女性5人組アイドルグループRed Velvet(レッドベルベット)は、日本の芸能人にもファンが多いことでも有名です。
今回は日本をはじめ、世界でも注目されているRed Velvetについて解説していきます。
目次
Red Velvetって、どんなグループ?
Red Velvetは、SUPER JUNIORや少女時代などが所属しているSMエンターテインメントより2014年8月にデビューした女性5人組アイドルグループです。元々はアイリーン、スルギ、ウェンディ、ジョイの4人組でしたが、2015年にイェリが加わり5人組となりました。
Red Velvetの名前の由来とは?
「Red Velvet」というグループ名には「強烈で魅惑的な色である赤(レッド)と、女性らしくて柔らかいイメージのベルベットのように、色があり洗練された音楽とパフォーマンスで全世界を魅了する」という意味が込められています。
Red Velvetの曲は、カラフルで可愛らしい「Red」と、大人っぽくしっとりとした印象の「Velvet」で構成を分けています。そのため、同じグループなのに全く違った印象の曲を持っているので、バリエーションがとても広く、様々なファン層から人気があります。
公式ファンクラブの名前は「ReVeluv(レベラブ)」で、「互いに大切にして愛する仲になろう」という意味が込められているようです。
デビュー前にはSMエンターテインメントの練習生として活動していました。SMエンターテインメントに所属している練習生で、正式デビューの予定がある練習生は、練習の様子をYouTubeで見ることができます。韓国では、練習生の段階からトップレベルの歌唱力とパフォーマンス力が求められます。
特にSMエンターテインメントは、練習生が憧れる事務所でもあり、礼儀作法や求められるレベルが高いことでも有名です。その中でRed Velvetのメンバーは技術を磨いていました。
デビューの1ヶ月前にメンバーと「Red Velvet」の名前がSMエンターテインメントの公式ホームページで発表されました。しかし、既に同名のインディーズバンドが存在しており、事務所と話し合いの結果、両方が同じ名前を使い続けることで合意したようです。
2014年8月1日、シングル「幸福(Happiness)」のMVがYouTubeで公開されると、当日に音楽番組に出演し、話題を呼びました。3日後にはデジタル配信もされ、配信チャートで1位を獲得しています。
2015年には3つもの新人賞を獲得し、3月に発売した1stミニアルバムがチャート1位を獲得すると、音楽番組でも1位を獲得しました。今までの曲は配信限定で、CDという形になったのは今回のミニアルバムが初めてでした。メンバーは受賞の際に涙を見せ、ファンへの感謝を綴っていました。
1stアルバムのタイトル曲である「Dumb Dumb」は、デビューして初めて7つの韓国国内音楽配信サイトで1位を獲得しています。
華々しくデビューしたかの様に思えたRed Velvetでしたが、ファンにとっては不満な部分もありました。K-POPのアイドルグループはSNSを使って宣伝を行い、デビュー前にはリアリティ番組を放送してファンに興味を持ってもらうのが通常です。
しかし、Red Velvetの場合はリアリティ番組や動画配信がなく、YouTubeに公開された動画も他のグループと比べて極端に少なかったのです。また、ファンクラブができたのはデビューから3年後、さらに応援の必需品であるペンライトの発売はデビューから5年後と、ファンとしては応援したいのにツールが少ないという状況でした。
それでもファンは変わらない愛を送り続け、Red Velvetは常に「K-POPブランド評判ランキング」で上位に輝いています。これは韓国での人気バロメーターのようなもので、毎月発表されています。順位や評価を毎月発表されるのはプレッシャーでもありますね。
ファンの声援もあって2017年には、デビュー3年目にして初の単独コンサートを行うなど
活動も活発になりました。2日間に渡って行われる予定だったコンサートはチケットが完売したことを受け、追加公演が急遽決定されるほどの人気でした。ファンがどれだけ待ち望んだ公演だったかというのが目に見えた瞬間だったと思います。
コンサートにはSMエンターテインメントの先輩アーティストも観覧に来ており、メンバーのジョイは「今までは客席から先輩たちを見ていたのに、今度はステージから先輩たちを見たので、変な気持ちがした」と語っていました。
2018年には北朝鮮訪問団にも選ばれたことがあり、北朝鮮の観客を前にパフォーマンスを行ったことがあります。観客は立ち上がったり歓声を上げることもなく椅子に座って聞くというスタイルを見せ、その様子は日本のニュースでも取り上げられました。
当時はRed Velvetの歌詞やパフォーマンスが過激すぎるのではないかという意見もありましたが、見事にRed Velvetならではのステージを見せました。場所や国は関係なく、自分たちのパフォーマンスを100%見せるというRed Velvetの姿勢が見て取れました。
Red Velvetは2018年に日本デビューもしています。その前年に行われた日本初のショーケースは、デビュー前にも関わらず定員に対して20倍以上の申し込みが殺到するなど日本での人気を証明しました。
このショーケースでは、今後の日本でのコンサートも発表され、初のコンサートがアリーナという大規模な会場で行うことにファンも驚いていました。その後も日本へは度々来日してくれています。
2019年には2ヶ月という短期間の間に2枚のアルバムを発売し、カラフルで印象に残る音楽を発表したRed Velvetでしたが、メンバーのウェンディが番組のリハーサル中にセットから転落、重症を負うというニュースが報道されました。
ウェンディは骨盤・手首の骨折、顔面の負傷と診断され即入院となりました。照明がなく暗い通路だったにも関わらず目印がなかったことや、他のアーティストもリハーサル中に転倒していたことから、アーティスト側から安全管理を指摘されている中での事故でした。
さらに年末の歌謡大賞のような大きな番組で起きた事故だったので、ファン以外からも様々な意見が寄せられました。ウェンディは現在回復に向かっているとのことですが、今後もアーティストが守られるような番組を作ってほしいです。
いつか5人で、また日本のステージに立ってください!待っています!!