皆さんは、アーティストによるコラボソングでどのような曲を思い浮かべるでしょうか。その年代によって様々だと思いますが、自分の好みのアーティストがコラボをするとなると、無性にワクワクすると思います。
今回の記事では、数多くあるコラボ曲から、おすすめしたい楽曲を紹介します。つい最近のものから懐かしのあの曲まで紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください!
目次
コラボアーティスト・コラボソング一覧
コラボアーティスト・コラボソングとは、その言葉通りアーティスト同士でコラボした楽曲です。ソロアーティスト同士であったり、バンド同士であったりと、そのコラボ内容は実に多種多様です。
これまで多くのコラボアーティストが登場してきましたが、今回はその中から11組に絞って紹介します。もし気になるアーティストなどがいれば、ぜひ聴いてみてください。
T.M Revolution × 水樹奈々
まず最初に紹介するのは、声優としても高い実力を持つ水樹奈々さんと、T.M.Revolution(TMR)の西川貴教さんによるコラボソング「Preserved Roses」です。
テレビアニメ『革命機ヴァルヴレイヴ(VVV)』のオープニングテーマ曲としても使用され、第64回NHK紅白歌合戦でも歌唱された曲としても知られています。
水樹さんと西川さんの歌唱力の高さは言わずもがなですが、二人が歌い合う姿はまさに歌で殴り合うような迫力満点のものとなっています。
また、二人のコラボ曲には「革命デュアリズム」というタイトルもあり、これも同アニメタイトルの主題歌として使用されました。
こちらも「Preserved Roses」にも引けを取らない出来栄えとなっています。二人の歌唱力だけではなく、この両方の歌の歌詞がアニメの世界観を忠実に反映させている点もファンにとっては嬉しいでしょう。
しかし、攻めに攻めたコラボソングと思いきや、西川さんによればそれは違うとのこと。このコラボソングにおいてTMRはあくまで『受け』であり、『攻め』である水樹さんを持ち上げるようなものになっているとのことです。
制作に関しては、楽曲の基礎はTMRに寄せていき、水樹さんのライブ映像を参考にして作られたようです。その激しさ故に、爆発や飛び立つようなイメージすら湧いてくる楽曲は、テンションを上げるには最高のエネルギッシュな曲として、今後も語られるでしょう。
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加藤ミリヤ × 清水翔太
次にご紹介するのはシンガーソングライターの清水翔太さんと、加藤ミリヤさんのコラボソング「Love Forever」です。
青春ソング、ラブソングとして多くの共感を集めた曲は、物理的な距離感がありながらも心は近くにある切なさが歌われています。おそらく20代の方であれば、学生時代に聞き慣れた曲として思い出に残っているのではないでしょうか。
当時の若者から絶大な支持を集めていた二人は、今回の曲をコラボするにあたって自分たちの名前から『ミリショー』と名付けました。現在はユニットとしての活動はありませんが、積極的なライブ出演も果たし、ファンの間では非常に盛り上がった二人です。
そんな二人が歌う「Love Forever」ですが、アンサーソングがあることは知っているでしょうか。二人のコラボ曲がリリースされた翌年に「Forever Love」というタイトルでリリースされています。最初にリリースされた曲が印象的で、もしかすると知らなかった人もいるかもしれません。
それぞれの道を進むことを選んだ二人が、どのような答えを導き出すのか。まだ聴いたことがない人は、ぜひとも「Love Forever」と合わせて聴いてみることをおすすめします。
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MAN WITH A MISSION × Zebrahead
続いては国境を超えてコラボを果たしたMAN WITH A MISSION(マンウィズ)とZebrahead(ゼブヘ)による「Out of Control」です。
パンクスプリング2015でも共演を果たした、狼とシマウマのコンビがファンに届ける最高の一曲。日本公開のハリウッド映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の日本版エンディングソングとして起用され、映画ファンからも高い評価を受けました。
映画の世界観と見事にマッチしたことでも話題になりましたが、今回のオファーに関しては同映画監督ジョージ・ミラー自らが推薦したというのですから驚きです。後に監督は映画のスピリットをよく捉えているとも語っています。
それぞれの個性を最大限に生かした今回のコラボ曲は、思わず息をのむほどです。突如高速ラップバトルが始まったかと思えば、ヘヴィでキャッチーな曲調が随所に盛り込まれており、これでもかと詰め込んだほどに濃密な内容となっています。
覆面バンドとして高い人気を誇るマンウィズと、サマソニ最多出演として国内でも認知度の高い二組。その実力や音楽にかける情熱は他の追随を許さない程です。
今回の曲はコラボでありながらも、二組の実力と情熱がぶつかり合う、ハイレベルな音楽バトルと言っても過言ではないでしょう。音源もいいですが、この曲はぜひミュージックビデオを通して、二組の熱い音楽を目の当たりにしてみるのがおすすめです。
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椎名林檎 × 宮本浩次
2018年にリリースされた、椎名林檎さんとエレファントカシマシの宮本浩次さんのコラボ曲「獣ゆく細道」は、多くの人に衝撃を与えたのではないでしょうか。
日本テレビ系列の『news zero』のテーマソングとして書き下ろされた同楽曲は、現代社会と向き合い、戦い続ける人々の姿を思い描きながら椎名さんが作詞・作曲を行いました。
全体を通してやや不気味さを感じさせる荒々しさがあります。それぞれのパートはもちろんですが、二人の声がその荒々しさの中でもしっかりとハモっているのは流石と言うべきでしょう。
実はこれまで二人は共演をしたことがなく、今回が初の共演となりました。だというのに、元々のユニットだったのではないかと錯覚するほどの出来栄えです。
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Superfly × トータス松本
2012年にリリースされた「STARS」は、Superflyとウルフルズのトータス松本さんによってリリースされたコラボ曲です。この曲は2012年のロンドン・オリンピックの中継テーマソングとしても知られており、多くの人が聞き覚えのある曲として知っているのではないでしょうか。
この曲の制作が始まったのは2010年頃だったそうで、Superflyのヴォーカル・越智志帆さんが松本さんにコラボレーションの打診をしたことがきっかけでした。ちなみに松本さんが越智さんに抱いた第一印象は「思ったよりも小さいな」だそうです。歌とは全く関係がありませんでした。
打診されてから2年後。松本さんがオリンピックのテーマソングのオファーを受けた際に、越智さんの言葉を思い出して、コラボするに至ったようです。
今や過去に向き合いながら、その先の未来を見据えようという歌詞が込められた曲。前半の温かみ溢れる曲調から、テンポを上げて歌われる楽しさ満点のサビにはつい笑みがこぼれてしまうかもしれません。
YouTubeで公開されているミュージックビデオには楽曲制作のメイキングシーンも組み込まれており、これがより曲に深みを与えてくれています。松本さんと越智さんが歌う姿も非常に楽しそうで、ついつい肩を揺らしてしまいそうになるかもしれません。
少し気分が落ち込んだ時、もう少し頑張ってみたい時、ぜひ聴いてみることをおすすめします。
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絢香 × コブクロ
次に紹介するのは、ちょっと懐かしい曲になります。絢香さんとコブクロによって歌われた「WINDING ROAD」と「あなたと」です。
学生時代に聴いていた人がいれば、もう30代くらいでしょうか。青春ソングとしても知られている同楽曲は、邦楽を代表するコラボソングとして多くの世代から愛された曲です。
元々はコラボではなく、互いの持ち歌のカバーを行う予定でした。しかし、コブクロの小渕健太郎さんが「どうせなら1曲作ろう」と持ちかけたことにより、このコラボが実現したそうです。
そして最初に披露されたのが「WINDING ROAD」です。ジャケット写真には三人の手を重ねたものが使用されており、ミュージックビデオでは円形のステージで向き合いながら歌う姿が印象的でした。希望を見出すようなアップテンポに溢れた曲調もとても耳に残りやすいのではないでしょうか。
そんなコラボから1年後にリリースされた「あなたと」は、「WINDING ROAD」の曲調から大きく変わり、バラードのように包み込むような優しさ溢れる曲となっています。
歌詞の端々に前曲の繋がりを感じられる同曲は、ジャケット写真もそれに寄せたものとなっています。ただ、前回の手を広げたものとは違い、今回のジャケットでは手を握り合うものに変更されており、やはり前回の曲と多少なりとも繋がりがあるのかもしれません。
若い世代では聴いたことがない人もいるかもしれませんが、この曲は聴いても損がない曲と言っても過言ではありません。また、当時聴いていた人は、昔を思い出して再び聴いてみるのもいいでしょう。その時に感じられなかったものが今になって感じ取れるかもしれません。
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GLAY × EXILE
GLAYとEXILEがコラボしたことによって生まれた「SCREAM」は、ただただカッコよさが強調された楽曲といってもいいでしょう。
GLAYのリーダーTAKUROとEXILEのリーダーHIROが企画したことにより結成された期間限定のコラボプロジェクト。当時のメンバーを合わせて総勢十名によって構成された迫力満点のコラボです。
ミュージックビデオは公式公開されていないようですが、ぜひ映像でもこの曲を聴いてもらいたいです。バンドとダンスパフォーマンスの融合。決して広くはない、地下ライブハウスの密集した中でぶつかり合う音に気づけば魅了されてしまうでしょう。
ただ、GLAYは当時からメンバーに変更はありませんが、EXILEはまだ六人体制で活動していた第一章の時期です。現在は脱退や引退したメンバーもいるため、最近のEXILEだけしか知らない人からすると、違和感を覚えるかもしれません。
それでも、この曲に込められた荒々しさを実際に聴いてみれば、心躍らされることは間違いなしでしょう。Spotifyなどのサブスクでは配信されているので、まだ聴いたことがない人はぜひ一度聴いてみてください。
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菅田将暉 × あいみょん
俳優としても活躍する菅田将暉さんと、女性シンガーソングライターとして人気の高いあいみょんさんがタッグを組んで制作された楽曲「キスだけで」は、愛の自由を歌ったものとなっています。
ミュージックビデオを担当したのは、宇多田ヒカルやSuchmosらといった有名アーティストを手がけてきた山田健人さん。激しさの少ない曲調を薄暗く滲んだ赤色を強調した演出で、二人の男女の心情を表現しています。
作詞・作曲はあいみょんさんが務めましたが、曲の大本は菅田さんが作成しました。見えない衝動に押されるかのように、あいみょんさんとの対談を強く望んでいた菅田さん。対談後にお互い何かを作りたいと語り合った二人は、夜の公園で恋バナをしながらこの曲を制作したそうです。
その時は歌手の石崎ひゅーいさんも同席していたようで、当時はベロベロに酔っ払っていたとのこと。菅田さんとあいみょんさんの曲というよりは、3人での曲かもしれませんね。
後に菅田さんは、自分たちの気持ちの高まりが歌になっていく瞬間を目の当たりにできたこの曲を財産であると語っています。そんな二人の歌う曲はきっと皆さんにも身に覚えがあるかもしれません。
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DAOKO × 米津玄師
続いての紹介は、DAOKOさんと米津玄師さんによるアニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の主題歌に起用された楽曲「打上花火」です。
米津さんがDAOKOさんのライブを観に行ったことがきっかけとなり交流が始まった二人。その後、米津さんに映画の主題歌を制作して欲しいという依頼があり、その時にコラボソングを作ろうと思い立ち、DAOKOさんとの共演が実現しました。
制作は二人の話し合いを含めて行われ、米津さんは「夏の切なさを凝縮できるような歌にしたい」という想いをこの歌に込めました。打上花火というタイトルの通り、夏の彩りがぱっと消えてしまうような美しさと儚さが詰まっています。
しかし、実は制作当初はコラボでの披露は行わない予定だったそうです。その立役者となったのが、映画プロデューサーでもあり小説家、脚本家の川村元気さんです。男女で歌っているから表現できる曲になるようにシフトチェンジを行い、そうして生まれたのがこの曲です。
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BUMP OF CHICKEN × 初音ミク
続いて紹介するのは、BUMP OF CHICKENと初音ミクの異色コラボです。そんな二組のコラボによって生まれた曲が「ray」です。
この曲の制作は「楽曲の持つ新たな方向性をより斬新かつ前衛的に提示していくためにはどのような方法があるのか」という考えの元で取り組まれ、今回のコラボを実現するために初音ミクの開発元であるクリプトン・フューチャー・メディアが全面協力するという大掛かりなものとなりました。
単なる合成によるものではなく、3DCGで形作ったものを実際に動かすという手法。初音ミクが同じ舞台に立ち、リアルタイムで共演するという演出は当時世界初だったそうです。
『ray』には『光線』という意味が含まれていますが、ライブやミュージックビデオでは光の演出が強調されたものとなっています。BUMP OF CHICKENも初音ミクも両方が生かされた演奏は、非常に見応えのあるものとなっているので、まだ観たことがない人はぜひご覧になって下さい。
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LiSA × Uru、YOASOBI・Ayase
最後に紹介するのは、2020年に誕生したLiSA×Uru、YOASOBI・Ayaseによる新曲「再会(produced by Ayase)」です。
ソニーが手掛けるヘッドホン・イヤホン『1000X』シリーズのCMソングとして起用されたこの楽曲は、国内で注目されているアーティストたちが集結して制作されました。
会いたい人を想う気持ちが盛り込まれた曲は、少し寂しくもあります。しかし、それを温めるLiSAさんとUruさんの二人の歌声が、例え離れていたとしても大事なのは心で繋がっていることであると伝えてくれています。
三人のコラボは、コロナウイルスによるこの時世にも当てはめられるのではないでしょうか。力強く、勇気や元気を与えてくれるLiSAさんの歌声。対してUruさんの包み込むような柔らかな歌声。そして、物語性のある楽曲を制作することに長けているYOASOBIのAyaseさん。
そんな三人が揃ったことで生まれたこの曲は、単なるテーマソングとしてだけでなく、人々に勇気を与えてくれる楽曲となってくれるでしょう。
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まとめ
以上、おすすめしたいコラボアーティストの紹介でした。
アーティスト同士が共同作業をすることによって、普段とはまた違ったものを楽しめるのがコラボの特徴だと思います。コラボを通して、普段は聴かないアーティストの曲に興味を持つこともあるでしょう。
ぜひここに掲載しているコラボを参考に自分の趣味の幅を広げてみてください。
それでは、ここまでご覧頂きありがとうございます。
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