「猫ダンス」が日本でもブームとなるなど、少女時代やKARAとともにK-POP第2世代ガールズグループを代表する人気を誇ったT-ARA (ティアラ) 。
2018年以降、グループとしては所属事務所がない “無所属状態” となりながらも、4人のメンバーが残留してT-ARAとしての活動を継続しています。
今回は、第2世代代表ガールズグループのひとつとしてK-POP人気の基盤を築き、現在もT-ARAに所属しているメンバーのプロフィールや経歴、そして魅力を徹底解説します。
目次
T-ARAってどんなグループ?
2009年7月29日、コアコンテンツメディア (現・POCKETDOL STUDIO) からボラム、キュリ、ソヨン、ウンジョン、ヒョミン、ジヨンの6人組構成でデビューしたガールズグループ・T-ARA (ティアラ)。
コアコンテンツメディアは、 “GM企画” として1995年の設立以来SG WANNABE、SEEYA、SUPERNOVA (超新星) 、ダビチ (DAVICHI) など、卓越した歌唱力を誇るアーティストを多く輩出してきた芸能事務所です。
T-ARAは、K-POP界屈指のヒットメーカーのひとりである『新沙洞の虎』を作曲家に迎え、日本でも “猫ダンス” とともに人気を集めた「Bo Peep Bo Peep」や、2011年MelonとGAONチャートの年間音源ランキング1位を記録したグループ史上最高のヒット曲「Roly Poly」、さらに「Lovey-Dovey」などのヒット曲を次々と発表。
『新沙洞の虎』特有の優れたトレンドキャッチセンスを生かしたクオリティの高い楽曲に支えられ、アイドルらしいダンスミュージックにトロット (韓国演歌) 的なレトロ要素を加えた特徴を個性として大きな人気を集めた、K-POP第2世代を代表するガールズグループです。
T-ARAのこれまでとメンバー変遷
6人組でデビュー
元々はSEEYAやダビチ (DAVICHI) のようにボーカルを中心とした形態でのデビューを予定していたT-ARAの初期メンバーは、ウンジョン、ヒョミン、ジヨンの3人に、ヤン・ジウォンとイ・ジエの5人組で構成。
しかし、ダンスグループにコンセプトを変更し、ヤン・ジウォンとイ・ジエに替えてボラム、ソヨン、キュリが合流した6人組構成で、2009年7月27日にデジタルシングル「コジンマル 〜嘘〜」で正式デビューを果たしました。
ファヨン、アルムの加入と脱退
2010年7月23日、新メンバーのリュ・ファヨンが加入。
2年後の2012年7月3日には、別のガールズグループでデビューを予定していたアルムが合流しました。
しかし、T-ARA史上最多の8人組構成も束の間。
アルム合流のわずか24日後、2012年7月27日に勃発した『T-ARAファヨンツイッター事件』を発端にメンバーの不仲説が提起されることになり、3日後の7月30日にファヨンの脱退を発表しました。
この一件を機にT-ARAのイメージは没落し、翌8月に予定されていた初の韓国単独コンサートは無期限延期、ウンジョンは出演予定だったドラマから強制降板になり、8月中旬に計画されていた7thミニアルバム『MIRAGE』の活動が9月に延期となるなど、甚大な影響を及ぼすことになりました。
さらに翌年、2013年7月13日には合流から約1年でアヨンが脱退。
T-ARAは3年振りに再びデビューメンバーの6人組構成に戻ることになりました。
ボラム、ソヨンの脱退 〜4人組編成へ〜
2013年以降、韓国国内での活動が減る反面、楽曲リリースやツアーの開催などの旺盛な活動を行っていた日本と中国では成功を収めていたT-ARA。
しかし、2017年5月15日にはボラムとソヨンが、MBKエンターテインメント (旧・コアコンテンツメディア) との契約が解除され、グループからの脱退が発表されました。
4人組構成となった1ヶ月後の6月14日にリリースした13thミニアルバム『What’s my name』のタイトル曲が、6月20日の『THE SHOW』で1位を獲得。
「Lovey-Dovey」で獲得した2012年2月17日の『ミュージックバンク』以来、実に5年4ヶ月振りの1位獲得に、コメントもアンコール舞台も出来ないほどに泣き崩れるメンバーたちの姿が話題となりました。
同年12月31日、残るT-ARAのメンバー4人とMBKエンターテインメントの契約が満了となり、グループとしては無所属に。
2021年11月15日には、メンバー本人たちの私費をかけて準備したシングルアルバム『Re:T-ARA』で4年ぶりにカムバックを果たしたほか、生配信やTV出演、ファンミーティングなどを通じてグループ活動を継続中です。