yama – 謎多き天才アーティストのプロフィール、意外な経歴、おすすめ曲とは…?

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おすすめの楽曲

ここからはyamaさんの曲(カバー曲、オリジナル曲、BINの曲を含む)の中から、みなさんにぜひ聞いてほしい曲を紹介していきます。

春を告げる

この曲はなんといっても、yamaさんの初のオリジナル曲でじわじわと人気を集め、ランキング入りを果たした曲です。

この曲の良さは、yamaさんの透き通るようなハイトーンボイスと、韻を踏んだノリやすいテンポです。

歌いだしの「深夜東京の」の部分でしゃくりあげる歌い方がとても魅力的で、聴き始めた瞬間からyamaさんの声の虜になってしまいますね。

歌詞では六畳半というとても身近なフレーズが使われていますが、場所を東京にすることによって、おしゃれな非日常感を醸し出しています。

「ここに救いはないよ」や「完璧な演出と完璧な人生を幼少期の面影は誰も知らないんだ」などのように、誰もが憧れる眠らない街「東京」の夜を少し否定的に捉えているように感じます。

クリーム

この曲は「春を告げる」に次いで、2020年5月に発表されたyamaさんの2曲目のオリジナル曲です。

この曲も「春を告げる」と同様に、くじらさんが書き下ろしたものです。

しかし、曲の雰囲気は全く違ったものになっています。

歌詞の中に「青い柵」「茜色の空」「白い壁」のように色を使った表現があることにより、曲を聴くだけで歌詞によって表現されている景色が頭の中に浮かんできますね。

曲調からも、主人公が仕事終わりに家のベランダから茜色の空を眺めて、疲れを感じながらもゆっくりと進んでいく時の流れを感じているのが伝わってきます。

また「寄り道は気づかないしあわせの形だね」という歌詞は、無駄なことだと思われがちな寄り道を肯定的に捉えており、人生の中での寄り道も無駄ではないかな、いつかそれが幸せだったと気づける日が来るかな、と前向きな気持ちになれます。

また、公式YouTubeで使われているイラストは「春を告げる」と同様に、イラストレーターのともわかさんが描いています。

静止画にも関わらず曲の世界観や雰囲気が表現されており、こちらのイラストもファンの方から人気なようです。

ねむるまち

この曲はもともとくじらさんの曲ですが、yamaさんとコラボしくじらさんのオリジナル曲をyamaさんが歌っています。

これはyamaさんがオリジナル曲をリリースする前の曲なのですが、ご存じの通りyamaさんとくじらさんの組み合わせは「最強」と言われています。

この曲は「春を告げる」と同様に夜をテーマにした曲で、作詞・作曲も同じ人が担当しているのですが、全く雰囲気が違った曲になっています。

「春を告げる」は、眠らない街「東京」のにぎやかな夜をイメージできますが、この「ねむるまち」という曲は、静かな田舎の夜のことを表しています。

部屋で寝転がって天井を見ているのは同じなのに、この曲は「弱めの冷房に揺れた前髪」によって「ねむるまち」での、あの夏のことを思い出しています。

また歌詞の中では「街灯は耐えきれずに目をつむるんだ」や「向かいのビルは布団に潜るんだ」などのように、街の中にあるものを擬人化して表現することにより、街がどんどん暗くなっていく(眠っていく)様子が伝わってきますね。

最後のサビ部分の「さよならって言えた気がしたんだ」のさよならの「ら」を聴いて鳥肌が立った人も多いのではないでしょうか。

「ら」の部分で一気に音程が上がっているにも関わらず、とても力強い声でyamaさんの声の凄さを身をもって感じることができます。

bin

BINというユニットを結成するきっかけともなった「bin」は、とても独特な世界観です。

この曲の歌詞は、いじめられている人の心の中を表現しているようですね。

歌詞内には「生まれ変わるなら人並みの幸せを与えてください」「生きてること自体が罪なのかもな」といったように、いじめられている自分をそのまま否定している部分があります。

しかしその反面、「不幸な自分に酔いしれて」や「不運なヒロインを気取る馬鹿な私」などのように、いじめられている自分に酔っているだけで実際は不幸でもないし不運でもない、と言っているような強気は部分もあります。

そして極めつけは「不憫な私を笑う化け物たちは、醜く地を這って間抜けだな」といったように、自分をいじめている人に対する挑発的な歌詞です。

この曲は歌詞にあるように、いじめられているにも関わらず強気に自分の人生を捉え、おまけに自分のことをいじめている人のことを蔑むような主人公の強さを表現しています。

また、歌詞に合わせたyamaさんの歌い方にも注目です。

いじめられている人の心の中を表現するために芯のある強気な声で歌っており、この曲の歌詞を際立てているように思えます。

2番の初めの「右を向いて左向いて前倣え」の部分は、テンポが速くなっているにも関わらずyamaさんはとてもスマートに歌っており、一度聞いたら頭の中に残ってしまいそうですね。

チルドレン

この曲は、BINが2019年3月にオリジナル曲としてリリースしました。

曲名からわかるように、この曲の中の主人公は子供で大人に対する愚痴や不満が歌われています。

自分たち子供のことを「未熟で愚かで青い果実」と比喩する一方で、大人を「醜い愚かで腐りきった果実」と例えています。

歌詞中では大人の悪い部分が多く書かれていますが、でも結局子供を導いてくれるのは大人で自分もいつかはそんな醜い大人になってしまうんだ、ということを伝えたいのではないでしょうか。

この曲はyamaさんの魅力である透き通るようなハイトーンボイスは使われておらず、低めの力強い声から子供のまっすぐな意見というのが伝わってきますね。

初の卒業ソング「名前のない日々へ」にも大注目

yamaが2月22日に新曲「名前のない日々へ」を配信リリースしました。

南雲ゆうきが作詞作曲を担当し、セブン・イレブンのオリジナルアニメ「レインボーファインダー」への提供曲として制作しました。

yamaにとっては初の卒業ソングとなり、滑らかに流れるメロディにyamaの声が優しく乗り、非常に心地のよい曲になっています。

YouTubeでは「名前のない日々へ」のミュージックビデオを公開中です。

ぜひ聴いてみましょう!

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