2022年も残すところ、約半年となりましたね。
この辺りで、2022年上半期に話題となったボカロ曲を振り返ってみませんか?
当記事では、2022年上半期に流行った・話題となった人気ボカロ曲をご紹介します!
YouTubeやニコニコ動画を中心にボカロ界や歌い手界をにぎわせた楽曲、さらには期待の新人Pによる楽曲など、2022年のボカロ史に名を残す事間違いなしな楽曲を全10曲厳選してみました。
なお、本記事では「ボカロPが作った楽曲=ボカロ曲」として紹介させていただきます。
その為、正確にはボカロに入らない音声合成ソフトを使用している楽曲もボカロ曲として取り上げております。昨今の新たな音声合成ソフトの登場、それらソフトを使用するボカロP達の増加具合を鑑み、そのように取り上げさせていただきました。
それでは2022年下半期に突入するその前に、今一度、2022年上半期の人気曲を振り返ってみましょう!
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目次
2022年上半期人気曲10選
酔いどれ知らず / Kanaria(カナリア)
ボカロP Kanariaによる楽曲。
公開日は2022年5月2日。歌唱を担当するボカロはGUMIです。
本作は2022年上半期を語る上で、1番外してはならない楽曲でしょう。
公開直後から反響が大きく、公開当日はTwitterにてKanariaの名がトレンド入りする事態となりました。YouTubeでは4日で100万回再生を達成。歌ってみたやカバー動画も多く投稿され、歌い手・VTuber界もわかせました。
そんな本作は、Kanariaが展開している楽曲シリーズ「kanaria.codes」の最新作となっています。
「kanaria.codes」は「七つの大罪」をテーマに展開されている楽曲シリーズです。その為、多くのKanariaファンが本作の歌詞の意味を紐解こうと、こぞって考察をする事になりました。
スローテンポでありながらノリが良い曲調はクセがあり、中毒性が高い曲としても話題を集めました。
なお作曲者のKanariaは「酔いどれ知らず」以外に、同年1月に公開した楽曲「アイデンティティ」でもボカロ界をわかせています。2022年上半期のボカロ界をわかせた重要人物だといえるでしょう。
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魔法少女とチョコレゐト / ピノキオピー
ボカロP ピノキオピーによる楽曲。
公開日は2022年2月25日。歌唱を担当しているのは初音ミクです。
作曲者のピノキオピーは、昨年も「ねぇねぇねぇ。」や「神っぽいな」といった名曲でボカロ界をわかせています。2022年上半期も本作に加え「コスモスパイス」や「転生林檎」といった名曲を生み出し、やはりボカロ界を賑わせました。
そんな彼が制作した本作のテーマは「魔法少女」。敵と戦う魔法少女のダークな心境を吐露した1曲となっています。
魔法少女として名を馳せれば馳せるほど、他者から寄せられる期待や身勝手な言葉。それらに心が摩耗し、それでも戦い続けなければならないという魔法少女の苦しみが綴られた1曲です。
救いのないダークな内容であると同時に、人間の醜さを説いた皮肉さも感じられ、社会風刺に近いものを感じます。歌詞の内容に対し、曲調がどこか明るいところも本作の皮肉さを増長している理由なのかもしれません。
なお本作は、ピノキオピーの過去作「腐れ外道とチョコレゐト」に関連する可能性が高いと、ファンの間で噂されています。
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ド屑 / なきそ
ボカロP なきそによる楽曲。
公開日は2022年3月5日。歌唱を担当するボカロは歌愛ユキです。
本作は、「屑」が題材のダークソングです。その暗さは、ニコニコ動画にて病んでる雰囲気のボカロが登場する・歌唱する作品につけられるタグ「ヤンデレロイド」がつけられるまでのものとなっています。
自分の思い通りにならない相手に対して、徐々に情緒が狂っていく少女の様が歌われた歌詞。歌愛ユキの優しく可愛らしい少女ボイスで歌われている事もまた、本作の狂気を深めている要因でしょう。特に楽曲開始から25秒目に入る歌詞「ド屑」の見下され感は、背筋がゾッとするものがあります。
2022年6月現在も続々と歌ってみたの投稿がされており、2022年上半期を代表する人気曲として多くのアーティスト・視聴者から支持されています。