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イチローのNPBでの活躍
それでは次に、イチローのNPBでの活躍や獲得したタイトルについて解説します。
イチローのNPB時代の功績を詳しくチェックしていきましょう。
NPBでの個人成績
【NPBでの通算成績(9年間)】
・出場試合:951試合
・打数:3,619打数
・安打:1,278安打
・打率:.353
・盗塁:199盗塁
イチローはオリックス・ブルーウェーブ(現:オリックス・バファローズ)で9年間プレーしています。
転機となったのは仰木彬監督就任と登録名を「イチロー」に変更した1994年シーズンです。
仰木監督は、イチローの打撃センスを見抜き、一軍に抜擢。
イチローもこの起用に応え、リードオフマンとしてチームをけん引しました。
最終的には、シーズン210安打、打率.385という驚異的な成績を残し、シーズンMVPを受賞しました。
その後も圧倒的な成績を残し続け、3年連続MVP、7年連続首位打など、数々のタイトルを獲得し、NPBにその名を刻んだのです。
NPBで獲得したタイトル
ここからは、イチローがNPB時代に獲得したタイトルを紹介します。
獲得したタイトルは以下のとおりです。
【獲得タイトル】
・首位打者:7回(1994年~2000年)
・打点王:1回(1995年)
・盗塁王:1回(1995年)
・最高出塁率:5回(1994年~1996年、1999年~2000年)
・最多安打:5回(1994年~1998年)
・最優秀選手:3回(1994年~1996年)
・ベストナイン:7回(1994年~2000年)
・ゴールデングラブ賞:7回(1994年~2000年)
ご覧のように数々のタイトルを獲得しています。
特に7年連続の首位打者獲得は歴代最長記録となっており、いまだに破られていません。
このように、NPBで圧倒的な成績を残し、2001年からMLBへ挑戦したのです。
イチローのMLBでの活躍
イチローは、MLBでもその才能を遺憾なく発揮し、数々の金字塔を打ち立てました。MLBでの活躍は、世界中の野球ファンを魅了し、野球界に大きな影響を与えたのです。
以下でイチローがMLBで残した成績について詳しくチェックしていきましょう。
MLBでの個人成績
【MLBでの通算成績(19年間)】
・出場試合:2,653試合
・打数:9,934打数
・安打:3,089安打
・打率:.311
・盗塁:509盗塁
イチローは2001年にシアトル・マリナーズに移籍すると、1年目から首位打者、盗塁王、そしてシーズンMVPを獲得するなど活躍し、MLBを席巻しました。
2004年にはシーズン262安打を記録し、ジョージ・シスラーが保有していた最多安打記録を更新しています。
また、2001年から10年連続でシーズン200本安打達成、同じく10年連続でゴールドグラブ賞を受賞し、MLBの歴史にその名を刻んだのです。
2012年にはニューヨーク・ヤンキース、2015年にはマイアミ・マーリンズに移籍。
そして、2018年に古巣であるシアトル・マリナーズに復帰し、2019年の東京ドームで開催された試合を最後に引退しました。
日米通算4,367安打という金字塔を打ち立てたイチローの活躍は伝説として語り継がれていくでしょう。
MLBで獲得したタイトル
イチローがMLBでプレーした19年間で獲得したタイトルを紹介します。
活躍の場をMLBに移しても、持ち前の打撃センスと高い守備力は健在で、数々のタイトルを獲得しています。
獲得したタイトルは以下のとおりです。
【獲得タイトル】
・首位打者:2回(2001年、2004年)
・盗塁王:1回(2001年)
・MVP:1回(2001年)
・新人王(2001年)
・シルバースラッガー賞:3回(2001年、2007年、2009年)
・ゴールドグラブ賞:10回(2001年~2010年)
新人王獲得や移籍1年目でのMVP獲得など、輝かしい成績を残しています。
このように数々のタイトルを獲得し、MLBでも最高の選手の一人として認められたのです。
WBCで2度の世界一を経験
イチローは、日本代表のWBC連覇に大きく貢献しています。
侍ジャパンの中心選手として、プレーはもちろん、精神的支柱として重要な役割を果たしました。
2009年に開催された第二回大会では調子が上がらなかったものの、チームリーダーとしてチームをけん引しました。
韓国代表との決勝戦では、延長10回表、2アウト2.3塁の緊迫した場面で、センター前への2点タイムリーヒットを放つなど、日本代表の連覇に貢献したのです。
さいごに
日米通算4,367安打、MLBシーズン最多安打記録更新、10年連続200本安打達成など、輝かしい実績を残してきたイチロー。
類まれな打撃センス、卓越した守備力、そしてレーザービームと称された強肩は、多くのファンを魅了し、野球界に大きな影響を与えました。
その功績は大きく、米野球殿堂入りは間違いないでしょう。
殿堂入りを決める投票結果は、2025年1月21日に発表予定となっています。
史上2人目となる満票での殿堂入りは実現するのでしょうか。投票結果に注目です。