家入レオの年齢や本名、自身を歌う彼女の経歴や魅力とは…?

家入レオの年齢や本名、自身を歌う彼女の経歴や魅力とは…?

家入レオは2012年(当時17歳)でデビューをした、女性シンガーソングライターです。

有名アーティストを育成した音楽プロデューサー西尾芳彦が主宰する「音楽塾ヴォイス」を出て、福岡から上京後にデビューを果たしました。

若さゆえの苦悩に悩まされながらも、彼女の歌に共感する人が続出。多くのアーティストが目標とする日本武道館でのライブも成功させ、これからの活躍が期待される人物の一人です。

今回、家入レオのプロフィールやデビューに至るまでの経歴。そして、デビュー後に抱いていた彼女の苦悩などについて触れていきます。

また、記事の最後ではおすすめの楽曲を掲載しているので、家入レオについて知りたい方は、ぜひご覧ください。

家入レオ(いえいりれお)

家入レオのプロフィール

  • 本名:家入わかな(いえいりわかな)
  • 生年月日:1994年12月13日
  • 出身地:福岡県久留米市

2012年に17歳という若さでデビューをした家入レオ(本名:家入わかな)は、1994年12月13日に福岡県久留米市で生まれました。

幼少期にピアノを習い始め、初めて詞を書いたのは5歳の時だそうです。小学生時代には合唱部に所属するなど、幼い頃から音楽と触れ合える環境で育ちます。

影響を受けたアーティストは尾崎豊、YUI、平井堅、アヴリル・ラヴィーン。その中でも尾崎豊の『15の夜』は、家入が歌手を志すきっかけになるほどでした。

声優の麻倉ももとは高校生時代の頃のクラスメート。家入は唯一互いの夢を語り合える仲だったと語っています。また、麻倉も上京するために福岡を離れる家入から励ましの言葉をもらい、それがオーディションへの出場の後押しとなったと述べています。

上京後、デビューを果たした家入は、基本的に作詞作曲を自身で行い、編曲を「音楽塾ヴォイス」でお世話になった音楽プロデューサー西尾芳彦が担当しています。しかし、近年では提供曲を歌うこともあり、それによって新しい発見があると、柔軟な活動を見せています。

ちなみに家入レオというアーティスト名の由来は、フランス・アメリカ合作のアクション映画「レオン」が元になっているそうです。また、事務所の社長から目がライオンに似ていると言われ、手塚治虫が原作「ジャングル大帝」の主人公レオもかかっているとのこと。

家入レオの経歴

親の反対を振り切って単身上京

幼い頃より音楽と触れ合える環境で育った家入レオ。ピアノを習い、合唱部に所属し、5歳の時には自身で歌詞を書き始め、その才能の片鱗をうかがわせます。

しかし、その時はまだ歌手を志してはおらず、歌詞を書いていたのも自分自身の感情をぶちまけたいという理由からでした。しかし、中学生の頃に尾崎豊『15の夜』を聴き、本格的に歌手を志すようになります。

多くのアーティストを育成したことでも有名な「音楽塾ヴォイス」に入塾し、後に長い付き合いとなる音楽プロデューサー西尾芳彦と出会います。

その後、家入は自身の夢に少しでも近づきたいという思いから、2011年に単身上京を決意します。

しかし、家入の父親は親心からそれを快く受け入れませんでした。確かに家入は幼い頃から音楽と共に育ちましたが、それが必ずしもデビューに繋がるとは限りません。心配するのは当たり前のことでしょう。

家入も説得などを試みたようですが、話し合いはまとまりそうになく、結局半ば勘当状態で上京することになります。

デビュー前からアニメ主題歌に抜擢

家入は上京後、都内の高校に通いながら、楽曲制作やライブ活動を行っていました。家入は15歳という年齢でした。

上京による勘当や孤独感。そして、周りから感じる自分の評価。学校生活と音楽を両立しながら、目まぐるしい日々を送ることになった家入ですが、彼女が17歳の時にその努力が報われ、遂にメジャーデビューを果たします。

メジャーデビューを果たした時にリリースされた曲『サブリナ』ですが、実はデビュー前にはテレビアニメ『トリコ』の主題歌になることが決定していました。

また、同楽曲は彼女が15歳の時に作られたもので、「クラスで自分がどう思われてるのかが怖い」という孤独ゆえの気持ちから生み出された曲だと本人は語っています。

デビュー前に楽曲が主題歌に起用されるだけでなく、東京都渋谷区で行われた音楽イベント「MUSIC FOR ALL ALL FOR ONE」では、一万人を前にライブデビュー。

2011年12月23日~25日の3日間に分けて行われたイベントのトップバッターを務め、AKB48KARA倖田來未といった豪華アーティストが出演する中で、圧倒的な存在感を見せつけました。

また、正式にデビューをした2012年10月24日には、1stアルバム『LEO』をリリース。そしてその年の年末に行われた「第54回日本レコード大賞」では最優秀新人賞を受賞したのです。

また、授賞式の直前には、上京の際に勘当を言い渡された父親から激励のメールが届いたそうです。そこにはただ一言「頑張れ」とあり、そのメールを読んだ家入は本番直前に涙ぐんでしまったと語っています。

若さゆえの葛藤に悩まされる日々

17歳という若さでデビューを果たした家入ですが、10代で成功したゆえの孤独や違和感に悩まされたことがあると語っていました。

そんな葛藤の日々を送りながらも試行錯誤を繰り返し、2013年には自身初となる全国ツアー「家入レオ 1st ワンマン Tour 〜LEO〜」を全国4都市で開催し、年末には「家入レオ 2nd ワンマン Tour 〜Kimi ni Todoke〜」を同じく4都市で行いました。

2015年にはシングル『君がくれた夏』がドラマ「恋仲」の主題歌として使用され、第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞でドラマソング大賞を受賞します。

しかし、やはり胸のわだかまりのようなものは拭えなかったと家入は語ります。

「デビューから多くの番組や公演をやらせてもらって、夢舞台だったものが日常になったことに幸せや、自分に対しても褒めてあげたいと思うようには感じた。けれど、もっと人間臭くなりたい」

同世代の子たちの暮らしと自分の暮らしを比較した時、家入は自分自身が「生きている」とは感じなかったそうです。それが、不安へとつながり、彼女を悩ませました。

100%の共感はありえない

2017年、家入がデビューを果たして5年が経ちました。これを機に5周年記念ベストアルバム『5th Anniversary Best』をリリース。

また、デビュー時から目標としていた日本武道館での単独公演「5th Anniversary Live at 日本武道館」を開催。同年10月にはドラマ「新宿セブン」で女優デビューをしました。

音楽という分野以外でも実績を積み上げる家入ですが、精神的な面でやはり自身の立ち位置や周囲との差に違和感を覚えるようです。

幼少時より周囲とは違った考えを持つことが多かったと家入さんは語っていました。そういった面から、他人にはわからない苦悩というものに囚われていたのかもしれません。

しかし、そんな悩みにふける家入にある出来事がありました。それが、King Gnuのライブを観に行ったことです。

ライブで演奏された『McDonald Romance』を観客と一緒になって歌う場面があり、そのシーンが強く印象に残ったと言う家入。

「これは共感を生む歌詞だ。同世代が集まるはずだ」と確信に近い感覚を得た家入は、「自分ももっと同世代の人と話して、もっと怖がらずにいろんなことにチャレンジしてみよう」と、考えたそうです。

「100%の共感を得ることはできないのは当たり前。けれど、今頑張れば自分の音楽が確立できるはず。そうすれば、家入レオとしてもっとコアな音楽を届けられると思う」

自分と素直に向き合った彼女は、目標である日本武道館での公演を終えた後も精力的に活動を続け、翌年の2018年には6度目となるツアー「6th Live Tour TIME」を開催。

2019年にも「7th Live Tour 2019 DUO」を全国20ヶ所にて行い、さらなる飛躍を目指して日々精進する姿が、その活動からもうかがえます。

光と影を歌い分ける

若さゆえの葛藤と向き合い躍進を続ける家入ですが、やはりその音楽性というのは非常に高いものです。

彼女の作る歌は、この世界を生きる人の誰もが持つポジティブやネガティブといった感情を使い分けて歌っています。

家入自身がその感情と向かい続けたからこそ、ポジティブさを表す「光」を作り、ネガティブさを表す「影」を上手く表現できているのでしょう。

前述したように、家入は「100%の共感を得ることはできない」と語っています。それでも自分は頑張りたいという彼女は、デビュー当時からその片鱗を曲に表しています。

おそらくそれは無意識だったのかもしれません。だからデビュー当時には自身も悩み、周囲と比較してしまったのでしょう。

しかし、今は家入自身もその無意識だったものに気づき始めています。光と影を歌う彼女は全員ではないにしろ、作った曲に当てはまる人に少しでも共感してもらいたいという想いで、今後も多くのファンに愛されることでしょう。

家入レオのおすすめ曲

自身の経験も歌にして、様々な角度から歌う家入レオのおすすめの楽曲について触れていきたいと思います。

彼女の楽曲は、動画投稿サイトのYouTubeで聴ける他にサブスクリプションのSpotifyなどでも聴くことができるので、他にも気になる楽曲があれば、ぜひそちらをご覧ください。

サブリナ

家入の代表曲でもあり、メジャーデビュー曲です。デビュー前からアニメ「トリコ」の主題歌として起用されることが決まり、話題となりました。

学生時代に感じたことをそのままに、“愛”をテーマとして取り入れた楽曲。当時の自分がどのように見られているのか。そういった誰にも言えない不安を“サブリナ”という女性に託して爆発させたと家入は語っています。

また、この曲は全員に当てはまる歌としており、誰もが持つ胸の内の悩み事を表しているとのこと。以降の楽曲の基盤であり、今後に大きく影響した歌でもあります。

Shine

家入の2枚目となるシングルで、ドラマ「カエルの王女さま」の主題歌に起用されました。

アップテンポな楽曲は力強く、それに合わせた歌声には躍動すら感じさせます。デビュー間もない頃のがむしゃら感が真っ直ぐに伝わってくるのが特徴的です。デビュー曲の「サブリナ」に続き、彼女の根底ともなる代表曲。

Silly

ドラマ「Nのために」の主題歌として書き下ろされた楽曲で、家入にとって10代でリリースする最後の曲となりました。

タイトルのSillyには“愚かさ”という意味があり、人間の愚かさといった感情や、それでも愛おしさを感じてしまうという、どちらも肯定する優しさが含まれた楽曲です。

この世界で

アニメ映画「コードギアス 復活のルルーシュ」のオープニング主題歌として使用され、家入の初の映画タイアップ曲となりました。

バラード調のテンポに一つ一つの言葉を噛みしめるように歌われた楽曲は、世界に対しての疑問を問いかけ、そしてその世界にいる“あなた”に願いを歌ったものです。

曲が進むと最初は疑問や問いかけだったものが、まるで迷いを断ち切ったかのように変化していき、踏み出していこうとする歌詞にも注目です。

コードギアスの世界観にも非常にマッチしており、登場人物たちを表しているかのようです。

未完成

ドラマ「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」のために書き下ろされた楽曲です。しかし、中を覗いてみると、まるで家入自身を歌っているかのような歌詞となっています。

“どうすればいいかわからない”というがむしゃらな感情がストレートに表現されており、実際に葛藤していた彼女の未完成さが非常に伝わってきます。

常に変化していく家入レオに期待

以上、家入レオについての紹介でした。

様々な葛藤を抱いていた家入ですが、自分と向き合うことで少しずつ変化をしています。

そんな発展途上である彼女は、今後も多くのファンに喜ばれる歌を歌い続けることでしょう。

まだまだ長いアーティストとしての人生。これからの彼女の活躍に期待しましょう。

ここまでご覧いただきありがとうございます。

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