ブラック・ウィドウ|【徹底完全解説】初期アベンジャーズの紅一点!その経歴や役割!

ブラック・ウィドウ|【徹底完全解説】初期アベンジャーズの紅一点!その経歴や役割!

アベンジャーズの初期メンバーにおける、紅一点として活躍したブラック・ウィドウ

男性ヒーローが多数を占める、マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)においても、圧倒的な存在感を発揮していました。

この記事ではそんなブラック・ウィドウの経歴や、MCUでの役割などについて解説していきます。

ブラック・ウィドウとは


ブラック・ウィドウはロシア出身のスパイでありながら、敵国であるアメリカの平和維持組織・S.H.I.E.L.D.に加入した、異色の経歴を持つヒーローです。

しかし、アベンジャーズ参加後にはキャプテン・アメリカに次ぐリーダーシップを発揮し、チームをまとめ上げることに尽力しました。

彼女はスパイとしての潜入スキルだけでなく、銃火器の扱いや肉弾戦にも優れています。

キャプテン・アメリカのような強化人間でも、ハルクのような特殊な能力を持っているわけでもありませんが、異星人とも渡り合えるほどの戦闘能力を持ったヒーローです。

コンピューターへのハッキングもお手の物で、ド派手なアクションシーンこそ少ないものの、様々な場面で活躍できる万能型のヒーローといえます。

ブラック・ウィドウと関係の深いキャラクター

クリント・バートン/ホークアイ


アベンジャーズのメンバーで、弓矢の使い手。

S.H.I.E.L.D.に所属しており、ロシアのスパイだったナターシャを勧誘した張本人です。S.H.I.E.L.D.に在籍している時は、ナターシャとコンビを組んで任務にあたることもありました。

そのため、アベンジャーズの中でも、ナターシャとの結束が強いヒーローです。『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、失踪したホークアイを誰よりも心配するナターシャの姿が描かれました。

二人の間には恋愛感情こそありませんが、友情を超えた信頼関係で結ばれています。

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ブルース・バナー/ハルク


科学者であり、怒ると緑色の巨人・ハルクに変身するスーパーヒーローです。

ハルクは暴走することもある不安定なヒーローですが、ナターシャの姿を見て平静を取り戻すなど、ブルースにとって彼女は一番の理解者でした。

恋愛感情を抱いている描写もあり、ナターシャとブルースが特別な関係にあることも示唆されています。

しかし、恋人同士になることはなく、ブルースの想いが実ることはありませんでした。

ニック・フューリー

S.H.I.E.L.D.時代の上官であり、アベンジャーズ結成以降も上下関係は続いていました。

フューリーにとっても、ナターシャは信頼できる部下の一人であり、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』では重要な任務を任せています。

エレーナ


ナターシャの妹を演じていた少女。血の繋がりこそありませんが、本物の家族のように信頼できる関係にあります。

長い間生き別れになっており、映画『ブラック・ウィドウ』にて数十年ぶりの再会が描かれました。

ナターシャと同じく、スパイになるための訓練を受けているため、ほぼ同じ能力を使うことが可能です。

ブラック・ウィドウの活躍まとめ


続いて、MCUにおけるブラック・ウィドウの活躍を時系列順で紹介していきたいと思います。

ここから先はシリーズのネタバレを含んでいます。まだ鑑賞していない方はご注意ください。

幼少期

ロシアに生まれたナターシャ・ロマノフは、スパイを育てる組織・レッドルームにて、幼い時から厳しい訓練を受けていました。

その中で、家族に扮してアメリカに潜入する任務が与えられ、妹役のエレーナや、父親役のアレクセイと共同生活を送ることになります。

しかし、スパイを捜査していたS.H.I.E.L.D.に所在が突き止められ、偽装家族はバラバラになってしまうのです。

ナターシャには、さらに厳しい訓練が課せられ、政府の命令を忠実に実行するブラック・ウィドウへと成長していきます。

S.H.I.E.L.D.に加入する


大人に成長したナターシャは、ロシアに属するスパイとして活動していました。

一方、アメリカはナターシャの存在に危機感を感じ、S.H.I.E.L.D.のエージェントであるクリント・バートンを派遣します。

二人は戦うことになりますが、クリントはナターシャの腕を認め、倒すのではなくスカウトする道を選びました。

トニー・スタークと出会う/アイアンマン2

S.H.I.E.L.D.のエージェントなったナターシャは、長官のニック・フューリーの命を受け、アイアンマンことトニー・スタークを監視する任務についていました。

しばらく正体を偽ってトニーの経営する会社、スターク・インダストリーズに潜入していましたが、後に自身の正体を明かします。

『アイアンマン2』のラストでは、トニーの調査を終え、スターク・インダストリーズを去る姿が描かれました。

アベンジャーズを結成する/アベンジャーズ

ヒーローを集める役目を果たすため、インドに身を隠していたブルース・バナーの元を訪れ、アベンジャーズへの参加を打診します。

ブルースを連れて来ることに成功するも、ヒーロー同士の衝突や、盟友のクリントがロキの魔術により洗脳されるなど、アベンジャーズはなかなか一つにまとまりません。

ナターシャはヒーローたちをまとめ上げ、地球を未知なる脅威から守るアベンジャーズの一員として、奮闘していきます。

S.H.I.E.L.D.と敵対/キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

『アベンジャーズ』での戦い以降、キャプテン・アメリカと共に任務にあたっていたナターシャは、S.H.I.E.L.D.が悪の組織・ヒドラに乗っ取られていてたことを知ります。

S.H.I.E.L.D.の内部で暗躍していたヒドラの残党と戦いや、上官であるニック・フューリーの死といった、これまで以上に辛い出来事が彼女を襲いました。

ウルトロンとの戦い/アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン


再び結集したアベンジャーズは、ヒドラによって運営されていた研究施設を強襲し、ロキが地球に残していったを奪取します。

杖のパワーを平和利用しようと考えたトニーにより、人工知能・ウルトロンが開発されますが、計画は失敗。「平和のために人類を抹殺する」との答えを導きだしたウルトロンは、アベンジャーズの敵となってしまいました。

ナターシャは暴走したハルクに対する唯一の理解者となり、戦い以外の面でも活躍していきます。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のラストでは、ベテランヒーローとして、新人ヒーローたちを訓練する様子も描かれました。

アベンジャーズの内乱

二度も世界を救ったアベンジャーズに、分裂の危機が訪れます。

原因となったのは、アベンジャーズを政府の管理下に置くことを含んだ協定書、「ソコヴィア協定」です。

この協定に賛成するアイアンマン派と、反対するキャプテン・アメリカ派でアベンジャーズが分裂してしまいます。

ナターシャはトニーの考えに賛同しましたが、最終的にはトニーたちを裏切り、キャプテンを手助けしました。

その結果、協定に反したとみなされて追われる身となり、しばらくの間行方をくらまします。

家族との再会/ブラック・ウィドウ


アメリカから逃げ出したナターシャは、かつて生き別れた妹のエレーナからの手紙を受け取ります。

数十年ぶりの再会を喜ぶ二人でしたが、自らを暗殺者に育てあげた組織・レッドルームがいまだに活動していることを知り、ナターシャは再び戦いに身を投じていきます。

また、かつてアメリカで共同生活をしていた偽装家族とも再会。家族そろってレッドルームと戦い、これを撃破しました。

アベンジャーズと合流する/アベンジャーズ インフィニティ・ウォー


レッドルームとの戦いを終えたナターシャは、同じく逃亡者だったキャプテン・アメリカと再会し、逮捕された仲間たちを脱獄させます。

しばらくは表立ってヒーロー活動をするのではなく、世界中で暗躍しているテロ組織と戦っていました。

しかし、サノスの軍勢が地球にやってくるという連絡をブルースから受け、前線に復帰。インフィニティ・ストーンを持っているヴィジョンを守るため、潜伏先だったスコットランドに駆けつけます。

その後はアベンジャーズ本部へと帰還し、『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』では敵同士だったメンバーとも共闘しました。

MEMO

インフィニティ・ストーンとは、宇宙で最も強いパワーを持った石です。宇宙に6つしか存在せず、すべてを集めると宇宙を支配できるほどのパワーを手にすることができます。

惑星ヴォーミア/アベンジャーズ エンドゲーム


アベンジャーズがサノスに敗れたことで、宇宙全体の生命体の半数が消滅するという事態に陥りました。ナターシャは消滅を免れましたが、盟友のクリントが世界中の悪人を殺して回っていると聞き、心を痛めます。

そんなクリントを見つけ出し、アベンジャーズに復帰させたナターシャは、「タイム泥棒作戦」で過去へとタイムスリップ。クリントと共に惑星ヴォーミアに赴き、ソウル・ストーンを手に入れようとしました。

しかし、ソウル・ストーンを手に入れるには、犠牲を払わなければなりません。

ナターシャは自ら犠牲になろうとしているクリントを押しのけ、崖から転落。自身の命を引き換えに、ソウル・ストーンをクリントの手にもたらします。

こうして、幼少期から戦いの中で生きてきたナターシャ・ロマノフの人生は幕を閉じました。

最後に

今でこそMCUには多くの女性ヒーローが活躍していますが、ブラック・ウィドウはその先駆け的存在です。

初期のシリーズでは紅一点でありながらも、男性ヒーローにも引けを取らないカッコよさで、映画を盛り上げました。

しかし、現在のシリーズでは、すでに退場済み。死亡も確定しており、今後のMCU作品に登場するのはかなり難しいといえるでしょう。

そんなブラック・ウィドウを演じたスカーレット・ヨハンソンは、別のMCU作品にプロデューサーとして関わることが判明しています。

ブラック・ウィドウの再登場は確定していませんが、彼女からバトンを継いだ女性ヒーローが今後も活躍してくれることでしょう。

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