ヤクルトスワローズ「石川雅規(いしかわまさのり)」投手の気になるプロフィールは…?

ヤクルトスワローズ「石川雅規(いしかわまさのり)」投手の気になるプロフィールは…?

僕も身体が大きかったらプロ野球選手になりたかったなー。

カルちくん、それは大きな誤解だよ。身長170cm未満でも大活躍している選手は大勢いるんだよ。

今日はヤクルトの「小さな巨人」石川雅規選手の話をするよ!

2001年の自由獲得枠によってヤクルトスワローズに入団し、2002年のプロ1年目に12勝9敗の好成績でセ・リーグ新人王を獲得。

一気にスワローズのエースの座へとのしあがった石川雅規投手は、現在、推定年俸9千5百万円(2019年度)で、ヤクルトスワローズと契約している投手陣では、五十嵐亮太投手とともに最年長としてチームを牽引しています。

石川雅規・プロフィール


基本情報


名前:石川 雅規(いしかわ まさのり)
生年月日:1980年1月22日
身長・体重:167cm・73kg
出身地: 秋田県秋田市
出身校:青山学院大学
ポジション:投手
投球・打席:左投左打

167cmのプロ野球選手としては恵まれていない体格から、、「小さな巨人」のキャッチフレーズでスワローズファンだけでなく多くの野球ファンや身体の小さな高校球児、ボーイズリーグの選手などから愛され、尊敬される選手になっています。

石川雅規・経歴

石川雅規投手のアマチュア時代は、第79回全国高等学校野球選手権大会(1997年の夏の甲子園)に秋田県代表・市立秋田商業高校のエースとして出場、1回戦で島根県代表・浜田高校を破ったものの、2回戦で沖縄県代表・浦添商業高校戦で8失点を喫して敗退しました。

青山学院大学へ進学した石川雅規投手は、進学後にマスターしたシンカーを有効に使う投球で東都大学リーグでも頭角を表し、リーグのエースとして君臨し4年間で23勝8敗、防御率1.63、284奪三振の成績を残しました。

プロ入り1年目に新人王を獲得する成績を収めた石川雅規は、2006年シーズンまでの5年間セ・リーグではここまでわずか2人(巨人の堀内恒夫、阪神の江夏豊)しか達成していなかった入団以来5年連続二桁勝利を達成、セ・リーグを代表する先発投手の仲間入りを果たします。

ところが6年目となる2007年シーズンは、開幕から調子が上がらず、わずか4勝に終わってしまう屈辱のシーズンとなります。

しかし、ここでずるずると終わりにならないのが「小さな巨人」と言われる石川雅規投手です。

翌2008年はスワローズの投手キャプテンに就任すると、新しく覚えたシュートで投球の幅を広げ、前年の不振が嘘のような快刀乱麻の活躍で12勝10敗、防御率2.68の成績で初のタイトルとなる最優秀防御率賞を受賞しました。

2008年~2011年の4年間は再び二桁勝利を続けて通算100勝に到達、名実ともにヤクルトスワローズのエースとなります。

その後の2014、2015年にも二桁勝利をあげ、2019年終了時点でプロ野球在籍の現役投手では最多の通算11回の二桁勝利を誇り、プロ18年で通算171勝163敗をマーク、名球会入りの200勝まで29勝となっています。

石川雅規投手は最速でも140km/hが出るかでないかのストレートしかないため、スライダーに大学時代に習得したシンカー、カットボールと不振脱出の切り札となったシュート、他にもカーブやチェンジアップなど多彩な変化球を使い、凡打させるサウスポー(左投げ)の技巧派投手です。

アウトローへズバリとストレートを決めるコントロールは持ち合わせていませんが、投手有利なカウントに持ち込むことが上手く、四球を与えてピンチを招くことの少ない投手です。

2020年1月で40歳となるベテランとなるため、近年は年間120イニング前後の投球回数で完投もなくなりましたが、5ないし6イニングまでは試合を作れる投手として今シーズンの活躍も期待されています。

石川雅規・人間性

ここまでは石川雅規投手の戦績やプロでの軌跡を紹介しましたが、ここからは人間石川雅規のことを書きたいと思います。

小さな体で171勝という勝ち星をあげるのは並大抵の努力では不可能な事だと思います。

事実、高校時代から雪深い秋田の冬でも雪を掻き分けながら走り込み、カーブの習得のために授業中を含め24時間ボールを握り続け、青山学院時代の合宿でも毎日20kmの走り込みと100球の投げ込み5セットをこなすなど、秋田商業での恩師・小野平氏、青学大の監督・河原井正雄氏ともに石川雅規のことを「努力する才能の持ち主」と評しています。

プロ入り後、スワローズのエースとなった石川雅規は、当然の如く対戦チームのエースとぶつかるローテーションとなります。

このためロースコアゲームとなる試合に投げることが多く、味方打線が不発に終わると少ない失点でも敗戦投手となり、開幕から負け数が先行する成績になることもあります。

しかし、石川雅規はこのような成績になっても腐ることなく、対戦チームのエースと投げ合い、チームの投手のやりくりが苦しいときは中4日でもマウンドに立ち、エースとしての重責を果たしました。

2019年1軍のヘッドコーチをつとめた宮本慎也氏は石川雅規のことをどんなときでも「逃げない男」と評しています。

プロで通用するようなボールを1つも持たない石川雅規がこれだけの勝利を上げ続けられるのは、自身の体調が悪いときでも、チームのやりくりが苦しいときでも不平不満を一言も出さずに黙々とマウンドに立ち続け、結果を残しマウンドに立つ背中でチームを引っ張るからこそ、後ろを守るチームメイトが「勝ち星をつけてやりたい」と思わせる資質が石川雅規にはあると宮本慎也氏は語っています。

男に惚れられる男、それがスワローズのエース、背番号19の石川雅規なのです。

石川選手は小柄な体格という不利をはねのけて実績を残したんだね。

“努力に勝る才能はなし”って本当だね!

今後も石川雅規選手に期待していきましょう!

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事