2020年11月にサバイバル番組『I-LAND』を通じて、設立後初のボーイズグループ・ENHYPENをデビューさせ、2024年3月にサバイバル番組『R U Next?』を通じて、初のガールズグループ・ILLITを披露したBELIFT LAB (ビリーフラボ)。
今回は、2023年11月にHYBEの完全な子会社になったBELIFT LAB所属アーティストの魅力や経歴を徹底解説します。
目次
BELIFT LABとは?
2018年9月17日、CJ ENMとBig Hitエンターテインメント (現・HYBE) の合弁法人として設立された後、2023年10月31日までにCJ ENMの持分すべてをHYBEが買収し、同年11月1日より、HYBEの完全な子会社となったBELIFT LAB (ビリーフラボ)。
Big HitエンターテインメントとともにBELIFT LABを設立したCJ ENMは、アジアを代表する音楽授賞式『MAMA (Mnet Asian Music Awards)』をはじめ、2012年から世界13の地域で183万人以上 (2024年5月時点) の累積観覧客数を記録している世界最大規模のKカルチャーコンベンション『KCON』などを開催し、K-POPのグローバル化の先頭に立ってきたグローバル・コンテンツコマース企業です。
また、BELIFT LABを設立した当時のBig Hitエンターテインメントは、BTSが『アメリカン・ミュージック・アワード』『ビルボード・ミュージック・アワード』など世界有数のステージを駆け巡り、国際レコード産業協会 (IFPI) が選定した『グローバルアーティストチャート2018』で韓国歌手として初めて2位に選ばれ、優れた企画力と優秀なプロデューシングシステムがグローバル全域で注目を浴びていました。
グローバル音楽市場で影響力のある両社が、グローバルK-POPアーティストの発掘と育成のために設立したBELIFT LABは、2019年3月11日に公式的に設立を知らせると同時に、初のプロジェクト『I-LAND』始動を発表。
Mnetで放送されたサバイバル番組『I-LAND』を通じて、2020年11月に設立初のボーイズグループ・ENHYPENをデビューさせ、2024年3月には、JTBCとタッグを組んだサバイバル番組『R U Next?』を通じて、ガールズグループ・ILLITを披露しました。
BELIFT LABの特徴とは?
サバイバル番組を通じてアイドルグループを結成
BELIFT LABは、設立以降、ボーイズグループ・ENHYPEN、ガールズグループ・ILLITともに、サバイバル番組を通じてメンバーを選抜してきた、HYBE傘下唯一の特色を持つレーベルです。
設立第1号グループのENHYPENは、2020年、CJ ENMのエンターテインメント部門で運営する音楽専門チャンネルであり、『PRODUCE 101』『スーパースターK』『SHOW ME THE MONEY』『高等ラッパー』などのサバイバル・オーディション番組などを制作し、プログラムを基盤にデビューの機会を提供してきたノウハウを持つ、Mnetで放送されたサバイバル番組『I-LAND』を通じて誕生。
『I-LAND』は、HYBEのアイデンティティを盛り込んだ独特な世界観を具現化するために200億ウォンという費用をかけて製作した、3,000坪に達する超大型専用セットも大きな話題を集めました。
2023年には、Mnetに代わりJTBCとタッグを組んだサバイバル番組『R U Next?』を通じてメンバーを選抜した、ガールズグループ・ILLITを結成。
『I-LAND』『R U Next?』ともに、参加者は全員、HYBE傘下の他レーベルからの移籍や無所属状態から入社したBELIFT LAB所属練習生であり、脱落後には大部分が退社するのも特徴です。
女性版『I-LAND』と期待を集めてきた『I-LAND2:N/a』は、CJ ENMがBELIFT LABを手放した後にMnetを通じて放送されるため、デビュー組はCJ ENMの自社のレーベル・WAKEONE所属となりました。
トレンドを牽引する、BELIFT LABの2大メインプローデューサー
BELIFT LABの所属アーティストにはそれぞれ、サバイバル番組からともに作業をしてきたメインプロデューサーがついています。
『I-LAND』のミュージックディレクターを担当し、ENHYPENのメインプロデューサーを務めているWonderkidは、TOMORROW X TOGETHER、SEVENTEEN、THE BOYZ、SF9、Wanna Oneなどの楽曲も手掛け、個性的なスタイルで大衆に認められた作曲家です。
『R U Next?』ではコーチを務め、ILLITのメインプロデューサーを担当するVINCENZOは、HIGHLIGHT、(G)I-DLE、チョンハなど実力派アーティストのプロデュースを引き受けながら、トレンドを導いてきたヒットメーカー。
そして、メインプロデューサー陣に加え、HYBEのパン・シヒョク議長が、ENHYPENとILLITの総括プロデューサーを務め、HYBEブランドのアーティストとして最高の資質を発揮できるように牽引しています。