“ミスター・トリプルスリー” の山田哲人や “三冠王” の村上宗隆など、快挙を達成した人気選手たちの活躍とともに、日本プロ野球界を盛り上げている東京ヤクルトスワローズ。
今回は、東京ヤクルトスワローズに所属している選手の中から、2024年シーズン注目の選手9人を紹介します。
チームを牽引する主力選手はもちろん、他球団からの新加入選手から、期待の若手選手、2023年のドラフト会議を経て入団が決まったルーキーまで、幅広く解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
東京ヤクルトスワローズとは?
東京ヤクルトスワローズは、東京・明治神宮野球場を本拠地とする日本のプロ野球球団です。
セントラル・リーグ運営初年度の1950年に「国鉄スワローズ」として発足され、1965年からは産経新聞社、1970年からヤクルトと親会社を変遷。
“地元密着型” 球団として、2006年シーズンから現在の名称「東京ヤクルトスワローズ」となりました。
チームは、1978年の初優勝以降、リーグ優勝9回、日本一6回を達成。
石井一久 (1997年にノーヒットノーランを達成)、古田敦也 (2005年に通算2000本安打達成)、 “ミスター・トリプルスリー” 山田哲人 (2015年、2016年、2018年にトリプルスリー達成)、「日本人シーズンホームラン記録」「史上最年少三冠王」の村上宗隆(2022年に本塁打56本を記録)などの人気選手が所属する球団としても知られています。
2023年の東京ヤクルトスワローズの成績は?
2023年チーム成績
・勝敗数:57勝83敗3引分(勝率.407) セ・リーグ5位
・打撃成績:打率.239、本塁打123本、534得点
・投手成績:防御率3.66、567失点、953奪三振
2021年には20年ぶりに日本一に輝き、翌2022年は2年連続のリーグ優勝という好成績を収めながらも一転、2023年はリーグ5位という結果に終わりました。
セリーグ2連覇から一転リーグ5位、成績不振の原因は?
3冠王を獲得した2022年シーズンから打率・本塁打・打点の全ての成績を落とし、いわゆる「3冠王の呪い」に見舞われた村上宗隆、過去10年で自己ワーストの成績に終えた”ミスター・トリプルスリー” 山田哲人の2人が不振にあえいだことをはじめ、”リードオフマン” 塩見泰隆も故障により長期間の離脱。
2連覇を牽引した、ヤクルト自慢の強力打線が機能しなかったこともひとつの要因と見られています。
しかし、 “アレ” を達成した阪神の555得点に次ぐリーグ2番目の534得点をマークしながら、失点数はリーグ最下位の567。
小川泰弘こそ規定投球回に到達し10勝をマークしながらもリーグ11位、球団の防御率もリーグ最下位の3.66と、投手陣達の苦しみも大きく響く結果となりました。
スローガン「ヤり返せ!」のもと日本一奪還を目指す今シーズン
2023年シーズンの悔しさを晴らす、「ヤり返せ!」のスローガンのもと、リーグ優勝・日本一奪還を再び目指す今シーズン。
故障や不振も相次いだ主軸やベテランの復活、強力な新戦力、さらにレギュラーを脅かす若手の活躍でチーム力を上げる、“総力戦” が巻き返しの鍵となりそうです。