宮下遊(みやした ゆう) 人気歌い手の経歴や魅力を徹底解説

宮下遊(みやした ゆう) 人気歌い手の経歴や魅力を徹底解説

宮下遊のおすすめ楽曲5選

降伏論 / 宮下遊

まずおすすめしたい曲は、アニメ「プラチナエンド」ED主題歌としてタイアップされた「降伏論」。音楽ユニット・MYTH & ROIDのメンバーとして活動している作曲家のTom-H@ckと作詞家のhotaruがプロデュースした曲です。


イントロのピアノは非常に美しいのですが、きしむ電子音と組み合わさっており、どことなく不穏な印象をリスナーに抱かせたままサビに突入します。

そして、サビに突入するやいなやドラムの音が強くなり、メロディーも複雑になるため、不穏な印象は確信に変わります。

メロディー、歌詞ともにアニメ「プラチナエンド」のダークな世界観を見事に表現した曲といえるでしょう。難解な曲を見事に歌いきる宮下遊の力量はさすがのひと言。

ヲズワルド / 煮ル果実

宮下遊は、オリジナル曲とカバー曲ともに、どこか狂気を感じさせるダークな曲を数多く歌っているイメージがあります。

「降伏論」に続いて紹介する「ヲズワルド」も、ダークな雰囲気をまとった名曲。音程の高低だけでなく、アクセントの入れ方も難しい曲ですが、表現力の高さを遺憾なく発揮して見事に歌いきっています。

抽象的なニュアンスの単語が並んでいるために考察が楽しくなる歌詞、難解なメロディー、中毒性の高い歌声など、多くの人から高い評価を得ているポイントは様々でしょう。2019年5月にカバー曲の動画が公開されてから、2024年11月時点での再生回数はもうすぐ3500万回に迫る勢いです。

狂おうぜ / 宮下遊×seeeeecun

2018年に結成された音楽ユニット・Doctrine Doctrineのメンバーとしてともに活動するボカロPのseeeeecunから提供された曲。

すべてを投げ出して狂ってしまうことを推奨するというとんでもない歌詞が印象的な曲で、思わず一歩引いてしまいながらも、どこか共感させられる不思議な魅力があります。

歌詞はもちろんメロディーにも陰鬱な狂気が漂っており、曲のイメージとマッチするMVも非常にハイクオリティー。ひどい現実などすべて忘れて、いっそのこと踊り狂ってみたくなる、非常に中毒性の高いナンバーです。

アンヘル / かいりきベア

ギターリフとドラムの打ち込みが心地よいアップテンポのイントロから、リスナーの心をわしづかみにします。人気ボカロPのかいりきベアの真骨頂が凝縮された難解な楽曲を、宮下遊がスタイリッシュにカバー

歌詞に耳を傾けると、聴き手にとって心地よい言葉のリズムを大切にしている印象で、あえて同じ言葉の繰り返しが多用されている部分があります。聴き手によって印象が変わる抽象的な歌詞を、やや中性的な落ち着きのある歌声でカバーした宮下遊のテクニックに脱帽。

宮下遊はこの曲に限らず、例えば「ベノム」や、最後に紹介する「テレストテレス」などかいりきベアが制作した楽曲をいくつか歌っており、お互いに相性の良さを感じさせます。

テレストテレス / かいりきベア × 宮下遊

宮下遊の2ndメジャーアルバム青に歩く」のためにかいりきベアが書き下ろした楽曲で、ボーカルだけでなく動画のイラストも宮下遊が担当しています。

AメロやBメロではあえて声量を落として歌っている印象がありますが、サビに入ると一転、ぐっと力を込めて高音部を疾走し、リスナーを虜にします。

ボーカルに併走するギターサウンドは非常にスタイリッシュで、楽曲を提供するにあたってお互いの良さを引き出そうとした配慮がしっかりと感じられます。

宮下遊 まとめ

歌い手としての宮下遊が持つ魅力は、中性的で美しく、ややダウナーな声にあります。

そのことを踏まえた上で、彼がこれまでカバーしてきた曲や制作したオリジナル曲をチェックすると、ダークなナンバーが多いことに気づきます。

アニメ「プラチナエンド」のED主題歌としてタイアップされた「幸福論」はもちろん、ともに音楽ユニットを結成しているボカロP・seeeeecunから提供されたオリジナル曲、さらにはかいりきベアとタッグを組んで制作した楽曲も、「狂気」や「ダーク」といったフレーズがポイントになるでしょう。

ふわりと甘くてダウナーな声を武器に、なかなか真似できないセンスを存分に発揮して非常に高い評価を得ている宮下遊。今後はどのような世界を見せてくれるのでしょうか。注目しましょう。

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