ユリイ・カノン【ボカロP詳細解説】「月詠み」のプロデューサーとしても活躍中!経歴やおすすめ楽曲を解説

ユリイ・カノン【ボカロP詳細解説】「月詠み」のプロデューサーとしても活躍中!経歴やおすすめ楽曲を解説

退廃的な雰囲気の音楽文学的な歌詞で人気のボカロP・ユリイ・カノン

“生”と“死”など、人間の本質をテーマとした楽曲を数多く手がけており、多くのファンがその世界観に惹かれています。
また、音楽プロジェクト「月詠み」のコンポーザーとして活躍する一面も。

今回は、ユリイ・カノンのプロフィールや活動経歴、おすすめ楽曲などをご紹介します。

ユリイ・カノンのプロフィール


プロフィール

  • 名前:ユリイ・カノン
  • 活動:2015年11月~
  • 参加プロジェクト:月詠み 他
  • 主な使用ボーカロイド:初音ミク、GUMI

ユリイ・カノンは、2015年11月より活動しているボカロP・音楽家。
退廃的でダークな世界観の楽曲を数多く手がけており、文学的な雰囲気のある歌詞から読み取れるストーリー性も相まって、多くのファンを魅了しています。
“生きること”という人間が持つ本質的なテーマを一貫して作品の中で描いているのも特徴的です。

また、音楽プロジェクト「月詠み」の主催・プロデューサーとしても活動。
物語と音楽を中心とした創作活動を行っています。

ユリイ・カノンの楽曲には、複数曲にわたって似たフレーズが登場することがあり、さまざまな楽曲が一連の物語の断片のようにつながって感じられる魅力があります。

音楽的ルーツはメタル

ユリイ・カノンの音楽的な特徴の1つといえば、疾走感のある激しいロック
その音楽的ルーツは、音楽制作を始める前から好きだったという海外のハード音楽メタル音楽にあります。

また、メロディーに関しては90年代の邦楽、文学的な歌詞は太宰治をはじめとした純文学などの影響を受けており、さまざまな要素が重なってユリイ・カノンの音楽世界が作り上げられています。


ちなみに、ユリイ・カノンが本格的に作曲を始めたのは、高校時代のバンド活動がきっかけ。
最初はバンド活動のためにオリジナル楽曲を制作していましたが、バンドが解散し、ハチ(米津玄師)などの影響を受けてボカロPとして音楽活動を再開しました。
楽曲『人間劇場』などからは、ハチをリスペクトしているのが伝わってきます。

2015年『あしたは死ぬことにした』でボカロPデビュー

ユリイ・カノンがボカロ活動を開始したのは、2015年11月。
『あしたは死ぬことにした』“ユリイ”名義でニコニコ動画に投稿し、デビューしました。

初投稿曲は、現在の激しいロックの印象とは異なる優しいバラード調
概要欄には「誰かの心臓になれたなら。」と書かれており、“生”と“死”に関するテーマがすでに楽曲内で提示されています。

実は、このコメントは楽曲『だれかの心臓になれたなら』につながるもの。
反対に『だれかの心臓になれたなら』の概要欄には、『あしたは死ぬことにした』に登場する「おやすみ世界」という歌詞が掲載されています。

また、ユリイ・カノンは2017年にリメイク版として『I will die tomorrow』という楽曲をYouTubeチャンネルに投稿。100万回再生を超える人気曲となっています。(※以下、再生数は全て2023年7月13日時点のもの)

初ヒットは4作目『おどりゃんせ』

その後、ユリイ・カノンがヒットするきっかけとなったのは、2016年10月投稿の『おどりゃんせ』
投稿4作目にしてVOCALOIDランキング2位を獲得するという快挙を達成し、自身初の殿堂入り(10万回再生)楽曲となりました。

YouTubeでは、現在1500万回再生を突破。(2023年7月13日時点)
和の要素を取り入れたアップテンポなロック曲で、軽快で耳に残るサビのメロディーや盛り上がる展開、ボカロらしさを感じる早口パートなどが相まって人気を集めています。

また、ユリイ・カノンは本楽曲を「ジャパニズムアヴァンロック第1弾」命名。
第2弾として『あしゅらあしゅら』という楽曲も投稿しています。

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