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ユリイ・カノンのおすすめ楽曲6選
ここからは、ユリイ・カノンのおすすめ楽曲を6曲ご紹介します。
救世主
『救世主』は、2023年7月13日にMVがリリースされたばかりの最新曲。
月詠み名義のタイアップ曲で、TVアニメ『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。』のオープニング主題歌として起用されています。
楽曲はアニメのオープニングらしく、疾走感あふれる爽快なロック。
ピアノやストリングスがアクセントになっており、壮大な世界観をイメージさせます。
Yueによる力強く訴えかけるような歌声も魅力的で、楽曲の雰囲気にぴったり。
概要欄では“アナザーストーリー”とされていますが、歌詞に「月よ満ちて」などユマと関連した言葉が使われており、主題歌でありながら“月詠みの曲”としても読み取れるのもポイントです。
花に雨を、君に歌を
『花に雨を、君に歌を』は、2020年5月に投稿された楽曲。
2人組音楽ユニット・THE BINALY(ザ・バイナリー)への提供曲で、ユリイ・カノンが月詠みを立ち上げるきっかけにもなった楽曲です。
“音楽”をテーマにしており、詩的な歌詞とピアノを入れた爽やかなロックが印象的。
歌詞には、現実を知りながらも、音楽の力を信じ歌う主人公の生き様が美しく描かれています。
本楽曲の魅力は、生きる辛さや苦悩も同時に表現しているところ。
歌詞に重みが感じられるため、透明感のあるボーカルの歌声も相まって、歌を歌うことの切実さが伝わってきます。
生きるよすが
『生きるよすが』は、2022年1月に投稿された月詠みの楽曲。
YouTubeでは900万回再生を達成しており、月詠みの中でも人気の高い楽曲の1つです。
ユマ編のエピソード1として描かれた楽曲で、音楽家のユマがリノと出会うまでストーリーが、歌詞とアニメーション風のMVによって鮮明に描かれているのが印象的。
ストーリーを見ていく上でも非常に重要な作品の1つです。
楽曲は疾走感のある爽やかなロック。音楽に生きるユマの葛藤や「生きろ」という強いメッセージをYueが感情的に歌いあげています。
物語を超えて、聞く人も勇気をもらえるような力強さのある楽曲です。
イフ
『イフ』(2022年5月投稿)は、アプリゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」の書き下ろし楽曲。
ピアノが映える爽やかなボカロックで、ゲーム内のイベントや登場人物の思いともリンクしている人気の高い楽曲です。
夢や将来で迷っている多くの人に刺さる歌詞も魅力的。
特に、最後に登場する「世界は美しいんだから生きていこう」という歌詞は、その前向きさに元気をもらえます。
また、サビで登場する「僕の人生の前にあるifとlie」という歌詞は、『こんな命がなければ』の概要欄にある「人生にはifと嘘がつきものだ。」につながるもの。
YouTubeには、月詠みがカバーしたバージョンも投稿されています。
エレ・アヴァンギャルド Elle est avant-garde
『エレ・アヴァンギャルド』は、2017年6月に投稿された比較的初期の楽曲。
YouTubeでのみ限定公開されている貴重な曲でもあります。
楽曲は、「激しい音楽が好き」というユリイ・カノンの好みを表現したような、重低音の効いたかっこいいロック。
サビで一気に盛り上がる展開や韻を踏んだ歌い方、メロディーがクセになる中毒性の高い楽曲です。
また、異なる言葉を同じ発音で歌っているのも面白いところ。
「罪なき身」と「罪なキミ」など、音を聞いているだけでは気づけない掛け合わせがされています。
ダークなユリイ・カノンが好きな方は、ぜひ聞いてみてください。
カルディア
『カルディア』は、2023年3月に投稿された楽曲。
歌い手のnuiに書き下ろした楽曲のボカロ版で、ピアノやシンセを用いた電子音ベースの音楽が無機質なGUMIの声に合っています。
ダークな雰囲気と、なじみやすいキャッチーでアップテンポな曲調が人気のポイント。
転調や独特なリズムがクセになり、何度も聞きたくなる楽曲です。
MVのイラストは、人気イラストレーターの沼田ゾンビが担当。
病棟らしき場所にいる少女のイラストのインパクトも強く、引き込まれます。
「カルディア」(心臓)というユリイ・カノンが制作の上で重視しているワードを用いた歌詞にも注目です。
まとめ
今回は、ボカロP・月詠みの主催&プロデューサーとして活躍する音楽家のユリイ・カノンをご紹介しました。
ダークな雰囲気の漂う楽曲と、“生”と“死”などをテーマとした文学的な歌詞が魅力のひとつ。
月詠みの楽曲では、ユリイ・カノンが創り出す世界観を音楽だけでなく、小説やMV、オーディオノベルとしても味わうことができます。
YouTube等の公式チャンネルには今回紹介できなかった楽曲も多数あるため、ぜひチェックしてみてください。