DJ 松永 – 東京五輪閉会式にも登場!世界一に輝いたCreepy NutsのDJ|プロフィールやこれまでの活動を徹底解説!

DJ 松永 – 東京五輪閉会式にも登場!世界一に輝いたCreepy NutsのDJ|プロフィールやこれまでの活動を徹底解説!

世界一のDJとして、現在も目覚ましい活躍を続けているDJ 松永さん。

ラッパーの日本大会「UMB」で三連覇を果たしたR-指定さんとのユニット「Creepy Nuts」の活動に加え、テレビやラジオへの出演、エッセイの執筆などさまざまな分野で才能を発揮しています。

なぜ彼は、音楽ファンのみならず多くの人を魅了するのでしょうか?今回は、DJ 松永さんのプロフィールやこれまでの活動、代表曲などを紐解きながら人気の秘密に迫ります。

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DJ 松永さんのプロフィール

  • アーティスト名:DJ 松永
  • 本名:松永 邦彦
  • 生年月日:1990年8月23日
  • 出身地:新潟県長岡市
  • 職業:DJ・トラックメイカー・ターンテーブリスト

洋楽に目覚め、やがてヒップホップの世界へ

DJ 松永さんが音楽と出会ったのは、小学校3年生の時。

アメリカのコメディアンであるジョン・ベルーシとダン・エイクロイドがW主演を務めた映画「The Blues Brothers」(1980年公開)を視聴し、その格好良さに感激しました。両親から初めて同タイトルのサウンドトラックを買ってもらったことをきっかけに、洋楽を中心とした音楽の世界にのめり込んでいきます。

その後、中学生となったDJ 松永さんの心に深く突き刺さったのは、ヒップホップグループ・RHYMESTER。既存の曲を繋ぎあわせて全く新しい曲を作りだすサンプリングの技術や、その作業にかける情熱に強く感動します。現在のDJ 松永さんが作りだすトラックの根底にも、RYHMESTERの音楽が活きています。

高校を中退し本格的にDJを目指し始める

高校へ進学し、ターンテーブルを購入したDJ 松永さんは「自分の時間を全てDJの練習に費やしたい」と考え、中退を決意します。

周囲からの反対はあったものの、並々ならぬ決意からそれを退けてDJスクールへ。自宅の部屋は娯楽に関するものを一切置かないようにし、朝も夜もDJのことを考え続ける日々を送りました。

ただ好きであるとか、趣味といった範疇をとっくに超え、全てを投げ打ってでもDJの技術を極めるのだという強い覚悟を感じます。

そして2011年、世界一のDJを決定する「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIPS」の日本大会に出場したDJ 松永さんは、多くのライバルを破って決勝進出を果たしました。現在もストイックに自分の道を進み続ける彼が、DJとして最初に掴んだ栄光といえます。

バンドやエッセイの執筆など幅広く活動

ラッパーのR‐指定さんとCreepy Nutsを組んでいることで有名なDJ 松永さんですが、DJ以外にもテレビ番組やラジオへの出演、文藝春秋「文學界」でのエッセイ執筆など、多方面において活躍を見せています。作家の朝井リョウさんとはお互いを「マブダチ」と呼び合うほど仲が良く、朝まで長話をしたこともあると語っていました。

LALLAというバンドでも活動しており、他のメンバーは吉澤嘉代子さん、KIRINJIの弓木英梨乃さん、OKAMOTO’sのハマ・オカモトさん、SANABAGUN.の澤村一平さんという豪華ぶり。2019年に本格始動したとのことで、今後どのような情報が発表されるのか期待が高まります。

世界最大のDJ大会で優勝し「世界一のDJ」に

現地時間の2019年9月28日、DJ 松永さんは「DMC WORLD DJ CHAMPIONSHIP FINALS 2019」のバトル部門でチャンピオンの座に輝きました。

同年8月24日に日本大会で優勝を果たし、シングル部門で同じく日本一となったANONYMOUSさんと共に日本代表として出場しました。DJ 松永さんは過去何度もこの大会で悔しい思いを経験しており、人生最後と決めてDMCの舞台に挑んだと語っています。

世界大会では日本がシード権を獲得していたため、DJ 松永さんは2回戦から参戦。ギリシャ代表のDJ kitsos、アメリカ代表のAs-Oneを打ち負かし、決勝戦へ駒を進めました。

ほぼ完璧な成績で勝ち上がったニュージーランド代表・K‐SWIZZを相手に、1本目はミスをしてしまったDJ 松永さん。しかし、2本目では冷静さを取り戻し、集中して勝負に臨んだことで完璧なルーティーンを披露しました。

見事「世界一のDJ」の称号を手に入れたDJ 松永さんですが、結果発表の時に名前を間違えられるハプニングが発生。開催地であるロンドン滞在中、中継で出演した「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」では「俺は名前を呼ばれると分かっていたから、ちょっと前に出てピースサインをあげて待っていたら、司会が『チャンピオンは――‥‥‥DJ、ナカムラー!!!』って‥‥‥。」と当時の戸惑いを語っています。

優勝を祝福する言葉が各方面から寄せられる一方、このハプニングはTwitterで「DJ中村」がトレンド入りするほど話題を集めました。

オリンピックの閉会式でDJテクニックを披露

コロナ禍で開催が延期され、直前まで再延期・中止の議論が行われながらも無事開催された東京オリンピック。世界各国の選手達が健闘する姿はもちろん、閉会式にDJ 松永さんが登場したことも国内外で大きな反響を呼びました。

舞台では既存の曲を組み合わせたものではなく、完全オリジナルの楽曲を演奏。2021年8月10日に放送された「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」にて、アルバム制作時に30曲ほどR‐指定さんへ送ったデモトラックのうち、ある1曲を閉会式に使用したと語っています。

オリンピックの大舞台に立った瞬間は流石に緊張したとのことですが、それを感じさせないほど堂々とした演奏で現地の選手や視聴者を魅了しました。

また、DJ 松永さんと親交のあるタレントやアーティストからも多くのコメントがあがっています。

フジテレビ系の音楽特番でコラボした経験をもつSixTONESの田中樹さんは、同年8月14日に放送された「SixTONESのオールナイトニッポン サタデースペシャル」で強い感動を言葉にしました。「しゃべりもすごいのにさ、アーティストの面もしっかり見せてくるってすごいよね」と熱く語ったうえで、自分達もオリンピックほどの舞台でパフォーマンスできるようなグループになりたいと抱負を述べています。

さらに、Creepy Nutsとのコラボ楽曲「サントラ」で切々と訴えるような歌声を披露した菅田将暉さんは、閉会式でパフォーマンスをするDJ 松永さんの姿を見て相当驚いたのだとか。2021年8月9日放送の「菅田将暉のオールナイトニッポン」内で、その理由を「あの人の持っている“人(にん)”の部分やろうな(笑)。所作・言動・ふるまい、全てが圧倒的小物感じゃないですか(笑)。もちろん格好いいところも知っているけど、なんかあの感じはウソやろっていう感じがしたんよね」とイジりを交えつつ語りました。

時に愛のあるイジりを受けながら、さまざまな分野で活躍する方からも熱い支持を得ているDJ 松永さんは、それだけ多くの人を惹きつける魅力があるのでしょう。

ドラマにも出演!現場を騒然とさせたハプニングとは

DJやトラックメイカーとしてだけではなく、テレビ出演の仕事も精力的にこなしているDJ 松永さん。
2021年4月には、テレビ東京系のドラマ24「生きるとか死ぬとか父親とか」に出演しました。吉田羊さんが演じる主人公・蒲原トキコの担当編集者である、今西という役を担当しています。

オファーを受け「自分にドラマの仕事が来るとは‥‥‥」と驚きながら現場へ向かったDJ 松永さんですが、そこで共演者やスタッフを騒然とさせる出来事が起きました。

それはなんと、当日まで台本のセリフを全く覚えていなかったというもの。同年3月9日に放送された「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」では、R‐指定さんが「(セリフを覚えなければいけないのは)当たり前やろ?」「いや、怖い‥‥‥(笑)」と驚愕の思いをコメントしています。

現場も軽いパニックとなったようですが、共演者やスタッフの協力により無事撮影は終了。ドラマは現在、U‐NEXTやPrime Videoなどの配信サイトで視聴が可能です。

結婚時期は“42歳”の可能性が高い?

2022年2月16日に放送されたフジテレビ「突然ですが占ってもいいですか?」にCreepy Nutsが出演し、占い師・星ひとみさんから恋愛や住まいに関するさまざまな診断を受けました。

現在、結婚や彼女についての情報は出ていないDJ 松永さんですが、占いの結果「地球グループの海タイプ。結婚時期は42歳の可能性が一番高い」と告げられています。また、住まいは水辺が適しているとアドバイスを受けた際は、水辺に住んでいることを明かしたうえで「水辺に引っ越してむちゃモテるようになった」と呟く場面も。

「彼女いない歴=年齢」とも言われていたDJ 松永さんですが、この記事の時点で31歳という年齢であること、音楽活動やテレビ出演で多くの芸能人と関わっていることからも考えて、おめでたいニュースが聞ける日もそう遠くない可能性がありますね。

DJ 松永さんの楽曲おすすめ4選

DJ・ターンテーブリストの活動に加え、トラックメイカーとしても数多くの素晴らしい楽曲を生み出しているDJ 松永さん。今回はその中から筆者が選んだおすすめの4曲を紹介します。

Creepy Nuts/よふかしのうた

「オードリーのオールナイトニッポン10周年全国ツアー」の公式テーマソング。MVの舞台となっているのは、当時オードリーの春日さんが住んでいたアパート「むつみ荘」です。

随所に取り入れられたブレイクや、思わず身体を揺らしてしまうような8ビートの音楽が聴き手の心を惹きつけます。「9時に寝るのは何か嫌だった」子供の頃を思い出させ、夜更かしをする背徳感とワクワクを蘇らせてくれる楽曲です。

どついたれ本舗/あゝオオサカdreamin’ night

音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク」より、オオサカ・ディヴィジョンの「どついたれ本舗」が歌うチーム曲です。R‐指定さんとDJ 松永さんが手がけた楽曲であり、それまでヒップホップをあまり聴いたことのなかった人がCreepy Nutsの音楽に触れるきっかけとなりました。

声優のラップや歌を引き立てるスタイリッシュなトラックと、出囃子をイメージした三味線の音色を取り入れオオサカ・ディヴィジョンらしさを演出している点が聴きどころです。

Creepy Nuts/かつて天才だった俺たちへ

2020年8月26日にリリースされたミニアルバム「かつて天才だった俺たちへ」に収録されている曲。帝京平成大学のCMソングにも起用され、進路に悩む学生をはじめとした幅広い世代の心に刺さると話題を集めています。

怪しげな不協和音から次第にウッドベースの音が立ち上がり、ハイハットの心地いい音と共にR‐指定さんが歌いだす冒頭部分は、聴き手を一気に曲の世界へ引き込む力をもっています。年を重ねれば重ねるほど選択肢を奪われてしまう社会に不満をぶつけながら、サビで「俺らは大器晩成 時が来たらかませ」と力強く背中を押してくれる歌詞に筆者も勇気づけられました。

Creepy Nuts/Bad Orangez

2021年9月1日にリリースされたフルアルバム「Case」に収録されている曲。同アルバムはラジオ盤・Tシャツ盤・ライブBlu‐ray盤の3種類が発売されており、Creepy Nutsファンにはたまらない豪華ラインナップです。

エレキギターの音色と打ち込みのリズムが非常に爽やかで、歌詞にも登場する「沈む夕陽」「昇る朝日」の色が目の前に浮かぶエモーショナルな楽曲。

タイトルの「Bad Orangez」は腐ったミカンと訳され、英語圏でいうところの「Bad apple」と同様に集団の中で周りに悪影響を及ぼす人を意味します。しかし、この曲は「周囲に認められるような良い人になろう」と歌うのではなく「たとえ他人に認められなくても自分は自分のままでいい」とありのままを肯定してくれているのが魅力です。

2022年4月・Creepy Nuts TWO MAN TOUR「生業」開催決定!

これまでZORNやRHYMESTER、Hilcrhymeなど豪華アーティストと共にステージへ立ち続けているCreepy Nutsですが、新たに2022年4月から始まるツーマンツアー「生業」の開催を発表しました。

開催日程と会場は既に決定していますが、気になる共演者についてはこの記事の段階でまだ明かされていません。多種多様なコラボでファンを魅了してくれるCreepy Nutsが、今回のツアーでは誰とライブを盛り上げてくれるのか楽しみですね。

Creepy Nutsの2人や今後発表される共演者、そして当日会場に足を運ぶ方々が、安全な状況の中で心からライブを楽しむことができるのを願うばかりです。

最後に

Creepy Nutsをはじめ、バンド活動やテレビ出演などさまざまな分野で活躍を続けているDJ 松永さん。スタイリッシュな演奏シーンから本音が溢れるトークまで、魅力が盛りだくさんの彼から今後も目が離せません。

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