ITZY – 日本デビューアルバム『IT’z ITZY』の収録曲を徹底解説!

ITZY – 日本デビューアルバム『IT’z ITZY』の収録曲を徹底解説!

ITZYは、先輩グループTWICEなどが所属するJYPエンターテイメントから、2019年にデビューした韓国の5人組グローバルガールズグループです。

圧倒的な存在感と一糸乱れぬ完璧なパフォーマンス、自己肯定感を高めてくれる歌詞も共感を呼んでいて、カムバックするたびに新しいコンセプトや魅力を見せてくれる実力派グループ。
彼女たちの楽曲に”何度も助けられた”というMIDZY(ファン名)も多いです。

今回は、そんな彼女たちの2021年12月22日発売の待望の日本デビューベストアルバム、『IT’z ITZY』の収録曲について詳しくご紹介いたします!ぜひご覧ください。

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IT’z ITZY』ってどんなアルバム?

『IT’z ITZY』は、韓国でこれまでリリースされてきた韓国語のタイトル曲6曲と、それぞれの日本語バージョン6曲計12曲)が収録されている豪華なベストアルバムです。

アルバムは3形態で、CDのみの通常盤のほか、56ページにわたるフォトブック付きの初回限定版A、オリジナルMV、日本バージョンのMV、メイキング映像などが収録されたDVD付きの初回限定盤Bが発売予定。

韓国語と日本語でまた違ったニュアンスや魅力があるので、聴き比べて違いを楽しむのもおすすめです。

日本のテレビ初登場となった2021年11月12日の『ミュージックステーション 2時間スペシャル』では、ITZYの楽曲WANNABE』の日本語バージョンが初披露され大きな話題に。

Mステ出演でITZYの日本デビューを実感したという声も多く、「日本語バージョンの歌詞はよりグッとくるものがあり、胸に刺さる」というコメントもたくさん寄せられています。

 

リリース順にアルバム収録曲をご紹介!

カムバックごとに新しくユニークなコンセプトで魅了し、難易度の高い振り付けを踊りながらの歌唱も安定感があるITZY。

これからご紹介するアルバム収録曲(韓国語曲)のMV再生回数はすべて億越えで、ティーンクラッシュな魅力やフレッシュなエネルギー溢れるデビュー曲『DALLA DALLA』から、現在に至るまでの間に少しずつコンセプトが変化しています。

彼女たちの1つの物語や成長を見守っているような感覚があり、楽曲ごとに異なるこだわり溢れるビジュアルや衣装、メイクにも注目したいところです。

先立って公開されている『WANNABE』の日本語バージョンのMVも取り上げますので、違いも楽しみながらチェックしてみてくださいね。

DALLA DALLA

ITZYのデビュー曲で、2019年リリースのファーストシングル『IT’z Different』のタイトル曲である『DALLA DALLA』は、彼女たちの存在感を世に示した楽曲とも言われています。

DALLA”は日本語で”違う”という意味で、このフレーズを繰り返すキリングパートの振り付けや5人の表情にも注目ですよ。

MVが公開されてから24時間で”K-POPのデビューグループとして最も再生された楽曲”として当時の記録を塗り替えていて、デビューからわずか1年数カ月で動画の再生回数が2億回に到達したヒット曲。

ITZYは、デビューと同時に記録も塗り替えた”パワールーキー”として注目を集めました。

楽曲には世界の中心に立っている自分を愛し尊敬するという意味が込められていて、彼女たちのフレッシュな魅力やエネルギーも感じられます。
彼女たちにとってこの楽曲は、デビューに向けて長い間準備をしてきて、多くの反響があったため特に思い入れが深いそうです。

歌詞からは”あなたの基準に私をあてはめないで欲しい”というメッセージが感じられ、自分らしく生きることや、誰に何を言われても私は私、といった自己肯定感を高めてくれるメッセージが胸を打ちます。

MEMO

自己肯定感を高めてくれる歌詞はITZYの強みや魅力のひとつとも言われていて、ITZYの楽曲を聴いていると、「自分らしく生きようって思える」、「歌詞の意味を知って衝撃を受けた」という声も多いです。

ICY

2019年7月にリリースされたミニアルバム『IT’z ICY』のタイトル曲で、清涼感のある魅力とエネルギーを感じられるサマーソング『ICY』。

MEMO

暑い夏を涼しくしてくれるようなキュートでポップな明るい楽曲で、JYPエンターテイメントのパク・ジニョン氏が初めて作詞作曲に携わっています。

MVはアメリカのロサンゼルスで撮影が行われていて、美しい景観とメンバーの華やかなビジュアルが合わさって魅力が大爆発していますよ。

楽曲の歌詞からは『DALLA DALLA』に続いて”私は私”というメッセージが感じられ、ITZYの方向性がよく表れている楽曲という見方もあります。

氷のようにクールでも情熱がみなぎっているというクール・ホットなエネルギーがミックスされた1曲で、誰かが何か言っていても気にせず自分の道を歩もう自分を愛して自分の道を堂々と歩こうというポジティブな姿勢に勇気づけられます。

腰をリズムよく左右に動かす振り付けなど、斬新な振り付けも人気を集めていて、5人がバチバチに揃ったキレのあるダンスも注目を集めました。

WANNABE

2020年にリリースされた2枚目のミニアルバム『IT’z ME』のタイトル曲で、日本語バージョンのMVも公開されて話題となっている『WANNABE』。

『DALLA DALLA』や『ICY』よりももっと強くパワフルな魅力を感じる楽曲で、肩をしなやかに動かす”肩ダンス”や力強いダンスブレイクも特徴的です。

MEMO

日本語曲・韓国語曲ともに周囲からの偏見や枠にとらわれず”私でいる時が一番だ”というメッセージが込められている楽曲で、韓国語曲のMVではメンバーそれぞれが自由に自身を表現して枠から抜け出していく姿が描かれていますよ。

韓国語曲のMVではリュジンが自分の髪をハサミでカットするシーンがありますが、ハサミで髪をカットすること=枠や先入観、周囲からの視線を気にしないという意味があるのではないかと考えて、解放感を思い浮かべながら撮影したそうです。

また、リアは格式の高いお嬢様が息苦しい日常から抜け出して自由を探しに行く様子を表現していて、ユナはヒールを脱いでランウェイを堂々と歩く自身に満ちた姿を表現。
イェジはパーティー会場で自分だけの世界に浸りながら楽しみ、チェリョンは”制服”という枠や象徴的なものから抜け出す姿を演じています。

イェジいわくダンスの振り付けにもひとつひとつ意味が込められているそうで、どの振り付けはどういう意味が込められている、と説明できるそうです。
誰かと同じになったとしても結局は”自分”で、自分だけの色でアップグレードしていけばいいよ、という素敵なメッセージが感じられる、”を表現したポイントダンスにも注目ですよ。

日本語バージョンのMVでも、学校の教室や飛行機などさまざなシチュエーション・モチーフをもとに枠にとらわれない自由な姿が描かれているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

Not Shy

2020年にリリースされた3枚目のミニアルバム『Not Shy』のタイトル曲で、ウエスタンコンセプトのMVや衣装も特徴的な疾走感のある楽曲です。

メンバーが身に着けているハンドメイドのアクセサリーもかわいらしく、壁に貼られた”WANTED”のポスターに書かれている懸賞金はITZYのデビュー日になっているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

楽曲には、恥ずかしがらないで自分の気持ちを堂々と表現してほしい大胆に人を愛してほしいというメッセージが込められています。

この頃から恋や愛のテーマが描かれ始めていて、一度聴いたら離れなくなる”Not Shy”のフレーズや”ITZY”というグループ名が強調された歌詞にも注目ですよ。

リュジンはMV撮影のビハインド動画で「ゆくゆくはチタン並みに強くなるんで。」と語っていて、これまでのITZYの楽曲よりも更に強くワイルドな楽曲だとメンバーたちも語っていました。

ダンスに関しても、ビートが速くダンス自体の難易度も高いため、完璧に習得するのが大変だったそうです。
振り付けのディテールを合わせるのが難しく、呼吸を合わせて動きを大きくしながら雰囲気を出すのが難しいとのこと…。

MEMO

デビュー曲は区切りがある振り付けなのに対し『Not Shy』は流れるような振り付けになっていて、WANNABEよりも2.5倍は難しく、振り付けが休む暇も無く続くので体力の消耗も著しいと語っていました。

MVロケは30度を超える炎天下での撮影も伴いましたが、真剣にパフォーマンスをチェックして撮影に取り組む姿が印象的でした。

YouTubeチャンネルにて公開されている『“Not Shy” Stage Practice』では、ITZYのメンバーたちが激しいダンス×マイク無しの生歌でかっこよくパフォーマンスしているので、こちらもあわせてぜひご覧ください。

「こんなに歌やダンスパフォーマンスが全員トップレベルのグループはいない…。」、「最初聴いた時、生歌だって全然分からなかった!」という声もたくさん寄せられていて、彼女たちの努力や実力がひしひしと伝わってきます。

마.피.아. In the morning

2021年にリリースされた4枚目のミニアルバム『GUESS WHO』のタイトル曲である『마.피.아.(マフィア) In the morning』。

これまでのITZYの楽曲よりも一層強く、ダークな世界観が話題となった”マフィアコンセプト”の楽曲で、日本アルバムなどでの表記は『In the morning』になっています。

パク・ジニョン氏が作詞・作曲・編曲を手掛けていることでも注目を集め、「何度も聴いているとハマってくる!」、「気が付くと繰り返し何度も聴いている」という声も多いとても中毒性の高い楽曲です。

メンバーたちのクールな表情や力のこもった魅惑的なラップにも注目したい楽曲で、銃を構えるような振り付けもポイントになっていますよ。

MEMO

また、この楽曲は日本でもトレンドになった人狼ゲームに似た”マフィアゲーム”がテーマになっていて、マフィアのように自分の気持ちを完璧に表現して隠し、あなたの心を奪うという野心が込められています。

振り付けも高難易度のパワフルなダンスソングで、イェジいわく大きく使う時はうんと使ってカッコよく決める時は本当にカッコイイと思えるけれど、立ったり座ったりすることが多いのでサッと座ってバランスをとるのが難しいそうです。

5人のマフィアを思わせる、オールブラック・ホワイトの衣装に身を包んだメンバーたちの角度や呼吸までぴったり揃った美しいダンスにはため息が漏れます。

LOCO

2021年にリリースされたフルアルバム『CRAZY IN LOVE』のタイトル曲で、恋に夢中な女の子の心を描いているLOCO』。

『Not Shy』から続く恋のテーマで、ITZYのガーリーな魅力や小悪魔的な雰囲気が感じられる、エネルギー溢れるラテンスタイルの楽曲です。

手で冠を作るような振り付けの”王冠ダンス”や、柔らかな動きが特徴的な”猫ダンス”もポイントで、『DALLA DALLA』や『WANNABE』を手掛けた作曲チームGALACTIKAが作詞作曲しています。

MEMO

MVでは恋をしている人と連絡が取れない中で揺れ動く心が表現されていて、”LOCO”には、初めて感じる制御不能で強烈に惹かれる愛という意味が込められていますよ。

これまでの楽曲よりもワイルドでポップな雰囲気で、ラテンフェスティバルのような華やかさのある楽しい楽曲。
ケーキを作るメンバーたちやデートルックをイメージした明るい配色を組み合わせた衣装、愛らしいビジュアルにも注目で、MVに登場する巨大なクマやチェーンソー、ブルドーザーなどもユニークです。

フルアルバム『CRAZY IN LOVE』は、ITZYのこれまでの楽曲で確立してきたイメージに新しいコンセプトが追加されたアルバムとなっていて、収録曲の『SWIPE』では『LOCO』とはまた異なる強めのコンセプトが感じられるので、ぜひ聴いてみてくださいね。

日本初となるオンラインライブもチェック!

日本デビューを記念して、2021年12月18日にオンラインライブITZY JAPAN DEBUT SHOWCASE “IT’z ITZY”』が開催されることが決定しています!

生配信&アーカイブ配信のオンラインライブで、オフィシャルファンクラブの『MIDZY JAPAN』とモバイルファンクラブの『MIDZY JAPAN MOBILE』の両方に加入している方は無料でライブを楽しめますので、この機会にぜひチェックしてみてくださいね!

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