【K-POP用語解説】カムバの意味や期間、流れをまとめてご紹介！

カムバまでのカウントダウン

カムバの予告は通常1ヶ月前に行われ、発表されるプロモーションスケジュールに則して公式により様々なお知らせが届きます。

オタク用語で言うところの「供給が多すぎる！」という、ファンにとっては嬉しい悲鳴が止まらない一ヶ月の始まりではないでしょうか。

そのスケジュールは、たとえば朝10時や昼14時、深夜0時など唐突なタイミングにSNSなどで発表されます。

「○月○日MVが公開」と事前に予定を発表しておくことで、公開と同時に動画の視聴数や音源ダウンロード数が伸び、SNSへの投稿も増加してトレンド入りすることで自然と宣伝効果が上がるからです。

イメージを伝えるティーザー発表

カムバで発表されるコンテンツでファンの気持ちが〝アガる〟コンテンツのひとつが「ティーザー映像」。

「新曲のリリースはいつ？」と首を長くしていたファンにとって、待ちに待った瞬間なのではないでしょうか。

「ティーザー（teaser）」とは「商品を大々的に取り上げず、断片的な情報だけを公開して消費者の興味を引くことを意図したプロモーション手法」を指します。

国内外の音楽チャートに影響が出たりするのもティーザー効果の1つです。

音楽業界だけでなく、新作映画でも公開前に公開される簡易的なチラシや、短い予告映像についてもこの用語が使われます。

ティーザーが公開されるタイミングは必ずしも決まっていませんが、カムバ当日の約２週間前というグループが多いです。

カムバで公開されるティーザー映像は、新曲のムードが伝わるような短い動画になっています。

MVの“ちょい見せ”のケースや、雰囲気を表現したコンセプチュアル映像、アルバムの場合は収録曲の触りをまとめたハイライトメドレーであることも。

ちなみに「焦らす」という意味合いもある「ティーザー」。カムバが近づくにつれて、ジャケット写真のBカット、いわゆるオフィシャルの宣伝では使われなかったからこそ貴重なカットや、メンバーそれぞれの個人ショットといった蔵出し画像も公開されていきます。

徐々に明らかになるカムバックを控えた推しの最高のビジュアルに、ファンたちの期待も最高潮に。

このタイミングで、ファンダムではティーザーの考察で大いに盛り上がります。

歌詞やMVから既発曲やメンバーのソロ曲と関連づけてみたりと、多くのファンが想像力を膨らませたファンの予想合戦がSNSを中心に白熱します。

当たっても外れても楽しい時間ですね。

ファンにとって待ち遠しい気持ちが一層かき立てられるコンテンツになっています。

アルバムトラックリストの公開

アルバムがリリースされる場合、アルバムのタイトルと共に収録曲がリストアップされた「トラックリスト」が公開されます。

曲のタイトルを見ながら、インタビューの発言を引き合いにしてどんな曲か予想してみたりなど、ファンはまたもや考察で盛り上がります。

MVやビハインド映像も！ヴィジュアル、コンセプトフォトの発表

ティーザー映像の他にも、カムバではたくさんのビジュアルコンテンツが用意されています。

その中のひとつであるコンセプトフォトは、新曲のコンセプトに合わせて撮影された、グループや個人の写真を指します。

コンセプトフォトが公開されることで、カムバ曲のビジュアルやアルバムコンセプトについてより深く把握することができます。

またMVはもちろん、撮影時のビハインドやプロモーションをまとめた映像も公開されることがあり、推しのオフの顔を見ることができる貴重な機会にもなっています。

ギャップで楽しませることも！先行曲の発表

グループやアーティストの中には、カムバ前にアルバムから収録曲を1曲、先行曲といって音源をリリースしたりもします。

これはリード曲とは異なるとともに、また別の宣伝効果を狙っています。

どんな曲が先行リリースされるかというのは、アーティストやグループの宣伝方針によって様々です。

アルバムの世界観を代表する一曲や誰でもノれるキャッチーな楽曲を公開するケースもあれば、アルバムの中でも数少ないバラード曲やスローテンポの楽曲をあえて見せて、実際はハードなダンスナンバーをリード曲としてリリースし、ギャップで注目させることもあります。