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Martin Garrixのプロフィール
1996年5月14日生まれの24歳、出身地は、ダンス大国とも呼ばれているオランダです。
実は1988年にアメリカやイギリスのDJやプロデューサーが持ち込んで一気に広めたのがきっかけで、オランダはダンス大国と呼ばれています。
オランダの自由と幸せを追求する国民性と、親和性があり独自の成長を続けてきたと言っても過言ではありません。
そして30年あまりが経過した現在では何と、世界的有名な経済誌フォーブスが発表しているランキングに2016年の時点でオランダのDJ3人がランクインしています。
因みにこのランキングは、エレクトリックキャッシュキングスというランキングでのことでした。
音楽をやりたいと考えたときにオランダではどれ位幅広い選択肢があるのだろうと考えてしまうほどです。
Martin Garrixもそんな恵まれた環境下から、音楽に触れた時期は8歳の頃と相当早く、ギターも弾いていたときもありましたが、既にその頃将来DJになる事を心に決めていたと言う事です。
憧れたDJはテイエスト、キャリアを1985年からスタートさせMartin Garrixと同郷のオランダ出身のDJです。
2004年にアテネオリンピックの開会式でDJとして1時間半にわたりプレイを披露し、Martin Garrixに強い影響を与えました。勿論、オリンピックでTranceが使用されたのはこの時が初めてでした。
その後、Martin Garrixは、DJプレイのトレーニングを重ねて行きました。努力の甲斐もあり13歳の時には、DJデビューを果たし日本円で約35,000円のギャランティーを受け取りました。
日本では中学生は労働が出来ないと言う環境にあるので、未成年の頃から自らの力で稼ぐ事が出来るという環境はとても羨ましいと思います。そのままでもDJとして恐らくプレイをしていくことは出来たはずですが、更に上を目指すためにオランダでも名門のハーマンブラッドアカデミーに通いました。
Martin Garrixの場合は、オランダという国の風土が音楽を学びやすい環境を自然と作り出してくれていると言っても過言ではありません。
Martin Garrixの性格
もう一つ興味がある部分としてMartin Garrixの性格です。
オープンな性格の持ち主で彼女の存在も隠さずInstagramでツーショット写真を公開するほどで、そんな人間として生きていれば恋をしても当然だろうという当り前の姿勢がリスナーやファンに共感されるひとつだと考えられます。
また、家族や友達を大切にするところがあり、子供の頃から親友であるDJのジャスティンマイロを自分のツアーのオープニングアクトで起用しています。ツアーに家族同行で動くなど日本人のミュージシャンでは考えられないところがあります。
もう一つのエピソードとしては愛されキャラで、いじられキャラという側面もあり、高級車を購入したことをファンに自慢したのに、運転免許試験に合格できないことを総ツッコミされるという、天然な部分もありいじられネタを多数持っています。
Martin Garrixの経歴
13歳の時にDJデビューを果たし、その3年後の2012年16歳の時に世界的シンボルとなっているダンスレーベルSpinnin'Recordsと契約し、Martin Garrixの次に来ると見られているJulian JordanとアルバムBFAMを制作しました。
タイトルチューンになっているBFAMを視聴しましたが、楽曲は二分三四秒という短い曲でしたが、様々な表情を持っているように感じる楽曲だというイメージです。因みにこのアルバムはイギリスのBBCでDJが注目してパワープレイとなり、一気に注目される存在となりました。
因みに、Martin GarrixとJulian Jordanは、年齢も近いこともあり一緒にスタジオに入ることもあれば、プライベートでも仲が良いという間柄と言う事で、今後のEDMの世界をリードしていくという二人が既にこの時共演していました。
更に翌年のAnimalsは、David Guettaなど二人がDJとしてフルサポートしたことで話題を呼んで、Officialビデオも公開後30万回の再生を記録し、最終的には2,500万回を超えました。
更に、サブスクリプションサービススポティファイでも、2020年5月16日現在で247702804回の再生がされています。セールス記録はアメリカビルボードチャート、全英チャート、ダンスクラブソングスチャートで1位を獲得しました。
また、その年に開催された世界最大のEDMフェス、トゥモローランドで、世界の名だたるDJがMartin GarrixのAnimalsをプレイしており、その様子を見たMartin Garrixが興奮を覚えたというエピソードがある程です。
ヨーロッパでAnimalsは大ブレイクを起こし、この年初めてDJ MagazineのDJ MAG TOP 100 DJsの40位にランクインしました。これは世界的なDJとして認められた証となるほど名誉ある事です。
因みに未だに、日本人では一人もランクインしたことがありませんので、一般的知名度はかなり低いランキングと言う事になりますが、EDM文化が発達しているヨーロッパとではかなりの温度差を感じるエピソードです。
Martin Garrixはこのランキングで2016年から3年連続首位。しかし本人はこのランキングに対して全く興味を示しておらず、ランキングを付けること自体がナンセンスであると力説しています。
Martin Garrixが憧れた、テイエストが自分よりランキングが低いとは思えないなど持論を展開していますし、本人もファンに投票の呼びかけなどはしていないというので、少し困惑している様子が伺えます。
勢いに乗り、2016年に自らのレーベルSTMPD RCRDSを立ち上げ実業家としての顔も持ち、因みに一年間でどれ位稼ぐのかと思い調べてみましたが、2018年1年間で日本円換算約14億6千万円を稼ぎ出しています。
因みにプライベートジェットを所有しており、DJプレイのオファーがあるとフライトして数十分から数時間プレイして帰って来るというような生活をしています。因みに日本には2017年から2年連続でEDC Japan、2019年にもフジロックに出演しています。
また、2018年には平昌オリンピックの閉会式でDJプレイを行いました。因みにMartin Garrixが憧れを抱きDJになる事を心に決めた人物テイエストもアテネオリンピックの開会式でプレイしており憧れの人に並ぶことができたというエピソードです。
2015年に二人はThe Only Way Is Upと言う楽曲をコラボレーションしています。すべての夢が叶ったように感じてしまいますが、本人は恐らくまだまだ実現しなければならない夢を沢山持っていると考えられます。
Martin Garrixのおすすめ曲
ここからは、Martin Garrixのおすすめ曲を紹介していきます。今回は動画共有サイトYouTubeで再生回数が多い順です。
Animals
Martin Garrixの名前が世間に一気に浸透した楽曲で、Spinnin'Recordsからリリースした楽曲です。
若干17歳で制作したトラックと言う事に驚きを隠せません。
日本ではあまり十代のミュージシャンは出現しませんが、海外ではビリーアイリッシュなど若い感性がいきなり飛び出してくる印象があります。
Martin Garrixのトラックメイクセンスがとても光る楽曲で、無機質な印象を受けました。
Officialビデオでは車に火を付けて燃やしてしまうシーンがありますが、何か衝動をぶつけている印象があります。
Tremor
ベルギーのDJ Dimitri Vegas&Like MikeとMartin Garrixのコラボ楽曲です。
楽曲のタイトルを和訳すると身震いとなります。何かが始まる期待感を煽るような始まり方だと言う事は理解出来ますが、身震いというところまでの印象はありません。
イギリスやベルギーフランス、オランダでもヒットした楽曲でエンディングのゲームオーバーのようなSEが印象的です。
In The Name Of Love
アメリカのシンガービービーレグザとのコラボ楽曲、ビービーレグザ自身も2018年にグラミー賞の最優秀新人賞、Best Country Duoの2部門に選出されるなど注目のシンガーの一人です。
楽曲タイトルを和訳すると「愛という名のもとに」となるので、速いテンポの楽曲と言うよりもミディアムテンポの楽曲であり、ビービーレグザの憂いを帯びた声と、対照的にその裏で時より入る高音のコーラスがとても印象的な楽曲です。
身体を使って一心不乱に踊り狂うと言うよりも歌詞を感じて、聞きながらゆったりと踊る印象の曲です。
Turn Up The Speakers
同郷の音楽プロデューサーアフロジャックとの楽曲です。この曲の中ではひたすらTurn Up The Speakersと言うコーラスが繰り返されます。
EDMのイメージそのままのような楽曲です。
因みにコラボしたアフロジャックは日本のLDHともマネージメント契約を結んでおり、楽曲提供も行っているため、日本でも2015年に3代目J Soul Brothers From EXILE TRIBEの楽曲Summer Madnessを提供しています。
There For You
南アフリカ生まれオーストラリア人シンガーのTroye Sivanとのコラボレーションシングルで、自身が設立したレーベルSTMPD RCRDSからリリースした楽曲です。和訳するとあなたのためにとなります。
EDMテイストは抑え気味でシンガーであるTroye Sivanが全編歌を歌唱しています。
切なさを全編に押し出した楽曲。間奏で入るシンセサイザーの音色とコーラスがとても印象的です。
使用機材はどんな物か?
Martin Garrixがどの様な機材を使用して楽曲を生み出しているのか?と思い調べてみました。
まず、音楽制作の基本はパソコンです。使用しているソフトはFL Studioで、ダンスミュージック制作に向いているソフトで価格的にも安価なものです。
ベルギーの会社が開発しているソフトで、日本でも販売されています。使用しているMIDIキーボード、パソコンに音楽データを入力するものでROLAND SH-01 GAIA、オーディオインターフェイスはPrism Sound Lyra USB Audio Interface、スピーカーは、KRK ROKIT 6 G3 (White)、ヘッドフォンはV-Moda Crossfade M-100などです。
音楽制作ソフトは安価で手に入りますが、それ以外の機材は物によって高価な物もありますので、少しずつ揃えて行く方法でMartin Garrixのサウンドを再現してみましょう。
Martin Garrixまとめ
Martin Garrixは、16歳からプロとして活動しており既に自身のレーベルも設立するなど若いうちから相当な物を手に入れたそんな印象があります。
2018年のデータではありますが、約14億円を稼ぎ出す凄腕の一人です。
性格的にはいじられキャラで、仲間や家族を大切にするという一面もあります。今後どの様な夢を描いて実現していくのかを見ていくのが楽しみです。