いきものがかり メンバーの年齢や名前、意外な経歴とは…?

いきものがかり メンバーの年齢や名前、意外な経歴とは…?

1999年に結成された『いきものがかり』。吉岡聖恵、水野良樹、山下穂尊の3人からなるグループはJ-POPの王道を駆け続け、一時は活動休止(放牧宣言)をしたものの、再びファンの前に現れ、2020年には結成20周年を迎えました。

デビューからポップな曲を披露し続け、多くのファンを魅了してきたいきものがかり。今回、そんな彼ら、彼女らの経歴と魅力について紹介していきます。

また、いきものがかりのおすすめの楽曲を紹介しているので、ぜひご覧ください。

いきものがかり


https://ikimonogakari.com/

いきものがかりのメンバー

  • 吉岡聖恵(Vo.)
  • 水野良樹(Gt./Ch.)
  • 山下穂尊(Gt./Harm.)

いきものがかり吉岡聖恵、水野良樹、山下穂尊による3人組の音楽グループです。

1999年10月に同級生である水野さんと山下さんによって結成され、同年11月に吉岡さんが加わったことで、現在のいきものがかりの形となりました。

その後、2003年8月25日にアルバム『誠に僭越ながらファーストアルバムを拵えました…』をリリースしてインディーズ・デビューを飾ります。

その3年後の2006年3月15日にリリースしたシングル『SAKURA』でエピックレコードジャパンからメジャー・デビューを果たし、同曲はデビュー作ながら31週ものチャートインを記録するロングセラーとなり、卒業をテーマにした楽曲であることから、卒業式の定番曲として知られるようになります。

デビュー後は数々のタイアップ曲を手掛けるようにもなり、CM、ドラマ、アニメなどの主題歌を担当。その人気から2008年の『第59回NHK紅白歌合戦』に初出場を決め、この年だけでなく、2016年までの9年間連続で出場をするという快挙を成し遂げます。

また、2010年には47都道府県を巡るライブツアー「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2010 全国あんぎゃー!! 〜ハジマリノウタ〜」を開催し、同時に初の『日本武道館』での公演を達成します。

当初はポップな路線で若者を中心とした支持層が多い印象でしたが、2010年に放送されたテレビドラマ『ゲゲゲの女房』の主題歌として起用された『ありがとう』のリリースに伴い、幅広い世代から支持を得るようになりました。

シングル・アルバムでのミリオンも達成し、『日本レコード大賞』にも選出され、今後の活躍が期待されていたいきものがかり。しかし、メジャー・デビュー10周年の節目を終えた2017年1月15日に、『放牧宣言』と称して活動休止を発表しました。

活動休止に関してメンバーは、解散ではないことを述べており、活動休止の間はそれぞれでソロ活動を行っていました。

そして2018年、グループの結成日である11月3日に活動を再開することを発表。グループとして2年振りとなる新曲『太陽』をファンクラブ限定で配布し、翌年にはファンクラブ会員限定ツアーが開催されました。

いきものがかり:名前の由来

いきものがかりは、山下さんと水野さんからなるバンドでした。

結成当時の1999年は、ストリートミュージシャンとして活動していたゆずが大きな話題を呼んだ直後でもあります。また、地元が神奈川県という共通点もあって、ブームに乗る形で2人のいきものがかりが結成されます。

山下さんと水野さんは元々同級生でした。2人の共通点を探した時に、小学校1年生の頃の係活動が、金魚の世話をする『生き物係』であったことを山下さんが思い出し、『いきものがかり』が命名されます。

ただ、このグループ名は当初仮称であり、正式なものではなかったと2人は語ります。しかし、後に加入した吉岡さんがバンド名を気に入ったことで、正式に『いきものがかり』として活動をすることとなり、現在に至っています。

いきものがかり:メンバー

吉岡聖恵(Vo.)


吉岡聖恵(よしおかきよえ)は、いきものがかりのボーカルを努めています。神奈川県厚木市出身で、生年月日は1984年2月29日です。

水野さんと山下さんの同級生だった兄から電話で呼び出され、小田急小田原線相模大野駅前でストリートライブを行っていた2人のところへ飛び入り参加したのが、いきものがかり加入のきっかけとなります。

飛び入り参加の吉岡さんは、赤いサングラスをかけた出で立ちで現れたため、山下さんは心底驚いたそうです。

歌声に関して水野さんと山下さんは「クセがないので音に合わせたキャラクターに変身することができる。自分たちも自由に曲を作ることができる」と評しています。

本人も歌声に関しては意識している部分があるようで、特にビブラートはかけないように歌っているようです。その理由は、「聴く人にしっかりと届くことを第一に考えているから」とのこと。そのため「ビブラートで震わせずにストレートで歌いたい」と、本人は語っています。

ちなみにメジャー・デビュー前にはスランプに陥り、本人は「歌いたくない」とこぼしていたそうです。2002年に現役で昭和音楽大学短期大学部へ進学した吉岡さんですが、自分の武器である歌が全く通じなかったことにあります。

水野さんが懸命の説得を試みるも、その度に喧嘩になってしまい、1年近くも話がまとまらないままでした。しかし、当時海外旅行中だった山下さんが帰国後に説得をすると、僅か1日で復活させることに成功します。

その当時のことを吉岡さんは「癒やし系の本に書いてありそうな言葉をかけてくれたのが決め手でした」と語っています。ちなみに水野さんに関しては「癇に障ることばかりで説明が下手」とのことです。

そんな吉岡さんのいきものがかりでの活動は、基本的にボーカルでの参加がほとんどです。しかし、メジャー・デビュー後の2ndアルバム『ライフアルバム』からは作詞を手掛けるようにもなり、3rdアルバム『My song Your song』以降は、自身が作詞作曲を手掛けたものが収録されるようになりました。

本人も自分が作った曲は特別なものであると感じるようで、距離感を近く感じるそうです。

水野良樹(Gt./Ch.)


水野良樹(みずのよしき)は、いきものがかりのギターとコーラスを担当しています。また、グループのリーダーでもあります。神奈川県海老名市出身で、生年月日は1982年12月17日です。
幼稚園からピアノを習っていた水野さんですが、小学校の担任がピアノを弾けず、ギターで音楽の授業を行っていたことからギターに興味を抱くようになります。

それ以来、ギターの練習をするようになった水野さんは、小学校6年生のお別れ会でMr.Children『CROSS ROAD』を弾けるまでに成長します。ちなみにこの時が、水野さんの初舞台となりました。

山下さんとは同級生ですが、同じクラスになったのは小学校1年生の時と中学校1年生の時だけでした。そのため、高校生まで同じ学校に通ってはいたものの、お互いのことはあまり知らず、それどころかほとんど覚えていないような間柄でした。

そんな接点のない二人ですが、高校生の頃は実家が近いことと部活に入っていないことから、一緒に帰宅するようになります。そんなある日、デビューしたてのゆずが路上ライブで人気となり、ゆずに興味を抱いた山下さんが水野さんを誘っていきものがかりが結成されました。

2人の頃はまだ仮称のグループ名でしたが、吉岡さんが加入したことにより、正式にいきものがかりとして活動をするようになります。

ちなみに高校生時代は、いきものがかりとは別にバンドを組んでおり、『うるわしきひと』『流星ミラクル』『君と歩いた季節』は、その当時制作した曲を改良したものだと語っています。

高校を卒業後には大学へと進学。明治大学政治経済学部に進学するも、「一度立てた目標を中途半端にするのが嫌だった」という理由から中途退学。当初の志望であった一橋大学社会学部へ入学し、卒業した2006年には一橋大学社会学学士の学位を取得しました。

いきものがかりではほとんどの作詞作曲を担当しており、『SAKURA』『ブルーバード』『じょいふる』『ありがとう』など、ヒット曲も多数制作を行っています。いきものがかりが活動休止になった際のソロ活動では、その手腕で多数のアーティストに楽曲提供を行っていました。

山下穂尊(Gt./Harm.)


https://ikimonogakari.com

山下穂尊(やましたほたか)は、いきものがかりのギターとハーモニカを担当しています。神奈川県海老名市出身で、生年月日は1982年8月27日です。

小学生の頃からピアノを習っており、中学時代に通っていた塾の講師からギターを教えてもらったことで、ギターにのめり込むようになりました。初めて弾けた曲はチューリップ『心の旅』だそうです。

水野さんのプロフィールでも記述しているように、水野さんとは同じ学校に通ってはいましたが、それほど2人の間柄は親密なものではありませんでした。その後、路上ライブで人気を博していたゆずに興味をもった山下さんが水野さんに話を持ちかけたことで、いきものがかりが結成されるに至ります。

いきものがかりの楽曲のほとんどは水野さんが作詞作曲を手掛けていますが、山下さんも主にカップリング曲やアルバム収録曲において作詞作曲を担当しています。

水野さんは制作に長い時間を要するのに対し、山下さんは短いと30分前後で作ることができるとのこと。これ関して山下さんは、最初に出てきたフレーズを優先するのがこだわりだからだそうです。また、短時間で作ったものが評価され、長時間かけて作ったものが評価されないこともあるので、そういったことも踏まえて短い時間で作るように心がけていると述べています。

曲作りを始めたのは高校生の頃で、当時既に曲作りをしていた水野さんを見て、自分でもできるのではと思い始めたそうです。そうして初めて作った曲を水野さんに見せるも、最初は「もっといいものが作れる」と突き返され、その次に作った曲『地球』が想像以上の出来だったため、水野さんは当時「相当焦りを感じた」と、山下さんの才能に驚愕したそうです。

音楽活動以外では読書を趣味としており、移動や待ち時間では基本的に読書をして過ごしているとのこと。また、遠出をするのが好きなのか、大学生時代にはバックパッカーとして世界中を旅していたようです。

主に東南アジアや南米などを中心に、全ての滞在時間を合わせるとのべ数ヶ月もの長期間、日本を離れていました。その当時は一度度に出ると1、2ヶ月もの間、連絡が取れなくなることがあったそうです。

いきものがかり:バンドの魅力とは

優しく笑顔にさせるメロディとサウンドを量産

デビュー曲の『SAKURA』から始まったいきものがかり。

デビュー間もないグループの楽曲はロングセラーを記録し、いつしか卒業式などの季節の定番ソングになるまで人気を得るようになります。

これだけでもすごいことなのですが、いきものがかりのすごいところは、その後も数々の楽曲を世に放ちながらもそのクオリティーを落とさないところにあります。

『HANABI』『コイスルオトメ』『流星ミラクル』『うるわしきひと/青春ライン』。デビューシングルの面影を残したものから、ラブソング、青春ソングと、バリエーションを増やしながらもポップさを生かした優しさを感じる楽曲ばかりです。

下地がしっかりとしているからこそ、バリエーションが増えても豊かなメロディとサウンドを演出することができるのだと思います。

そう思うと、いきものがかりには音楽だけでなく、グループとしての安心感を抱かせる存在でもあります。その存在感があるからこそ、幅広い世代に愛されるように今に至っているのではないでしょうか。

王道のJ-POP

いきものがかりの最大の魅力と言えば、そのメロディーラインではないでしょうか。20周年という節目を迎え、未だに王道のJ-POPを鳴らし歌える人たちというのは数少ないと思います。

いきものがかりはその中心に立つ存在の1つとして、キャッチーで親しみやすい音楽を世に放ち続けています。ある程度活動を続けていると、今ままで培ってきた基盤が崩れてしまうグループもいますが、彼らは自分たちの武器をしっかりと持ち続けています。

バリエーション豊かな楽曲も、元をたどるとポップな印象が垣間見える部分があり、下地がしっかりしているからこそ、これまでやってこれたのだと思います。

デビュー曲だけの一発屋で終わらなかったのも、吉岡さんの観客を意識した歌声。水野さん、山下さんによる作詞作曲とボーカルを支えるギターサウンド。それらが合わさったからの結果でしょう。

時代に囚われない歌詞

ポップなサウンドだけでなく、いきものがかりのすごいところは歌詞にもあります。

彼らのファン層というのは実に様々です。若年層のみならず、中高年層までも巻き込み支持を受けています。要因の1つとして、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の主題歌に起用されたこともあるかもしれません。

その時のシングル『ありがとう』は、愛する人とともにゆっくりと一歩ずつ明日へと歩いていく女性を描いたドラマの内容に、いきものがかりの優しさと力強さが非常にマッチしたものとなっています。

また、彼らの届ける歌詞のほとんどは、時代が入り混じったような歌詞であることです。例えば、デビューシングル『SAKURA』では、以下のような歌詞となっています。

「さくら ひらひら 舞い降りて落ちて 揺れる 想いのたけを 抱きしめた 君と 春に 願いし あの夢は 今も見えているよ さくら舞い散る」

同じように『うるわしきひと』の歌詞を見てみましょう。

「うるわしき あいのうた いつの日も 変わらずに あたしの前で ずっと 歌っていて お願い この胸が止まるまで この時が終わるまで うるわしきひとよ いつまでも 抱きしめて」

口語だけに留まらず、古語も混ぜ合わせた歌詞は、テンポに合わせて実に自然と溶け込んでいます。その他の楽曲にもタイトルにアナログのような古めかしさがあったり、現在の時代背景とはかけ離れた描写がされているものもあります。

温故知新という言葉があるように、古さの中から新しいものを見つけるというスタイルが、彼らの支持層を増やしているのかもしれません。

いきものがかり:おすすめの楽曲

ブルーバード


2008年にリリースされた『ブルーバード』。テレビアニメ『NARUTO ―ナルト― 疾風伝』の主題歌として起用されました。

イントロからの哀愁漂うロックチューンとなっており、メロディーだけでなく、全体的にどこか懐かしさやノスタルジックな雰囲気が漂っています。

3分40秒と少し短めの曲となっていますが、内容に薄さは感じず、細かい部分まで凝縮された楽曲となっています。

情熱のスペクトラム


2014年にリリースされた『情熱のスペクトラム』。テレビアニメ『七つの大罪』の主題歌として起用されました。

決意を固めて突き進むような疾走感溢れる曲調となっており、アニメの内容に沿った楽曲となっています。

ファンの間では『ブルーバード』を彷彿させる楽曲としても知られており、絆を語る歌詞やサビに向かって徐々に力強くなるアップテンポさは、1つのストーリーのようにすら感じさせます。

ホタルノヒカリ


2009年にリリースされた『ホタルノヒカリ』。テレビアニメ『NARUTO ―ナルト― 疾風伝』の主題歌として起用されました。

前作『ふたり』から1ヶ月半というハイペースで制作された楽曲は、アップテンポで勇気や友情を歌詞に織り込んだ内容のものとなっています。

また、せつなさを感じさせる曲でもあり、歌詞の中にある「夢中で駆けだしたら 触れる気がした」というフレーズには、離れてしまった人に逢いたいという気持ちが強く込められています。

SAKURA


2006年にリリースされたいきものがかりのメジャー・デビュー曲『SAKURA』

無名だったグループの楽曲が世に流れると、たちまち人気となり、現在ではいきものがかりを語る上では外せない楽曲となっています。

『桜』というタイトルを用いた楽曲は、世に多数リリースされていますが、その中でも埋もれることがなく、シンプルなイントロから乗せられる吉岡さんの声に惚れ込む人も少なくありません。

YELL


2009年にリリースされたいきものがかりの『YELL』

この楽曲は「NHK全国学校音楽コンクール中学校の部の課題曲」として制作されたもので、当初のNHK側のリクエストではアップテンポな曲でした。

しかし、作詞作曲をした水野さんは、自身の15歳の頃と照らし合わせ、要望とは別で制作したのがこの楽曲でした。その思春期を感じさせる重く深い楽曲は、最終的に課題曲として採用されました。

可憐であり大胆。弦楽器風の透明感のある歌声が、見事に心からのエールと若者の胸の内を歌い上げた楽曲です。

最新情報

吉岡聖恵|「カッコウの許嫁」OPテーマ「凸凹」の発売決定!

吉岡聖恵がTVアニメ「カッコウの許嫁」のOPテーマに決定している新曲「凸凹」を6月15日に発売することが発表されました。

現在は「吉岡聖恵 Official YouTube Channel」にてTeaserが公開されています。

「カッコウの許嫁」オープニング|ノンクレジット映像解禁

吉岡聖恵の新曲「凸凹」が使用されているTVアニメ「カッコウの許嫁」のノンクレジットオープニング映像が公開されました。

まとめ

以上、いきものがかりの紹介でした。

結成から20周年という節目を迎え、それでも自分たちの音楽を崩さずにこれまで多くのファンを夢中にさせてきました。

今後もどのような楽曲をリリースしていくのか楽しみですね。これからのいきものがかりもぜひ応援しましょう。

それでは、ここまでご覧いただきありがとうございます。

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