若年層のみならず、幅広い世代に支持されているシンガーソングライターあいみょん。
今最も勢いのあるシンガーソングライターと言っても過言ではありません。
「ミスチルとスピッツの正統後継者」とも囁かれ、音楽業界のみならず多方面から熱い視線を浴びているあいみょんは、2015年のデビューからこれまでに5枚のアルバムをリリースしてきました。
どのアルバムも日本の音楽シーンを語るうえで外せない名盤です。
今回そんなあいみょんのアルバムを徹底解説していきます。
あいみょんのアルバムをこれから聴こうと思っている人は是非参考にしてみてください!
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目次
あいみょん・全アルバム解説
1stアルバム「tamago」
2015年5月にリリースされた、あいみょんの初アルバム。
同アルバムは、奇抜な歌詞が印象的な先行シングル「貴方解剖純愛歌~死ね~」を筆頭にバラエティ豊かな楽曲が多数収録。
親友の整形について綴った楽曲「○○ちゃん」や、歌詞に死語をふんだんに盛り込んだ楽曲「ナウなヤングにバカウケするのは当たり前だのクラッ歌」など既成概念に捉われず我が道を進み続けているあいみょんの独自性が炸裂している楽曲が並びます。
アルバムのタイトルは、お寿司屋さんに行った際に見た玉子を「可愛い」と感じたことがきっかけとなり命名。
インタビューでは「お寿司のネタって小さい頃にまず玉子から食べるし、ファースト感も出せるかなっていうのもありました」と語っていました。
あいみょんファンは「中毒性がすごいです。あいみょんの才能が溢れています。素晴らしい1枚です」や「天才肌のあいみょんの本来の力が全開で発揮されているアルバム」と同アルバムを絶賛。
同アルバムは、あいみょんの稀有な才能を感じるのにもってこいの作品です。
・イチオシ楽曲「○○ちゃん」
アルバムの4曲目に収録されている楽曲。
「親友のことを書いた」という同曲は、あいみょん自身ライブで歌った際に泣いてしまうほど思い入れが強い曲です。
親友が歩んできた人生を誇張することなく綴られた歌詞は、親友に対するあいみょんの「愛」が強く感じられます。
2ndアルバム「憎まれっ子世に憚る」
1stアルバムリリースから約7か月後の2015年12月にリリースされた、あいみょんの2枚目のインディーズアルバム。
あいみょん自身「長崎県の名物、トルコライスみたいに全部がメインディッシュなアルバムができた」と語る同アルバムは、思春期の頃に感じる気持ちを綴った「19歳になりたくない」や「おっぱい」など、インパクトが強い曲名の作品が多数収録されています。
アルバムタイトルは、自身の活動の原動力となっている「毒を持って、人に嫌われることをしなきゃいけない」という想いを込め名付けました。
あいみょんは、日本を代表する芸術家・岡本太郎の「自分の中に毒を持て」という言葉が好きだとインタビューで語っていたね!
同アルバムは、あいみょんの「飾らない人間性」や「音楽に対する誠実さ」が十二分に感じられる作品です。
同アルバムについてあいみょんファンは「とても個性的な曲が多く少し懐かしい感覚にさせてくれます」や「自分の思ったことを自分の言葉でストレートに歌詞にしていて、ロックだなぁ、かっこいいなぁと思います」といった賛辞を寄せています。
・イチオシ楽曲「どうせ死ぬなら」
同アルバムの1曲目に収録されている楽曲。
「いつ死ぬかわかんないんでね、今のうちにと思って」という想いから書き上げた同作のテーマは「遺言」。
他とは一線を画すユーモア溢れる視点で綴られた歌詞は必見です!
メジャー1stアルバム「青春のエキサイトメント」
2017年9月にリリースされた、あいみょんのメジャーデビューアルバム。
ワーナーミュージック・ジャパンからリリースされた同アルバムには、テレビ東京で放送されたドラマ「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」のオープニングテーマ「生きていたんだよな」や、全国各地のラジオ局でパワープレイを獲得した「君はロックを聴かない」、男性目線で綴った恋愛ソング「愛を伝えたいだとか」など、数多くの名曲が収録されています。
「青春」を想起させる楽曲が多数収録されている同アルバム。
アルバムタイトルには「青春の興奮からできあがった曲たち」という想いが込められています。
同アルバムは「青春真っ只中の人」や「青春を呼び戻したい人」におすすめの作品です。
同アルバムについてあいみょんファンは「尾崎豊に近いロック魂を感じる」、「何度も聴きたくなるアルバム」と語っています。
・イチオシ楽曲「漂白」
同アルバムの最後に収録されている楽曲。
映画「恋愛奇譚集」主題歌に起用された同曲は「恋」したことのある全ての人に聴いてほしい名曲です。
YouTubeのコメント欄には「歌詞が本当に神秘的」や「夜中に聴いてるとなぜか泣けてくる」といった賛辞が多数寄せられています。
ユーモア溢れるあいみょんが綴ったラブソング。
是非、チェックしてみてください。
メジャー2ndアルバム「瞬間的シックスセンス」
2019年2月にリリースされた、あいみょんのメジャー2枚目のアルバム。
同アルバムには、大ヒットを記録した「マリーゴールド」や日本テレビで放送されていたドラマ「獣になれない私たち」の主題歌「今夜このまま」、アニメ映画「あした世界が終わるとしても」の主題歌「あした世界が終わるとしても」など人気曲が多数収録されています。
同アルバムは、オリコン週間アルバムランキングで過去最高の2位を獲得。
同アルバムであいみょんは、名実ともに日本を代表するアーティストとなりました。
「前作と全く違った作品となっている」と語った同作は、フォークや歌謡曲はもちろん、R&Bやパンクなどさまざまな要素をふんだんに含んだサウンドが収録。
あいみょんファンは同アルバムを「あいみょんの歌に対する真摯さが伝わってくる、素晴らしい曲ばかり」や「あいみょんの名作」と評価しています。
・イチオシ楽曲「ひかりもの」
アルバムの6曲目に収録されている楽曲。
多くの人に注目されている自身の現状に対する気持ちや今後の決意が綴られている同作は、あいみょんを知るうえで欠かせない作品です。
ストリングスを取り入れたエモーショナルなサウンドのアレンジは、平井堅や清水翔太など多くの有名アーティストの楽曲を手掛ける編曲家・トオミヨウが担当。
あいみょんが「バラード職人」と絶賛するトオミヨウのサウンドと、あいみょんが綴る飾り気のないストレートな歌詞の組み合わせは秀逸です。
同曲についてSNSには「あいみょんの曲の中でこれが一番好き」や「自然と涙が出た」といったコメントが寄せられています。
あいみょんの心の核心部分に最も迫ったと言っても過言ではない同作。
あいみょんファンは必ずチェックしておきましょう!
メジャー3ndアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」
2020年9月にリリースされた、あいみょんのメジャー3枚目のアルバム。
同アルバムは、アニメ映画「クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜」の主題歌「ハルノヒ」や、TBSで放送されていたドラマ「Heaven? 〜ご苦楽レストラン〜」の主題歌「真夏の夜の匂いがする」、日本テレビの報道番組「news zero」のエンディングテーマソング「さよならの今日に」など多くのタイアップ曲が収録されています。
なかでも、TBSで放送されていたドラマ「私の家政夫ナギサさん」の主題歌「裸の心」は「年間 USEN HIT 総合ランキング」第1位を獲得し、業界内外で大きな注目を浴びました。
チャートは前作「瞬間的シックスセンス」と同じく、オリコン週間アルバムランキングで2位を獲得。
前作と比べ、落ち着いたサウンドが多い印象の同アルバムについてあいみょんファンは「歌い手の人柄がそのまま聞こえてくるようなアルバム」や「ヘビロテしても飽きがこない。不思議な魅力です」といったコメントを寄せています。
・イチオシ楽曲「黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を」
アルバムの1曲目に収録されている楽曲。
あいみょんは、同曲についてインタビューで「意思表示ソングだ」と語っていました。
恵まれた環境で音楽活動しているにもかかわらず、デビューしたての頃の気持ちを忘れず謙虚な姿勢で活動しているあいみょんの人柄が表れている同作。
SNSには「歌詞に今のあいみょんの凄味を感じた」や「歌詞がすごく好きでふとした瞬間に口ずさみたくなる」といった歌詞に関するコメントが多く寄せられています。
最後に
日本を代表するシンガーソングライターあいみょんのアルバムを解説しました。
あいみょんのシンガーソングライターとしての「才能」と自分の信念を貫き通す「アーティスト性」を感じてもらえたら嬉しいです。
アーティストとしての進化が止まらないあいみょんは、アルバムをリリースする度に我々に違う一面を提示してくれます。
今回紹介した5枚のアルバムの中から自分の「ベストアルバム」を見つけてみてください。
今後もあいみょんの活動・アルバムから目が離せません!
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