OH MY GIRL 「コンセプトの妖精」グループの経歴やプロフィールを徹底解説

OH MY GIRL 「コンセプトの妖精」グループの経歴やプロフィールを徹底解説

日本で活躍しているK-POPアイドルはたくさんいますが、最近は女性アイドルグループの活動が盛んになってきています。特に、最近人気が上がってきているグループが「OH MY GIRL(オーマイガール)」です。

OH MY GIRLのデビューは2015年でしたが徐々に人気を伸ばしていき、現在活躍しているアイドルの中にもOH MY GIRLファンがいるほどです。2019年にはサバイバル番組「Queendom」への出演が話題になったOH MY GIRL。今回は彼女たちの持つ魅力を紹介したいと思います。

OH MY GIRLって、どんなグループ?


OH MY GIRLはWMエンターテインメントに所属しており、同じ事務所に所属している男性アイドルグループ「B1A4(ビーワンエーフォー)」の妹分として2015年4月にデビューしました。

OH MY GIRLというグループ名には「大衆の心の中にマイ・ガールとしてずっと残りたい」という意味が込められています。デビュー当時は8人で活動していましたが、2017年にジニが脱退し、現在は7人で活動しています。韓国語でOH MY GIRLを発音すると「オマゴル」となることから、日本でもオマゴルの愛称で親しまれています。

MEMO

公式ファンクラブ名は「MIRACLE(ミラクル)」で「ファンに出会えたこと自体が奇跡」という思いが込められています。

2015年4月に1stミニアルバム「OH MY GIRL」をリリースしデビューしました。発売日にはショーケースが開催され、翌日には初のテレビ出演を果たすなど、順調なデビューを迎えます。

OH MY GIRL がデビューした2015年は、少女時代やKARA、AOAなど多数のグループが活躍するアイドル戦国時代でした。その中で目立つ存在になるためにOH MY GIRLは、他のグループとの差別化を図るため、パフォーマンスについて何度も話し合いを重ねました。

その結果、2015年10月に発売された2ndミニアルバム「CLOSER」では、パフォーマンスを上から見ると星座の形を作り出す「星座ダンス」を作り出しました。

このダンスの振り付けは、曲を聞きながらメンバーが抱いたイメージを振付師が形にしていったもので、複雑な導線を迷いもなく踊るOH MY GIRLのパフォーマンスには芸術性を感じました。そして、ここからOH MY GIRLのカラーが仕上がっていくのです。

多忙な日々とジニの脱退

2016年8月には、サマースペシャルアルバムとして様々な歌手の楽曲をリメイクした「내 얘길 들어봐 (Listen to My Word)」を発売しました。このアルバムは、以前韓国で人気となった歌手の楽曲がボサノヴァやバンドサウンドへと生まれ変わり、新しい表情を見せました。

MEMO

このアルバムは、デビュー後初のアルバムチャート1位を獲得したアルバムとなっており、OH MY GIRLの存在感をアピールするアルバムとなりました。

アルバム発売後には初のコンサートが開催され、チケットが発売開始後3分で売り切れとなるなど新人グループとしては異例の速さでの完売となりました。デビュー当初は「B1A4の妹分」という期待値の高さから思ったような結果が出せませんでしたが、2016年に発売した3枚のアルバムそれぞれで違った魅力を表現し、ファンの心を掴みました。

韓国ではデビュー後すぐにコンサートを開催するアイドルグループは珍しく、OH MY GIRLのメンバーも「これほどまでに早くコンサートが開けると思っていなかった」と、喜びを語っています。

2016年はOH MY GIRLにとって多忙の1年となりました。日本ではイベントやファンミーティングを開催し、韓国では3枚のアルバムを発売によるカムバック活動が行われました。カムバック活動中は、音楽番組出演やサイン会など様々な活動が行われるので、アイドルは朝から晩まで寝る暇もなく働きます。

舞台裏ではメンバーの体調不良が続いていると話題になり、その中でも「ジニが痩せすぎなのでは?」というコメントが多くのSNSに投稿されました。ついにジニは「拒食症」が原因でOH MY GIRLの活動を休止せざるを得なくなってしまったのです。

ジニの休養を受けてOH MY GIRLは7人での活動を始めます。ジニは、2017年4月に発売された4枚目のミニアルバム「COLORING BOOK」での復帰を目指しましたが、長期的なサポートが必要だと判断し復帰を見送りました。

タイトル曲「컬러링북(Coloring Book)」の活動中は、ショーケースなどでジニの体調についてメンバーが質問を受ける場面もありました。メンバーもジニのことについて聞かれるのは辛かったと思いますが「ジニ!ファイティン!」と、テレビを通じてジニへとメッセージを送りました。

さらに「컬러링북(Coloring Book)」のMVに登場するピンクのイルカがジニを表現しているのではないかというファンからのコメントには、3rdミニアルバムのタイトル曲「LIAR LIAR」の活動でジニがピンクの衣装を着ていたことから、ジニと一緒にいられるようにとピンクのイルカを作ったとメンバーも答えていました。

ジニへの強いメンバー愛が感じられたOH MY GIRLでしたが2017年10月、残念ながらジニはグループに復帰できないままグループの脱退が発表され、事務所との契約も終了しました。ジニはファンへ向けた直筆の手紙を公式サイトを通じて発表。新たな挑戦を続けていくと伝えました。

OH MY GIRL新たなステージへ

ジニが脱退して7人となったOH MY GIRLでしたが、2018年は新たな挑戦が始まる1年になりました。1月に発売した5枚目のミニアルバム「비밀정원(SECRET GARDEN)」のタイトル曲「Secret Garden」が、デビュー後初の音楽番組1位を獲得したのです。

デビュー数日後に1位を獲得するアイドルグループがいる中で、OH MY GIRLは1位獲得までに3年の月日を費やしました。

番組で1位が発表されたときにはメンバー全員が驚きの表情を浮かべ、お互いに抱き合いながら涙する姿が見られました。1位を獲得したグループにのみ与えられるアンコールステージでは、観覧に来ていたファンと共に「Secret Garden」を歌い、微笑ましくも感動的なステージを見せてくれました。

MEMO

「Secret Garden」は他の音楽番組でも1位を獲得し、2冠を達成しています。

2019年5月には韓国でも初のフルアルバムを発売し、タイトル曲「5番目の季節」は韓国の音楽番組で3日連続1位を獲得し、初の3冠を達成しています。1位を獲得することに苦労していた今までとはガラリと環境が変わり、メディアへの露出がさらに多くなったと感じます。

さらに8月には、サマースペシャルアルバム「Fall in Love」を発売します。タイトル曲となった「BUNGEE(Fall in Love)」は韓国の地上波で放送されている音楽番組で1位を獲得し、話題となりました。

韓国ではケーブルテレビやインターネット番組が普及しているので、自分の好きなアイドルが出ている番組をすぐに見られることができます。音楽を普段から聞いているファンが自分の意志で見られる音楽番組では比較的1位が獲りやすいとされています。

もちろんそこで1位を獲ることすらできないグループが星の数ほどいるわけですが、一般の視聴者が視聴率の大半を占めている地上波で1位を獲ることは、それ以上に難しいことだと感じます。

ユニットとグループで日本デビュー


OH MY GIRLは2019年に日本デビューをしているのですが、少し変わったデビューを経験しています。なんとグループより先にOH MY GIRLより派生したユニットが日本デビューしているんです!

2018年4月誕生したOH MY GIRL初の派生ユニット「OH MY GIRL BANHANA(オーマイガールバナナ)」は、ヒョジンビニアリンの3人ユニットで構成されており、1stミニアルバム「바나나 알러지 원숭이(バナナアレルギー猿)」で韓国デビューしました。

このアルバムは「バナナが食べられない猿が”バナナ牛乳”に出会い、バナナは食べられないけど、バナナ牛乳があれば幸せだ」という内容の歌詞になっています。「欲しいものが手に入らなくても、違うものでいくらでも幸せは感じられる」というメッセージが込められていて、MVでは猿の耳と尻尾をつけた3人が可愛いダンスを披露しています。

そして2018年8月、OH MY GIRL BANHANAは本体のOH MY GIRLよりも先に日本デビューが決定しました。デビュー前日には、日本でOH MY GIRL BANHANAのショーケースも開催されています。このショーケースにはOH MY GIRL全員が出演し、OH MY GIRLとしてのステージも披露されました。

2019年1月には、OH MY GIRL BANHANAの後を追うように、ついにOH MY GIRLの日本デビューが決定。以前から日本での活動も行っていただけあって、ファンとしては待ちに待ったデビューでした。

OH MY GIRLは、今まで韓国で発売してきたタイトル曲を日本語版にしたベストアルバムのようなCD「OH MY GIRL JAPAN DEBUT ALBUM」を日本デビューアルバムとして発売しました。

デビュー前日と当日にはフリーライブやスペシャルライブが開催され、さらに5月にはファンミーティングツアーが行われるなど精力的な活動が行われています。2019年は日本での活動も増えたため、メンバーは韓国と日本を行ったり来たりの生活を送ることになりました。

OH MY GIRの活動はまだまだ止まりません。2019年7月には日本での2ndアルバム「OH MY GIRL JAPAN 2nd ALBUM」を発売しました。このアルバムには初の日本オリジナル曲も収録され、日本でリリースイベントが開催されました。

2020年1月には、日本での3rdアルバム「Eternally」が発売され、11月には初のシングル「Etoile」が発売されました。「Etoile」は、アニメ「NOBLESSE -ノブレス-」のエンディングテーマとして採用され、アニメという新しいジャンルに挑戦することになりました。

「ノブレス」は、韓国で11年間という長期間にわたり連載されてきた大人気漫画で、韓国だけではなく世界中に発信され、日本では2018年にLINEマンガを通じて配信されました。アニメからK-POPへと興味を持ってくれるファンもいるでしょうから、OH MY GIRLの日本での認知度アップも間違いなしですね!

OH MY GIRLは音楽以外でも日本で活動を行っています。その1つに化粧品メーカーとタッグを組んだ「オマゴル大人化計画」というメイク企画がありました。新作のアイカラーを使ったOH MY GIRLのポスターや、スペシャル映像が女性ファッション誌の公式サイトで次々と公開され、ファッションやメイクに興味がある女性へもアプローチを仕掛けています。

MEMO

OH MY GIRLは女性人気が高いグループで、ライブハウスでコンサートが行われる際には「女性エリア」「男性エリア」が設けられるほど。

サバイバル番組「Queendom」への出場


日本と韓国での活動で多忙を極める中、2019年8月放送開始となったサバイバル番組「Queendom(クイーンダム)」への出場が明らかになりました。

「Queendom」は、既にデビューしている女性アイドルグループが同じ日の同じ時刻にカムバックをして、順位を争う番組です。MAMAMOOや(G)I-DLE、元2NE1のパク・ボムなど錚々たるメンバーが参加したことからさらに話題となりました。

しかし「デビューした年もキャリアも全く違うグループを競い合わせても、ファンが多いグループが勝つんじゃないの?」「人気グループをこれ以上競わせてどうするの?」といったネガティブな意見が多く飛び交いました。

また、出演したグループが自分たちのランク付をしなければならないことにも批判の声が上がりました。なんと「自分たちより上だと感じるチームと、下だと感じるチームを選ぶ」ことを出演者たちにさせたのです。しかも、誰がどのグループを選んだのかが公開され、その仕組みにも疑問の声が挙がりました。

「2度、最下位になると退場」という厳しいルールの中、自分たちの楽曲をアレンジしたステージや、他のグループの楽曲をカバーしたりと熱戦が繰り広げられました。OH MY GIRLは人気グループがひしめき合う中で2度も1位を獲得するなど大健闘を見せ、大衆の目を引きつけたのです。

残念ながら最終審査で1位を獲得することはできませんでしたが「Queendom」の舞台を通じて見せたOH MY GIRLのパフォーマンス力と歌唱力が評価され、この番組出演を機にOH MY GIRLの楽曲に注目が集まりました。

止まらない「NONSTOP」旋風

「Queendom」出演後、OH MY GIRL は2020年4月に発売した7枚目のミニアルバム「NONSTOP」が大ヒット。タイトル曲「살짝 설렜어(NONSTOP)」は韓国の全ての音楽番組で1位を獲得し、8冠を達成しました。MVも公開から3日で1,000万回の再生回数を記録しています。

MEMO

アメリカビルボードの「K-POP Hot 100」では2週目で1位にランクイン。グループ史上初のランクインとなりました。

「살짝 설렜어(NONSTOP)」はロングヒットとなり、OH MY GIRLを代表する1曲となりました。OH MY GIRLは「Queendom」のステージで「ガールクラッシュ」の魅力を取り入れた舞台を披露したのですが「살짝 설렜어(NONSTOP)」は、まさにガールクラッシュの要素を引き継いだ楽曲で、OH MY GIRLの新たな魅力となりました。

さらに「살짝 설렜어(NONSTOP)」と同じアルバムに収録された「Dolphin」が、ファンや他のアイドルグループがカバー動画やダンス動画をSNSに投稿したことがきっかけで、タイトル曲ではないにもかかわらずチャートにランクインするという現象が起こりました。

入れ替わりが激しい韓国の音楽チャートで、発売後3週間経ってからタイトル曲以外の楽曲がチャートにランクインすることはとても珍しいことで「Dolphin」のMVには今までのMVのビハインド映像が収録され、ファンのみならず楽しめるMVとなっています。

デビューから思ったような結果が出ず、悔しい思いをしていた日々があったからこそ今の栄光があると感じます。OH MY GIRLは小さな努力をコツコツと積み重ねてきました。決して諦めず、腐らず、デビュー後もずっと夢を追いかけ続けてきたグループです。

他のアイドルグループに埋もれないようにとグループのコンセプトについて熱心に考えて自分たちだけのカラーを見つけることができたOH MY GIRL。メンバーのキャラも個性も多様性を持っているので、これからもOH MY GIRLの魅力をたくさん見せてほしいと感じます。

 

メンバー紹介

OH MY GIRLは個性の塊と表現してもいいくらいメンバー全員違う個性を持っています。その魅力の多さが楽曲のコンセプトを広げる理由となっているのではないでしょうか。女性ファンも多いOH MY GIRLの魅力をお届けします!

HYOJUNG(ヒョジョン)

  • 本名:최효정(チェ・ヒョジョン)
  • 出身地:韓国 京畿道安養市
  • 生年月日:1994年7月28日
  • 身長:158cm
  • 血液型:AB型
  • 担当:リーダー、メインボーカル
  • ユニット:OH MY GIRL BANHANA

歌うことが大好きで、子供の頃には合唱団に入っていたヒョジョン。力強く透明感のある歌声が魅力です。ボーカルスクールの費用を工面するため、様々なアルバイトをして自分でお金を稼いでいた苦労人です。

ヒョジョンはOH MY GIRLのメインボーカルを務めているだけあって、どんなコンセプトの楽曲でも合わせられる高い歌唱力を持っています。安定したヒョジョンの歌声がOH MY GIRLの強い柱となっていると感じます。

MEMO

ドラマのOSTにも多数参加しており、OH MY GIRLとはまた違った表情を見ることができます。

常に笑顔を心がけているのか、笑っている印象が強いと感じます。バラエティ番組でも心の底から楽しんでいるようなテンションなので、ヒョジョンを見たメンバーや視聴者も自然と笑顔になってしまいます。OH MY GIRLのハッピーウイルスですね!

また、涙もろい一面もあります。トーク番組やインタビューでは、メンバーの気遣いに触れ涙する場面がよく見られます。メンバーが自分に対してかけた言葉ひとつひとつに感謝しているようにも感じられました。

ヒョジョンはYouTuberでもあります。「쩡이언니(チョンイオンニ)」というチャンネルを持っており、料理動画や自分の部屋公開、セルフメイクなどヒョジョンの素顔が見られるチャンネルになっています。

MIMI(ミミ)

  • 本名:김미현(キム・ミヒョン)
  • 出身地:韓国 済州特別自治道済州市
  • 生年月日:1995年5月1日
  • 身長:164cm
  • 血液型:AB型
  • 担当:メインラッパー、メインダンサー

OH MY GIRLの中でボーイッシュな雰囲気を持っているミミ。彼女のラップはOH MY GIRLの楽曲を変化させる起爆剤となっています。最近ではガールクラッシュの雰囲気を持つ楽曲が増えてきましたが、ミミのラップがあるからこそだと感じます。

MEMO

最近では外見も、清純派アイドルから個性が光るアイドルへとイメージチェンジをしました。

ミミはOH MY GIRLでメインラッパーとメインダンサーを務めており、ボーカルもできることからオールラウンダーなメンバーとして欠かせない存在となっています。ミミに刺激されて他のメンバーも自分のパフォーマンスに磨きがかかったと言っているほど。

また、ラップの作詞にも挑戦していて作詞・作曲の勉強中ということもあり、クリエイティブなアイドルへの成長が見込まれています。自分を表現することが上手いメンバーです。

ステージ上ではカリスマ性に溢れていてオールラウンダーなミミですが、普段は人見知りで怖がりな一面もあり、メンバー思いな性格でギャップが激しいメンバーです。

さらに、ミミがファンを驚かせているのが「食欲」です。ミミが個人で持っているYouTubeチャンネル「ミミPD/mmmii」では、カバーダンスやミミの日常生活が見られる動画が投稿されているのですが、その中でも一際目立つのが「モッパン(食べる放送)」です。

モッパンでは、ミミがチキンやケーキを食べる動画が投稿されています。ただ、ひとつひとつの量がとんでもない量なんです!!ファンからは「その食べ物がどこに行くのか不思議」「その量を食べてもあのスタイルってどんだけダンスのカロリー消費が凄いの!?」と、驚きの声があがっていました。

MEMO

YouTubeの動画ではすっぴんの飾らないミミが見られることから、女性ファンの指示も高いメンバーです。

YOOA(ユア)

  • 本名:유시아(ユ・シア)
  • 出身地:韓国 ソウル特別市中区
  • 生年月日:1995年9月17日
  • 身長:164cm
  • 血液型:A型
  • 担当:リードボーカル、メインダンサー

2019年の「世界で最も美しい顔ランキング100人」15位にランクインした実績を持っているほどのユアは、OH MY GIRLのセンターとして大きな存在感を持っています。

MEMO

デビュー前は「ヒョンジョン」という本名を持っていましたが「シア」に改名しています。

身長はそれほど高くないのですが、小顔でバランスの取れたスタイルに「バービー人形のようだ」と表現されることもあります。また、ユアのファンだと公言している現役アイドルもいます。ユアは持ち前のビジュアルを活かし、コスメブランドのモデルとして活躍しています。

ユアは子供の頃からBoAに憧れており、学校から帰ってきては色々な歌手のMVを見るのが日課だったようです。ユアのお兄さんがダンサーと振付師の仕事をしており、ユアもお兄さんと同じ職業で生活していきたいと思っていたようですが芸能界に挑戦するチャンスがあり、アイドルになりました。

振付師になりたいと思っていただけあって、ダンスの腕前はグループの中でもトップレベルです。OH MY GIRLにはミミもメインダンサーとして活躍していますが、ミミはパワフルなダンスを、ユアはしなやかなダンスをするので、ぶつかり合いません。

また、ユアは歌唱力が高いことでも評価されており、2020年9月にはグループ初のソロデビューを果たしています。しかし、ユアはOH MY GIRLとしてメンバーと一緒に活動したいという思いからソロデビューの話を何度も断っていたそうです。

結果的にソロデビュー曲「Bon Voyage」は音楽チャート1位を獲得し、大成功と呼べる結果を収めましたが、ユアの中でOH MY GIRLは特別なものなのだと再確認した出来事だったと感じます。

SEUNGHEE(スンヒ)

  • 本名:현승희(ヒョン・スンヒ)
  • 出身地:韓国 江原道春川市
  • 生年月日:1996年1月25日
  • 身長:160cm
  • 血液型:B型
  • 担当:メインボーカル

スンヒはOH MY GIRLのバラエティ担当としても大きな存在感を持っています。しかし、ここまで来る道のりは険しいものでした。

幼い頃から「スーパースターK」「スターキング」など数々の番組に出演していたスンヒ。OH MY GIRLとしてデビューするまでに、なんと9年間の下積み時代を過ごしてきたそうです。

有名な大会や番組には出場するものの、デビューに結びつくような結果は出せずにいました。オーディションの際には「うちのチームとは合わない」と言われたこともあるそうで、何度も悔しい思いをしてきたと思います。

しかし、努力を続けてきたからこそ今のスンヒがあります。OH MY GIRLでは持ち前の歌唱力を活かし、立派にメインボーカルを務めています。スンヒの歌声は伸びがあり、常に安定していると感じます。音域も広く、小さい体からこんなにも力強い声が出るのかと周囲を驚かせています。

MEMO

「Queendom」で見せた「Guerilla」のステージでは、スンヒのボーカルで周りの空気が一気にOH MY GIRLに傾いた印象を感じました。

スンヒの性格は明るく表現が豊かです。スンヒの表情の変化は見ているだけで楽しくなってきます。以前、スンヒは動画配信で自分自身の顔について「このままではテレビに出られません」「私の顔は”へっ”という顔をしているので、”へっ”から”ふん♪”にしなければならないんです」と言いながらメイクをしていました。

この動画ではスンヒがOH MY GIRLメンバーのイメージを表情で全て表現したことが面白くて可愛いと話題になりました。その陽気な性格のおかげで、スンヒはOH MY GIRLの中でも1、2を争うくらいの人気を誇っています。

JIHO(ジホ)

  • 本名:김지호(キム・ジホ)
  • 出身地:韓国 忠清北道沃川郡
  • 生年月日:1997年4月4日
  • 身長:166cm
  • 血液型:A型
  • 担当:リードボーカル、リードダンサー、ビジュアル

OH MY GIRLのビジュアル担当のジホは、他のアイドルのMVに出演したりと歌以外での活動も見られています。趣味は映画鑑賞ということで、今後はドラマへの出演も期待できるメンバーです。

黙っているとクールに見えますが、本当は楽しいことが大好きで活発な性格をしています。また、食べることが大好きなジホはマネージャーに黙ってチキンを食べてしまい、チキンを隠されたこともあるほど。

ジホの魅力は、リードボーカルにしておくにはもったいないと言われるほどの歌唱力です。OH MY GIRLにはヒョジョンとスンヒという歌唱力が高いメンバーがメインボーカルを務めているので、ジホはメインボーカルの補佐的ポジションであるリードボーカルを担当していますが、他のグループだったらメインボーカルでもおかしくないくらいの歌唱力を持っています。

OH MY GIRLは日本での活動も行なっていることから、日本語が堪能なメンバーが多いのですが、その中でもジホの日本語は滑らかで聞きやすいと評判です。イベントではメンバーの言葉を翻訳する姿もよく見られています。

2019年からジホは、健康上と心理的な問題から病院で治療を受けてきました。そして2020年1月、事務所は正式に活動休止を発表しました。ジホは2020年4月の「NONSTOP」で復帰しましたが、不安症と診断されていたこともあり、ゆっくりとジホのペースで活動していってほしいと思います。

BINNIE(ビニ)

  • 本名:배유빈(ペ・ユビン)
  • 出身地:韓国 江原道春川市
  • 生年月日:1997年9月9日
  • 身長:161cm
  • 血液型:O型
  • 担当:サブボーカル、ビジュアル
  • ユニット:OH MY GIRL BANHANA

ビニは子役の経験や、小学生の頃にPrettynというガールズグループで活動していたこともあり、芸能界歴が長いメンバーです。高校生のときにWMエンターテインメントのオーディションを受けて練習生となりました。

ビニの家族は体育会系で、お父さんがボクシング経験者、お母さんが陸上、お兄さんが柔道の選手など全員がスポーツ経験者です。その中で育ったビニも運動神経抜群でアイドルが出演する運動会ではグループを代表して活躍していました。

お兄さんとは子供の頃よく喧嘩したそうで、幼い頃にお兄さんと喧嘩したとき、お兄さんがビニに向かって投げた石が鼻に当たって怪我をしたというエピソードがあります。その傷は今でもビニの鼻に残っています。

当時はお互いに幼かったと語っており、今では笑い話になっているそうですが、当時は本当に驚いたそうで、よく記憶に残っているそうです。しかし、兄がスポーツを始めてからは力の差があるので兄が我慢しているとも。お互いを思いやって、それを理解できている素敵な関係ですね。

性格は明るくて少し天然な部分もあります。バラエティ番組で見せるふとした仕草や愛嬌が可愛いと評判です。いい意味でアイドルらしくない仕草や表情をするので、今までアイドルには特に興味がなかったという人まで虜にしてしまいます。

ARIN(アリン)

  • 本名:최예원(チェ・イェウォン)
  • 出身地:韓国 釜山広域市
  • 生年月日:1999年6月18日
  • 身長:165cm
  • 血液型:O型
  • 担当:サブボーカル、リードダンサー
  • ユニット:OH MY GIRL BANHANA

OH MY GIRLのマンネ(末っ子)であるアリン。お姉さんメンバーとファンからの愛を浴びるほど受け取っています。まさにマンネという言葉がぴったりなメンバーです。自然の動作が可愛いと評判で、思ったことを素直に発言してしまうこともアリンの純粋さだと人気があります。

しかし、ただ甘えるだけではなくプロとして自分たちのグループについて、歌の表現方法についてなどしっかりとした考えを持っているメンバーだと感じます。人見知りをするので、最初は大人しい印象がありますが、仲良くなると積極的になるそうです。

アリンは歌手以外の評価も高いメンバーです。2020年4月、韓国のウェブ漫画が原作となったドラマ「少女の世界」で、アリンは初めての演技を披露し、なんと主役に大抜擢されました。

地上波ではなくウェブドラマでしたが、韓国ではウェブドラマの人気も高くなっており、ドラマを見てアリンのことを知ったというファンも多く、OH MY GIRLのカムバックも重なってアリンとOH MY GIRLへの注目度も高くなりました。

アリンはドラマだけではなく、人気音楽番組「ミュージックバンク」の司会にも抜擢されました。アリンと一緒に司会を務めたのはTOMORROW X TOGETHERのスビン。2人とも大人気アイドルグループのメンバーで、トップスターの登竜門ともいわれているほどの大役を任されました。

元メンバー

JINE(ジニ)

  • 本名:신혜진(シン・へジン)
  • 出身地:韓国 慶尚北道浦項市
  • 生年月日:1995年1月22日
  • 身長:159cm
  • 血液型:A型
  • 担当:サブボーカル

子供の頃から芸能人になりたいという夢を持っていたジニ。約4年の練習生期間を経てOH MY GIRLとしてデビューしました。学校に通いながら遠いソウルまでレッスンを受けに行くという生活を送っていたそうで、ジニの熱意が感じられます。

MEMO

OH MY GIRLでは世話好きで大人しい性格から、お母さん的存在として慕われており、グループの大黒柱のような存在でした。

ジニは2ndミニアルバム「Closer」の活動あたりから激痩せ具合が話題となり、ファンからも心配の声があがっていました。その時期はグループ全体としてダイエットが行われたそうですが、中でもジニは2ヶ月で約9キロもの減量をしたそうです。

サイン会やイベントでの写真では痩せすぎたジニの写真がいくつもSNSに投稿されています。そのときには既に拒食症を患っていたのかもしれません。ジニはその後、健康上の理由からOH MY GIRLの活動を休止、そのままOH MY GIRLに戻ることなく脱退となりました。

事務所との契約も終了し、一般人として歩むことになったジニは、その後とある映像に恋人と思われる男性と観客として映ったことが話題になりました。当時よりふっくらしたジニは表情も明るく、幸せに暮らしていることがわかってファンも安心したと感じます。

OH MY GIRLおすすめ曲紹介

清純さを感じる曲から元気一杯な曲まで、さまざまなコンセプトが感じられるOH MY GIRLの楽曲ですが、今回は初期の名曲や音楽番組で1位を獲得した楽曲、サバイバル番組「Queendom」での舞台の映像を集めてみました。

色々な表情を見せるOH MY GIRLの楽曲と、個人のレベルの高さを感じてください。

CLOSER


2015年10月に発売された2ndミニアルバム「CLOSER」のタイトル曲です。

童話コンセプトとなった「CLOSER」は、神秘的で大人の女性に近づいているOH MY GIRLが表現されています。

星に願いをかけている歌詞を表現するように、パフォーマンスに「星座ダンス」が盛り込まれ話題となりました。

살짝 설렜어(NONSTOP)


2020年4月に発売された7枚目のミニアルバム「NONSTOP」のタイトル曲です。

「ちょっとときめいた」という意味を持つタイトルのこの曲は、なんでも知っている友達が急に恋愛対象になってしまったという驚きを表現した楽曲で、夏に聞きたくなるような元気あふれる曲です。

この曲が大ヒットしたことで、OH MY GIRLは再び注目を浴びることになりました。

Guerilla


2020年1月に発売された3枚目の日本オリジナルアルバム「Eternally」に収録されています。

この楽曲は、サバイバル番組「Queendom」の最終審査で披露された楽曲です。今まで白を基調とした清純さが感じられる楽曲が多かったOH MY GIRLにとって、新たなコンセプトとなった楽曲だと感じます。

パフォーマンス、ラップ、ボーカル全てにおいて魅力が詰まった楽曲です。

Etoile


2020年11月に発売された日本での1stシングルです。

日本オリジナルの楽曲となっており、アニメ「NOBLESSE -ノブレス-」のエンディングテーマとして採用されました。

フランス語で「星」を意味する「Etoile」は、USEN HITアニメ・ランキングで2週連続1位を獲得するなど、アニメのランキングでも評価を得ています。

まとめ


アイドル戦国時代にデビューしたOH MY GIRLは、試行錯誤して「コンセプトの妖精」という表現まで手に入れました。

しかし、1位への壁は厚く辛い時期を何度も経験したと思います。それでも諦めないで夢を見続けられたのはメンバーの堅い絆とファンとの繋がりだと思います。OH MY GIRLは普段からメンバー同士で密着している姿が多く見られ、互いの存在を支えにしているようにも感じられました。

そして、ジニの脱退や相次ぐメンバーの体調不良、ハードなスケジュールを乗り越えて再びOH MY GIRLの時代がやってきました。デビューから5年が経った今でもコンセプトの幅を広げて新たなことにチャレンジし続けているOH MY GIRLは、まだまだ私たちに見せていない魅力をたくさん持っています。

アイドルとしても新人から中堅の立場へと変わっていきます。これからどのように成長していくのか楽しみですね!

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