kalafina(カラフィナ) – メンバーの年齢、名前、意外な経歴、おすすめ曲とは…?

kalafina(カラフィナ) – メンバーの年齢、名前、意外な経歴、おすすめ曲とは…?

圧倒的な歌唱力を持ち、それぞれの声の特徴が見事に噛み合ったハーモニーが魅力的のkalafina(カラフィナ)

アニメテレビ番組を中心として数々のタイアップ作品があり、幅広い年齢層から支持を集めるアーティストです。

ミステリアスかつ幻想的な世界観を持つ彼女たちの実力に、海外からの支持も多く集めています。

ここでは、kalafinaの経歴や惜しまれつつも解散した経緯などをまとめ、その魅力に迫っていきたいと思います。

「kalafina」について

「kalafina」は、WakanaさんKeikoさんHikaruさんの3人からなる女性ボーカルユニットで、所属事務所はスペースクラフトプロデュース、レーベルはSME Records(2008年-2017年)、SACRA MUSIC(2017年-2019年)です。

MEMO

2019年3月13日に所属事務所より正式に解散が発表されており、現在(2020年4月時点)は活動をしていません。

 

デビューのきっかけは、劇場版アニメ『空の境界(からのきょうかい)』の主題歌プロジェクトによるもので、当初はメンバー未発表の上でデビューシングル「oblivious」をリリース。

2008年4月29日に開催されたライブ『Revo&梶浦由記Presents Dream Port 2008』に出演し、プロデューサーである梶浦由記さんのソロプロジェクト「FictionJunction」の一員として活動していた、WakanaさんKeikoさんがメンバーであることが明らかになりました。

デビュー時からkalafinaは定員の無い流動的なユニットとされており、2ndシングル「sprinter/ARIA」ではHikaruさんとMayaさんが加わりました。

しかし、1stアルバムリリース後にMayaさんが脱退し、以後の活動はWakanaさん、Keikoさん、Hikaruさんの3人で固定となりました。

ユニット名の由来は、名付け親の梶浦由記さんが造語であると語っており、特に意味はないそうです。

イメージとしては、東欧っぽい響きがいいと思って名付けたようで、自身がドイツの帰国子女であることも影響していると考えられます。

そして、デビューした2008年から2017年までコンスタントに毎年シングルを発表しており、オリコン順位は常に20位以内で最高は4位と、高い人気安定感を誇っています。

タイアップも多く、

  • 『劇場版 空の境界』シリーズのエンディング
  • テレビアニメ『黒執事』エンディング
  • NHK『歴史秘話ヒストリア』エンディング
  • テレビアニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』オープニングテーマ
  • 『魔法少女まどか☆マギカ』シリーズのオープニング・エンディング

などその数は30曲以上あります。

ライブ活動も精力的に行っており、日本武道館やNHKホールでの単独ライブめざましライブ5年連続出場などを達成しており、実力と人気の高さがうかがえます。

kalafinaのメンバー

Wakana



・本名:大滝 若奈
・生年月日:1984年12月10日
・出身:福岡県
・血液型:B型
・身長:159cm

圧倒的歌唱力透明感のあるボイスが特徴で、kalafinaの特徴の1つである意味を持たない言葉で構成される歌詞、通称「梶浦語」を担当しています。

天然な部分があり、時折独特の表現をするお茶目な一面を持ち合わせています。

Hikaru



・本名:政井 光
・生年月日:1987年7月2日
・出身:富山県
・血液型:O型
・身長:155cm

緊張感と透明感のあるボイスが特徴で、圧倒的な声量の持ち主です。

Hikaruさんは他の2人より後から加入し、一番年下ということもあり常に敬語を使っています。

一度タメ語で話したことがありましたが、違和感がありすぐに戻したそうです。

口数は多い方ではなく人見知りでしたが、活動を進めていくうちに自分を出していけるようになったと語っています。

Keiko



・本名:窪田 啓子
・生年月日:1985年12月5日
・出身地:東京都
・血液型:B型
・身長:155cm

魅力的な低音が特徴のアーティストで、楽曲に重厚感を与える唯一無二の存在感を放ちます。

kalafinaの活動を始める前までは人に興味を持てませんでしたが、活動を進めていくうちにいろいろな人と関りを持つことが楽しくなっていったようです。

そして、2020年4月よりKEIKOとしてソロシンガー活動を開始することを発表しました!

プロデューサー「梶浦由記」

梶浦由記さんは、kalafinaのプロデュースを担当しており、kalafinaを語るうえで欠かせない人物です。

梶浦由記さんは、1965年8月6日生まれで東京都出身、小学校から中学校までをドイツで過ごした帰国子女です。

高校時代から精力的に音楽活動をしており、就職後もガールズバンドを組んで活動をしていましたが、1993年に音楽ユニット「See-Saw」としてメジャーデビューを果たします。

See-Sawの活動は2年ほどで終了しますが、その後は楽曲提供に取り組むようになり、特にアニメやゲームの音楽を中心に活動しました。

これまでに提供した楽曲や担当した作品の一例を挙げると、

  • 「機動戦士ガンダムSEED」挿入歌
  • 劇場版「魔法少女まどか☆マギカ」
  • 「空の境界」シリーズ
  • 劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」
  • NHK「歴史秘話ヒストリア」テーマ曲
  • NHK「経済羅針盤」テーマ曲

などと枚挙にいとまがありません。

音楽性として、西洋と東洋のエッセンスを融合させた独自の世界観を持ち、自身の生い立ちと重なる部分があるようです。

楽曲の中で特徴的なものとして、「梶浦語」という音の響きが重視された意味を持たない歌詞があります。

どのように聞こえるかはリスナーに任せていると語っていますが、その言葉は緻密に計算されており、いくつもの考察がされるほど奥深いものとなっています。

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楽曲の特徴

kalafinaの楽曲の特徴は、なんといっても3人が奏でるハーモニーの美しさです。

曲調はロックから、バラード民謡ポップなど非常に幅広いものがそろっていますが、どの曲でも必ず3人のハーモニーがキレイに表現されています。

ロック調の曲では、Keikoさんの低音ボイスバックバンドのベースやギターとのアンサンブルが素晴らしく、リスナーを圧倒。

Wakanaさんが担当する「梶浦語」は度々間奏で用いられますが、表現力の高さからサビへの繋ぎが気持ちよく、曲の盛り上がりを最大限に感じることができます。

バラード調の曲では、Hikaruさんの透明感のある声が非常に映え、心が洗われるような透き通った気持ちになります。

MEMO

梶浦語についてHikaruさんは、「あれは私たち自身が作った言葉です。先生(梶浦由記)が、楽曲を作っているときに思いついた耳触りのいい音をローマ字で歌詞の中に入れてくれるんです。実際何を歌っているかは、リスナーが自由に想像してくれればいい。聴いてくれた人が、なにかを感じたり考えたりすることこそが、その歌詞のもつ意味だと思います」と語っており、kalafinaはメンバーと梶浦由記さんの4人で作り上げられた世界であることがわかります。

グループ解散

2017年12月22日に、プロデューサーの梶浦由記さんが所属事務所のスペースクラフトプロデュースを退社することが発表され、kalafinaも活動休止の流れになると言われていました。

そして2018年1月23日の日本武道館ライブ『kalafina 10th Anniversary LIVE 2018』を最後に、2月20日に梶浦由記さんが退社し、kalafinaのプロデュースを降板

3月にはラジオ番組『kalafina倶楽部』の終了が決定し、メンバー1人が事務所を退社することも併せて発表されました。

3月30日に発表されたドキュメンタリー映画『Kalafina 10th Anniversary Film ~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~』の舞台挨拶が事実上の3人の最後の活動となり、4月1日にはKeikoさんが事務所を退社

11月にはHikaruさんも事務所を退社し、Wakanaさんのみが事務所に残ることになりましたが、2019年3月13日にkalafinaとしての活動が事実上困難となったことから正式に解散が発表されました。

kalafinaファンクラブの「Harmony」は「Wakanaオフィシャルファンクラブ」として、これまでの会員が引き継がれることとなりました。


 

おすすめナンバー

storia

作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記 2009年7月1日発売

NHK「歴史秘話ヒストリア」に使用されている楽曲で、番組の世界観を存分に感じることができる壮大さがあります。

曲中で聞こえるフルートの音が西洋を感じさせ、どこかの国の民謡のような雰囲気を演出しています。

ミュージックビデオのメンバーの衣装もドイツの民族衣装のようなものとなっており、楽曲の雰囲気を表していると言えるでしょう。

Magia

作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記 2011年2月16日発売

Hikaruさんがセンターでメインボーカルを務めるこの楽曲は、テレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の第3話から第8話までのエンディングテーマ、第1話・第2話・第10話の挿入歌に使用されました。

アニメのキャラクターからは想像ができないような重厚感や闇を感じるような曲調が特徴で、銅鑼(どら)の音から曲がスタートしバイオリンとのアンサンブルが中国の世界観を感じさせたかと思えば、ギターのパワーコードのリフ中心となり一気にロック調へと移行します。

バックサウンドが常に低い音域で進んでいきますが、サビに入ると鐘の音が幾度と入り、まるで夜の教会にいるような印象を与えます。

間奏ではギターソロが入るなど、完全にバンドサウンドのこの曲はライブでも盛り上がる一曲となっています。

百火撩乱

作詞:梶浦由記 作曲:梶浦由記 2017年8月9日発売

この曲は、TVアニメ「活撃 刀剣乱舞」のエンディングテーマとなっており、kalafinaとしての最後のシングルとなった作品です。

Hikaruさんがインタビューでお気に入りの曲だと語っており、「やっていたゲームがアニメになったので、すっごくうれしくて! いちオタクとして、とてつもない喜びを感じた曲でした。」と語っています。

また、「『絶っっ対に受けてください!!』って(笑)。だからすごく力が入りました。逆に、力が入りすぎないようにするのが大変なレコーディングでしたね。」とも語っており、Hikaruさんの気持ちが相当こもった作品となっています。

曲調は、フルートとバイオリンのイントロでスタートし、歌舞伎などで使用される小鼓が入るなど「日本」を感じさせます

Aメロからはバンドサウンドがメインとなり、これぞkalafinaサウンドと言えるミステリアスかつ重厚感があるメロディーが織りなされます。

まとめ

3人が織りなすハーモニー梶浦由記さんの制作する楽曲がkalafinaの世界観を作り出しており、4名で作る作品が「kalafina」であることがわかりました。

4人が揃わなくなって解散を迎えてしまいましたが、これまで発表した数々の作品は今後も色あせることなく、リスナーの心の中に永遠に残ることでしょう。

そして、いつの日か再結成をして再びkalafinaサウンドが聞ける日を待たずにはいられません。

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