“ケーキ投げ”というエキセントリックなパフォーマンスを武器に、世界中で絶大な人気を誇るトップDJの”Steve Aoki”。”アオキ”という名前やアジア系の顔立ちからも推測できる通り、日本人の両親の間に生まれた日系アメリカ人です。当記事では、そんな”Steve Aoki”のプロフィールやおすすめ楽曲についてご紹介します!
スティーブアオキ…青木さん?日本人なのかな?
日系のアメリカ人だね。世界中で大活躍しているDJだよ!
そうなんだ!なんかそれだけで親近感湧くかも!
それじゃあ詳しくプロフィールを見ていこうね!
目次
“Steve Aoki”ってどんなアーティスト?
Steve Aokiは、世界でもトップクラスの知名度を誇るDJです。
『世界で最も稼ぐDJランキング』にも毎年顔を見せており、2019年度は第4位(約32億円)にランクインと、文字通り桁違いの売れっ子!
名前を知らなくても、楽曲を聴けば「ああ、この人か」と思い当たる方も多いでしょう。
Steve Aokiがブレイクしたのは2010年代に突入してからですが、デビュー自体は1996年にしており、地道な活動を続けた末のブレイクとなっています。
そんなSteve Aokiの真骨頂といえば、年間なんと300日も行われるライブでの個性的なパフォーマンス!
特に有名なのが「ケーキ投げ」で、ライブ中に観客に向けてケーキを投げつけるというユニークなパフォーマンスを武器にしています。
ファンは投げつけられることを楽しみにしていて、当たったら体中クリームまみれになりながら大喜び!
また、Aoki Jump(アオキジャンプ)と呼ばれる独特なジャンプも特徴の一つ。
両腕を横に広げ両足をがに股に開くジャンプで、ライブ中のパフォーマンスのほか、他アーティストと写真を撮る際にもよくこのポーズをとっています!
これらのパフォーマンスが注目されがちなSteve Aokiですが、もちろん楽曲のクオリティも高水準!
『Afrojack』『Chris Lake』といった人気DJや、日本でもファンの多い『BTS(防弾少年団)』など数多くのアーティストとコラボを果たしています。
“Steve Aoki”のプロフィール・経歴をご紹介!
- 本名 Steven Hiroyuki Aoki
(スティーヴン・ヒロユキ・アオキ) - 出身 フロリダ州マイアミ
- 生年月日 1977年11月30日(42歳)
マイアミにて日本人の両親の間に生まれ、カルフォルニアで育ったSteve Aoki。
1995年にニューポートハーバー・ハイスクールを卒業した後、カリフォルニア大学サンタバーバラ校で社会学を学んでいたそうです。
カリフォルニア大学サンタバーバラ校はアメリカで名門とされている公立大学で、学業の面でも優秀であったことが伺えます!
1996年にDIM MAK(ディム・マック)というレーベルを立ち上げます。
DIM MAKは、中国語で「死の感触」を意味するそう。同レーベルからはジャンルを問わずヨーロッパ各地のアーティストの音楽をリリースしており、2006年からはファッション方面にも進出しました。
同時期にDJデビューも果たし、名物の「ケーキ投げ」を取り入れた中毒性の高いDJスタイルで徐々に人気を高めていきます。
学生時代はパンクバンドをやっていたそうで、16歳の頃にはギターやベースに限らず大抵の楽器が弾けるようになっていたとか!
初めてダンスミュージックを作ったのは2001年、本格的にダンスミュージックの制作にハマったのは2005年からと、意外にもデビューから長い期間が空いています。
2010年代に突入すると、それまでの努力が実り人気が爆発!
2012年にリリースしたアルバム「Wonderland」は、2013年グラミー賞「最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバム賞」にノミネート。
2015年には、ユーザー投票でトップDJを決める『America’s Best DJ 2015』にて第1位に輝きました!
2018年にリリースされた『BTS(防弾少年団)』とのコラボ楽曲「Waste It On Me」は、46か国のiTunes総合チャートで1位、日本でもiTunesダンスチャートで1位を獲得する大ヒットを記録。
現在も勢いは衰えることなく、トップDJとして音楽シーンの最前線を突っ走っています!
“Steve Aoki”の家族はどんな人?日本語は話せる?
Steve Aokiの家族について
Steve Aokiの母親は小林ちづるさんという方で、Steve Aokiとは非常に親子仲が良く、ステージでDJとして共演したこともあります。
父親は元レスリング選手の青木廣彰(ロッキー青木)さんで、全米選手権で何度も優勝したことのある実力者。そして、アメリカを中心に展開する日本食チェーン「BENIHANA」の創業者でもあります。
他にも、バックギャモンの全米チャンピオンだったり、パワーボード世界大会で2位に輝いたりと、経歴が凄まじい方です…。
また、母親は異なりますがSteve Aokiには妹がおり、アメリカでモデル・女優として活躍しているDevon Aoki(デヴォン青木)という方です。
映画『シン・シティ』や『ワイルドスピードX2』といった有名作に出演しているほか、日本でも『サントリー』や『資生堂』のCMに起用されていたため、目にしたことがある方も多いでしょう。
Steve Aoki大ブレイクの一因には、Devon Aokiの兄であることが発覚したのも影響していると言われています。
Steve Aokiの日本語力・日本との関わり
両親が日本人であるSteve Aokiですが、残念ながら日本語は話せません。
しかし、母親のちづるさんから日本文化を学んだことで、日本には強い思い入れがあるようです!
日本カルチャーの代表であるアニメ文化にも触れており、シリーズアルバム「Neon Future」は「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」に影響を受けて制作されたそう。
度々来日もしており、過去には観光大使として外国人向けに日本を紹介したことも。
邦楽では『ONE OK ROCK』や『きゃりーぱみゅぱみゅ』『BABYMETAL』がお気に入りのようです!
2020年6月25日には『きゃりーぱみゅぱみゅ』とのコラボで、ニンテンドースイッチ『ニンジャラ』のCMソング「にんじゃりばんばん Steve Aoki Remix」をリリース。
また、同月27日にはドラマ『M 愛すべき人がいて』の挿入歌「CAN’T STOP THIS!!」のRemixを担当していたことが発表され、話題を集めました!
“Steve Aoki”おすすめソングベスト3
A Light That Never Comes
『LINKIN PARK』とのコラボ楽曲である「A Light That Never Comes」。
ブロステップ系統のEDMサウンドにキャッチーな歌メロがぴったりとハマって、なんともいえない中毒性を生み出しています!
LINLIN PARK自体が超人気バンドなこともあって知名度は非常に高く、クラブやフェスのシーンで耳にすることが多い代表曲です。
Boneless
人気DJ『Chris Lake』『Tujamo』との共作である「Boneless」。
構成がシンプルなため初めて聴く人でもすぐにノレて、独特なリズム感が癖になる楽曲です!
この楽曲に人気ラッパー『Kid Ink』のラップを乗せた「Delirious (Boneless)」という楽曲もおすすめです。
I love My Friends
最新アルバム「Neon Future Ⅳ」から、『Icona Pop』とのコラボ楽曲「I love My Friends」。
最近日本でも浸透しつつあるFuture Bassで、盛り上がりつつもおしゃれ感があります。
ノコギリ波のベースラインが心地良く、時間を忘れていつまでも聴いていられる楽曲です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今や世界中で大活躍し、抜群の知名度を誇るSteve Aoki。
世界トップクラスのDJに日本の血を引く方がいるとは、なんとも誇らしく感じられます。
2020年9月に開催されるSUPERSONICで来日も予定されていますので、ぜひチェックしてみてください!
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、SUPERSONICは2021年へ延期されることが発表されました。
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