藍井エイル(あおいえいる)さんは、日本のアニソン歌手として2011年にデビューを果たしました。『Fateシリーズ』『ガンダムシリーズ』『SAOシリーズ』といった人気アニメの主題歌を担当し、アニメソング界になくてはならない存在として多くの人から支持されています。
今回、そんな藍井エイルさんの魅力についてプロフィールと経歴をもとにご紹介していきます。
記事の最後にはおすすめ曲を掲載していますので、気になる方はぜひ御覧ください!
目次
藍井エイル(あおいえいる)
藍井エイルさんはデビュー当時、顔の半分を隠し、謎の美少女とその圧倒的歌唱力によって一躍注目を集めたアニソン歌手です。
その実力はFateシリーズやSAO(ソードアート・オンライン)といった大人気アニメのタイアップ曲を手掛け、その音域の広さから放たれる美声に多くの人が虜となりました。
2012年のデビューから僅か1年という月日で、アニソン界で影響力のある人物が集う『リスアニ! LIVE』へと参加し、日本武道館でのパフォーマンスを果たしました。
また、2015年には初の単独日本武道館公演を行い、その人気と実力は確かなものであることがわかります。
デビュー曲『MEMORIA』から始まり、平成を代表するだけでなく、令和となっても今後の活躍が期待できるアーティストとして現在も活動を続けています。
藍井エイルのプロフィール
デビューと共に一躍人気を獲得した藍井エイルさんは、その後も次々とヒット曲を生み出し、多くのファンを獲得するまでになりました。
ファンの中には彼女のプロフィールが気になる人もいると思います。
ここでは、藍井エイルさんのプロフィールについて、簡単にご紹介していきます。
北海道札幌市に生まれる
1988年11月30日に北海道札幌市に生まれた藍井エイルさんは、幼少時より音楽に触れ合うことが特に好きだったそうです。
身長は160センチと本人が公言しており、Wikipediaにはなぜか164センチと記載されていたことに驚いたそうです。
味が濃い食べ物が好きなようで、スープカレー、ラーメンなどを好んでおり、全般的に辛いものが好きとのこと。
学生時代にコピーバンドを組んでいた影響もあり、邦楽パンク洋楽パンクを好んでいたようです。
そのせいもあってか、自身の行うライブではヘドバンや腕振り、ジャンプなど、ロックバンドさながらの激しいライブを行っています。本人曰く「藍井エイルのライブはスポーツです!」とのこと。
ちなみに好きなバンドやアーティストはDo As Infinity、ONE OK ROCK、GLAY、YUI、LiSA、Cocco、Hysteric Blue、FLOWER、相川七瀬、戸松遥、Evanescenceなど。
ゲームを趣味としており、様々なジャンルのゲームをプレイしているとのこと。ただ、複数人で遊ぶことはあまり得意ではなく、オンラインゲームでは基本的に野良(ひとり)でしかプレイしないそうです。
インタビューでもゲームの話になるとかなり口数が多くなるのだとか。そのゲーム好きと熱意もあって『ドラッグオンドラグーン3』のテーマソングを担当するまでに至っています。
藍井エイルの交友関係
藍井エイルさんのアーティストとしての交友関係を探ると、LiSA、Kalafina、相川七瀬、春奈るなと親交があるようです。
その中でもLiSAさんとはとりわけ仲が良く、ライブが行われる際には見に行き合う仲のようです。
SAKURA MUSIC FES.2019 2日間ありがとうございました!
昨日今日とシークレットで出演させて頂いきました!
そして!今日は初めてLiSAちゃん @LiSA_OLiVE とコラボで「IGNITE」と「Rising Hope」歌わせてもらいました!すっごく楽しかった!またやりたいなー✨
ご来場ありがとうございました♬ pic.twitter.com/FG8HpiZ9R2— 藍井エイル(あおいえいる) (@eir_ruru) May 19, 2019
デビュー曲『MEMORIA』がテレビアニメ『Fate/Zero』のエンディングテーマ曲として起用された際には、オープニングテーマ曲を同じくデビュー間もないLiSAさんが担当しています。
互いに新人だったこともあり、アーティストとしての仲というよりは、友人としてのつながりが強いのかもしれません。
音楽番組の『ミュージックステーション』では共演を果たしたこともあり、番組を逐一チェックしているファンであれば観たことがあるでしょう。
当初はギターを弾いていた
今でこそヴォーカルとして活躍する藍井エイルさんですが、実はギターを弾いていた時期もあります。
高校生の頃に組んでいたバンドでは、ギターを担当していたようです。
しかし、本人の熱い希望によりヴォーカルを担当。それ以降は基本的にヴォーカルとして活動を続けていたようです。
ちなみにデビューをした後でもギターによる演奏を披露したことがあります。ライブを観たことがある人は、彼女のギターを弾く姿を目撃しているかもしれませんね。
その演奏のライブというのが、藍井エイルさんの復活ライブでもある『藍井エイル special LIVE 2018 〜RE BLUE〜 at 日本武道館』です。
ライブの中盤でサプライズとしてエレキギターをかき鳴らしながら『KASUMI』を披露しました。
そんな藍井エイルさんの貴重な演奏はDVDやBlu-rayでも販売されているので、気になる人はぜひ購入してみてください。
きっかけは動画サイトへの投稿
藍井エイルさんは、幼少時より音楽と触れ合い、学生時代にはバンドを通して音楽活動を続けていました。
しかし、すぐにプロとして芽が出ることのなかった彼女は、音楽の道を諦めて看護師の道に進もうと考えるようになります。
プロの道は諦めて趣味として続けようという人は、世の中には大勢います。藍井エイルさんも同じように歌うことは趣味で始めるようになります。
そうして動画投稿サイトで自身の歌を収録したものを投稿してみたところ、とある人物からコンタクトがありました。
その人物が作曲家である安田史生(やすだふみお)さんでした。
安田さんとの出会いをきっかけに藍井エイルさんはアニメソングの専門誌『リスアニ!』で誌面デビューを飾り、アルバム『BLAU』にも収録されている『frozen eyez』が同雑誌のCDに添付されました。
ちなみにその時の名義は『Eir』(エイル)としており、現在でも作詞などのクレジットには同名義が用いられています。
そして、誌面デビューを飾った2011年の10月にテレビアニメ『Fate/Zero』のエンディングテーマ曲に起用され、シングル『MEMORIA』と共にデビューを果たしました。
どんでん返しとはまさにこのことですね。藍井エイルさんは実力だけでなく運も持ち合わせているようです。
藍井エイルの経歴(歴史)
「藍井エイルのLIVE TRIP」ご覧頂きありがとうございました!✨
楽しかったー!!!
また会いましょう✨ pic.twitter.com/hyg2ssBypY— 藍井エイル(あおいえいる) (@eir_ruru) August 23, 2020
2011年にデビューを果たした藍井エイルさんは、アーティストとしてもうすぐで10周年を迎えます。
この10年の間に彼女がどのような活動をしてきたのか。そして、活動休止の出来事について、簡単にまとめました。
謎の美少女ヴォーカル・藍井エイルデビュー
2011年に『リスアニ!』で誌面デビューを飾った藍井エイルさんは、その年に放送されたテレビアニメ『Fate/Zero』のエンディングテーマ曲を手掛け、『MEMORIA』でデビューをします。
『MEMORIA』は、藍井エイルさんを代表する曲のひとつでもあり、デビュー曲ながらオリコントップ10入りを果たす人気曲となります。
また、月日が流れてもファンの中では印象深い曲として選出されており、ソニー・ミュージックエンタテインメントが開催するアニメソング人気投票キャンペーン『平成アニソン大賞』において、アーティストソング賞(2010年~2019年)に選ばれました。
広い音域と新人とは思えない歌唱力の高さ。そして素顔を全て晒さないミステアリスさは、またたく間に人気となり、わずかに覗かせる表情に魅了された人も多いのではないでしょうか。
デビュー当時素顔を晒さずに活動していたことに関して本人は「自分をそのまま出すことが恥ずかしかったんです。ネット上に自分の写真が残ってしまうことにも抵抗があって」とのことです。
2012年のニコニコ生放送をきっかけに素顔を晒して活動を始め、当初は芸風が変わったことにファンが離れるという心配もあったようです。
しかし、やはりその歌声と美貌に惹かれる人は少なくなく、より多くのファンから支持されるようになります。
FateやSAOなど、人気アニメの主題歌を担当
藍井エイルさんと言えば、多くの人気アニメの主題歌を担当していることでも有名です。
好きなアニメを観て、藍井エイルさんを知った、好きになったという人も多いのかと思います。
『Fateシリーズ』『ガンダム』『アルスラーン戦記』『ソードアート・オンラインシリーズ(SAO)』など。誰もが一度は聞いたことがあるアニメタイトルの楽曲を手掛けてきました。
その中でも『ソードアート・オンラインシリーズ』は、ほぼデビュー当時から携わっており、彼女の歌声もまた作品のひとつとしてファンに愛されています。
- INNOCENCE(2012年)
- 虹の音(2013年)
- IGNITE(2014年)
- シンシアの光(2015年)
- 流星(2018年)
- アイリス(2018年)
- I will…(2020年)
ひとつの作品にこれだけ選出されるということは、あまり例はないかもしれません。彼女の歌声がどれだけ作品に影響を与えるのかがうかがえます。
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無期限の活動休止
デビューから絶大な人気を誇り、アニソン界を盛り上げるアーティストのひとりとして活躍を続けてきた藍井エイルさん。
デビューから2年後の2013年には『リスアニ!』が主宰する日本武道館ライブへと参加し、2015年には自身初の単独日本武道館ライブ『Eir Aoi Special Live 2015 〜WORLD OF BLUE〜』を開催しました。
また、翌年の2016年にも『Eir Aoi 5th Anniversary Special Live 2016 〜LAST BLUE〜』を日本武道館で開催。今後の活躍が大いに期待されていました。
しかし、そんな矢先に突如の活動休止を発表しました。
これには多くの人が驚いたでしょう。
ですが、藍井エイルさんは活動休止の発表以前から体調を崩すようになっていました。
2015年の夏頃には誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を患い入院。イベントも欠席するなど、かなり無理をしていたのかもしれません。
今回の活動休止の理由も体調不良によるものであると発表しており、2016年の日本武道館公演を最後に無期限での活動休止となりました。
そして活動休止から2年後
体調不良で活動休止を発表した藍井エイルさんですが、2018年に活動再開を発表。
復帰作『流星』は『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』の主題歌に起用され、同シングルに収録されている楽曲『約束』は、復帰と同時にYouTubeの公式チャンネルにて公開されました。ちなみにこの曲は藍井エイルさんが休養中に感じたことを歌にしたそうです。
また、楽曲のリリース以外では復帰後初のライブを日本武道館で開催。活動休止の発表と再開の発表が日本武道館で行われるというのは、ファンとしては感慨深いかもしれません。
藍井エイルさんは、活動休止中には休養以外で自身を高めるために挑戦をしたとも語っています。そのひとつがギターです。
プロフィールの項目でも記載していますが、学生時代はバンドでギターを担当していた彼女。それまでギターの演奏を表立って行わなかった藍井エイルさんですが、今回の休養を経てエレキギターを披露。
復帰後初のライブでサプライズとしてファンに新しい藍井エイルを見せてくれました。
活動を休止するということは大変だったはずです。ファンとしても、元の藍井エイルさんが戻ってくればそれでいいと思っていたでしょう。
しかし、藍井エイルさんはそれ以上の姿をファンに見せてくれました。これにはファンも最大限の応援で彼女を盛り上げなくてはいけませんね。
復帰からまだ間もないので、無理はできないでしょう。しかし、今後もファンを盛り上げる存在としてぜひ頑張ってもらいたいですね。
藍井エイルのおすすめ曲5選
その幅広い音域で数々の名曲を歌い続けてきた藍井エイルさん。
アニメとのタイアップ曲も豊富なので、楽曲ごとに思い入れがある人もいるのではないでしょうか。
ここでは、そんな藍井エイルさんの名曲から、おすすめの曲を一部抜粋しています。
気になる方はぜひ御覧ください。
MEMORIA
『MEMORIA(メモリア)』はテレビアニメ『Fate/Zero』のエンディングテーマ曲として2011年にリリースされ、藍井エイルさんのデビュー曲でもあります。
藍井エイルさん自身『Fate/Zero』の小説版を読んでいたこともあり、より作品の世界観に近づけることができたと語っています。
メジャーデビュー曲だけでなくアニメのタイアップ曲ということもあり、歌うことができる楽しさとは別に作品を背負う責任感に当初は板挟みにあったそうです。
この曲がリリースされた当初は顔を隠して活動をしていました。透明感溢れる声色に力強い歌声は幻想的な表現となり、素顔を晒さないというミステリアスさには多くの人が惹かれました。
INNOCENCE
『INNOCENCE(イノセンス)』はテレビアニメ『ソードアート・オンライン フェアリィ・ダンス編』のオープニングテーマ曲として2012年にリリースされました。
この曲はデビュー前に書かれたもので、夢を諦めずに走り続ける大切さをテーマとした作品であるようです。
サビの突き抜けるイメージがまさにそのテーマを表現していると感じさせます。
IGNITE
『IGNITE(イグナイト)』は『ソードアート・オンラインⅡ』のオープニングテーマ曲として起用され、2014年にリリースされました。
藍井エイルさんはこの曲に「勇気」と「再生」をテーマに盛り込んだと語っており、トラウマや恐怖感に囚われてしまった人の葛藤を歌にしているようです。
また、タイトルの『IGNITE』には「点火する」「燃え上がらせる」という意味が含まれており、アニメの世界観に合わせたとのこと。
チェストボイスとファルセットを使い分けた地声で歌ったサビ部分では、アニメの主人公の心情の変化を表現するために藍井エイルさん自身が提案したそうです。
翼
『翼』はテレビアニメ『アルスラーン戦記 風塵乱舞』のオープニングテーマ曲として起用された曲で、2016年にリリースされました。
2015年にリリースされた『ラピスラズリ』も同アニメの主題歌に起用されています。前回の『ラピスラズリ』はゆらゆらとした炎をイメージしたと語っており、今回の『翼』には繋がりを持たせるためにメラメラと燃える力強さをイメージしたそうです。
また、「道を見失っても大切な人がいること」を曲のテーマにしていると語っています。
流星
『流星』は『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』のオープニングテーマ曲として使用された曲で、藍井エイルさんの活動再開後、初のシングルとして2018年にリリースされました。
SNSを中心に彼女の復帰を喜ぶ声と曲のカッコよさに惹かれたという声が多く挙がりました。その人気は凄まじく、iTunes、レコチョク、moraといった16の配信チャートでは16冠を達成するという快挙を達成しました。
この曲のミュージックビデオはこれまでの藍井エイルさんの毛色とは違い、ドラマ的な要素が詰め込まれたものとなっています。日々の生活の中で傷つきながらも、自分を信じる強さを持った少女が描かれており、藍井エイルさん本人のことを指しているのかもしれません。
藍井エイルの活躍に期待
以上が藍井エイルさんの魅力や経歴についての紹介です。
デビュー当時から人気を博していた藍井エイルさんですが、やはりそれだけの期待があると肉体だけでなく精神的にも追い詰められてしまうでしょう。
無期限での活動休止には驚かされ、もしかすると引退するのではといった声もありました。それでも彼女は再び立ち上がり、元気な姿をまたファンに見せてくれました。
ファンもそんな彼女のために応えなくてはいけません。
藍井エイルさんは既にアニソン界にはなくてはならない存在です。彼女の歌う姿をぜひ応援して、これからの活躍の支えになってあげましょう。
それでは、ここまでご覧いただきありがとうございます。
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