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コロナ禍での営業活動中止
下積み時代からスーパー銭湯を軸に活動してきた純烈にとって、新型コロナウイルスの蔓延は活動に大打撃を与えました。彼らのファンは高齢者が多かったこともあり、2020年3月以降のスケジュールが全てキャンセルになるなど、思ったような活動ができなくなってしまいました。
そこで、純烈は活動の場をテレビに変え、CMやドラマでの仕事を増やすように。その結果「2020年TV-CM新規急上昇ランキング」では2位を獲得し、純烈の歌を聞いたことがない層へも彼らの存在が広まっていきました。
また、コロナ禍であっても純烈を待つファンのために無観客で公演を行い、その様子をライブ配信。さらに、ファンクラブ会員を対象に抽選を行い、当選した1名を会場に招待して同時に生配信も行うといったハイブリッド公演を開催しました。
そして、2020年のNHK紅白歌合戦では、全国の視聴者にリモコンでリアクションをしてもらう「リモート握手」を企画。翌年のNHK紅白歌合戦では、マジックハンドを使って観客と握手をしたりと、スーパー銭湯で培ってきた独自のコミュニケーション方法を披露しました。
メディアでの活躍
2021年以降は、舞台やドラマ、CMでの活動が多くなってきた純烈。それだけではなく、コンサートと舞台の2部構成にした「御園座三月特別公演」へも出演し、同年7月には純烈が初座長を務める「明治座7月純烈公演」を開催しました。
この公演は2部構成になっており、1部は舞台、2部は純烈のコンサートになっていることもあり、会場には多くの純烈ファンが駆けつけています。
同年9月には、彼らの経験を活かした初主演映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」が公開。純烈としての活動をしながら、平和を守る純烈ジャーとして悪役と戦う彼らの姿が描かれました。純烈は戦隊ヒーロー出身のメンバーが中心になって結成されていることから、昔から彼らを応援してきたファンにとっては嬉しい作品になったのではないでしょうか。
「スーパー戦闘 純烈ジャー」のDVDは、2022年2月のオリコンデイリー映画DVDランキングで1位を獲得しています。
メンバー卒業と加入
純烈は結成以降、2人のメンバーが脱退や卒業をしており、4人体制で活動を続けてきました。そして、2022年4月1日には純烈の公式サイトで小田井涼平の卒業を発表。大きなニュースとなりました。
実は、2018年に初めて純烈がNHK紅白歌合戦に出演したときには、小田井涼平から事務所に「50歳になるタイミングでグループ活動を終了したい」と告げていたそう。この発表にはファンだけではなく、芸能界にも大きな反響があり、悲しみと同時に「新メンバーに応募したい」という応募や問い合わせが事務所に殺到したようです。
その後も純烈の新メンバーは誰か?という話題は続きましたが、2022年9月1日に元仮面ライダー俳優として活動していた岩永洋昭が、純烈の新メンバーとして加入することを正式に発表。2023年1月1日の公演から活動を始めることが伝えられました。
岩永洋昭は、純烈の初主演映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」への出演経験や、元仮面ライダー俳優として活動していたこともあり、ファンにとっても嬉しい発表だったのではないでしょうか。
岩永洋昭が加入した新生純烈の初ステージは、2023年1月1日の午前2時から行われた凱旋公演で、東京大田区にある蒲田温泉で開催されました。
芸人との繋がり
純烈はスーパー銭湯での営業活動の他に、CMや舞台などでも大活躍。その縁もあり、多くの芸人との繋がりを持っています。特に2022年以降は芸人たちが出演する舞台に特別ゲストとして純烈が登場する場面も増え「熱湯風呂」で有名なダチョウ倶楽部とのお風呂繋がりの活動がスタート。
2022年7月には、6人組ユニット「純烈♨ダチョウ(じゅんれつ おふろ だちょう)」を結成し、純烈の楽曲「プロポーズ」を8月10日に配信しています。
また、猿岩石の大ヒット曲「白い雲のように」をカバー。2022年のNHK紅白歌合戦に純烈が出演した際には、ダチョウ倶楽部と有吉弘行もステージも一緒に「白い雲のように」を歌唱し、彼らをつなぐ絆に感動する視聴者が続出しました。