大野智さんのダンスに魅了された事がきっかけでした。知念さんは、大野さんのファンから「最高峰の大野担」と称されるほど熱狂的な大野ファンとして知られています。
それ以来、ジャニーズになることが夢になった知念さん。学業との両立を約束することで両親を説得し、小学4年生の時にジャニーズ事務所(現:SMILE-UP.)へ履歴書を送りました。
知念さんが事務所オーディションを受けた2003年6月2日。当時、受験者の人数は相当多かったようで、合格を掴めるのは一握りでした。
というのもこの時、入所オーディションと映画「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」のキャストオーディションを兼ねていたことが影響していました。
ダンスのためにジャニーズへ入りたかった知念さんは、正直映画出演にあまり興味がありませんでした。しかし、事務所の勧めでこちらの映画オーディションも受け、見事にW合格を勝ち取ります。
センセーショナルな事務所入りを果たした知念さん。これをきっかけに、アイドル活動の傍ら俳優としての活動にも力を入れていくことになります。
知念侑李さんの魅力
武器は抜群の運動神経!ライブやバラエティでも大活躍!
知念さんの持ち味と言えば、抜群の運動神経です。その小さな体からは想像も出来ないほど豪快なアクロバットやキレッキレのダンスで多くの観客を魅了してきました。
経歴を振り返ってみると、知念さんの高い身体能力は家庭環境によって培われたことが分かります。
知念さんの父・知念孝さんは、バルセロナオリンピックで銅メダルを獲得した体操選手。母は、ジャズダンスの先生をしているそうです。
また、姉の知念沙耶さんは、アクロバットダンスカンパニー「G-Rockets」で活躍するプロダンサー。直近では、上白石萌音さんと橋本環奈さんのW主演でも話題の舞台「千と千尋の神隠し」に出演していました。
家族全員が高い運動神経を持っている知念家。そんな環境に生まれた知念さんもまた、自然と自身の才能を開花させていくことになります。
姉の体操教室についていった知念さんは、4歳の頃に見よう見まねでバク転を習得。その後も幼稚園生ながら壁蹴り宙返りをマスターするなど、幼少期から素晴らしい運動センスに恵まれていました。
これらの身体能力を活かして、様々なバラエティー番組でも本領を発揮している知念さん。
2010年10月09日に放送された「世界一受けたい授業 日テレ系人気番組が大集合!世界一受けたい授業 秋の最強先生来襲スペシャル」では、跳び箱18段を軽々とクリアしています。
また、 2016年11月16日放送の冠番組「いただきハイジャンプ」では、イルカに乗った状態での自撮りに挑戦。
普通の人ならイルカに乗るのに少なくとも1時間はかかるところを、知念さんはたった3回の挑戦で成功。生まれて初めての体験にもかかわらず、最終的にプールの中を3周続けてイルカに乗り続けるなど、恐ろしい速さでバランス感覚を吸収していきました。
2018年3月10日に同番組で放送された「Hey! Say! JUMPは何倍速まで踊ることが出来る?」という検証では、デビュー曲を2倍速でも悠々と踊ってしまう余裕っぷりを見せつけました。
また、長年レギュラー出演している「スクール革命!」では無茶ぶり企画も毎度そつなくこなし、番組内では、”スーパーエリート知念”と称されています。
メンバーに溺愛される末っ子!山田涼介さんとのほっこりエピソードも!
知念さんの性格は意外にも人見知りだそうで、2012年に出演したドラマ「最高の人生の終り方〜エンディングプランナー〜」の現場では、ずっとガムテープを眺めて出来るだけ他の方との会話を避けていたのだとか。
しかし、ファンに対してはとことん愛情深く、ライブ中の知念さんのファンサービスは丁寧で神がかっていると評判です。
彼の魅力に翻弄されているのは、メンバーも同様です。他のメンバーであれば厳しくツッコまれることも、知念さんの場合は「可愛いなあ」で許されるほど甘やかされています。
特に長年連れ添ってきた山田涼介さんは、撮影等の関係で知念さんと少しでも離れると「孤独死しそう」と発言するほどの仲良しっぷり。
一緒にご飯に行く時は山田さんが必ず奢ってくれるため、知念さんは山田さんのことを「財布」だと思っているそうです。
そんなツンデレな知念さんですが、2018年12月9日に放送された「スクール革命!」では、山田さんとの尊すぎるエピソードを明かしています。
Jr.の頃、地元の静岡県浜松市に住んでいた知念さんは、レッスンや仕事の度に地元から東京へ通っていました。
そんな彼に上京したいと思わせたのが、なんと山田涼介さんの存在です。
同い年ながら、キラキラとした輝きを放つ山田さんに憧れた知念さんは「この人と一緒に踊りたい」と思い、中学1年生の時に上京を決意。
その後も進学した堀越高校で同級生として一緒に生活するなど、どんな時も苦楽を共にしてきた2人。彼らが築き上げてきた唯一無二の関係性もあり、Hey! Say! JUMPのシンメとしてファンからも愛されています。
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出演作多数!主演から助演まで幅広くこなす演技派!
ジャニーズ入りと同時に「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」(2004)で映画デビューを果たした知念さん。
当時から現在に至るまで様々な映像作品に出演し、役者として多彩な才能を発揮してきました。こちらでは、知念さんの主な出演作をいくつかピックアップしてご紹介します。
知念さんが初めて出演したドラマは、2004年10月にNHKで放送された「七子と七生〜姉と弟になれる日〜」。当時19歳だった蒼井優さんと共演し、複雑な家庭環境に置かれた腹違いの姉弟役を演じています。
知念さん演じる七生は、施設に預けられた上に虐待を受けていた少年という難しい役柄でしたが、可愛らしい表情や飾らない真摯な芝居が大好評を博しました。
2008年4月に日テレ系で単発放送されたドラマ「先生はエライっ!」には、Hey! Say! JUMPから知念さんを始め、中島さん・山田さん・有岡さんが出演して話題となりました。同年10月からは、同じメンバーで「スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜」に出演しています。
知念さんが単独でドラマ主演を務めたのは、2012年に日本テレビ系で放送された「スプラウト」です。本作は、A.B.C-Zの橋本良亮さんや当時Jr.だったルイス・ジェシーさんや田中樹さん(現SixTONES)など、ジャニーズアイドルが多数出演しています。
2014年からは、「必殺仕事人シリーズ」へ東山紀之さんや松岡昌宏さん(TOKIO)らと共に出演。長年にわたって愛される作品に新しい風を吹き込みました。
2019年には、主演ドラマ「頭に来てもアホとは戦うな!」が放送されました。このドラマは、田村耕太郎さんが書いた同名のビジネス書が原案となった珍しい作品です。
映画では、2014年から「超高速!参勤交代」シリーズに出演。アクションとコミカルが絶妙に融合した本作では、知念さんの甘いマスクや抜群の運動神経が存分に活かされています。
2016年、内村光良さんが原作・脚本・監督・主演を務めた「金メダル男」が公開され、1位を獲ることに憑りつかれた主人公・秋田泉一の青年期を知念さんが演じました。
ジャズに惹きこまれた高校生の青春を描いた「坂道のアポロン」(2018年)では、主演の知念さんをはじめ、中川大志さんや小松菜奈さんといった旬の役者陣が作品を彩りました。
2021年5月には、単独初主演となる舞台「照くん、カミってる!~宇曾月家の一族殺人事件~」に出演。ドラマや映画で鍛えた演技力を生の舞台で存分に発揮しました。
今回ご紹介した作品は一部ですが、知念さんはジャンルを問わず多くの作品で重宝されてきたことが分かります。
最後に
今回は、Hey! Say! JUMPの末っ子メンバー・知念侑李さんをご紹介しました。
高い身体能力を活かして、アイドル業からバラエティー、そして俳優業まで幅広く活躍する知念さんは、まさに努力と才能の塊でした。
直近では、2022年6月22日から放送予定の3夜連続ドラマ「脚本芸人」に知念さんが出演します。
芸人の吉住さん、空気階段の水川かたまりさん、そしてかもめんたるのう大さんがそれぞれ脚本を手掛けた本作。知念さんは、6月23日に放送される第2夜に遠藤憲一さんと出演予定です。