RIRI – パワフルな歌声が心揺さぶる!R&Bシンガーの経歴や代表曲とは?

RIRI – パワフルな歌声が心揺さぶる!R&Bシンガーの経歴や代表曲とは?

16歳の時にアメリカで本格的な音楽活動を始め、今やR&B界で彼女の名を知らぬ者はいないほど数々のヒットナンバーを生み出しているRIRIさん。

RIRIさんが多くのファンを魅了してやまない理由は、その圧倒的な歌声はもちろんのこと、彼女自身の人柄にもあります。
この記事では、RIRIさんがシンガーとしてどのような活躍をしている人物なのか、経歴や代表曲についてご紹介します。

RIRIとは?

RIRIさんは、1999年11月5日生まれの22歳。
出身は群馬県で、幼い頃から音楽に囲まれた生活を送っていたこともあり、自然とミュージシャンを目指すようになりました。

彼女は早いうちから、日本だけでなく世界を見据えて活動を行っています。
初めて世界的なオーディションの舞台に立ったのは、なんと11歳の時。名プロデューサーのデイヴィッド・フォスターが主催する「BORN TO SING」に出場し、アジア地区のファイナリストに選ばれました。

現在の彼女からも感じられる自信に満ちた姿勢や、大舞台に通用する歌唱力は、この時からすでに備わっていたといえますね。

勢いをつけたRIRIさんは、翌年、大手スポーツ用品メーカーアシックス主催の「ASICS 33 DREAMS」に挑戦。ランニングシューズ「ASICS 33」の日本発売にあわせ、アメリカで活動したい人の夢を応援する企画でした。

幼い頃からビヨンセをはじめとするR&Bシンガーに強い影響を受け、自分も本格的な指導のもとレベルアップしたいと考えていた彼女は、審査員に自分の夢を猛アピール。結果、見事グランプリを勝ち取りました。

その後、彼女はアメリカで本格的な歌の指導を受けることになるのですが、それ以前は独学のみで技術を磨いていました。ただ音楽や歌が好きなだけでなく、並々ならぬ努力と情熱を注いできたことが分かります。

観客を一瞬で虜に!シンガー・AIとの共演

そんな彼女の存在が日本で知られるようになったきっかけは、力強い歌声が魅力的なシンガー・AIさんのベスト盤ツアー「AI THE BEST TOUR」です。

2016年6月5日、東京国際フォーラムホールA公演のステージに登場したRIRIさんは、堂々としたパワフルな歌声で「GOLD」を披露し、観客の大喝采を浴びました。「GOLD」は同年6月24日にiTunesで配信され、R&B/ソウルランキング1位を記録。若手R&Bシンガーとして、彼女は次の大きなステージへ駆け上がりました。

AIさんとRIRIさんの共演は、それから1ヶ月後の7月24日に行なわれた大阪・フェスティバルホール公演でも実現しています。

観客を完全に自分のものにしてしまう、パワフルなパフォーマンスが魅力的ですね。

AIさんも彼女の実力を認め、交流を続けています。2016年11月9日には、2人の共作である「I love to sing」がリリースされ、Apple Music R&B/ソウルランキング1位を獲得しました。

幼い頃から歌を愛し、歌に生きてきた彼女自身の覚悟を思わせるような楽曲です。
ピアノとストリングスがしっとりと奏でるイントロに始まり、やがて力強いRIRIさんの歌声が響くサビに心を掴まれます。

シンガーだけじゃない!次世代スターを発掘する企画にも参加

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進を続けているRIRIさんですが、彼女の活動はシンガーとしてのものだけではありません。

2021年、ライブ配信/歌ってみたアプリ「KARASTA(カラスタ)」がポップスター発掘のためのコンテスト「“New Pop Star from 原宿” Contest」を開催。RIRIさんは、Taku TakahashiさんやASOBISYSTEMの代表取締役・中川悠介さんらと共に審査員を務めました。

11歳で世界的なオーディションの舞台に立ち、多くの音楽ファンを魅了するミュージシャンへと成長したRIRIさんですが、今後は後進の育成にも力を入れていく可能性がありますね。

RIRIの魅力あふれる名曲6選

新たな才能を見出す活動にも携わりながら、聴き手を驚かせる楽曲を次々と披露し続けているRIRIさん。何故彼女の生み出す音楽はファンを魅了し、今も愛され続けているのでしょうか。

その秘密に迫るべく、これまでに発表されている楽曲の中から、コラボやカバーも含めて厳選した6曲をご紹介します。

RUSH

2017年6月21日にリリースされた2ndEP「RUSH」のリードナンバー。

この曲は、iTunes R&B Album/Song チャート両方で1位を獲得し、彼女の実力を世界に知らしめる代表曲となりました。2018年2月14日にリリースされた1st Album「RIRI」には、リマスター版とリミックス版が収録されています。

リリース当時、RIRIさんは17歳の現役女子高生。学校の校庭やおしゃれなファッション街を舞台にしたMVもあいまって、洗練された現代らしさを感じられます。

弾けるようなリズムに合わせ、RIRIさんのパワフルな歌声が響くサビは必聴です。

曲のタイトルにもなっている「RUSH」とは、興奮や、恋をして心臓がドキドキしてしまう様子を表した言葉。「恋をしたことで何気ない毎日が特別なものになり、胸の高鳴りが抑えられない」というメッセージが繰り返し歌われています。聴いているこちらまで思わずキュンとしてしまいますね。

また、この曲は2017年6月30日にYouTube Space Tokyoで開催された「J‐WAVE SONAR MUSIC SPECIAL SHOW CASE with YouTube Music Night」でも披露されています。

レコーディング版のエネルギッシュな雰囲気とはまた違う、少し成長した大人の恋を思わせるしっとりしたアレンジがおしゃれですね。

Forever feat.清水翔太

2018年11月28日リリースの2nd Album「NEO」に収録されている曲です。

RIRIさんと親交の深い清水翔太さんが、作詞・作曲・ディレクションを担当しました。公式MVのコメントで「まだ彼女の才能に触れてこなかった人にも届くと、きっと驚くと思う」と語っているように、RIRIさんの秘めた可能性を感じさせる出来上がりとなっています。

「Forever」の魅力は、なんといっても2人の歌声が生み出す美しいハーモニー。RIRIさんの透き通ったハイトーンと、清水翔太さんの優しく甘い歌声がうまく溶け合っています。穏やかなバラードに乗せ、2人の力強い歌声が心に訴えかけてくる名曲です。

歌詞は非常にシンプルで、大切な人を一途に想う気持ちが綴られています。「時には辛いこともある世界の中で、たったひとり信じられる君がいればそれでいい」とまっすぐに愛を伝える言葉選びが印象的です。

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Stay (Covered by RIRI)

原曲は、ロシアのDJ・音楽プロデューサーであるゼッドと、カナダのシンガーソングライター、アレッシア・カーラが制作した曲です。2018年3月にRIRIさんが日本語によるカバーを行い、ゼッド本人から「君の歌声と、このヴァージョンは素晴らしいよ!」と絶賛を受けました。

ぜひ、原曲とカバーを聴き比べてみてください。

「Stay」は、大切な人が自分の元から去っていくのを知りながら、それでも「少しだけそばにいて」と繰り返し呼びかける切ないラブソングです。RIRIさんが日本語で歌うことにより、別れがすぐそこまで迫っている焦燥感や、どうしようもならないという諦念がいっそう強く感じられます。

日本語の部分はRIRIさん自身が作詞。原曲の世界観に寄り添いながら、オリジナルのメッセージを混ぜ込んだアレンジに注目です。

Summertime (RIRI, KEIJU, 小袋成彬)

2019年5月22日にリリースされた「Summertime EP」のリードナンバーです。同年には資生堂アネッサのCMソングとして起用されているため、聴き覚えがある方も多いのではないでしょうか。

ラッパー・KEIJUさんのスタイリッシュなフロウと、RIRIさんが爽やかに歌い上げるフレーズの対比が魅力的。夕暮れの波打ち際で、オレンジ色の光がきらきら輝いている様を想像させます。

公式コメントにて、RIRIさんは「今まで私が歌ってきた曲とも違う、新しい感じで、新鮮な気持ちで歌わせて頂きました」と語っています。彼女特有のエネルギッシュな表現とは異なった、透明感と色気の両方を感じさせる新天地的楽曲です。

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サークル・オブ・ライフ (日本語版オフィシャルソング)

2019年8月9日に公開されたディズニー映画・超実写版「ライオンキング」の日本語版オフィシャルソングです。映画本編では、ムファサの息子・シンバが、新たな国王として動物たちに迎え入れられる壮大な冒頭シーンで「サークル・オブ・ライフ」が流れます。

サバンナの壮大な自然や、生と死を繰り返す命の営みを歌ったこの曲と、RIRIさんのソウルフルな歌声は相性抜群です。ディズニー映画のファンである筆者も、彼女が「命の繋がり」を力強く歌い上げるカバーに胸打たれました。

RIRIさんは、超実写版「ライオンキング」でメガホンをとったジョン・ファヴロー監督と、主人公・シンバ役のドナルド・グローヴァ―の前でも同曲を披露。ドナルドから「ヤングバージョンのビヨンセみたいだ!」と大絶賛されました。幼い頃からビヨンセに憧れ、プロシンガーを目指して活動してきた彼女にとっては最上級の褒め言葉だったのではないでしょうか。

WHELL of FORTUNE ~運命の輪~

最後は、2021年4月7日にリリースされた楽曲「WHELL of FORTUNE~運命の輪~」をご紹介します。この曲は英語版と日本語版の両方が発表されており、それぞれ仕様の異なる2つのMVを見比べることができます。

彼女の透き通ったハイトーンが響き渡る、疾走感あふれるナンバー。洗練されていながら、聴く者の背中を強く押してくれるような力強さも感じられます。

RIRIさんは、タロットカードの「運命の輪」にヒントを得てタイトルを名付けたのだとか。人生の分岐点、運命、チャンス、解決などを意味するカードになぞらえ、チャンスは自分で掴みとるものだというメッセージが繰り返し歌われています。

英語版、そして日本語版と彼女が同じ楽曲を続けて発表したのは、それだけ伝えたい想いが強かったからではないでしょうか。

私達が日々「あたりまえ」と思って過ごしている日常は、決して「あたりまえ」ではありません。予想もしなかった困難に見舞われることや、重大な選択を迫られることも時には起こり得ます。

しかし、どれだけ苦しくても最後は自分で決断を下さなければいけません。「WHELL of FORTUNE ~運命の輪~」は、自分の選択次第で世界は幸せなものに変えていける、だから挫けずに前を向いて歩こうという想いの込められた応援歌のように感じられます。

歌の技術だけではない!ファンがRIRIを愛する理由

圧倒的な実力をもち、新曲を発表するたびにファンを熱狂させてきたRIRIさん。しかし、彼女の魅力は「歌声の素晴らしさ」だけに留まりません。

世界のプロ達が実力を認めるスーパーシンガーでありながら、ひとたびステージを下りれば年相応の若者らしい表情を見せてくれます。SNSでのつぶやきも非常に親しみやすく、なかには思わず「ふふっ」と微笑んでしまうような内容も。

この後、彼女が睡眠を選んだのか、青空のもと元気に出かけていったのか気になるところです。

また、彼女の公式ファンクラブ「RIRItter’s」では、限定配信ライブやトーク企画が頻繁に開催されています。Twitterを活用し、ファンに向けて「こんな曲作ったんだけど、みんなは好きかな?」「企画でやりたいことあったら教えてね!」と楽しそうに呼びかける姿が印象的です。

さらに、RIRIさんは地元・群馬県で開催されるイベントへも積極的に参加しています。2022年1月22日・23日に行なわれた「GUNMA ART A LIVE」では、2日目のトリを彼女が務めました。

彼女が若くして世界で活躍するシンガーとなったのは、磨き抜かれた歌の技術はもちろん、地元や周囲の人々を大切にする温かい人柄も理由なのではないでしょうか。RIRIさんの素敵なキャラクターや才能が、今後も多くの人に愛され、育っていくことを願うばかりです。

まとめ

RIRIさんは日本からアメリカ、そして世界へと活躍の場を広げ続けています。日本出身のR&Bシンガーとして、彼女がこれからどのような音楽を発信してくれるのか期待が高まりますね。

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