上白石萌音 – 名曲カバーからオリジナル曲まで珠玉の名曲8選

上白石萌音 – 名曲カバーからオリジナル曲まで珠玉の名曲8選

今回は、佐藤健さんと共演したドラマ「恋はつづくよどこまでも」や、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」といった多くの話題作やヒット作で主演している、上白石萌音(かみしらいしもね)さんの歌特集です。

上白石萌音さんは女優として活動するよりも前に、幼少期からピアノを習い歌うことが大好きでした。

「舞妓はレディ」「トロールズ ミュージック★パワー」などの主演映画の主題歌も担当し、「君の名は。」の劇中歌RADWIMPS「なんでもないや」の他にも、70年代~90年代までの代表曲を歌ったカバーアルバム「あの歌シリーズ」も発表。

オリジナル曲を収録したフルアルバム「note」もリリースし、ワンマンライブツアーも開催するほど、アーティストとしても精力的に活動しています。

2021年のNHK紅白歌合戦に出場した際には、自身のシングル「夜明けをくちずさめたら」をPenthouseのかてぃんさんの伴奏で歌いました。

そこで、上白石萌音さんが歌っている曲に焦点を当ててご紹介していきます。

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メキシコ育ちの表現者・上白石萌音

  • 生年月日 1998年1月27日
  • 出生地 鹿児島県 鹿児島市

芸名のような上白石萌音という名前は本名です。

自宅でピアノ教室をしていた元音楽教師の母親が、音楽を好きになって欲しいと「萌音」と名付けました。

MEMO

萌音さん同様に、女優で実妹の上白石萌歌(かみしらいしもか)さんも、adieu(アデュー)名義でもアーティスト活動もしています。

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そんな母親からの影響もあって幼少期からピアノを習っていましたが、じっと椅子に座っていることができなかったこともあって、次第に歌うことに夢中になりました。

その後父親の仕事の関係で、小学3年生から約3年間はメキシコで生活していました

帰国後にメキシコ移住前と同じ小学校に通うと、友達から『別人みたい』と言われるほど人見知りしなくなっていたそうです。

またミュージカルスクールにも通い始め、中学1年生で応募した「第7回東宝シンデレラオーディション」審査員特別賞を受賞し、芸能活動を始めました。

MEMO

このときのグランプリは、妹の萌歌さんです。

2011年のヘレン・ケラーを題材にしたミュージカル「奇跡の人」でヘレン・ケラー役で主演を務めて以降、様々なミュージカルへの出演で注目が集まり、ドラマや映画、劇場アニメなどで着実に評価を獲得。

「舞妓はレディ」の西郷春子役や「君の名は。」の宮水三葉役の他にも、「恋はつづくよどこまでも」「カムカムエヴリバディ」など、出演した作品が次々とヒットを記録。

2022年3月から7月には、橋本環奈さんとのダブルキャストで舞台「千と千尋の神隠し」で千尋役を演じるなど、ますます注目を集めています!

注意

約23万フォロワーのTwitterの上白石萌!音アカウントは、本人ではなくマネージャーが管理しています。

カバーからオリジナルまで上白石萌音のオススメ8曲

ミュージカルスクール出身で、芸能活動を始めたのもミュージカルということもあって、以前から歌唱力にも定評がありましたが、上白石萌音さんが歌手活動を本格的に始めたのは、2014年公開の主演映画「舞妓はレディ」での役名小春(西郷春子の芸名)名義で歌った主題歌の「舞妓はレディ」から。

2017年4月に配信リリースした「告白」以降、これまで8作のシングルと、カバー集とオリジナル合わせて6作のアルバム、13作品のPVを発表しています。

それらの中から、ぜひ聴いて欲しいオススメ8曲をご紹介します!

舞子はレディ

主演の小春として歌った、映画「舞子はレディ」の主題歌「舞子はレディ」は、監督を務めた周防正行さんとシンガーソングライターの種ともこさんが作詞を、監督のいとこの周防義和さんが作曲を担当しました。

ミュージカルの金字塔「マイ・フェア・レディ」へのオマージュでもある「舞子はレディ」の主題歌らしく、「マイ・フェア・レディ」の劇中歌をモチーフにしながらもノスタルジックな昭和歌謡のような楽曲です。

なんでもないや – movie ver.

ヒロインの宮水三葉役を演じた、劇場アニメ「君の名は。」の劇中歌であるRADWIMPS「なんでもないや」を、上白石萌音さんが透き通った歌声で呟くようにカバーした際には、「君の名は。」の世界観そのままだ!と話題になりました。

「ミュージックステーション スーパーライブ2016」では、映画の映像と共に「なんでもないや」を披露しています。

2016年10月にリリースした1st カバーアルバム「chouchou」には、この曲の他にも、「変わらないもの(時をかける少女)」「On My Own(レ・ミゼラブル)」などの映画主題歌や劇中歌が収録されています。

世界中の誰よりきっと

女優で歌手活動も行っている中山美穂さんと、90年代にミリオンヒットを連発していたロックバンドWANDSとのコラボ曲「世界中の誰よりもきっと」のカバーも人気です。

中山美穂さん主演のドラマ「誰かが彼女を愛してる」の主題歌にもなりました。

200万枚を超えるセールスを記録し、織田哲郎さんが作曲を手掛けた楽曲で最も売れているこの曲を、上白石萌音さんは恋愛ソングに限定するのではなく、より広く大きい愛の曲としてを歌っているようです。

366日

ドラマ「赤い糸」の主題歌になったHY「366日」のカバーも、上白石萌音さんの1st カバーアルバム「chouchou」に収録されています。

想いが溢れすぎて365日では足りないという意味が込められている情感たっぷりの、2000年代を代表する失恋ソング「366日」を、上白石萌音さんは抑揚を付け過ぎずフラットに歌っていることによって、より誰もが感情移入しやすい曲に仕上がっています。

ハッピーエンド

ここからは上白石萌音さんのオリジナル曲です。

2020年8月リリースの3rd アルバム「note」に収録されている「ハッピーエンド」は、上白石萌音さんが主演している2019年公開の映画「L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」の為に書き下ろされた主題歌です。

2017年1st アルバムの「and…」収録の「ストーリーボード」に続き、ロックバンドandrop内澤崇仁さんが手掛けた楽曲で、「ストーリーボード」と一緒に「ハッピーエンド」のデモ音源も渡されていました。

上白石萌音さんは「L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」の主題歌も歌うことになり、誰にどんな曲を書いて欲しいですか?と聞かれたときに、内澤崇仁さんのもう1つの曲が歌いたいと制作をお願いしました。

PVには映画でも相手役の杉野遥亮さんも出演しています。

永遠はきらい

YUKIさんが歌詞を書き、ヨルシカn-bunaさんが曲を提供した「永遠はきらい」は、2019年6月に3rd 配信シングルとしてリリースされました。

永遠に続く愛でなくても、今この瞬間だけ好きと言ってくれれば良いと思ってしまう、不器用な恋をしているなかなか素直に自分を出せない女の子の歌です。

YUKIさんは、意地悪で可愛くてツンとしてる女の子イメージで書いたそうです。上白石萌音さんにはさらりとした歌い方が似合うだろうと想像していると、出来上がりが想像以上にツンデレで大満足だったとか。

n-bunaさんは、楽曲の打ち合わせが終わるとすぐに、上白石萌音さんに合うコードやメロディを探し始めました。

楽曲制作のオファーは、n-bunaさんには上白石萌音さん自身が『ぜひお願いしたいです!』と伝えましたが、大ファンのYUKIさんには好き過ぎて自分からはお願いできなかったところ、スタッフがこっそりと連絡して実現しました。

スピン

2021年10月に1st CDシングルとしてリリースされたのが「I’ll be there / スピン」で、「スピン」の作詞を上白石萌音さんが担当しています。

書いていたブログをきっかけに出版したエッセイ集「いろいろ」に合わせて制作されたのが、本に糊付けされている紐のしおりを意味するタイトルが付けられた「スピン」です。

この曲は、「いろいろ」の内容と通じる飾らず嘘がないように等身大の自分を出すように意識した歌詞が特徴です。

読書好きの上白石萌音さんが憧れの書店員を演じているPVは、さすがのハマり役。

本に目覚めたきっかけは、高校生の頃に読んだ角田光代「さがしもの」です。

懐かしい未来

作詞作曲を森山直太朗さんが手掛け、2022年1月1日にリリースされた「懐かしい未来」。

100回目を迎えた全国高校サッカー選手権大会の応援歌として依頼された森山直太朗さんは、ぜひ上白石萌音さんに歌って欲しいとオファーし、コラボが実現しました。

タイトルの「懐かしい未来」には、「ずっと思い描いていた夢を叶えた時に、その場所が昔から知っているような懐かしい思いがする」という意味があります。

国立競技場で行われた決勝戦のハーフタイムでは、フィールドで「懐かしい未来」を歌いました。

最後に

ミュージカルスクール出身の上白石萌音さんは、その演技と同じく自然体で瑞々しい歌声を聴かせてくれます。

女優としてだけでなく、ライブツアーを敢行して多数の音楽番組にも出演、アーティストの憧れの聖地のひとつでもある国立競技場でも歌う、確かな歌唱力と表現力を持つ上白石萌音さんの歌にも注目です!

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