2024年9月6日に放送されたKBS 2TV『THE SEASONS~ZICOのアーティスト』で、約7年ぶりに完全体でTV出演を果たしたボーイズグループ・Block B (ブロックビー)。
“アイドル”としてデビューし、類い稀な音楽の才能を発揮して“ヒップホップアーティスト”というアイデンティティをも獲得したジコを擁し、2011年〜2018年に活躍して人気を博したK-POP第2世代ボーイズグループのひとつです。
今回は、2025年のカムバックを予告して注目を集めているBlock Bの魅力や、メンバーのプロフィール、人気曲を徹底解説します。
目次
Block Bってどんなグループ?
2011年4月14日、Brand New Stardomからデビューした、KQエンターテインメント所属の7人組ボーイズグループ・Block B (ブロックビー)。
2013年初めに、ソウル中央地方裁判所に『所属事務所代表に対する専属契約無効の仮処分申請』をしたBlock Bのマネージメントを行うため、同年に設立されたSeven Seasonsが2016年4月に改名され、現在のKQエンターテインメントとなりました。
KQエンターテインメントは、その後、2018年10月に8人組ボーイズグループ・ATEEZ、2023年3月に10人組ボーイズグループ・xikersを披露。
Block Bは、個性的なボーイズグループを次々と輩出することになるKQエンターテインメントの第1号として“KQアーティストのアイデンティティ”を形成したボーイズグループです。
Block Bの特徴や魅力とは?
ジコを主軸に企画されたグループ
ソウル麻浦小学校の同級生であり、事務所に入社前、日本に留学をしていたジコとニュージーランドへ留学していたパクキョン。
インターネットを通じて一緒にアンダーグラウンドで音楽活動をしていた中、先にオーディションに合格したジコの提案でパクキョンも留学を中断して帰国し、Brand New Stardomへ入社したことがBlock Bのはじまりです。
その後、まずジコとパクキョンが審査委員を務めてカラオケでのオーディションを行ったピオや、同時期にメンバー入りしたユグォンを皮切りに、ジェヒョ、ビボム、テイルの順に集まって結成されました。
結成経緯を見ても、ジコを主軸に企画されたグループであることが明確であり、年少組でありながらリーダーを務めるだけに、Block Bにおけるジコの権限の強さを表しています。
ラップ、ボーカル、ダンスまで実力者揃い
プロデュースを手掛けるチョPDがラッパーであるだけに、ジコはもちろん、パクキョン、ピオと“独歩的”なラッパーラインを揃えたBlock B。
また、圧倒的な音域と歌唱力を誇るメインボーカルのテイルのほか、事実上のリードボーカルを担うユグォンに加え、ビボムとジェヒョまで各自の魅力でボーカルラインを満たしています。
さらに、高い実力を誇りダンサーラインと言及されるユグォンとビボムのふたりに、Block B随一の“オールラウンダー”であるジコもダンスの実力を兼ね備えています。
ジコ&パクキョンを中心に、多くのメンバーが作詞作曲が可能
デビューシングル『Do U Wanna B?』から早くも収録曲すべての作詞に参加し、続く1stミニアルバム『New Kids on the Block』では作曲の才能も見せたジコ、さらに『New Kids on the Block』から作詞に参加したパクキョンを中心に、多くのメンバーが自ら作詞作曲ができる点もBlock Bの特徴。
ビボム、ユグォン、ピオは、それぞれソロ曲とユニットアルバムの曲で作詞・作曲に参加し、テイルもソロ曲で作詞を手掛けています。
しかし、Block B楽曲のほとんどがジコとパクキョンが参加して生まれ、ふたりの色彩感と大衆性を兼ね備えた音楽で人気を博してきました。
元祖“ビーグルドル”
グループの魅力について、『愉快な狂気』とも表現されるBlock B。
1990年生まれ3人+ 1992年生まれ3人+ 1993年生まれ1人という幅の狭い年齢構成も相まって、和気あいあいとしていて、溌剌とした魅力にも溢れたグループであり、元祖“ビーグルドル”とも言われています。
ほとんどのボーイズグループが、ある程度節制をして格式やイメージを守ろうとする傾向があるのに比べて、Block Bはその格式を容赦なく投げ打ってしまうような果敢さがあり、そうした 『愉快な狂気』という面においてアイドルの中でも“独歩的”な存在です。
“悪童”イメージから感性的な歌詞まで、多彩な音楽センス
「NalinA」「Nillili Mambo」、そして極め付けは「Very Good」で見せた強烈な姿から“悪童”イメージが目立っていたデビュー初期。
ジコがソロ活動を経た2016年以降には、感性的で節制された歌詞が増えて音楽面の変化が際立ち、「Toy」「A Few Years Later」「Don’t Leave」などを通じて、“悪童”イメージだけではない幅広い音楽性を証明しました。
さらに、「HER」「Yesterday」「Shall We Dance」など、様々な要素を取り入れた多彩な音楽センスは、Block B最大の魅力で、特徴です。