今回の記事では、2019年のドラフト会議、巨人が指名した選手をまとめてみました!
毎年、ワクワクするドラフト会議。今回、巨人が指名した選手はどんな選手だろう?
それではみていきましょう!
目次
2019年指名選手一覧
2019年に巨人が指名した選手の一覧は下記の通りです。
今回、巨人が2019年ドラフト会議で指名した育成を除く6選手のうち、なんと5選手が高校生を指名しています。
もともと、1巡目で指名した選手は星稜高の奥川恭伸選手と東芝の宮川哲選手でしたがくじで外れてしまいました。
そして、青森山田高の堀田賢慎選手を指名することができました。
3連続で投手を指名している方向性を見ると、社会人や大学生などの即戦力に近い選手ではなく、高校生などの有望株を指名し長期的に育成をしていく狙いが見えます。
菅野選手や山口選手が安定したパフォーマンスを見せてはいましたが、年齢も30歳を超えていますので長期的に見据えた場合、将来のエース候補を獲得したいという狙いがあったのでしょう。
ドラフト第一位:堀田賢慎選手
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・出身チーム:青森山田
・出身地:岩手県
・ポジション:投手
・投/打:右投/右打
堀田賢慎選手の特徴はなんといってもMAX151km/hのストレートです!
甲子園出場が無いので無名な選手ではありますが、堀田賢慎選手の良さとして伸びしろがあります。
高校2年時の冬から体重が7kg増量し、球速も13km/hアップしています。
現在、体重が80kg、身長が185cmと体の大きさも特徴です。
原監督も取材で下記のようにコメントをし、将来のエース候補として期待を込めています。
「非常に将来性のある素晴らしい投手。まさに本格派。体も180くらい、智之ぐらいあるんじゃないかな。体も大きいしバランスもいい。伸びやかな、そして柔らかい、近々未来、ジャイアンツのエースになってくれる素材だと思っています」
※スポーツ報知引用
伸びしろ十分な逸材ですので、将来のエース候補として期待ができますね。
ドラフト第二位:太田龍選手
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・出身チーム:JR東日本
・出身地:鹿児島県
・ポジション:投手
・投/打:右投/右打
太田選手の特徴として、長身から投げ下ろす投球フォームになります。
MAX153km/hのストレートが特徴です。
低めに球を集めることができるのと球速に安定感があり、150km/h前後で投げることができます。
また、カーブ・スライダー・チェンジアップなどを投げることもできます。
唯一の社会人選手でもあるので即戦力としても期待できますね。
ただ、少し故障しがちな選手でもあり、U-23侍ジャパンに選手されるも怪我により辞退をしています。
故障が気になる部分はありますが、まだまだ伸びしろもありますので今後の活躍が期待できる選手です。
プチ情報ですが、JRの野球部員はオフの時期は業務を行うため、太田選手もアナウンスをしていたそうです。
まずは、開幕一軍を目指して頑張っていってほしいです!
ドラフト第三位:菊田拡和選手
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・出身チーム:常総学院高
・出身地:茨城県
・ポジション:外野手
・投/打:右投/右打
菊田拡和選手の特徴はホームランの数です。
高校通算の本塁打数が58本と「常総のバレンティン」とも呼ばれています。
3年春の県大会でなんとバックスクリーン越え特大弾を放っています。
小学校時代にはU-12日本代表にも選出をされている逸材です。
残念ながら甲子園とは無縁でしたが、1年時よりスタメンとして活躍をしている選手でした。
1年時に測定した打球速度が165キロと数字上ではプロである柳田選手やバレンティン選手をも凌ぐパワーとなっています。
体格も体重が94kg、身長が182cmと高校生ながらある程度出来上がっているのも特徴です。
ポジションは外野手です。
遠投は105mとある程度投げることができ、走力も50mが6.5秒と遅くもないので守備面でもそこまで困らないポテンシャルを持っています。
巨人の将来の「長距離砲」として期待ができる選手です。
ドラフト第四位:井上温大選手
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・出身チーム:前橋商高
・出身地:群馬県
・ポジション:投手
・投/打:左投/左打
井上温大選手の特徴はきれいな投球フォームで繰り出される球速146km/hのストレートです。
低めに集めることができる制球力の高さも特徴的な本格派サウスポーです。
ストレートだけでなく変化球も素晴らしいです。
特にスライダーは一般的な投手が投げるような横回転は少なく、縦回転のようなドライブがかかった縦スライダーを投げることができます。
その他にもカーブやチェンジアップなどの投げることができます。
高校時は残念ながら甲子園出場とはなりませんでしたがプロの世界では輝きを見してくれることでしょう。
ドラフト第五位:山瀬慎之助選手
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・出身チーム:星稜高
・出身地:石川県
・ポジション:捕手
・投/打:右投/右打
巨人を2019年限りで引退した阿部捕手としたの名前とポジションが同じ山瀬慎之介選手。
実際に熱狂的な阿部慎之助選手のファンであったそうで、子供の頃から阿部選手が使用している用具やグッズなどを愛用していたそうです。
特徴は何といっても、強肩です。
2塁送球は1.8秒台と既にプロレベルの送球をすることができます。
また、インサイドワークにも定評があります。投打面に関しても甲子園の際には打率が5割と安定しており、チームを準優勝に導く活躍をしています。
高校時代にバッテリーを組んでいたのは高校BIG4とされていた奥川投手です。
奥川投手とは幼なじみという関係です。
奥川投手は同じセ・リーグであるヤクルトに進みますので、幼なじみ対決も楽しみです。
ドラフト第六位:伊藤海斗選手
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・出身チーム:酒田南高
・出身地:山形県
・ポジション:外野手
・投/打:左投/左打
伊藤選手も高校通算本塁打数が38本と放っている三位の菊田選手に負けないくらいの強打者です。
1年の秋の大会では4番としてレギュラーを獲得しています。
また、県準決で公式戦1号の右越え満塁ホームランを放っています。
身長が187cm、体重が87kg¥と大型スラッガーです。
当時のクネクネした打撃フォームから、付いたあだ名は「アナコンダ」です。
残念ながら甲子園出場には届きませんでしたが高校時代から活躍していた逸材でもあるので、巨人の「アナコンダ」として将来活躍している姿を期待していきたいと思います!
ドラフト育成一位:平間隼人選手
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・出身チーム:徳島インディゴソックス
・出身地:徳島県
・ポジション:内野手
・投/打:右投/左打
ここからは育成枠の選手の紹介です。
まずは、四国アイランドリーグの徳島インディゴソックスより育成指名された平間隼人選手です。
平間隼人選手は徳島県の鳴門渦潮高を卒業後、独立リーグの四国アイランドリーグに進んでいます。
特徴はなんといっても走塁です。
昨年の四国アイランドリーグでは41盗塁を決め、見事盗塁王を獲得しています。
また、前半戦ではMVPも受賞しています。
走塁だけでなく、瞬足を活かした守備にも期待ができます。
同じ徳島インディゴソックスから育成指名された増田大選手にプレースタイルが似ています。
増田大選手は着実にレベルアップをしていき、育成から昨年には一軍に定着をし始めています。
そんな増田大選手のように一軍メンバーを目指していきます。
徳島インディゴソックス時代にはキャプテンを務めていたのでキャプションシーにも期待ができます!
ドラフト育成二位:加藤壮大選手
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・出身チーム:武蔵ヒートベアーズ
・出身地:愛知県
・ポジション:外野手
・投/打:右投/左打
加藤壮大選手も独立リーグ出身の選手です。
独立リーグのBCリーグ、武蔵ヒートベアーズから育成二位で選ばれました。
特徴としては、50m・5秒8の俊足が武器な選手となっています。
また、瞬足を活かした守備範囲も魅力の1つとなっています。
インタビューで独立リーグを選んだ理由を尋ねられた時に「1年1年に勝負をかけたくて独立リーグを選んだ」と答えているように、大学に進むのではなくプロを視野に入れて独立リーグで毎年、勝負をかけていたことがわかります。
一昨年までは、打撃が物足りなく指名漏れが続いていました。
しかし、昨年はその課題であった打撃に改善が大きく向上しました。
3割越えの打率、さらには7本塁打といった目に見える形で打撃に改善がされました。
その結果、スカウトに目がとまりました。
三年間BCリーグで培ってきた技術などを次はプロの世界で発揮をしていきます。
巨人2019年指名選手まとめ
いかがでしょうか?
今回は、巨人の2019年ドラフト指名選手を紹介してきました。
まとめとして、今回の巨人のドラフトの戦略として、長期的な育成を視野に入れて選定を行っていたことがわかると思います。
伸びしろある高校生投手は菅野や山口の後継者として育成を行っていきたい狙いがわかります。
また、高校生スラッガーも体格はプロ顔負けですが、まだまだ伸びしろ十分な素質を持っています。
巨人の中軸を担っていくことが期待されます。
育成枠の2選手もかなりの苦労人ではあるので、今後一軍レギュラーとして定着した際に大きな話題となりそうです。
個人的には唯一の社会人出身である、太田龍選手に期待をしています。
少し、故障しがちですが安定感のあるストレートだけでなく、多種多彩な変化球を持っています。
キャンプでの調子次第では開幕一軍もあるのではないかと注目をしています。
以上が、2019年巨人の指名選手一覧まとめでした。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。